歴史的急落となった金、ここから・・・。 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013/04/17(水) 23:59 大橋ひろこ

4月15日(金)週をまたいで16日(月)、COMEX先物市場で金価格が大暴落となりました。
2日で15%もの下落は33年ぶりのことだそうですが、
金価格の急落にアメリカ株式市場にも動揺が走り、月曜夜は久しぶりに
株安、ドル安、商品安のリスク回避の動きが広がりました。

いったい何が起こったのでしょうか。
また、今後の金価格の行方は?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんにお話しを伺いました。

そもそも昨年10月の1700ドル台から
金価格は半年近くもの間下落トレンドが続いていました。


世界12カ国に上場する投資信託(ETF)の金現物保有高は
著名投資家による金売却のニュースや
大手金融機関による金価格見通し下方修正などが
嫌気される形で下落してきましたが、
風向きが変わったと思われるニュースは12月以降のFOMC議事録で
FRBメンバーの間で出口論議が出てきているということだったかと
思われます。アメリカが引き締めに入るとなればドル高で、
金のみならずコモディティ全般には下落圧力となります。

3月29日現在の1,565.66トンから今月 16日現在では1,490.32トンに減少。

また、キプロスが資金調達のため金を売却するとの報道が
投資家心理を不安にさせ、金の手じまい売り要因にもなりました。

欧米の大手銀行、証券会社は金価格見通しを引き下げており、
12日にメリルリンチは推定4万枚の売りを出すなどの噂が。
NYの大口投機家の買い越しが10万枚程度とされている昨今、
4万枚の売りとなると半分くらい手仕舞われたことになります。
これが今回の急落のトリガーだった?!

米国は金融緩和政策の出口戦略が意識され、
ドルの先高観が圧迫要因になっていることも金のネガティブ要因です。

昨日は中国が15日月曜に発表した第1四半期GDP伸び率が
前年比7.7%と第4・四半期の7.9%から鈍化、
市場予想の同8%を下回ったことが嫌気され、実需の買が鈍るとの
見方も嫌気されました。

こうして並べると金のネガティブ材料ばかり・・・・。

金の時代はもう終わってしまったのでしょうか。
田中貴金属は昨日今日と数時間町の行列ができているそうです。
バーゲンハントのチャンスと見た個人が列をなしていると思われ、
安値拾いの買いは旺盛です。

ここからの見方、詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

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