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中央競馬実況中継

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こんにちは、山本直です。

ドバイワールドカップデー実況中継、お聴きいただけましたか?
本当に強かったラニ......。
さて、先週のこのブログ(リンク)で紹介した「海外馬券」の視点から振り返りましょう。
(今週のブログでは、外国馬の馬名をJRA発表のもので統一します)
先週のブログで私がつけた想定オッズから、想定される払戻金と馬券のヒント(?)をご紹介します。
(しかし前夜祭の結果編って。。。)

ネオブラックダイヤが出走したドバイゴールドカップは、
人気の中心だったヴァジラハドが接戦を制し、2着は3番人気のビッグオレンジ、4番人気のハーファギニーが3着。
2番人気のマナティーは6着、日本のネオブラックダイヤは8着でした。
配当想定は単勝210円、馬連610円、馬単1020円、3連複1670円、3連単6730円とします。
ヴァジラハド騎乗のスミヨン騎手は、1kgのオーバーウェイト(負担重量超過)があったとのこと。
日本の競馬ではなかなか見ない事例ではありますが、これで着順が違ったとしても泣くに泣けないところ。肝に銘じておきましょう。

日本から3頭が出走したUAEダービーは、5番人気としていたラニが勝ってくれました!
3/4馬身差の2着にポーラーリバー。こちらも1kgのオーバーウェイト(またか......)。
3着に日本のユウチェンジで、単勝1110円、馬連650円、馬単1860円、3連複1410円、3連単9410円としました。
日本の馬たちに特定票が入りそうだということを考えると、もうちょっと安くなるんでしょうか。。。
せっかく単・複の発売があるわけですから、応援馬券をがっつり買うほうが(心情的にも)いいような気がします。

ベルカントが登場したアルクオーツスプリントは、5番人気のバッファリングが勝ちました。
1番人気のエルティジャールが2着、3着に3番人気のペニアフォビア。2番人気のソールパワーは10着、ベルカントは12着。
5番人気→1番人気→3番人気で、単勝890円、馬連1850円、馬単3840円、3連複4480円、3連単26390円と想定したのですが、実際はもっと安くなる気がします。
というのは、各馬の人気を考える段階で、海外のブックメーカーのオッズをいくつか見て回ったのですが、
人気薄の馬たちは26、34、51、100倍くらいで横並びになっているのです。
これらは(各馬と比較して)評価するポイントがないことが理由だと思うのですが、
実際の能力と比べて、可能性を高く(オッズを低く)見積もっているように見えます。
日本の競馬ファンは人気薄の馬たちも冷静にジャッジして、オッズを判断する傾向がありますから、
ブックメーカーで26倍以上の馬たちは、極端にオッズが上がるかもしれません。
仮にブックメーカー程度のオッズになるとしたら、思い切って全部消してしまったほうが馬券としてもすっきりする気がします。

日本のリアルスティール(3番人気)が1年ぶりの勝利を飾ったドバイターフ。
2着のユーロシャーリーンが6番人気、3着のトリスターが1番人気。
ちなみに4着にはエルティジャール。アルクオーツスプリントで2着だった馬とは違うエルティジャール。
同名の別馬なんですね。同日出走のこういう例は、まず日本では見られませんが、海外だと有り得る話。
今年、馬券が売られていれば、エルティジャールからエルティジャールへ複勝でころがすとか出来たのか。。。
(結果はコロガシ失敗、ですけどね)
単勝920円、馬連7950円、馬単15120円、3連複6510円、3連単48290円。3連単としては今回の諸競走で最も配当が上がりました。
でも、人気順は3→6→1番人気。「ちょっとズレた」順番で決まっただけ、なんですよね。
資金に余裕のある方は1頭軸マルチで攻められると、思わぬ配当につながるのかもしれません。
しかも、アルクオーツスプリントのところで書いたように、人気薄は思い切って評価を下げる手がありますから、
1番人気を軸にして、2~6番人気の5頭で60点で攻められれば、そこまでいかなくても3連複にして10点で攻められれば、
これだけの配当につながる可能性が。。。財布が細い私でも3連複で10点だったら。。。よし!(当たったつもり)

ドバイシーマクラシックはポストポンド、ドゥラメンテの順番で決まって(人気から見ると)順当な決着。
ドゥラメンテは落鉄のアクシデントがなければ、と思ってしまいますが、本当にがんばってくれました。
単勝230円、馬連440円、馬単780円。高い評価を持った2頭への投票は過熱するでしょうから、実際はもっと安くなるのかな、と思います。
5番人気としていたラストインパクトが3着に入って、3連複1390円、3連単5600円。こちらも配当は下がるかなー。
上でも書いていますが、日本勢にどこまで票数が入るのか、我々が肌で感じられない諸外国の馬を1番人気にしてどこまで信じられるのか、
こういったところは、海外馬券を買う側の命題になりそうです。

最後にドバイワールドカップ。カリフォルニアクロームが貫禄の勝利。本当に強かった。
単勝250円としましたが、150円レベルの強さでしたね(個人の感想です)
このレースは2、3着が「跳ねた」パターン。それでもムブタヒージが6番人気、ホッパーチュニティが5番人気。
馬連2010円、馬単3350円、3連複8610円、3連単37360円。2番人気のフロステッドが着順を落としたにしても、本当にここまで配当がついてくれるのでしょうか。

それにしても5・6番人気が馬券の肝になった(と推察される)ドバイワールドカップデー。馬券販売が予想されている来年はどうなるのでしょうか。
とても長文になってしまいすみませんでした。では、また来週!

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