ぶらり、サッカー観戦(その93) [サッカーコラム]
2011/12/05(月) 19:04 フジマキ コメント (0)

 Jリーグも、先週土曜日に無事(?)終了。翌日には各クラブでいろんな行事が行われたそうで。そのなかのひとつ、ガンバ大阪はファン感謝祭が開催され、今シーズン限りで退任する西野朗監督などがファンとの交流に勤しんだそうな。そんなイベントに、あのガチャピンが遠藤保仁選手の被り物をして登場したんだそうで。やはり、お互いクリソツですからね…。ん?


地域決勝の舞台となった長居第2陸上競技場


 さて、その大阪では、先週の金曜日から長居第2陸上競技場で、地域決勝大会の決勝ラウンドが行われていました。私も何とか最終日に現地へ行くことができましたので、その試合の様子なんぞを書いてみようかと。

 その前に、1、2日目は…。

※1日目
shizuoka藤枝MYFC1-0SC相模原
HOYOACELAN大分0-4YSCC

※2日目
shizuoka藤枝MYFC0-0(PK6-7)HOYOACELAN大分
SC相模原1-2YSCC

 で、順位は、

1位 YSCC 勝ち点6
2位 shizuoka藤枝MYFC 勝ち点4
3位 HOYOACELAN大分 勝ち点2
4位 SC相模原 勝ち点0

 1日を残して、YSCCがJFL自動昇格できる2位以内が確定。逆に、相模原は2位以上がなくなりました。


藤枝×YSCCは予想以上に激しくなりました

 そんな状況のなか、1試合目はshizuoka藤枝MYFC×YSCC。藤枝は90分勝ち、PK勝ちなら2位以内が確定。PK負け、90分負けですと、次の試合如何となるだけに、何としても勝っておきたいところ。まあ、YSCCは既に2位以内を決めていますし、手を抜いてくるかも…、何て思ったのですが、GKにベテランの浜村大樹選手、右SBに片根健児選手が初出場なほかは、ほぼベストと、全勝優勝を狙っている感の伝わるスタメンでした。

 試合は、4分にアラン選手の超ドライブミドルショートが決まり、あっさり藤枝が先制。しかし、YSCCも18分に左サイド後藤憧選手のパスを受けた吉田明生選手が、見事なコントロールのコロコロシュートを決めてすぐさま同点。その後は、お互い決定機を作るも、なかなか得点までに至らず、そのまま終了してPK戦に突入。ともに1人目は外すも、その後はともに6人連続で決めましたが、先攻のYSCC8人目の片根健児選手が外し、藤枝の8人目GKの豊瀬允大選手がしっかり決めて、藤枝が勝ち点2を積み重ねて、2位以内を確定させました。

 ここまでの地域決勝の試合では、ロースコアーの決着が多く“守備的に戦っていたのかしらん?”と、勝手に思っていた藤枝。この日も終わってみればロースコアーでしたが、この試合は、齊藤俊秀監督も“ホントは今日のような打ち合いの試合をしたかった”と語っていたように、お互い攻撃的な内容でした。
 その攻撃ですが、3トップが互いにポジションを変化させながらチャンスを作っていました。なかでもその中心がアラン選手。先制点となったミドルシュートもスゴかったですが、縦の突破やキープ力は外国人選手らしい強さを感じるもの。これに中盤の選手も絡んでくると、もっと厚みのある攻撃ができるんじゃないでしょうか。
 もちろん、みんなが体を張って粘り強くピンチを防いだ守備も健在。なかでも相手のエース辻正男選手のドリブルを何度も止めた、望月竜次選手の対人プレイの強さは目につきました。


おや、これはお懐かしい元レッズの石井俊也選手

 PK負けとなってしまったYSCCですが、サッカーの質の高さは、さすが2連勝しただけのことはあると感じさせられるもの。なかでも同点に追いついた時のように、ショートカウンターの鋭さは鮮やかでした。
 そんな、YSCCのサッカーを攻撃で支えているのが辻正男選手。この日はノーゴールに終わりましたが、スピードはもちろん決定力も高いですからね。まあ、地域リーグレベルでは抜けているといえましょう。また、攻守の基点となっている吉田明生選手、平間直道選手の存在も大きいですな。守備では服部大樹選手、白井脩平選手の両センターバック。どちらも180cmを超えるフィジカルはもちろん、読みの方も鋭い守備をしております。
 それよりなにより、全員がどういうサッカーをするか、という意思統一がしっかりできていることが一番大きいですな。ほとんど選手が仕事をしながらサッカーをしているだけに、この大会や全社など連続した日程の大会では、スタメンを固定できない状況。それだけに、どの選手が出ても自分たちのサッカーをできるよう、しっかりとしたトレーニングをしていることが証明されたといえましょう。
 どちらもJFLで戦うには、個々のレベルアップ、または補強が必須となるだけに、今後の動きが重要となりますな。


今大会6得点を挙げて大活躍した辻正男選手

shizuoka藤枝MYFC1-1(PK7-6)YSCC
【得点】
4分アラン(藤)
18分吉田(Y)

【藤枝】
 石田祐 アラン 橋本
   納谷 洪
    石井
田 内田 望月 齋藤貴
    豊瀬

途中交代 洪→清水

【YSCC】
     辻
 吉野 吉田 須原
   小澤 平間
後藤 服部 白井 片根
     浜村

途中交代 吉野→森田 須原→松田


胴上げワショーイ(∩´∀`)∩

 1試合目の結果で、入替戦出場をかけた3位の座を争う戦いとなった2試合目のSC相模原×HOYOACELAN大分。90分勝ちが絶対条件となる相模原にとって、早いところ先制点を取って自分たちのペースで試合をしたいところですな。メンバーはカレー券2枚で出場停止となった奥山雅之選手に替わり、井上要選手が左SBに入り、センターバックにはこの大会初出場となる八田康介選手が。そして初戦と同じ富井英司選手がボランチに入り、森谷佳祐選手が右SHとなり、4-2-3-1とシステムも大きく変更。一方、90分で負けなければおKのHOYOは、GKに初出場となる野寺和音選手など、疲労などを考慮してか多少メンバーを替えてきた程度。


運命の2試合目となりました

 試合ですが、焦りと相手守備のプレスがきつさで、なかなかボールが繋がらない相模原に対し、HOYOは、21分、右サイドを突破しようとした中嶋雄大選手がペナルティーエリア内でファールを貰い、自らPKを決めて先制。ますます焦る相模原は、そのファールでカレー券を貰った井上要選手に替わり中川勇人選手、さらに富井英司選手に替わり村野太一選手が入り、システムも4-4-2に戻すなど、前半から激しく動いてきますがそのままで前半を終了。しかし、後半になると相模原も徐々にチャンスを作り始め、60分にCKから村野太一選手のボレーシュートが決まり同点。これで相模原がリズムを掴めるか…と、思ったのもつかの間、64分に途中交代の原一生選手が、ファーストタッチで鮮やかなミドルシュートを決めて、HOYOが再び勝ち越し。その後は、工藤祐生選手を前線に上げるパワープレーで攻める相模原を、HOYO守備陣が必死に耐えてそのまま終了となりました。

 前半で先制できたことで、無理せずセフティーに戦った印象のHOYO。同点においつかれた後、すぐに突き放すことができたのも大きかったですね。ホント、原選手には“一生”ついていきます、って感じですか('A`)
 この日、出場した13人中11人が175cm以上。180cm超えも5人いたように、最後まで競り合いには勝っていました。なので相手がパワープレーで来てくれたのは、かえって助かったかも知れませんね。
 また、私が佐川東京時代からご贔屓にしていた堀健人選手を筆頭に、ポジションを問わず、相手に対するチェックやパスカットがよかったです。先制点を挙げるきっかけとなったのも、古賀宗樹選手のパスカットでしたからね。
 これで3位となり入替戦に出場…、かと思ったのですが、この日のJFLの結果(松本山雅FCが4位以内確定、FC町田ゼルビアも得失点差からほぼ確定で、ソニー仙台FC残留の可能性大)で、こちらも自動昇格が濃厚となりました。よかったですね。


エースでキャプテンの堀健人選手

 さて、1次ラウンドで唯一、3戦とも90分勝ちを収め、ここでも有力視されていた相模原ですが、決勝ラウンドはまさかの3戦90分負け。確かにこの試合でも、シュートがポストを叩くなどツキのない部分もありましたし、中堅、ベテランが多いだけに、怪我や連戦でコンディション調整が難しかったことも敗因といえるでしょう。
 ただ、それ以上に大きな理由がある気も…。それは、藤枝の齊藤監督が試合後のインタビューでいっていたのですが“うちのチームは、元Jリーガーの肩書きがある選手でも、現状の立場を理解してアマとしてやっていく覚悟ができていた。だから、どんなに厳しい環境や日程でも、文句をいわず戦ってくれたことで、チームが一体になることができた…”この部分が相模原に欠けていたのではないかと。
 今年は何故か相模原の試合を観る機会が多く、すべて試合で勝利していたのですが、内容や雰囲気などどこか引っ掛かる部分があったのも事実。それが齊藤監督の話と、この日の相模原の試合でその疑問が解けた気がしました。ま、私が勝手に考えただけで、実際は違うのかも知れませんがね…。
 来年から優遇制度がなくなるので、自力で関東を勝ち上がらなければなりません。そこでどんな戦いをするか注目したいところですな。


村野太一選手のゴールで一旦は追いついた相模原ですが…

SC相模原1-2HOYOACELAN大分
【得点】
21分中嶋(H)
60分村野(相)
64分原(H)

【相模原】
    齋藤
 吉岡 佐野 森谷
   富井 坂井
井上 八田 工藤 金澤
    山本

交代選手 井上→中川 富井→村野 八田→天野

【HOYO】
    堀 中嶋雄
佐藤 田上 中島崇 古賀
安藤 堀内 田中 宮田
     野寺

交代選手 中島崇→原 古賀→渡邊

※最終成績
1位 YSCC 勝ち点7
2位 shizuoka藤枝MYFC 勝ち点6
3位 HOYOACELAN大分 勝ち点5
4位 SC相模原 勝ち点0


また、来年(´▽`)ノ


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