生き残りをかける石油販売業~どうなるガソリンスタンド [大橋ひろこコラム]
2016/05/25(水) 20:15 大橋ひろこ
ガソリンスタンド(以下SS)が減っています。ドライバーの皆さんは感じていることと思いますが、「SS過疎地問題」が深刻化しているようです。20数キロ車を走らせないと給油できないような地域もある他、高速道路に200キロ以上走らないとSSがないというような区間があるとか、、、。灯油や農業機械用ガソリン・ディーゼルが買えないという問題にもつながる他、石油とLPガスは災害時の最後の砦、熊本大地震でも少ないSSには長蛇の列ができました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は株式会社セキツウ常務取締役 山内弘史さんに「生き残りをかける石油販売業~どうなるガソリンスタンド」をテーマにお話を伺いました。


◆ピークから半減したSS

1996年度末は60,421店あったSSは2015年度末には33,510店にまで減少。

※2003年度~2014年度のSS経営形態別の減少
元売社有    9,109 ⇒ 6,146  ▲ 2,963
特約・販売店  30,370 ⇒ 19,129 ▲11,241
PBSS 10,588 ⇒ 8,235 ▲ 2,353
SS合計    50,067 ⇒ 33,510 ▲16,557


◆なぜSS減少が止まらないのか?

1・最大の要因はガソリン需要の大幅減少にあります。

2004年度のピーク需要は61,476千klでしたが2015年度53,100千klまで13.6%もの減少。
エネルギー庁の「平成28~32年度石油需要想定」ではガソリン需要は
今後5年間で年率2.5%減を続け,32(2020)年度には46,854千klとなる見通しです。

少子高齢化や若者の車離れの他、 環境対策車(ハイブリッド車など)の普及、
車の燃費向上等で需要が低下しているのです。


2・低マージンに喘ぐSS経営

販売事業者のガソリン・マージンの低下しており、
年間販売量が500kl未満の中小SSのマージンは赤字経営。
大手元売りによるボリュームインセンティブにより安価に価格を
仕切ることが可能であり、低価格競争を招いてしまっています。


3・ 新しい課題への対応の苦しみ

VOC(ガソリンベーパー)規制、水素・EV供給など新しい課題への対応に
設備投資が必要となってきます。
VOC規制というのは、給油時の揮発成分が環境負荷となっている
ことから、キャニスターという器具を取り付け、揮発成分を
タンクに戻すなどの、取組が求められるもの。
この設備投資におよそ1000万円程度はかかるとみられますが...。


もともとタンクの老朽化で土壌汚染問題からタンクの入れ替えを
迫られるSSが多い中、負担があまりにも大きいのが現状。

低価格競争を強いられる中で、新たな設備投資が難しく
SS経営を続けられないということが起こっているのです。

不当廉売や差別対価等不公正取引に対するコンプライアンスの徹底や
公平で透明な卸価格指標の確立などが求められるほか、
SS減少を食い止める施策が急務となっていますが、、、。

詳しくはオンデマンド放送で山内さんの解説をお聞きくださいね。

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