高値圏でもみ合いに入った金相場 [大橋ひろこコラム]
2016/03/02(水) 19:37 大橋ひろこ

ドル建て金現物価格は2月3日に200日移動平均線超えとなると上放れ、8日に1,200ドルを試すまで上値を伸ばした後11日に1,259ドルまで高値がありました。この日はドル円相場が110円台まで下落、リスク回避相場が極まった時と重なりますが、その後、金価格は高値修正局面入りとなるも、押し目底は16日につけた1,191ドルまで。高値圏でのもみ合いにはいっています。

皆さんごきげんいかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はみんかぶ商品調査部門アナリスト森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しについて伺いました。

その後、2月17日から第2上昇波動入り。
2月11日の高値1,259ドル超えとなると、1,300ドルを目指す展開にも
繋がりそうです。2015年、去年までの地合いだと、突発的な上昇があっても
高値を取った後はあっという間に全値を削る下落に見舞われてきた金相場。
今回は、本格大底形成となったような強さです。

森さんは、今後の米金融政策がカギだとして、
まずは今週末の雇用統計に注目だと解説くださいました。
事前予想は失業率が前月と変わらずの4.9%。
非農業部門雇用者数は前月比19万3,000人増で
1月の同15万1,000人増から大幅に増加予想。
労働市場の不況と好況の分岐点の20万人を大幅に超えると
ドル買い意欲が強まる可能性もあり、金にはネガティブ。

さらに3月15,16日に開催予定のFOMC,で利上げは実施されるのか。
見送られたとしても、今後年内利上げの可能性が強まればドル高となるでしょう。
ドルの動向が最も金価格を左右するとみられます。

需給面では金WTFの残高が増加中。
SPDRゴールの現物保有高は786.20トンとなり、
2月1日現在の669.23トンから約17.5%の急増しています。

投機筋も金買いに動いています。
CFTC建玉明細をみると大口投機家の買い越しは2月23日現在、
14万4,978枚まで増加。1月26日現在、5万9,040枚から
約1カ月で約3倍近くまで増加しています。
過去最高レベルの買い越し幅は25万枚程度であり、
まだまだ資金流入余地はあるとみていいでしょう。

プラチナ価格も金上昇に連れ高となって上昇してきましたが、
それでも金とプラチナの価格差は縮小するどころか拡大傾向。
金はマネーとしての側面を買われており、金とプラチナのサヤは
およそ300ドルに拡大したままです。

ここからの金、プラチナ見通しは?!
詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

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