ゴールド・プラチナ価格上昇の背景 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019/07/25(木) 20:05 大橋ひろこ

金相場は、FRBが2019年の利上げ継続に慎重姿勢を示したことから上昇基調に転換。6月のFOMCの声明文が利下げを示唆するハト派の内容であったことから1,400ドル超えとなり、長年のレンジ上限を上方ブレイクしました。1,450ドル台から一段高となると、2013年5月の高値1,487ドル、1,500ドルを目指す展開が期待されますが果たして、、、。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はみんかぶ商品調査部門アナリスト森成俊さんにお話しを伺いました。

来週7月31日のFOMCで10年ぶりの利下げの公算が高くなっています。
米国の金融引き締め政策が終焉し金利上昇に歯止めがかかれば
金利のつかない金のデメリットが薄れます。

NY金先物市場では大口投機家のポジションは今年1月終盤から買いが増え、
7月2日には25万8,946枚まで急増しています。
NY金の取組高はFOMC前の6月17日は52万3,341枚でしたが、
今月18日時点で64万2851枚まで急増し、投資資金流入を裏付けています。

また金のの米国最大規模のETFであるSPDR金保有高は
6月FOMC後に急増し、今月24日時点で822.25トンを記録しました。
今年4月末の746.69トンから約10%もの増加となっており、
機関投資家らの金への関心の高さが伺えます。

GFMSが5月1日に発表したゴールド・サーベイ2019によると、
昨年の各国中央銀行など公的部門での金の需要は536トンとなり、
2017年の366トンから大幅に増加し、
2012年に544トンを記録して以来の高水準となっています。
地金、金貨の投資需要が2017年の1,031トンから923トンに減少しているのですが
中央銀行の買いがこれを補った格好ですね。

また、プラチナ相場も上昇基調に入ってきました。
金とプラチナ価格の逆転現象が長期化していますが、鞘縮小となるでしょうか。

詳しくはポッドキャスト配信で森さんの解説をお聞きくださいね。
https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk

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