プラチナ価格が大きく上昇しています。
皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は日本貴金属マーケット協会 代表理事 池水雄一氏をお迎えし
プラチナ市場を取り巻く需給と価格展望を伺いました。
900ドル以下(生産コスト割れ水準)を
過去1年にも渡ってウロウロし続けたプラチナ。
メタル市場で負け組であったシルバーが先行して上昇を開始、
プラチナ市場にも遅れて資金が流入しています。
World Platinum Investment Council WPICの
「Platinum Quarterly Q2 2019」からプラチナの需給を池水氏に解説いただきました。
2019年のプラチナ需要は9%増と大きく増加しました。
中でも投資需要が、触媒4%と宝飾需要5%の減少を補って余りあ
2019年前半の投資需要は約26.6トンと急増。
特にプラチナETFの伸びが23トンを占めています。
供給は4%増。この増加は2018年に精錬過程に入ったものです
ここからは2019年後半の電力不安と労働組合活動が、
南アの鉱山生産を減少させる可能性があるため、供給に不安も。
ここから需要増が供給を上回る可能性が高く、
2019年の需給バランスは供給過多が11.6トンの予想から
10.7トンへ下方修正されています。
2019年第二四半期は、精錬途中在庫と自動車触媒の増加で
6.8トンの供給過多となりました。
第一四半期が18.3トンの記録的な供給不足であったため、
今年前半は結果的に11.5トンの供給不足となります。
第二四半期の自動車触媒需要は前年比1.6トンの減少ですが、
この減少のペースは少なくなってきています。
2015年にドイツのフォルクスワーゲン社の排ガス不正で
その性能に懐疑的なムードが蔓延しディーゼル車のイメージは
著しく低下しましたが、池水氏によると新型のディーゼルエンジンの
窒素酸化物と二酸化炭素排出量が格段に減ってきているのだそうです。
EUの二酸化炭素排出量規制に対
新型ディーゼル車のほうが見直されているという背景もあり、
プラチナは触媒として重要な役割を果たすことが期待されています。
また燃料電池車(FCV)および、
増えてきていますね。電車ではなく燃料電池で動く列車にも注目なのだとか。
FCVが今後の無公害交通の中心となる可能性もありそう。
詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で池水氏の解説をお
https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk
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