コモディティ価格下落がもたらすリスク [大橋ひろこコラム]
2015/09/30(水) 20:03 大橋ひろこ

スイス資源大手グレンコアの株価が急落、時価総額の7割以上を喪失、倒産リスクが増したことなどを受けて世界の株価が下落、サウジアラビアのソブリンファンドが投資資金を引き揚げたことなども嫌気して金融市場が不安定となっていますが、コモディティ価格安が招いた事態といえます。グレンコアは亜鉛や銅取引の世界シェアが50~60%にも上りますし、サウジアラビアは産油国、原油価格下落は財政を圧迫します。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケット・アナリスト菊川弘之さんにお話を伺いました。

中東オイルマネーの資金引き上げが日本株下落の一因ではないかとも
指摘されていますが、カタール投資庁はVW株とグレンコア株で
相当の損失を抱えたようです。

VWの排ガス不正問題は、ディーゼル車の触媒として使われるプラチナ市場へも
影響を及ぼしています。ディーゼル車からガソリン車への転化が進むとの
思惑でしょうか、プラチナ価格は下落しましたが、ガソリン車触媒となる
パラジウム価格が大きく上昇しました。

ディーゼル車触媒としてのプラチナ需要が劇的に改善する見込みは薄く、
プラチナ価格が長期低迷する可能性が大きくなっていますが、
将来的には燃料電池車と電気自動車のどちらが世界的標準となるかが焦点。


燃料電池にはディーゼル触媒より多くのプラチナを使用します。
日本は燃料電池車を推進する機運が高いのですが、
世界的には電気自動車になっていくようなムード...。
この見極めがプラチナ価格にとっては大きな材料となってくると菊川さん。
金とプラチナの価格が逆転減少は長期化するでしょうか。

また、原油価格については、11月のOPEC総会でサウジが減産するのか。
イランの核開発協議合意による経済制裁解除の影響は?
さらには中東とロシア、米国のパワーバランスの変化などなど
菊川さんに伺っています。

詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説をお聞きくださいね。

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