こんばんは、辻留奈です。
今週のドル/円は、110.74~111.89で動きました。
雇用統計の結果が2万人で驚いたことなんて、
すっかり忘れるほどポンド中心となった1週間でした。
ポンド/円は1週間で上下に5円も動き、
5分足でも100pips以上変動するほど乱高下しました。
もう二転三転のイギリスのニュースを追うのに疲れたというアナタに
15日付のイギリスの状況をまとめました。
===イギリスまとめ===
①EU離脱修正案は否決
現状のバックストップ案だと(アイルランドの国境復活を防ぐための安全策として、
良い案がみつかるまで一時的にイギリス全土をEU関税同盟に残す)
一時的ではなく、無期限にEUの関税同盟に残るリスクがあるから、
それは嫌だ~!!!と英議会。
メイ首相がEUと、無期限に残り続けることにならないように
「法的拘束力のある形で合意してきた」と言っても、、、
英議会は「NO!!!!」と答えをだしました。
②合意なしの離脱回避案は可決。
=ハードブレグジッドの可能性は(ほぼ)なくなった。
ひとまず良かった!ただし、ヒヤッとするほどのわずかな票差でした。
③EU離脱延期可決。
→まずは、20日までに①で否決した離脱協定案を英議会で承認するのがメイ首相の仕事。
そのうえで、3月末の期限を6月末に変えてもらいます!
しかもEUの全会一致が条件。
来週の焦点:
2度も否決された離脱案、メイ首相は今度こそ上手にまとめられるのでしょうか?
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もっとも危惧していたハードブレグジッドは回避、ということは
今後ポンドを買ってもいいのでしょうか?
テクニカル的には、ポンド/ドル(日足)は
1.33ミドル付近を頭にしたダブルトップをつけています。
今後下げてきたときに、1.31付近で下げ止まれるかどうかが、
ポイントになりそうです。
そんなイギリスですが来週はBOE、
そしてドットチャートがなくなるという話もでているFOMCがあります。
とはいっても、
ドルを動かしているのはポンドだけ。ドル/円は動かずという相場。
そろそろマーケットもブレグジッドの話題に飽き、
材料難となりつつある雰囲気。
ドル/円の膠着状態は続くのでしょうか?
予想レンジは、radikoタイムフリーからどうぞ!
それではまた来週!