上昇を開始した穀物相場、ここからの材料 [大橋ひろこコラム]
2014/02/21(金) 23:05 大橋ひろこ
商品市場に資金が流入しているようです。1月に入ってから金価格が上昇を開始し、1300ドル大台を回復する強さとなっているほか、WTI原油も寒波の影響で在庫減との解説から100ドル台へ乗せています。現在は南米産の穀物の収穫期にあたることから売り圧力が強まるとされている穀物相場も2月に入ってから上昇開始。CRBインデックス(商品指数)は300を超え、ここ1年での高値を更新中です。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今回はコンチネンタルライス代表茅野信行さんに
穀物市場の動向と今後の見通しを伺いました。

2月からの穀物の上昇は、ユーロの上昇とピタリと符合しています。
時期的には、南米の収穫期にあたり農家からの売り圧力が強まることから何故上昇しているのか不可解だと茅野さん。


どうやら、穀物が上昇しているということではなく、
ドル安が招いている商品市場への資金流入が背景にあるようです。

ではここからの穀物相場を見る上でのポイントは何でしょうか。

南米産の穀物の収穫が終わると、今度は米国産穀物の作付が注目されます。
毎年3月31日に発表される「作付意向面積」は、アメリカの農家が
今年どの作物を生産するかのリサーチが発表されるとあって、
穀物関係者が注目する材料のひとつです。

昨年2013年はトウモロコシが大豊作でシカゴトウモロコシ価格が急落、
干ばつで高騰した2012年につけた8ドル台から半値にまで下落しました。

価格が安くなったトウモロコシを生産するよりもっと儲かる穀物に
生産を切り換えようとする農家がどのくらいあるか?

現在のところ、安価なトウモロコシよりも大豆や小麦などの穀物の方が
作付面積が増えるのではないかという予想が増えています。

茅野さんは、アイオワのトウモロコシ農家の方
何人かとお会いしてリサーチしたそうですが、
今年もトウモロコシを作付する予定だとか。

実は12月中にすでにトウモロコシの種子を購入済みだそうで、
茅野さんによると、12月中に種子購入すれば、3割引き【早割?】
だとか。種子メーカーも早く売りたいということで、割引するのでしょう
けれど、農家にしてみれば広大な農地全ての種子代は膨大ですから、
少しでも安く抑えたいということなのでしょう。

蓋を開けてみなければ実際に農家がどの程度、生産する穀物をチェンジするかは
わからないのですが、週末には農業観測会議のアウトルックカンファレンスで
おおよその作付意向動向が確認できます。この数字に注目ですね。

投機筋のポジションはショートが解消され途転ロングになっています。
大豆にいたっては17万枚にまでロングが膨らんできました。

短期筋の資金もにわかに商品市場に流入してきましたが、
さて、ここからマクロ要因に加えて、穀物の独自材料がどの程度
相場を動かしていくのか。天候相場を控えて動き出した相場に
今年は大相場の予感?!

詳しくはオンデマンド放送で、茅野さんの解説をお聞き下さいね。

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