生産国らの輸出削減合意報道でゴム価格上昇 [大橋ひろこコラム]
2017/12/07(木) 23:37 大橋ひろこ

WTI原油先物市場のファンドポジション、買い76万3786枚に対し、売り15万3953枚で、差し引きは60万9833枚で史上初めて60万枚を突破するところまで「買い越しポジション」が積みあがっています。先物市場の価格は「バックワーデーション」(逆ザヤ)WTI原油チャート形状は逆三尊完成後の上昇、大変強い形となってきていますが、11月30日のOPEC総会ではポジティブサプライズひとつない内容にも、このファンドのポジション解消が起きなかったことには驚きを隠せなかったという向きは多かったかと思います。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はトーキョー・トレーダーズ・タイムズ代表 小針秀夫氏にお話を伺いました。

原油に関しては是非オンデマンド配信を聞いてくださいね。

小針氏には、足元反発基調にあるゴムについても解説くださいました。

タイ、インドネシア、マレーシアの3大天然ゴム生産国で構成される
国際天然ゴム協議会(ITRC)は、11月30日、
天然ゴムの輸出を削減することで合意したと報道されています。

消息筋によると、順当に会議が進むようであれば、
早ければ12月15日から施行され、削減規模は3カ国合計で30万トンになる見込みですが
詳細は12月13日に改めて決定される模様です。

ITRCは今年6月と9月に輸出削減あるいは減産に関する会議を開いたものの、
一部生産国が反対の意向を示したことで物別れに終わっていたという経緯があります。

しかし低迷が続く天然ゴム価格を浮揚させることが生産各国の利害に一致したことで、
事前公表なく極秘裏に会合が持たれ、輸出削減ので合意した旨のみが伝えられた格好です。

極秘裏に会合が持たれた背景は今度の会合でも合意にこぎつけることが出来なければ
失望売りにさらされるリスクを警戒したためと見られます。

青島のゴム倉庫の火災でゴム在庫の消失が懸念されたことからのゴム価格上昇との
指摘もありますが、どの程度の火災だったか詳細は不明。

やはり、生産国連合による輸出削減策合意の報が上海ゴム価格の反転上昇を加速させ
たことが、東京ゴム相場を動意づけた最大の材料だったかと思われます。

しかしながら、過去2回物別れに終わった記憶はぬぐい切れず、本当に実施されるのか、
その見極めは13日に出てくるということですので、注目です。

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

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