ラジオとV-Lowの今後に関するシンポジウム~「新デジタルラジオ」の黎明 [総務省ラジオ研レポート]
2010/7/15(木) 10:08 投稿:webmaster 記事URL トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
| ツイート |
|
7/5(月)総務省で「ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会」
第11回会合が開催されたのに引き続き、
ラジオとV-Lowの今後に関するシンポジウムが開催されました。
テーマは、「新デジタルラジオ」の黎明。
内藤副大臣、上滝座長はじめとしたラジオ研究会の構成員に加え、
道路交通情報通信システムセンター(VICS)・山北氏、
ソニービジネスソリューション・林氏、
日経ニューメディア編集長・田中氏をゲストのパネリストとして迎え、
議論を深めました。
****
内藤総務副大臣
ラジオ研からの報告書、改めて御礼を申し上げる。
このシンポジウムでは、構成員はじめ、ゲストパネリストを招いて、
新しいデジタルラジオ、V-Low帯を使用した地域情報メディアとして、
国民生活に不可欠なメディア、情報社会をより豊かにするメディアとして、
報告書の内容を更に深める。
いろいろな人が新しいデジタルラジオを考えて、
地域情報メディアとして育てて行く。
こういった観点から、自由闊達にご発言いただきたい。
事務局(大橋総務省放送政策課長)
コーディネータを、研究会の上滝座長に。
上滝座長
ラジオとV-Lowの今後に関するシンポジウムは、
「新デジタルラジオ」の黎明として
「変われるか、ラジオ」、「花咲くか、端末」、
「広がるか、ファイルキャスティング」、3つのテーマを設定した。
まず最初にゲストパネリストからプレゼンを。
(VICS・山北氏、ソニー・林氏、日経ニューメディア・田中氏から
それぞれプレゼン)
上滝座長
構成員の方でも、会場の方でも、質問がありましたら。
舟橋構成員
林氏に。地域経済自体が疲弊している。
それにあたってのヒントを。
ソニー・林氏
V-Lowも放送波であり、たくさんの人に安く送れる。
一方で、インターネットのように双方向でやれないと。
いくつかの地方都市から、インターネットを使ってという話がある。
・例えば、フェリカを使用したクーポン配布、サイネージ。
V-Low、ホワイトスペース、うまく組み合わせ、
商店街やスタジアムなどの場所で
放送とネットを組み合わせた配置を作り上げたい。
舟橋構成員
ホワイトスペースの話が出たが、副大臣。
内藤副大臣
私のもとでホワイトスペースを検討中。
限られたエリアだが、意外と使い勝手が良い。
出来ればV-Lowと連携して、情報社会の利活用を進めたい。
伊藤構成員
コミュニティFMは、地域に愛されたメディアで、
どういうデバイスであっても届くということが大切。
地域のメディアとして協力できる。
マイク1つあれば、どこでも行って放送できる。
山北氏に。音声と地域情報の提供方法は、どのように?
VICS・山北氏
情報の提供元は、ある程度、汎用化されたものがある。
インターフェースの準備が大事。
有事の際は、放送局もVICSも同じソースなので連携出来る。
平時は、如何様にも。
伊藤構成員
地域は自分達の地域を、どのようにして知らせるかを考え、進んでいる。
例えば、イベントの会場など場所の問合せは、市役所に問合せが行く。
こういったものを出せたら良いと。
VICS・山北氏
イベント時など、会場までの渋滞情報や
会場付近の駐車場情報が出せていないので、地域毎に取り組みたい。
舟橋構成員
田中編集長に。
ファイルキャスティング、携帯キャリアはV-Highで実施予定だが、
昨今、欧米ではパケット定額が持たないと言われている。
IPv6に行かず、今後違う時代になっていき、
放送事業者にチャンスがあるのかなど、ご存じの話を伺いたい。
日経ニューメディア・田中氏
無線通信では、一斉同報したいということ。
固定無線通信の人達がP2Pのように何らかの動きが出てきて欲しい。
キャリアが逆の話になってきている。
IPv6が普及しないので、パケット定額が厳しくなっている。
上滝座長
第三極の話の方が、積極的に伝わってくる。
第一極はラジオなので、石井構成員に。
石井構成員
儲かりそうなら、誰でもV-Lowに行く。
費用がかりそう、NHKがどうなるか分からないので、
なかなかやるぞという話にはならないし、考えられない。
ラジオがV-Lowで先導的な役割を果たし参入するには、
マルチメディア放送の機能を活かした新しい番組が必要でないか。
例えば、NHKの「ケータイ大喜利」。
twitterを使ったラジオ番組は、爆発的に流行ると感じない。
(これ以上は)会場のラジオ局の人が考えて欲しい。
作り手として、入江構成員に。
入江構成員
作り手、パラダイムシフト、アフリカの靴の話、
私はそれでも地球は回っている、ラジオは聞かれていると言いたい。
若い人が聞いていないが聞かれるようすれば。
決定打があれば番組としてやるが、
リアルタイムではなく、ファイルキャスティングになるのか。
古い人で言うと、エアチェックしたテープの交換。
聞き逃したのに聞きたかったら聞ける。
芝構成員
今の話を聞いていて、はやぶさの帰還、
何十万人も見たい人がいたはずであり、twitterでも騒がれていたが、
テレビでは放送していなかった。放送のプロの人がやってくれればと思った。
伊藤構成員
先日、コミュニティFMの全国会議の際、ラジオ研究会の話をした。
やりますか?と聞いたところ、ほとんどの人が手を上げた。
お金もかかるし、コンテンツも、防災関係も、
今以上にやらなければと思った。
どのレベルかは未定だが、協議会を立ち上げようという動きになっている。
コミュニティFMは盛り上がっている。
内藤副大臣
問題提起を。
若者がラジオを持っていない、ラジオ離れ。
広告主としてラジオの広告価値があるのかの疑問符。
V-Lowで提供する価値、一斉同報性の特質を活かしながら
どうやって価値を見出すか。
そこで通信との連携を、どのようにしていくか。
ソニー・林氏
STVラジオ「ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー」での話。
VEGA(ソニーのテレビ)、日高さんがラジオで紹介すると売れる。
非常にエリアが広い北海道のいろいろなところで売れる。
AMは東京では聞けなくて、キレイでクリアな放送ができれば、
コンテンツによっていけるのでは。
そのときに、twitterまでは考えないが、
ネットでコミュニティを身近なものにできる。
日経ニューメディア・田中氏
双方向という意味だと、端末に載せるということ。
報告書にあったが、第三者が、そういった端末を作る会社を考えればと思う。
舟橋構成員
報告書を作るにあたって議論したが、
音声だけのメディアに価値はあると思っている。
ステレオイヤホンをしている人は見るが、ワンセグを見ている人は少ない。
サッカーや野球の日本代表のときは違うが。
イヤホンをしている人に目を付けたのがアップル。
ターゲットされたものを、棲み分けて行けば良いと思う。
石井構成員
数量的な判断でやる限り、テレビにラジオは勝てない。
テレビは最大公約数、今のラジオも最大公約数で作っている。
そういうのでは儲からない。
ラジオを使えばたくさん人が集まって、儲かるわけではない。
パラダイムシフトの転換は、中央から地方へだと思う。
そこで、単一言語でやってきたのを、多言語放送をやったら儲かるシステムは?
障害者向けなど。愛知の方で放送を止めるというFM局があるが…。
広告効果ではなく儲かるシステムを作ることが良いと考える。
三浦構成員
石井構成員のお話で、我が意を得たり。
消費者の観点から、今の時代、若い人が車は要らない。
お金が無いから免許も要らない。
地方では、車がないと命に関わるお年寄りがいる。
交通渋滞よりもトイレなどの情報が欲しいなど、
必要な情報は、人それぞれ変化する。それを取れればと思う。
テレビよりもラジオは聴きながらできる。
国民一人一人が100円出してでもできればと思う。
上滝座長
生放送は歴史的現在である。見えている星の数である。
生放送の中の歴史的現在をファイルキャスティングへ。
生放送の中に歴史的現在を伝える。ドキュメンタリーは歴史的現在である。
石井構成員
それはラジオには無い。強いて言えば落語かと。
1960年代のヒットソングの番組を売っても売れない。
今を生き抜いていくために、今を売っているメディアであり、蓄積がない。
上滝座長
ラジオのお隣さんを取り込めるとかのイメージで言った。
入江構成員
ラジオは距離感、手を伸ばせば届くかもしれないというのが良さで、
手が届かない人のだと、ローカル放送でも全く意味が無い。
テレビは向こうから来てくれないが、
ラジオは聴いている人とメディアがくっついている。
そういうものを、第三極で後押しを。
ローカルの中でしっかり、どういう人が聴いているのかを見極めないとならない。
これを、最終的には持続する。
西田構成員
小山薫堂の番組の彼の持っているリスナーが、
そういったリスナーへの仕掛けがあれば生き残れる。
雑誌は余所見できない。
ラジオがいかに良いのかはいくらでも言えるが、
どういった広告を取るか、広告を取るための研究会を今後開催すると思うが、
総務省で受信機を配らないとと思っている。
雑誌の広告は、twitterやUstと組み合わせてやりたいと広告主から言われ、
これはもう雑誌ではない。
既存の広告形態ではないものをやらないと、実験である。
twitterやUstもいつまで続くか。
いつか、V-Lowで実験をやらなければならなくなると、最後に話したかった。
上滝座長
V-Lowはラジオを核として、
地域のメディア、時には一体となるメディアだと思う。
今後、参入検討していただきたいと思う。
内藤副大臣
V-Lowが単なるメディアを超えた新しい生活に関わるメディア。
他方で、第一極と位置づけるラジオを改めて考えて行かなければならない。
これからのV-Lowは地域のメディアとして、愛されるメディア、
日々使われるメディアにならなければ。
これからの新しいメディアとして、総務省としても考えていく。
事務局
本日で最後。皆様、ありがとうございました。
URL
URL








