ファンダメンタル分析シリーズ:世界のゴム先物の取引所と特徴 [ファンダメンタル分析シリーズ'15(~16年1月)]
2015/12/29(火) 23:04 大橋ひろこ

毎週火曜の商品先物取引のファンダメンタル分析シリーズ。
楽天証券 経済研究所 コモディティアナリストの吉田哲さんに聞く「ゴムのファンダメンタル分析」シリーズも今回12月最終火曜が最終回。今回は「ゴムのマーケットとプレイヤー、その取引の特徴」などを伺っています。

このシリーズは是非、資料をダウンロードしてお聞きください。ご覧の画面の右側にファンダメンタル分析シリーズ」というオレンジ色のバナーがあります。こちらをクリックしていただくと、番組資料をDLすることができます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

ゴムはどこの市場で取引されているかご存知ですか?
TOCOM・東京商品取引所で取引ができますが、その他にも上海市場や
シンガポール市場でゴムの売買がされています。

面白いのは、TOCOMの中心限月(最も商いが多く人気のある限月)は
先限(あるいは期先)といって、現物取引が行われているスポット市場の
取引より最も先(将来)の限月なのですが、上海市場の上海ゴム先物の
中心限月は、期近ではなく「期中」

COMEX市場の原油先物や金先物取引の中心限月は「期近」といって
スポット市場に最も近い先物限月となっています。
それぞれの市場で中心限月が異なるという特徴があるのですが、
なぜ上海ゴムの中心限月が「期中」なのでしょう?

吉田さんは、TOCOMのゴム先物取引の1日の取引のピークの時間帯に
注目され、TOCOMと上海のゴムの異市場感での裁定取引などが
旺盛となるために、上海ゴムは期中限月が商いが大きいのではないか、
と解説くださいました。

現在TOCOMの中心限月である先限は2016年6月限です。
(TOCOMの場合は最大で半年先までの取引限月があります)
そして上海の中心限月である「期中」は2016年5月限です。

TOCOMゴムの最も取引が多い時間帯は寄り付きの9:00~10:00台。
これは金などの他の商品銘柄でも同様の傾向があるのですが、
しかし10時台になると商いは大きく減少していきます。
しかし、ゴムは10時台も取引量はそれほど減少せず商い旺盛。

これは10:00からスタートする上海市場のゴム価格の値動きをみて
TOCOMゴムを取引するプレーヤーがいるということでしょう。

海外からの委託玉も増加しているTOCOM。
ゴムはトレンドが大きく出やすいことや資金効率の良さなどから
個人投資家らの根強い人気がある銘柄です。

吉田さんには3回にわたってゴムの基礎知識・ファンダメンタル分析を
解説いただきましたが、是非皆さん、勉強してみてくださいね。
オンデマンド放送で吉田さんの解説をお聞きください。

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