「15日に米国4月消費者物価指数発表」
「17日には中国の主要経済指標発表へ」
5月10日の東京市場では、決算内容を意識した個別株物色の動きが強まりました。日経平均は一時、約670円上昇しましたが、その後は売りに押されました。
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来週15日に米国4月消費差物価指数(CPI)が発表されます。米国の金融政策を読む上で重要なデータです。ここまでの推移を以下に確認しておきましょう。
米国消費者物価指数の推移
総合物価指数
(前年同月比)
1月+3.1%
2月+3.2%
3月+3.5%
4月 ?
(前月比)
1月+0.3%
2月+0.4%
3月+0.4%
4月 ?
コア物価指数
(前年同月比)
1月+3.9%
2月+3.8%
3月+3.8%
4月 ?
(前月比)
12月+0.3%
1月+0.4%
2月+0.4%
3月+0.4%
4月 ?
FED WATCHによると、9月のFOMCまでに1回以上の利下げが実施される確率は約68%(1か月前は91%)です。
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来週17日金曜日には、中国の主要経済指標が発表されます。香港ハンセン指数は4月22日~5月6日の期間に10連騰を記録しています。日本株でも、4月下旬からニデックやファナック、オムロンの急騰場面が見られるなど、中国向けビジネスに力を持つ企業の動きが強くなっています。中国の経済回復期待を反映するデータになるのか、注目されます。
5月10日午後3時10分記