「手芸業界の超成長企業、小野のサクセスストーリー」 [月曜・世界の経済政治ニュースから]
2017/08/14(月) 22:28 山本郁
今、手芸業界が熱いってご存知でしたか?
市場規模は4,000億円。
ちなみに映画業界が2,200億円、音楽ソフト業界が2,500億円ですから、その規模の大きさが分かると思います。
手芸は「趣味の王様」。しかも趣味として面白いだけでなく、高齢者のリハビリに、子供の教育ツールに、海外への輸出、海外からの観光客のインバンド需要も見込める、成長業界と考えることが出来る優良企業なのだそうです。

本日のコメンテーター、東洋経済新報社 編集局 編集委員の 田宮寛之さんが、手芸業界の中でも注目している‟超"優良企業が「小野株式会社」。
業界売上高ランキングを見ると、1位が名古屋市に本社のある「藤久」。2位が東京都大田区に本社のある「ユザワヤ商事」。3位がイオンの商業施設で「パンドラハウス」を展開している「イオンリテール」。そこに続く業界第4位が「小野株式会社」です。
小野株式会社は香川県に本社があって、関東、関西、中国・四国地方を中心に郊外型大型手芸専門店「ドリーム」を8月1日現在で82店展開しています。
注目すべき点は、ここ5年で新規出店が19店と今凄く伸びているということ。
さらに凄いのは、実質的に借金ゼロの超堅実経営であることです。
創業1911年の老舗で、もともとは贈答品の問屋として香川県で創業。
その後2代目、3代目で、手芸問屋に事業転換し、今の4代目の社長の代になってから小売業に進出。
地元香川では取引先が商売敵になってしまうからと、岡山に出店。
しかも、これまでの手芸小売店では例が無い、郊外型の大型手芸専門店ということで、最初は反対する向きも多かったのだそうですが、これが大成功。
広いので品数が豊富、買い物しやすい、地方は車社会なので駐車場があるとと買い物に来やすい...ということで、岡山女性の心を掴んだということです。
売り上げが拡大すると、利益率の高いオリジナル商品を作り、それが売れることで更に利益拡大。
更に出店し、売り上げ規模を拡大し、オリジナル商品の開発...ととてもいい循環になっているのです。

この小野株式会社の成功から、田宮さんは日本企業の成功パターンを2つ見出したそうです。
一つは「企業の伝統を維持しつつ、業態の転換をしていく」
これはトヨタが同じケースだそうです。
2つ目は「人口の少ない地方でビジネスモデルを構築し、その後消費者の多いエリアに出店する」
これは、ファーストリテイリング(創業は山口)、青山商事(広島)、はるやまホールディングス(岡山)、ニトリ(北海道)も同じパターン。
小野社長は「コストの高い関東でいきなり始めてもお金が回らない。少ない資金でビジネスが可能な地方で始めた方が、ビジネスモデルを構築できる」とおっしゃってるそうです。

小野株式会社については、田宮さんの著書「業界地図の見方が変わる!無名でもすごい超優良企業」(講談社+α新書)の197ページに掲載されています。
また田宮さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴きくださいね。

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