ドーハ会合物別れも崩れぬ原油、クウェートストの影響も [大橋ひろこコラム]
2016/04/20(水) 20:04 大橋ひろこ

17日、カタールのドーハで、生産量を1月時点の水準以上に増やさないという増産凍結協議が開催されました。、2月にサウジ、ロシア、カタール、ベネズエラの4ヶ国で合意した内容を協議するもので18か国も産油国が集まったのですが、まさかの物別れに終わり週明け18日月曜日の原油先物市場は大きく窓を開けてギャップダウンスタートとなりました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はよそうかい・グローバル・インベスターズ代表の松本英毅さんに原油市場を巡る様々な材料と今後の価格予想について伺いました。

ドーハ会合は増産凍結で合意されるとの草案が公表されていたため、合意ならず、
という結果はネガティブサプライズでした。イランが欠席する中、サウジがイランの参加を強く主張、
イラン抜きでの合意に難色を示したことが背景とされています。

増産を凍結するだけでは、現時点でも日量200万バレルはあるという世界市場の供給過剰を
解消することはできないため、関係者の間では、もともと期待は高くなかったのですが、
産油国が一堂に会して何らかの合意を行うこと自体が重要で、あわよくばその先の協調減産に
つながるのでは、との期待もあったため、ショートカバー主体でWTI原油価格は会合前に42ドル台まで
上昇していたため、失望売りも大きかったのです。

ところが、窓を開けて急落スタートとなった今週の原油相場、その後はじり高で推移、
すっかり窓を埋める上昇となっており、価格は再び41ドル台へと上昇となりました。

石油輸出国機構(OPEC)加盟のクウェートで石油労働者のストライキが3日目に突入しており、
生産量がおよそ半減。3月の原油生産量は平均で日量280万バレル程度だったのに対し、
ストの影響で同110万バレル程度まで落ち込んだと報道されています。
世界の原油生産は日量150~200万バレルが供給過剰とされていますが、
クウェートの減産量はそれに相当する量であることが好感されたとみられます。

しかしながら最新の情報ではクウェート石油労働者のスト終了との報道もあり、
このニュースによって支えられた分が剥落すれば、原油相場は再び下落再開となるとの
懸念があります。ここからの原油相場、何がポイントとなって価格変動するでしょうか。

1月2月のWTI原油価格26ドルでWボトムの格好となっているのですが、
この時はドル高への懸念が大きかったために、需給面だけでなく金融面からも
原油の上値が重かったのですが、現在米国の利上げのペースはかなり鈍化するとみられ、
ドル安基調が鮮明となっていることから、この面では原油はじめ国際商品価格の下値は
支えられると松本さん。下がっても30ドル台半ば程度ではないか、、、と解説くださいました。

IEAは先週発表した4月の月報で、需要の増加と非OPEC諸国の生産減少で、
今年後半には世界需給はバランスが取れるとの見方を示していましたが、
IEAの見通しは現状追認の延長線上にあることが多く、5月には修正される可能性もあります。
というのも、IEA予想はIMFの世界経済成長見通しが基づいた予測モデルを構築しているため、
先般世界景気見通しを大きく下方修正したIMFの数字をうけて5月には石油需給予想も
修正される可能性が大きいとみられます。

詳しくはオンデマンド放送で松本さんの解説をお聞きくださいね。

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