上昇続くパラジウム、今後のリスクは?! [大橋ひろこコラム]
2016/12/01(木) 23:21 大橋ひろこ

プラチナ・パラジウム比価(プラチナをパラジウムで割った比率)が1:1.18となりました。プラチナ1173ドル、パラジウム773ドル。プラチナとパラジウムの値段が近づいています。比価は1:5にまで開いたことがありましたが(もちろんプラチナ高)そう遠くない将来に1:1、いわゆるパリティとなるかもしれません。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はICBCスタンダードバンク東京支店長 池水雄一さんに
パラジウム上昇の背景について伺いました。

パラジウム価格は10月28日の610ドルを底値に11/28には760ドル
にまで上昇。一ヶ月で150ドル、25%も高くなっています。
円建てパラジウム価格も2055円から2730円で約700円、
およそ34%の上昇を記録しています。

このパラジウム高の背景にある需給構造について
池水さんに解説いただきました。
簡単に言えばパラジウムは需給がよりタイトなのです。
2012年から6年連続の供給不足状態。

パラジウムの用途の7割は自動車触媒需要です。
工業用メタルの色合いが強く、景気に左右される銘柄です。
一方プラチナの需要の3割は宝飾でゴールドの動きに
より大きな影響を受けやすい側面があります。
また、その宝飾需要の8割が中国によるもので、中国の贅沢禁止令の
影響がプラチナの宝飾向け需要を減少させているほか、
プラチナの自動車触媒はディーゼル車向けであり、
おもに欧州であることも影響しているようです。

中国の10月の自動車売り上げは270万台で、9月の260万台から増加、
前年比でも19%も増加しています。10月は8ヶ月連続の販売増加となり、
ここまでで年初から2190万台の売り上げとなり、
2015年の同期は1900万台なので14%の増加です。

中国・北米の自動車売り上げは好調であることから、ガソリン車向けの
パラジウム需要増思惑が足元の価格上昇につながっているのです。

ただし、この中国の自動車販売は来年も続くかどうかは疑問です。
中国は2015年9月末に1.6リッター以下の小型車に対する売り上げ税が
50%カットされましたが、その期間は今年2016年末まで。
この需要は来年の需要を先取りしている恐れがあります。
この減税の延期も噂されていますが、まだどうなるかはわかりません。

もしこの減税が予定通り今年いっぱいで終わるならば、
パラジウム需要の伸びは年内まで、ということになる可能性が?!

また、鉄鉱石や石炭、銅などの産業用銘柄がトランプ大統領誕生とともに
急激に上昇していますが、パラジウムも同様のトレンドです。
トランプラリーである可能性も高いとみられることも、来年以降のリスク要因。

詳しくはオンデマンド放送で池水さんの解説をお聞きくださいね。

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