需給からは考えられぬ原油価格上昇 [大橋ひろこコラム]
2016/04/28(木) 23:20 大橋ひろこ

4月17日、カタールドーハで開催されたOPECと非OPECの産油国会合で、増産凍結への期待から上昇した原油価格。結果は失望の増産合意決裂でしたが、18日に値下がりしただけで反発。クエートの石油労働者のストやナイジェリアでの生産減により、下落分を取り戻してなおの上昇、しっかりとした相場になってきています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルエコノミストの藤沢治さんにお話を伺いました。

本来はドーハ会議の決裂によって価格は下がるはず・・・。
仮に増産凍結が決まっても決まらなくても、
需給のファンダメンタルに変化はなく供給過剰状態が続いています。

第2四半期は、冬場の第1四半期より需要減となるため
現状の供給が続けば過剰状態はより深刻化します。

しかし市場はIEAの予測や需給は2016年末までにリバランスする
という観測をテーマに動いているようです。

米国のシェールオイルの生産は減少していますが、
イラン、イラク、ロシアなどの増産が予想されるのため、
需給状況は実際には変化がないのですが、、、。

先物市場での非当業者の買い越し残(ネット・ロング)は
㋁中旬の約9%からここのところ16%以上に増加。
金融市場では、原油安は経済の停滞を招くとしてドル安政策に
シフトしているとの指摘もありますが、足元の原油市場は
需給ファンダメンタルからは説明できないと藤澤さん。

今後は6月2日の次期OPEC総会が焦点となります。

ここではイランの政策が鍵となりますが、イランはOPEC総会前に原油輸出量を
制裁以前の日量250万バレルに増産することを目標にしています。
現在の生産量は日量230万バレル. 3月は原油で日量170バレル、
コンデンセートを日量50万バレル輸出しており、6月までには達成できそう。

つまり、イランは絶賛増産中ということですね。

イランは、制裁前水準まで生産量を戻すことができれば6月2日のOPEC総会で
増産凍結に合意するシナリオを描いているのですが、果たしてこのシナリオ通りに
なるでしょうか。詳しくはオンデマンド放送で藤澤さんの解説をお聞きくださいね。

ちなみに米国の商業在庫は、5億4千万バレルで史上最高。
7億バレル程度までは備蓄能力があるとされていますが、、、、。
また、北海のフォーティーズ原油は船積在庫12カーゴが行き先を求めている
という供給過多状態。これで価格が下がらないのが不思議なのですが、、、。

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