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中央競馬実況中継

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こんにちは、小屋敷彰吾です。

皆さん、お鼻は大丈夫でしょうか?

今年は花粉の量が半端じゃないということで、身の回りの花粉症の人が悲鳴を上げていました。

花粉症は一定量に達したときに突然発症するという話を良く聞きますが、自分も去年シーズンの終盤にくしゃみと目のかゆみが止まらなくなりました。

アナウンサーの「天敵」でもある花粉症。今年は発症するのでは・・・と、毎日怯えています。

 

 

さて、自分は先週も中継の中でパドック、オッズ読みや馬体重読みを担当しました。加えて昨日は払戻金読みも一回だけ担当しました。

仕事が終わってから私は昔のことを思い出し、家に帰ってからあるものを見つけ出してきました。

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そうです。これは、大学時代にレースアナウンサー養成講座に通っていた時のノートです。

 

 

当時大学2年生だった私は、実況アナウンサーに憧れて、なんとなくプロの実況の真似事をしていました。将来は競馬実況をやってみたいなあと思っていて、そこで久々にレースアナウンサー養成講座が行われるということで迷わず参加しました。

そしてこの最初の授業で、講師である中野先生が言った「聴く人がどう思うかが全てである」という一言は今でも忘れません。
これまで自分は聴く人という立場で考えたことがあまりなかったし、結局は自己満足だったんだなあということに気づかされました。

 

レースアナ講座に通ってからは、この状況を表すベストな表現は何か?といったことを考えたり、よくこの言葉を使うけどこれって本当に正しいのか?という疑問を持つようになり、言葉の意味を以前より考えるようになりました。
でもそれが自分にとっては苦痛ではなく、むしろ奥深くて楽しかったです。
それに、どんどんできるようになっていくのも分かったので、すごくやりがいも感じました。

 

また、授業でオッズ読みの練習をしているときに、何を一番伝えるべきか、どうやったら聴いている人の印象に残るかを考えなければならないと教わり、「オッズ読みひとつでも、プロってこんなに考えているのか」と驚かされた記憶があります。

その他にも「助詞ひとつへのこだわり」や「間の使い分け」など、ここでは書ききれないほどたくさんの事を学びました。
手前味噌ですが、レースアナ講座に行ってよかったと思います。

 

 

このノートをみて、自分の原点を思い出し、初心に帰ることができた気がします。

アナウンサーとしての1年目が間もなく終わろうとしています。

なんとなくできるようになり、なんとなく満足してしまわないように、これからも時々このノートをみて、フレッシュな気持ちを失わないよう頑張ります!!

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