ゴールド価格下落も静かな実需勢 [大橋ひろこコラム]
2016/12/15(木) 23:56 大橋ひろこ

ゴールドの下落が止まりません。今週14日の米FOMCでは市場の予想通りに0.25%の政策金利の引き上げが決定されましたが、2017年の利上げ見通しがこれまでの予想の年2回から年3回に修正されたことで、米金利が上昇。米長期国債利回りは2.5%台に乗せたことで、ドルが上昇。ドル高によるゴールド下落が加速しています。

皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融・貴金属アナリスト 亀井幸一郎さんに金市場の動向と今後についてお話を伺いました。


昨年2015年の利上げ発表後はドル高が一服し、ゴールド反転のきっかけと
なったのですが、今年はドル高が止まりません。ゴールドもずるずると下値を
拡大する値動きですが、昨年と違うのは「実需」が静かであること。

価格が下がれば買いに出てくるのが、中国やインドなどの実需勢。
昨年の安値では旺盛が実需の買いが下値を支えた側面もありましたが、
今年は中国もインドも積極的に買ってきていません。

中国人民元安が加速していることで、当局は口先介入という形で
金の輸入に制限をかけています。元安のヘッジとして金需要が高まる半面、
金買いは人民元売りにつながるとして当局が懸念を強めているのです。
このため、上海の金価格は20ドル超のプレミアムがついています。
現物が不足しているということですね。

一方、インドは11月9日から高額紙幣である500ルピー(約815円)と
1000ルピー(約1630円)の流通を差し止めています。
偽造紙幣や不正蓄財などの根絶が目的ですが、この混乱でインドは現金が不足。
このため、金が買えない状況に陥っているとか。
インドでは買いたくても現金がないために金が買えないという事情から
金価格は逆にディスカウント状態にあるようです。

こうした実需勢の買いが出てこない事情がある中で、金融要因による
下落が大きくなっているのですが、ここからさらに金利は上昇するのでしょうか?

来年2017年は欧州の選挙が多く予定されており、政治リスクが高まります。
焦点は4-5月のフランス大統領選挙とみられますが、
ここからのゴールド相場、どのように見ればいいでしょう。

亀井さんに伺いました。

詳しくはオンデマンド放送で亀井さんの解説をお聞きくださいね。

コメント