原油下落、金急伸、コモディティ市況の今後 [大橋ひろこコラム]
2016/02/24(水) 23:22 大橋ひろこ

年初からの金融混乱で株が大きく下落する反面、金価格は大きく上昇をみせました。そもそもの金融混乱の背景には原油価格の下落が指摘されており、原油安金高の逆相関が進んだコモディティ市場ですが、足元では原油の下落も落ち着いてきており、金価格の上昇も止まったようです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はコモディティインテリジェンス代表取締役社長の近藤雅世さんに
コモディティ市場の現状と今後について伺いました。

東京金価格は2月15日に4,479円を付けてその後4360円まで下落しています。
1万4千円台まで下がった日経平均株価も1万6千円近辺まで回復しており、
今年の安値から7.6%、またダウ平均株価は8.0%、上海総合指数は10.9%
回復していることで、金への資金逃避も一服しているようですが、
金ETF市場には資金流入が続いており、更なる一段高となる可能性は?!

ポイントはドルの動向だと近藤さん。

米利上げには懐疑的となったマーケットですが、
2014年から続いてきたドル独歩高の様相が変化したことも
金高の背景。ドルが天井打ちとなって下落に転じているとするなら
金がまだ上値を試す余地もあるかもしれません。

一方で原油価格。
カタールとベネズエラがロシアとサウジアラビアを説き伏せて
1月の生産水準で凍結することを合意しました。
イランも原則賛成ではあるのですが、各論では経済封鎖前の水準まで生産は
増加させると述べています。4カ国で合意できたことは一つの進展ですが、
その効果は疑問で、原油価格は下げ止まりこそしたものの
大きな上昇につながるものではありませんでした。

IEA(国際エネルギー機関)は今年のシェールオイルの減産幅を
60万バレルとしたことで、これが予想よりも多かったために
22日のNY原油価格は上昇につながったのですが、
2017年まで供給過剰が続き想定されているよりも長く時間がかかると
弱気の発言もあり、その後原油価格は下落しています。

原油価格は決定的な判断を下せるような情報が無いため、
一喜一憂で上下動を繰り返していますが、当分は30ドル台での
レンジ相場が続くのではないか、と近藤さん。

詳しくはオンデマンド放送で近藤さんのお話をお聞きくださいね。

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