ドル高の様相で国際商品価格に下落圧力 [大橋ひろこコラム]
2014/08/27(水) 19:43 大橋ひろこ

ぐっと気温が下がり過ごしやすくなりました。今週で8月も終わり、夏の去っていくムードは寂しいものですが、皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はコモディティインテリジェンスだ代表取締役 近藤雅世さんに
コモディティ市況について伺いました。

円安、ユーロ安が進行し、全面ドル高の様相となっています。
円安は円建ての商品価格TOCOM市場にとっては押し上げ要因ですが、
国際商品価格には下落圧力となります。


金やプラチナ価格も頭が重く、今年は地政学リスクで買われる局面も
あった原油市場も足元では下落が続いており、
6月には107ドルあったWTI原油価格は93ドルにまで落ちてきています。

近藤さんによると米国では6月末から8週間のうち7週間原油在庫が
減少し、約2%原油在庫が減っているそうなのですが・・・。

在庫減の背景は石油精製設備稼働率が過去最高になっているためで、
8月15日の週は93.4%でした。
日本の稼働率が87.3%ですからかなり米国の石油精製設備の
稼働率が高いことがわかります。

しかし、市場はこれを材料視していないようです。

OPECのOil Market Report8月号によりますと、
今年の世界の原油需要量は日量9111万バレルですが、
非OPECからの供給は6146万バレル、その差は2965万バレルです。

それをOPEC諸国が生産すれば需給は均衡するのですが、
7月のOPECの生産量は2991万バレルなので、
日量26万バレルだけ余分に生産されているということになります。

需要の伸びが110万バレルであるのに対し、米国やカナダ等
非OPEC諸国の生産の伸びが158万バレルですから
OPECは減産する必要があります。

ところが、イスラム国で荒れているイラクですら、
前月比7万5千バレル減の305万バレルも生産しています。

リビアからも2隻目のタンカーが出航リビア生産も回復基調。

原油価格が下落するとOPEC総会で減産を決め、価格を支えてきたOPECですが、
現在ではOPEC諸国も外貨を稼ぎたいため少しでも多く生産してしまうのだとか。

このまま原油価格は下落が続くのでしょうか。

近藤さんはNY原油価格は6月20日の107.73ドルから
8月21日の92.5ドルまで▲15.23ドル14%も下落しているため、
気分的には何かあればそろそろ反転する頃だと指摘されています。

何か?というのは地政学要因でしょうか、それとも。。。。

番組では下落が続く穀物相場についても伺っています。
詳しくはオンデマンド放送でお聞きくださいね。

********************************

9月23日(秋分の日)
コモディティフェスティバル2014が開催されます!!

下落が続く穀物・ゴム相場ここからどうなる?
金はアメリカの金利が上がったらどうなる?
地政学リスクにも原油が下げっているのは何故?
コメ価格の今後・・・などなどコモディティ価格の何故にせまります。

スタンダードバンク東京支店長、池水 雄一さん。
資源食糧問題研究所代表、柴田明夫さん、
そして小次郎講師や菊川弘之さんら、
番組でもお馴染みのメンバーが登場、
住友商事グローバルリサーチ社長 高井裕之氏による基調講演は必聴です。

トークセッション、総合司会は私、大橋ひろこが務めさせていただきます。

ゴールドグッズや豪華賞品が当たる
コモディティプレゼント抽選会もありますよ~!

「コモフェス2014」のお申込は無料です。
お申込受付はコモフェス2014公式サイト↓↓↓からどうぞ。

コメント