本日は、(上の頭のみ)早起きして観戦した、国体関東ブロック予選・少年男子の試合を書きますよ。昨日は夜から記憶が飛んでしまったぶん、まだ覚えていますからね(=TωT)
この大会は、2、3年前にも当ブログで書いているので詳細は省きますが、少年男子はU-16世代(高1以下と早生まれの高2)が対象。それだけにユースクラブや高校では観ることのできない選手も多く、先物買いにはうってつけの大会でありますな。ま、女子高の校門でこっそり様子を伺っている、休日の小塚アナの先物買いとは、意味が違いますが( ´・_・`)
で、会場の市原スポレクパークは、同時に2試合行われましたが、私が観戦したのは関東トレセン上位組の対戦となったAコート。勝てば即本大会出場決定。負けたら翌日、下位組勝者と出場権を争います。やっぱり、暑いですから、この日でサクっと決めたいところでしょうな。
1試合目は、神奈川県×千葉県。地元ってこともあり、なかなかの客入りでしたが、スタンドはないのでピッチ横で立っての観戦に。寝不足の体には辛い('A`)
簡単な試合経過ですが、前半16分に右FKからゴール前にいた、DFの遠藤航選手(湘南ベルマーレU-18)が頭で決めて神奈川が先制。さらに前半終了間際にも、CKからやはりDF金沢拓真選手(横浜Fマリノスユース)がまたまた頭で決めて神奈川が追加点を挙げると、後半はお互い得点のないまま終了しました。
昨年のチャンピオンとはいえ、人が入れ替わるだけにどうだか? と思われた神奈川ですが、やはりJクラブを4つも抱えているだけに、当社WC担当O野さんの面の皮並に層が厚い!
なかでも、長身で一見、ひょろっとしていながらも芯が強く、ボールタッチやパスセンスもなかなかだった、熊谷アンドリュー選手(横浜Fマリノスユース)、鈴木雄斗選手(横浜Fマリノスユース)の両ボランチはいろいろ目立ちましたし、U-16代表の遠藤航選手に金沢拓真選手の両センターバックも、セットプレーでの得点はもちろん、本業の守備でも安定していました。なかでも金沢拓真選手のコーチングは、えぇ声でした。
攻撃で目についたのが左SHの向吉勝吾選手(横浜Fマリノスユース)。大きい選手が多いなか、ちっちゃいながらも小気味よいプレーぶりでアクセントになっていました。
前半は完全に劣勢だった千葉ですが、後半開始時に3選手を入れ替えると、一転してペースを握りました。特に左SHに入った山中亮輔選手(柏レイソルU-18)は、何度も相手陣内深くまで切り込みチャンスを作りました。また、1トップ気味となった宮本拓弥選手(流通経済大学付属柏高校)は、がっちりした体を生かしたパワフルなプレーで見どころ十分。それだけに前半の失点が悔やまれますね…。
神奈川県2-0千葉県
【得点】
16分遠藤航
35分金沢拓真
【神奈川】4-4-2
大野 高橋
向吉 齋藤
鈴木 熊谷
木村 金沢 遠藤 山田
下川
※交代 金沢→中林、高橋→庄司
【千葉】4-4-2
荒木
杉田
及川 佐藤
井出
相馬
古川 石原 今瀬 中村
東元
※交代 井出→郡司、佐藤→山中、荒木→宮本、及川→坪井
地元、千葉の試合が終わって、サーッと客人が減った2試合目は埼玉県×群馬県。
ゲームは前半24分に右サイドのFKに合わせた、DF大平充選手(前橋育英高校)のヘディングシュートで群馬が先制。( ・∀・)ふむ、前の試合から、得点はすべてFK→DFのヘディングシュートだな。
しかし、後半になると7分に、左SB菊地翔選手(大宮アルディージャジュニアユース)のライナー気味のクロスに矢島慎也選手(浦和レッズユース)がニアでチョンと合わせて、埼玉が同点に追いつくと、均衡状態が続いたまま延長戦に突入。
試合が動いたのは延長後半3分。途中出場の岩木慎也選手(FC東京U-18)からのパスを受けた矢島倫太郎選手(浦和レッズユース)が決めた埼玉が勝ち越し。すると、その後、立て続けに2得点を追加。最後は4-1と大差がつきました。
勝った埼玉は、4-1-2-3のシステムも、前の5選手が流動的に動いてパスを繋ぐスタイル。その中心が清水道浩選手(大宮アルディージャユース)。登録は1トップでしたが、前へ後ろへ動いて攻撃の基点となっていましたな。そして両矢島選手や堀田稜選手(浦和レッズユース)、途中から交替した岩木慎也選手が、前へ飛び出す形でチャンスを作っていました。
また、たびたびオーバーラップで攻撃に絡んできた左SB菊池翔選手。やけにお子様だなと思ってパンフを確認したらまだ中坊なんですね。小さいですけど攻守に献身的に動いていましたし、将来が楽しみですな。あと、再三、好セーブを見せたGK伊藤健太郎選手(大宮アルディージャユース)もよかったです。
最後力尽きてしまった群馬は、しっかり守備を固めてのカウンターサッカー。試合前にはラインコントロールの練習を繰り返しやってましたからね。その効果もあったのでしょう。前半はしっかり封じ込んでいました。そして一旦ボールを奪うと、ロングロールやドリブルで一気にチャンスを作り出していましたな。なかでもFW松井聖也選手(前橋育英高校)のドリブルや動き出しは鋭かった。でも、登録を見るとMFなんですよね。この日のための作戦だったのでしょうか?
ただ、時間が経つに連れて動きが落ちてきてきたのは痛かった。先制点を守り切りたかったことでありましょう。
埼玉県4-1群馬県
【得点】
24分大平充(群)
42分矢島慎也(埼)
83分矢島倫太郎(埼)
86分矢島倫太郎(埼)
89分長坂竜一(埼)
【埼玉】4-1-2-3
清水
矢島倫 堀田
矢島慎 野崎
片
菊池 工藤 西山 森
伊藤
※交代 堀田→岩木、野崎→長坂
【群馬】4-4-2
齋藤 松井
白石 山田漱
山田悠 湯川
長谷川 大平 李 新谷
川原
※交代 山田漱→山本、白石→渡、新谷→山口
この結果、神奈川県、埼玉県が本大会進出。さらに翌日の試合で千葉県と栃木県が勝利して本大会出場を決めました。