原油高騰の背景~コマーシャルポジション [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2018/05/17(木) 20:22 大橋ひろこ

原油価格上昇が止まりません。足元では米国のイラン核合意からの離脱による影響がリスクプレミアムとなっているとの指摘が大勢ですが、一方で「投機筋がによる先物ポジションが歴史的な水準にまでロングが積み上がっている」ことも警戒され、出尽くしの売りの予想もあったのですが、、、。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエモリ・キャピタルマネジメント 江守哲氏に
原油価格上昇が止まらぬ背景と1300ドルを割り込んだゴールドについてお話を伺いました。



市場関係者の間ではCFTCが発表する先物市場の投機筋のネットポジションが
過去最大級の買い越しとなっていることが指摘され続けてきましたが、
江守さんは、投機筋のポジションだけを見ていると先行きを見誤ると指摘。

現物業者(当業者:コマーシャル)の取引状況を見ることも重要な局面にあります。
現在、現物業者は原油価格の下落をヘッジしようと先物市場で売りを積み上げています。

価格が高いところで先物市場で売りを作れば、将来価格が下落しても
高値での売りが確定できるため、このところの高値でヘッジの売りが増加している
ものと考えられるのですが、こうした現物筋の売りにも原油価格上昇は止まりません。

通常現物業者は、現物が売れた時に、同量の先物ショートポジションを買い戻す
というオペレーションをするのですが、このまま価格上昇が続けば
ヘッジのつもりでショートしたポジションが損失となっていきますね。
どのレベルまで上昇すればマージンコールとなるのか、それはわからないのですが、
ともかく、この現物業者の売りが積み上がってきている事実は見逃せません。

ファンドマネージャー視点からのポジション動向分析は江守さんならでは。

そして、1300ドルを割り込んだゴールドですが、、、
金利が付かない金は、米長期金利上昇で自動的に売られたとみられますが
江守さんが注目しているのはインフレ率。

名目金利からインプレ率を引いた「実質金利」はインフレが加速すれば抑えられますね。

ここに将来の金価格を占うヒントが!

詳しくはオンデマンド放送で江守さんの解説をお聞きくださいね。

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