トランプ新大統領誕生で下落が続くゴールド市場 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2016/11/24(木) 23:58 大橋ひろこ

アメリカの大統領選以降、ゴールド価格が大きく崩れています。祝日となった11月23日に1,200ドル割れとなり、1,170ドル台まで下落しています。ゴールド市場では200日移動平均線が意識されてきましたが現在200日SMAは1,280ドルに位置しており、すでに100ドル以上もの乖離。金の時代は終わったのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はみんかぶ商品調査部門アナリスト 森成俊さんにお話を伺いました。

トランプ氏勝利となってから、金融市場では米金利上昇が続いています。
米金利上昇がドル高を引き起こしていることからゴールド下落が顕著。
12月にはFRBによる金融政策で利上げが見込まれていますが
一方で、金利上昇は元来株式市場とは逆相関となるため、株式市場への
影響が気になるところです。利上げの影響が株式市場に及ぶようなら一時的には
金市場が下げ止まるでしょか、あるいは同時に売られる展開でしょうか...。

かつて著名投資家のジョージ・ソロス氏の下で働き、1992年のポンド危機で
イギリス中央銀行に対し空売りを浴びせた著名投資家で、
大量の金を購入していたことで知られるスタンレー・ドラッケンミラー氏が、
米大統領選挙の夜に金をすべて売却したことを明らかにしていますね。


二ューヨーク金市場での大口投機家の買い越しは
今月15日現在17万7,6609枚まで減少しています。
今月8日現在、21万7,238枚まで増加していましたが、
米大統領戦況後に手じまい売りが進みました。
16、17、18日は取組高の増加を伴った下げが見られましたので、
買い越し幅は更に減少したものとみられますが、まだ処分の余地があり
金下落が続くリスクはぬぐえません。

ゴールド・フィールド・ミネラル・サービシズ(GFMS)による
「ゴールド・サーベイ2016Q3」(10月27日発表)によりますと、
第3四半期の金需要は前年同期比30.1%減の767トン、
供給は同1.3%増の1,153トンとなりました。
需要減少の背景にはブレグジットの影響で価格が大幅上昇したことが挙げられます。
またスクラップ供給が同20.3%増の336トンと
2012年第4四半期以来の高水準となり、供給過剰につながりました。

しかしながら為替市場で13円もの円安ドル高が進行。
東京金先物価格は膠着、下落につながっていません。
円安は円建て金の上昇要因。ドル建て金が大きく下落していますが
円安に相殺されてもみ合いに終始する展開となっています。

ここからのゴールドの展望は?
森さんに伺っています。詳しくはオンデマンド放送で
森さんの解説をお聞きくださいね。

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