冴えない金,さらに冴えないプラチナ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019/05/30(木) 20:24 大橋ひろこ

FRBが2019年の利上げ継続に慎重姿勢を示したことから上昇基調に転換したゴールドですが、やはり資金は株式市場に向かう流れに上値は限定的。2019年2月20日に昨年4月以来の高値となる1,346ドル台まで上昇したものの、4月23日と5月2日に2度、1,266ドル台に下落しています。現在は200日移動平均線が通る1,260.50ドルが支持線となる展開ですが、、、。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はみんかぶ商品調査部門アナリスト 森成俊さんをお迎えしお話を伺いました。

米長期金利の上昇は株、金にとってもリスクオフ(回避)要因ですが、
足下で米10年債利回りは2.2%台まで急低下。
しかし、これは資金が債券市場へと逃避していることの不安から
株やゴールドのサポート要因にはなっていません。

米金利低下にもドルインデックス指数は今年の最高値水準の98台で推移
しており、市場はリスクオフの様相を呈しています。

リスクオフならゴールド市場が資金の受け皿となってもいいのですが、、、。

NY金先物市場では大口投機家のポジションは
今年1月終盤から買いが増え、買い越し幅は2日19日時点で14万5,647枚まで拡大し、
昨年4月17日以来の高水準な買い越しを記録したのですが
3月以降は、減少傾向となり、4月23日時点で、3万7,395枚まで急減。
4月終盤から、再度、買い越し幅が増加し、
5月14日時点で12万4,536枚まで増加してきたのですが、価格は上がらず。
21日時点で8万8,805枚まで減少。

金ETFであるSPDR金保有高は5月29日現在、740.86トンとなり、
年初の795.31トンと比べ、7%近い減少です。


5月に入っても減少傾向が続き、4月末の746.69トンから約1%減少で
機関投資家らの資金はゴールド市場から流出しています。

また、金とプラチナ価格の逆転現象が長期化しています。

2015年2月に価格が逆転。以降、4年以上、逆ザヤ化現象を継続中。
2月20日には価格差(サヤ)が520ドル以上まで拡大しました。

プラチナ価格は、3月上旬から4月上旬にかけて南アの鉱山スト、
電力不足による減産など上昇基調となり、
4月8日には昨年5月以来の高値となる915ドル台に上昇したのですが
900ドル台定着には至らず、再びサヤの拡大傾向に。


ここからの見通しはポッドキャスト配信で森さんの解説を
お聞きくださいね。

コメント