東京コンテンツマーケット2005「音楽ネット配信最前線!」 [webmasterのきもち]
2005/10/20(木) 20:12 投稿:webmaster 記事URL トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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今日は、東京国際フォーラムで行われた「東京コンテンツマーケット2005」に行ってきました。このイベントは、アニメ、CG、ゲームなどのコンテンツを保有しているコンテンツベンチャーの展示会。
もっとも私はコンテンツの買い付けではなく(笑)、同じ会場で行われた「音楽ネット配信最前線!」というシンポジウムを聞くのが目的。この分野で注目を集めているレコミュニとmF247の担当者が出席すると知って、こりゃ行かねば、と出かけたわけです。テーマが旬なだけに関心も高く、用意された椅子はぎっしり。立ち見で溢れていました。
レコミュニとmF247の共通点は、デジタル著作権管理(DRM)を使わずMP3を配信フォーマットにしていること、レコメンドを重視していること。
これについては、明確な回答がありました。
まず、DRMは音楽へのリスペクトが育たない、DRMをつけていればコピーされず安心というのはレコード会社の考え、逆にDRMが聞くチャンスを減らしている、というもの。
P2PによってCDの売上が減少、だからCCCDによって不法コピーを防止というレコード業界側の考えに基づく一連の流れが、ユーザは元よりアーティスト自身の支持を得られず、結局尻すぼみになったというのと、同じ道を歩むかもしれないと思いました。しかも、DRMはデファクトがまだありません。これはユーザにとって、とても不便。iPodでWindows Media、ATRAC3が聴けない、SONYではアップルのAACは対応せず、みたいなもの。
興味深かったのは、ビッグアーティストはDRMをかけない配信であるというmF247の説明に対し、誰1人NOと言わなかったこと。却って、ニューカマーの方が心配しているそう(苦笑)。
メジャーレーベルに在籍しているアーティストは、アーティスティックの部分とビジネスの部分という相反する事項に常に直面していて、窮屈な現状を理解している、無料ダウンロードだと皆、損をするのか、いや、いい曲だったらCDを買うしライブにも足を運ぶだろう、そういう循環を作らないと、という話でした。
ポッドキャストもDRMを使わないMP3が基本。私もポッドキャストを始めるにあたり、DRMがかけられないことに対してスタッフや出演者などの理解を得られないのでは、と危惧していた部分がありました。音楽業界では、CCCDに続いて"NO DRM"の動きが出ている、しかもアーティストの理解もあり、両社社長がソニー・ミュージック・エンターテイメント出身である、これは極めて注目すべき動きです。
レコメンドという点ではピーターバラカン氏が、「昔ラジオや音楽雑誌がその役割を担っていた、ただラジオが現在は効率化を図りすぎるため、タイアップや金を払ってパワープレイしてもらう、ラジオのネットワーク化によってどこでも同じようなものしか流れなくなる、ラジオの果たす機能をラジオが果たさなければ、人々は他のところへ向かう、それがインターネットであり、音楽配信である」という発言をしましたが、大変耳の痛い指摘です。
「コピーできるから売るチャンスがなくなる」とレコード会社が考えがちだが、「コピーされて多くの人に聞いてもらって購入チャンスを増やす」、知的財産を守る代償として音楽を購入してもらうと考えたい、という発言も出ましたが、納得です。
また、レコミュニはSNSを使ってユーザ同士が、mF247はnJと呼ばれるレコメンダーが「この曲良いよ」とおすすめすることによって、いわば口コミでいいものを浸透させていくということです。
iTMSによって、日本での音楽ネット配信本格到来と言われつつ、何となく音楽レーベルの動きが鈍い中、こういった新しい考えの音楽配信がユーザにどれだけ支持をされるか、大変注目しています。
ちなみに、1982年にCDが登場してから、すでに17.6万タイトルが廃盤になっているそうです。1アルバム10曲とすると、176万曲にも相当。これが音楽配信に載せられれば、いわゆる在庫がいらないのだから、音楽を聴くチャンスも増やせるだろう、積極的に音楽配信を、というピーターバラカン氏の言葉がとても印象に残りました。
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-東京コンテンツマーケット(RBB TODAY)
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