皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はソニーフィナンシャルホールディングス シニアアナリスト 石川久美子氏をお迎えし、膠着のドル円相場、年末に向けてのポイントと英ブレグジットとポンドについてお話を伺いました。
10月1日の中国建国70周年記念イベントへの配慮でしょうか、
米中貿易交渉は10月10日に再開されるまでは、手掛かり材料に欠ける日々。
9月FOMCでは予想通り0.25%の利下げが実施されましたが
年内打ち止め感も出てきたことから、ドル金利低下に歯止めがかけられています。
9月の米国のISM製造業景況指数の悪化はショッキングでしたが
製造業は米国のGDPの2割程度。
10月30日のFOMCまでは今週の雇用統計をはじめ、米指標を見ながら
年内の追加利下げの有無がテーマとなってくると思われます。
米国は昨年までの利上げサイクルから利下げに政策の大転換を行ったものの
9月ECBはマイナス金利をさらに深掘る利下げと年内のQE再開を決定。
10月1日のRBA豪州準備銀行でも0.25%の利下げが発表されました。
世界の利下げ競争が激化するなか、ブレグジットに揺れる英国の
MPC委員のソーンダース氏が英国の利下げに言及、
ポンドにも緩和観測が高まりつつあります。
10月31日が英国とEUのブレグジット交渉の期限。
新首相のジョンソン氏はEUとの間でのブレグジット案がまとまらなくても
この日にブレグジットすることを高らかに宣言していますが
英議会は、19日までにブレグジット案で合意できなければ
10月末ではなく来年1月末まで3カ月期限を延長するようEUに申し入れするよう
ジョンソン氏に迫る法案を可決しており、これで合意なき離脱リスクは
後退したかに見えるのですが、ジョンソン氏はこれに素直に従うのか疑問。
石川さんには英国ブレグジットまでの重要イベント、
そしてポンドの展望についてもじっくり解説いただいています。
詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信石川さんの解説をお聞きくださいね。