最終確定生産高報告で大豆上昇も [大橋ひろこコラム]
2017/01/18(水) 20:26 大橋ひろこ

足元で大豆価格が急伸しています。

1月12日に発表されたUSDA穀物需給報告で
2016/17年度大豆期末在庫を6000万Bu下方修正して 4.20億Buと発表。最終生産高は43.07億Buに下方修正されました。

一方とうもろこし2016/17年度期末在庫は4800万Bu下方修正され23.55億Bu。最終生産高は7800万Bu下方修正の151.48億Bu。

史上最高の豊作は確定したものの単収を引き下げ、作付面積を削減されたため需給は11月に比べ大幅に逼迫したことが、ファンド勢のショートカバーを誘いました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコンチネンタルライス代表取締役 茅野信行氏をお迎えし
2017年穀物市場の展望を伺いました。

足元では1月のUSDAの最終確定生産高報告が11月時点の数字とギャップがあったために
売り方が踏まされる結果となり、特に大豆が大きく上昇していますが、
茅野さんはこの上昇には懐疑的。需給相場の中で(春先まで)
大豆相場は昨年秋のもみ合いの水準である9~9.5ドル程度まで弱含むと指摘。

すでに10ドル超え示現となった大豆は、需給からみても、とうもろこしとの比価から
見ても割高で、価格の修正があるとみられます。

大豆、とうもろこしの比価フェアバリューは2.4程度。
現在の比価は2・6~2・7にも登っています。
大豆が割高で、とうもろこしが割安、ということになりますね。

大豆、とうもろこし相場ともに4年連続の豊作となっていますが、
過去、5年続けて豊作となったことはなく、今年2017年が豊作となる確率は
あまり高くないとのこと。減産とはならないまでも、平年作程度となるとみられます。
しかし、5年連続の豊作は絶対にありえないということではないのでご注意を。

茅野さんは、2017年平年作となると仮定すれば、今年の穀物相場には上昇の妙味も
あろう、としながらも、それは足元の上昇には全く関係のないものであり、
天候相場で示現する可能性の話であるため、需給相場で示現した高値には
注意したいとお話くださいました。

今年の穀物市場の展望は是非オンデマンド放送で茅野さんの解説をお聞きくださいね。

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