荒れる金融市場にあって底堅く推移する金 [大橋ひろこコラム]
2015/09/02(水) 23:36 大橋ひろこ

9月に入りました。秋は波乱含みとなるというアノマリーはよく知られていますが、今年2015年はお盆明けくらいから大波乱。株や為替市場には一足早くリスクオフ相場が到来していますが、金価格は8月に大きく上昇しています。 金ドル建て現物価格は7月24日に2010年2月以来の安値となる1,077ドルまで下落しており、総悲観ムード。1000ドル割れの声も広がっていましたが、8月の反騰で12日には7月20日以来の高値となる1,125ドルまで上昇しました。世界的な株安でショートカバーが入ったほか、資金の逃避先としての見直し買いも見られるようです。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はインベステック調査情報グループの森成俊さんにお話を伺いました。


金相場は現在需給というよりは、金融要因で変動しています。
リスクオフムードが高まったことで、足元では金が上昇したのですが、
ここからの注目はなんと言っても週末4日に発表される米雇用統計と
9月16、17日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)。
9月後半にかけ、ドル安が進むようならば、1,160ドル超えから
1,200ドル向けての再上昇期待膨らむ局面です。

8月の米雇用統計の事前予想は
失業率が前月の5.3%から5.2%に低下。
非農業部門の就業者数は前月比22万人の増加予想。
(前月は同21万5000人増)予想。


金融市場は大きく混乱していますが、FRBが9月の利上げの可能性を
排除していなことから今回発表される8月の雇用統計の数字は重要です。

1ヶ月前から比べると金市場のセンチメントは随分変わりましたが、
中期投資資金の流出に歯止めがかかり微増傾向にあります。
世界12カ国に上場する投資信託(ETF)の金現物保有高は9月4日現在、
1,009.38トンとなり、7月末現在の1,001.22トンから微増となりました。

ヘッジファンドなどの動向ですが大口投機家の買い越しは
5月19日に12万2,621枚まで急増していましたが、
6月以降は減少の一途を辿り7月28日現在、2万4,465枚まで減少していました。
8月に入ってからは増加に転じ、8月25日現在、7万0,733枚まで増中。

金価格には明るさが見えてきたのですが、プラチナ価格は鈍く、
プラチナはユーロ圏、中国の景気低迷による需要減少、
生産国の南ア、ロシアの通貨安による供給増加から
8月4日にドル建て現物価格ベースで2009年1月以来の安値となる
941ドルまで下落しました。その後は下値を切り上げているものの、
金とプラチナの価格が逆転現象は継続しています。

ここからの展望は?
森さんに伺っています。詳しくはオンデマンド放送で森さんの
解説をお聞きくださいね。


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