WTI原油価格60ドル台へ~原油上昇は続くのか
2017/12/27(水) 22:52 大橋ひろこ

リビアのパイプライン爆破の報でWTI原油中心限月である2月限先物価格は60ドルの大台タッチ。年末に向けて原油価格は上昇基調が続いています。2018年も原油上昇は続くでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルエコノミストの藤沢治氏に
高止まりの原油価格の背景と今後のポイントを伺いました。

11月、サウジアラビアでは汚職容疑で王族、政府要人、主要ビジネスマンの
逮捕、拘束によって原油価格が買われる局面が。12月中旬には
北海油田のフォーティーズ油田のパイプラインの漏洩の影響で、

日量45万バレルの原油生産が停止。これも原油価格を押し上げる材料となりました。
イラクでのクルド自治州の独立問題なども地政学要因として心理的な原油押し上げ
材料となったとみられます。藤沢さんは、地政学的要因が原油価格を
3ドル程度押し上げたのではないかと指摘、これらのリスクプレミアムは
例えばパイプラインの復旧には目途が立てば剥落すると思われます。


需給ファンダメンタル的には、価格の上昇でシェールオイルの生産増が鍵となります。
米国エネルギー情報局では、2018年のシェールオイルも含めた原油生産量は、
2017年より日量80万バレル増加し、日量1,000万バレルになると予測。
IEAでは、来年の世界の石油需要増は日量130万バレル増と見ていますが、
一方で非OPECの生産量が日量160万バレル増加すると予想しているため
需要量の増分は、全て非OPECの生産量の増加で賄われてしまうことに。


バレル当たり50ドル以上が今年の10月から3ヶ月間続いたため、
シェールオイルの生産業者は、来年は増産してくることが予想され、
来年の1-3月こそ北半球の需要期であるため現在の価格水準で推移すると
見られるものの、3-4月頃から価格は下落するものと思われます。

2018年の原油価格予想は?!
詳しくはオンデマンド放送で藤沢さんの解説をお聞きくださいね。

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