米国、イラン攻撃の応酬で原油、ゴールド急騰 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2020/01/08(水) 19:56 大橋ひろこ

2020年、米国大統領選挙の年となりますが、年明け1月2日、米国政府が報復空爆でイラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官を殺害したことを発表。今日8日早朝に、イラン革命防衛隊が米軍の駐留するイラクの基地に対してミサイル攻撃の報復を行いました。

イランは国連安保理に「戦争は求めていない」と書簡を送っていると伝えられていますが、トランプ大統領は米国時間8日午前に声明を発表するとしており、緊張の年明けとなっています。

 


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケット・リスク・アドバイザリー新村直弘氏をお迎えしお話しを伺いました。

 

米国とイランの対立激化がコモディティ市場では
原油、ゴールド価格を大きく押し上げています。

 原油価格はイランを包含する有事発生によりホルムズ海峡封鎖リスクを
意識せざるを得ず、これが本格的な開戦ということになれば
アブカイク攻撃時に試したWTI価格で75ドルをトライ、
90ドル程度まで上昇する可能性が否定できません。

貴金属は米・イラン情勢の緊張を受けた原油価格の高騰が
実質金利を押し下げており、金銀とも年初から大幅な上昇となっています。

現在実質金利から乖離して上昇しているいわゆる「リスクプレミアム」は
1月8日275ドルとなっています。
(※放送中の375ドルというのは言い間違いとのことです。訂正させていただきます。
ちなみに平常時でも平均的に150~160ドルはプレミアム状態にあるそうです、、、)

仮に地政学的リスクがすべてなくなれば、この分が剥落すると考えることができます。

 しかし、米中の今後が不透明であり、中東情勢も不安定で、
ブレグジットも無秩序離脱の可能性が排除できないこと、
といった目に見える地政学的リスクは多く、
完全に剥落するような相場にはならないと思われます。


仮に米国とイランの戦争リスクが顕在化しない、という前提で考えると
世界景気の動向は、各国の製造業PMIを見るにまだ世界経済は底入れしていません。

米国の重要なマインド指標であるISM製造業指数は12月予想外に悪化し、
2009年のリセッション以来の低水準となっています。

ただし、今年は大統領選挙年。
昨年クドロー米国家経済会議委員長が発言しているように
夏頃に中所得者層を対象とする減税が行われるとなれば、
景気循環と関係なく米経済が過熱する可能性も。

新村氏には、米国とイランの報復の応酬と原油、ゴールド価格、
また、こうした有事のリスクを排除した場合の景気循環から見た
コモディティ市況についてお話を伺っています。 

足元では、トランプ大統領からの声明待ちではありますが、、、

詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で新村さんの解説をお聞きくださいね。

https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk

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