プラチナ急落、セリングクライマックスか?! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2018/07/05(木) 23:32 大橋ひろこ

年初から下落が続き冴えないプラチナ市場ですが、セリングクライマックスを見たでしょうか。7月3日、TOCOMプラチナ、NYMEXプラチナ価格ともに大きく下落した後に急落分の値幅を取り戻す「行って来い」の値動きを見せました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はICBCスタンダードバンク東京支店長 池水雄一氏をお迎えし
プラチナ急落の背景と今後のポイントを伺いました。

年初の高値1025ドル(1/25)から下落が続いていましたが、
797ドル(7/3)まで急落しました。特に今週に入っての下落が大きく、
797ドルは2008年10月末以来の安値です。

円建ての金も1月9日の高値3600円から7月3日には2842円まで下落。
2009年年初来の安値レベルに沈みました。

そもそも下落トレンドが続いている背景には

「ディーゼルエンジンの不調」

足下でアウディのトップが逮捕されたり、ダイムラーの77万台もの
リコールのニュースが嫌気されています。


「宝飾品需要の不調」 

習政権下における贅沢禁止で中国のプラチナ購入量は減少しています。
プラチナ宝飾需要は全体の30%程度ですが、その7割が中国です。


「南アランド安(新興国通貨売り)」

南アフリカはプラチナの生産国。生産国の通貨が下落するとプラチナは
相対的に高くなるため、生産国はプラチナを高いうちに売ろうとします。
ランド安はプラチナ安をもたらす一因となります。


「自動車の貿易戦争問題―米国vs 欧州」

米国がEUの自動車に関税をかけると表明しており、
もし、これが実施されればディーゼル自動車が売れなくなるという懸念が。



「ゴールドの下落」

どんなにプラチナに買う材料がなくても、金が大きく上昇すれば
貴金属全般が金につれ高となりますが、足元ではゴールドも下落基調。

などなど、弱材料ばかりで買い要因が見当たりません。

しかし、今週に入っての急落のトリガーというにはわかりきった材料ばかり。
3日の下落の背景には何があったのでしょうか。

3日、TOCOM東京商品取引所のプラチナの出来高は31157枚にも上り、
ほぼ3年ぶりの突出した商いとなりました。
池水氏いわく、「どれだけ「ぶん投げ」が激しかったか。」

要するに、ジリジリ下落が続く中で耐えてきた投資家らのロングポジションの
投げが出た、、、ストップ注文が狩られたという値動きだったということです。

売買のネットではTocomの売りは約3.5トンもの規模でした。

さて、これはセリングクライマックスだったのでしょうか。
プラチナの生産コスト平均は906ドルだそうですが、、、。

詳しくはオンデマンド放送で池水氏の解説をお聞きくださいね。

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