ぶらり、サッカー観戦(その30) [サッカーコラム]
2007/07/02(月) 20:20 フジマキ コメント (0)

 前にも当ブログで書きましたが、サッカーでいやおうなく盛り上がるのが、同じ地域のクラブ同士が対戦する、いわゆる“●●ダービー”でありますな。


入口からはっきり分かれております


 J1でも“横浜ダービー”や“さいたまダービー”などありますが、それらの地域やクラブに因縁があればあるほど、レベルに関係なく盛り上がるものです。
 (´-`).。oO(ま、さいたまダービーのようにいろいろ差があると、今イチ盛り上がりませんがね)
 と、いうわけで、今回の“ぶらり〜”は、長野五輪会場跡の南長野運動公園で行われた、北信越社会人リーグ1部のAC長野パルセイロ×松本山雅FCの“信州ダービー”に行ってきました。


う〜ん、地域リーグでフェアプレー旗入場は始めて観たぞ

 まあ、普通なら“( ゚д゚)、ペッ、ただの4部リーグで同じ県クラブの対決じゃん”なのですが、長野県で“長野”と“松本”といえば、昔からライバル心が強く、何事にも“絶対に負けないぞ(`・ω´・) ・・バチバチ・・ (・`ω・´)”という風潮なのだそうで。
 当然ながら、サッカーでも両クラブともに“我先にJFL、いやJリーグに”という気概マンマン。さらにはリーグ自体でも、どちらが負けても優勝争いから脱落(引き分けだとどっちもダメ)という、お互いまさに崖っぷち。これだけ条件が揃えば、熱い試合にならないはずがありません。
 あ、両クラブのことは、4月6日のブログを読んでね( *‘∀‘ )ノ


この日2得点と活躍した、山雅の“ドッティ”土橋選手

 そんな事情もあり、地域リーグレベルとしては異例のチケット完全前売り制で両クラブのサポも完全分離。入場者数も有料ながら3138人と満員御礼巨●軍状態。4月に松本アルウィンで行われた時の6399人には及びませんが、キャパなどを考えればかなりのもの。
 もちろん、地元マスコミを中心に、カメラや取材者の数もヘタなJ2より多く、試合前からザワザワした異様な雰囲気に…。

 そんな試合らしく、序盤はプロレスでいうところのお互いマウントで組み合うような感じで一進一退の状況。
 しかし、前半30分過ぎに、松本山雅の石川航平選手が怪我で途中退場するなど、試合が進むに連れて、どちらも徐々に当たりが激しくなり、この日の雲行きように、何やら怪しいムードを醸し出しつつスコアレスのまま前半を終了。


パルセイロ小原選手のFKも山雅DFに跳ね返れました

 そして後半に入ると、いきなり2分に松本山雅の片山真人選手が相手ペナルティーエリア内にドリブル突破を図ろうとしたところを、パルセイロ小田竜也選手が倒してしまいPKを獲得。それを土橋宏由樹選手がバシッと決めて、予想外の形で松本山雅が先制。
 一方のパルセイロは、このプレーで小田選手が2枚目のカレー券となり退場と、一転して厳しい状況に。しかし、競馬の予想は当たらんのに、こういったことだけはよく当たるな(・A・)。
 松本山雅は、その後も畳み掛けるような攻撃を見せて、34分に左サイドから竹内優選手のシュートを一旦はパルセイロGK棗正志選手がセーブするも、そのこぼれ球を詰めていた土橋選手が押し込んで追加点。
 後がなくなったパルセイロは、DF籾谷真弘選手やボランチ貞富信宏選手を前線に張らせるパワープレーに出ますが、逆に43分、全選手が上がっていたマイボールのコーナーキックを、途中出場の白尾秀人選手がカットすると、そのままドリブルで無人のゴールに持ち込んで、松本山雅がダメ押しの3得点目をゲット。
 結局、0−3で、ホームで敗れた4月の雪辱を晴らすとともに、優勝争いにも踏み止まる大きな勝利を挙げました。


退場した小田選手を慰めるビックリヘアーの籾谷選手

 どちらも気合いが入りまくりんぐでしたが、パルセイロは先制点を取られた以上に1人少なくなったことで、焦りに変わってしまったことが最後まで響いた感じでしたが、攻撃面で、3トップに頼りっきりになってしまう場面が多く、中盤の押し上げが少なかったような気がしましたね。
 ただ、エース要田勇一選手のキープ力はこのレベルでは異常。さすがは“流離いのストライカー”ですな。


試合終了直後の悲喜こもごも

 快勝した松本山雅は、パルセイロが3バックだったこともあって、サイドからの厚い攻撃が実に利いていました。なかでも、金澤慶一選手、竹内優選手の左サイドの出来のよさが勝負を決めたといっても過言ではありませんね。多分ですが…。
 なかでも竹内優選手は、評判だった伊奈学園高時代以来の観戦だっただけに、感慨深かったですね〜。
 また、三本菅崇選手、矢畑智裕選手の元Jリーガーセンターバックの安定した守備も光りました。


終了後はみんなで大騒ぎ

 試合終了後は、おんぶされてグランドに現われた石川選手を含めて、全選手、スタッフが、少ないながらも質の高い応援を繰り広げていたサポーターの前で喜びを爆発させていた松本山雅に対し、うな垂れて挨拶に向かったパルセイロと、明暗がクッキリ分かれていましたね。特に(´・ω・`) ショボーンとしながらも、お子様たちのサインに応えている籾谷選手らの姿を見たら、こっちまで切なくなりました。
 ただ、インタビュアーのお姉さんを見たらアッチは元気になりましたよ( ̄ε ̄ )。

 早く、JFL、いやJリーグで、この熱い“信州ダービー”ができるといいですね。


パルセイロの名将バドゥ監督も(´・ω・`)

ACパルセイロ長野0−3松本山雅FC
【得点】
47分土橋
79分土橋
88分白尾

【パルセイロ】
GK棗
DF籾谷、土屋、小原
MF貞富、塚本(→飯田)、小田、入戸野(→横井)
FW佐藤、兼子(→栗原)、要田

【松本山雅】
GK三栗
DF金澤、矢畑、三本菅、吉田
MF石川(→今井)、斉藤、高沢(→尾林)、竹内、土橋
FW片山(→白尾)


1点目のPKを蹴る時、山雅のサブ選手たちは神頼みしておりました(・人・)


コメントする