需給動向から展望するプラチナ相場 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019/06/05(水) 19:55 大橋ひろこ

NYプラチナ相場、1~2月は800ドル前後で推移していましたが、4月8日には920.40ドルまで急伸しました。3月下旬からプラチナETF投資が急増し、投資主導主導の需給引き締まりからプラチナ価格が大きく上昇したのですが、8日にトップアウトし5月下旬には一時800ドルを割りこむ水準まで行って来いの下落となりました。800ドルの節目は世界同時金融危機、VW不正問題に続いて3度目のサポートだったのですが、、、。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

マーケットエッジ(株)代表取締役 小菅 努さんにお話しを伺いました。



現在、NYプラチナ相場は820ドル水準まで反発していますが、
この春先の急騰急落相場の背景には何があったのでしょうか。



小菅さんはこの値動きは需給分析でほぼ説明できると指摘。


Q1は鉱山生産153.0万オンスに対してETF投資が69.0万オンスで
55.0万オンスの供給不足となりました。

昨年2018年は四半期平均で18.0万オンスの供給過剰でしたが
ETF投資が急増したことから供給不足に転じたのです。
(もしETF投資横這いなら14.0万オンスの供給過剰だった)


この投資需要が続けばプラチナ需給はさらに引き締ったのですが
Q2はETF投資需要がマイナスになり、再び需給緩和状態に戻ってしまいました。

パラジウム高騰や、南アフリカの通貨ランド安で南アフリカの鉱山生産は
前年比5%増で供給が過剰となる中、需要が伸びなければ価格は支えられません。

リサイクル供給も安定(+3%)する中、自働車触媒需要は鈍化(-3%)
宝飾需要(-2%)も中国景気減速で盛り上がりません。

燃料電池への期待もあるのですが、まだ需給にインパクトがあるレベルではありません。

ではここから、年後半に向けてプラチナ相場はどうなっていくでしょうか。

小菅さんに伺っています。

詳しくはポッドキャスト配信で小菅さんの解説をお聞きくださいね。

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