radikoから学ぶ(2)旧市街地と新市街地 [webmasterのきもち]
2010/9/12(日) 10:20 投稿:webmaster 記事URL トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
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前回は、「因果関係」についてでした。
それでこれが出来るんだ、という関係に
自発的に気づいていただくのは大切です。
それが体感されると、普段常時は接していなくても、
何かのきっかけがあった時に反射神経的に行動を起こす際の選択肢に
なりうるかもしれないからです。
別の言い方をすると、「地震が起きたらNHKのテレビをつける」
みたいなものでしょうか。
あるいは、「地震が起きたらYahoo!のトップをチェックする」
でもいいいです。
さて、今回は「旧市街地と新市街地」について。
私の実家は、古い城下町にあります。
小中学校の同級生の家は、それこそ先祖代々から続く商人が多く、
街道沿いに和菓子屋、人形店、洋品店、靴屋、八百屋、床屋・・・
などを営んでいます。
昔はそれぞれの地域で繁盛していたのですが、
街の郊外に鉄道が引かれ駅が出来ると、いつしか人の流れが変わりました。
大きな幹線道路が出来たときもそうでした。
すると、街道沿いは以前のような人通りがなくなり、
従来の市街地は旧市街地へ、これまで郊外だったところが新市街地へと
変遷していきました。当然、商売はあがったりです。
ほどなく商売を止めた家もありましたし、
新市街地へ引っ越した店もありました。
新たに駅前に支店を出したところもありました。
もちろん、そのまま旧市街地で脈々と続けているところもあります。
それぞれに相当悩んだ末での結論、選択です。
結果うまくいったところ、いかなかったところ、当然ありますが、
いずれにしても、それぞれの状況に応じて、
商売を継続するために対応をしたわけです。
この話とradikoがどう関係あるの?と思った方も多いことでしょう。
実は大有りです。
旧市街地をラジオ、新市街地を例えばインターネットに
置き換えてみてください。
ラジオは日本で80年以上脈々と続いているメディアです。
が、テレビが出来、他の情報源がいろいろ出来ると、
人はそちらへ流れていきました。
もちろん、ラジオは現在でも相当数の方々に利用されていますが、
相対的にみると変化しているのは事実です。
インターネットは「情報スーパーハイウェイ」
という古い例えを出すまでもなく、まさに情報の新しい幹線道路。
たったこの10数年で世の中の流れを大きく変えました。
”道路沿いへの出店”も相次ぎ、周辺で暮らす人も非常に増えました。
当社のネット戦略はまさに「人の多いところに出店することが、
より多くの人にお聴きいただき役立てていただけることにつながる」
という考えによるものです。
ある種、これは自然な流れであり考え方だと思っているのですが、
放送の世界では一般的な考え方ではありません。
なぜなら、新しいところに出て行けば、従来のところで消費しなくなる、
つまり、聴取率・視聴率が下がってしまい、
結果ビジネスにならなくなる、という風に考えるからです。
もちろん権利関係などその他いろいろなこともありますが、
ウェイトとしては、それらの指標がビジネスの根本であるが故に
積極的にネットに出て行こうとはなれないのです。
ただ、昨今の広告市場の冷え込みや聴取環境の悪化などを考えると、
現状のままではラジオにとって明るい展望が見えないのも事実で、
まずはラジオがあたり前にちゃんと聴ける状況を作ろう、
人通りの多いところに支店を出してみよう、そういうことなのです。
仮に、支店の方が、来場者数も売上も多くったっていいんです。
あくまでもトータルで考えればいいので。
自社サイトでもショップ設けてるけれども、
Yahooや楽天にも出店する、それと似たような感じでしょうか。
探してでも訪れてもらえるような、
郊外の分かりにくいところにあるけれども
行列が途絶えないラーメン屋でもいいのですが、
できるだけ多くの人を相手にするとすれば、
やはり多くの人とって負担の少ないように、
訪れやすい場所に出て行くのも必要だと思うのです。
そういう意味でradikoは、ラジオという本店をもちつつ、
radikoという支店を作り、今多くの人で賑わっている、
という結果を幸いにも出すことが出来ました。
これをこの先さらに発展させるために、
関係者皆でアイデアを練っている最中です。
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1Re: radikoから学ぶ(2)旧市街地と新市街地
日本のラジオを取り巻く状況は、まさに「田舎の駅前商店街」に似てる
なという印象をもっています。
品揃えが自分の趣味に合わなくても、質が悪くても、営業時間が自分
の生活スタイルに合わなくても、店主が嫌味でも… 利用しました。
かつてはそれしか選択肢がなかったからです。
内心嫌われているので、イオンモールやamazon等、別の選択肢が
現れれば「ざまあみろ」とばかりに客が去っていきます。
まずは新規性を求める若年層が離れ、しばらくは昔のよしみで付き合っ
てくれる中高年層も、いずれそれに続きます。
すると商店街の店主たちは大抵、変わらなきゃと危機感を抱きつつも
「やらない理由探し」を始めます。
あるいは「地域の文化が~」とか「高齢者のために~」とか"公共性"や
さして長くもない"伝統"を盾にしようとします。
地域の消費文化の中心はイオンモールに移り、高齢者もそっちへ移行
している事実には目を背けながら…
悪質なケースでは、政治力を使って新しい店舗の参入を規制しろと主張
したり、道路の改良に反対したりもします。
結局、迷惑するのは地域住民です。
「地方でも専門チャンネルが百花繚乱、ネット放送も10年前から当たり前!」
な欧米諸国では、老若男女ラジオに触れています。
一方、首都ですらせいぜい6局程度しか選択肢が無く、内容も似たり
寄ったり総合編成の日本では、10代の4割が全くラジオを聞きません。
明暗は完全に分かれました。
日本のラジオ界は、競合局が増えらウチの聴取率が下がって…
という程度の些末な話しで済むレベルではなく、もはや媒体ごと
見捨てられる寸前といった感がしています。
以上、ラジオとは全く関係ない業界の若造からの、大きなお世話でした…
2010/9/12 18:33 : けん / 編集
2Re: radikoから学ぶ(2)旧市街地と新市街地
>けん さん
大変示唆に富んだコメントをありがとうございました。
まさにご指摘そのものです。
大きなお世話なんてことはありません。
私を含め、ラジオに携わる全員が共有して考えねばならないことです。
これからも、忌憚なきご指摘をよろしくお願いします。
2010/9/12 19:35 : webmaster / 編集
3Re: radikoから学ぶ(2)旧市街地と新市街地
長々と偉そう&嫌味くさいことを書いて申し訳ありませんでした。
過去の成功体験があまりに強烈すぎるが故、「新しい変化=脅威」
と捉えてしまう癖が日本の閉塞状況を生み出してると考えています。
これは放送界に限らずです。
変化は脅威ではなく、「拡大&新しいメシの種を開発するチャンス」
と考えれば、今はおもしろい時代だと思います。
…明るいニュースもあります。
スマートフォンラジオの人気で、米国のインターネットラジオ広告が好調
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201007151200.html
ぜひ時代の変化をプラスに変えて、次世代のラジオの50年を楽し
ませてください。
期待しております。
2010/9/12 23:24 : けん / 編集
4Re: radikoから学ぶ(2)旧市街地と新市街地
自前のライブストリーミングは放置したまま、radikoで競馬中継配信開始ですか。
徹底した田舎者排除の姿勢、敬服しますわ。
もう「田舎者は雑音混じりの短波ラジオで聞けや」と公式に言い放ってライブストリーミングなんか止めちまえ。
2010/10/24 20:58 : ここまでやるか / 編集








