小塚はドバイゴールデンシャヒーンの実況を担当しました。
日本からはバンブーエールが出走。
例年、日本の馬がこの条件で好走することは難しく
これまでは5着が最高なんです。
今回もアメリカのインディアンブレッシングが目玉。
成績的には12戦して9勝、2着3回。3着以下なし。
勝手に(成績だけ見たらダイワスカーレットみたい)とか思ってました。
バンブーエールは
安達調教師が「楽しみ」と話していたように、
状態そのものはよさそうです。
あとは相手関係がどうか。
インディアンブレッシングのほかにも、
このレースに強いアメリカ勢はブラックセヴンティーンも侮れない。
芝の実績ならマルシャンドールは断然だし、
前哨戦の上位馬ビッグシティマン、ダイアボリカルも上位。
香港のラッキークオリティも穴人気をしているよう。
スタート。
障害物があるので、
外枠の馬のスタートは放送席からまったく見えない。
仕方が無いからモニターを見ていたら、
バンブーエールは五分のスタートを切った!
しかしそこからじりじりと下がる。
「これはもう苦しいかな」と、
ビッグシティマンとインディアンブレッシングの攻防に焦点を絞ったところ
ゴールの瞬間、大外から追い込む白と黒の影が。
なんと!
このレース、日本馬最先着の4着!!
最後のナドアルシバで、
バンブーエールが確かに歴史を刻んだ、と興奮してしまいました。
レース後、安達調教師は納得の表情で
「(4着という結果に)よく走っていますね。レースプランは、もう武豊騎手にお任せしていました。パドックから落ち着いていましたし、スタートも良かったから、頑張ってくれましたね。ドバイに入ってからは手探りの調整でしたが、いい状態に持ってくることができたと思っています。これを機に、また日本の馬にも頑張って欲しいですね。私もまた招待されるような馬を作りたいと思います」
武豊騎手
「いい走りをしてくれました。スピード負けしなかったし、いい位置で流れに乗りました。他の馬がバテても、最後まで頑張ってくれましたね。今回のレースは健闘だと思います。なかなかスピードがあるし、力のある馬という印象ですよ。ゴールデンシャヒーンで日本馬の一番いい着順ですから、素直にそれを喜びたいですね」