下落に転じた原油市場、トップアウトしたのか?! [大橋ひろこコラム]
2018/02/14(水) 23:57 大橋ひろこ

長らく高止まりを続けてきた原油価格が下落してきました。金利の上昇、株式市場の下落と金融市場が荒れ模様の中、ポジション整理が進んでいるのでしょうか。原油先物市場での投機筋の買い越し幅は過去最高が積みあがり続けていましたが、、、、。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はよそうかい・グローバルインベスターズインク代表 松本英毅氏を
お迎えしてお話を伺いました。

原油市場の下落は、債券、株式市場の急変も影響しているかと思いますが、
原油市場独自要因はどのようになっているでしょうか。


◆原油在庫は積み増し

米国を襲った寒波も緩み暖房需要がピークを過ぎたようです。
製油所が定期点検入り稼働率の低下で、原油の消費が減少したことで
週間在庫統計では原油在庫が増加。




◆米国内の生産の増加

米国の原油生産が1970年以来で日量1,000万バレルを超えてきました。

日量1000万バレルの生産はロシアやサウジを上回る水準です。

原油価格が持ち直し上昇してきたことでシェールオイルの開発ペースが速まり
掘削稼動リグ数も大幅な増加を見せています。

生産増も米国内在庫の積み増し基調が今後一層強まるとの見方につながりまsね。




◆トランプ政権による大幅な規制緩和

トランプ大統領は北極圏や大西洋岸のほぼ全域で石油開発を認める方針。
これも将来的な生産増につながる材料で、原油価格の上値を重くします。

これらが、短・中期的な原油の売り圧力となって、ロングが積みあがっていた
原油市場の手仕舞い売りを誘った格好ですが、松本さんはそれほど大きく
崩れるとは見ていないようです。


ポイントは、米国内の石油開発は順調に進むか?!

60ドル程度の価格は依然としてコストに見合っていないと松本さん。

足元では60ドル台まで回復しましたが、長期の期先限月は50ドル前半に低迷する
極端な逆さやになっています。生産会社のヘッジ売りが進まない状況にあります。
現状ではコストの高い油田でまで、積極的に開発を進める余裕はないのです。

産油国が減産姿勢を維持するなら、中長期艇には一段と需給がタイト化する
ことが予想され、長期的には決して需給が緩む方向とも言えないのです。
年々伸びていく需要を賄えるだけの供給が確保できるのか?!

また、経済危機に直面しているベネズエラの生産は、引き続き減少傾向。
イラク北部やリビア、ナイジェリアの情勢も依然として不安定なままです。
積極的に生産が増える状況ではありません。

次に何らかの生産停止が起これば、供給に余裕がない分
市場が敏感に反応することも想定されます。

そうした事態に陥った際、これまで増産して穴埋めをしてくれていた
サウジアラビアには期待できないと松本さん。

そのわけは・・・。

詳しくはオンデマンド放送で松本さんの解説をお聞きくださいね。

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