買い材料乏しい中、原油上昇へ?! [大橋ひろこコラム]
2019/03/14(木) 19:46 大橋ひろこ

13日発表のAPI米石油週間在庫統計の結果を受けWTI原油が足元のレンジを上放れして上昇してきました。中国景気失速、米国の景気にも懐疑的ムードが芽生える中、原油価格は2018年秋から大きく下落を強いられてきましたが、足下では反発基調を強めています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はトーキョー・トレーダーズタイムズ代表 小針秀夫氏をお迎えし
コモディティ市況の現状を今後についてお話を伺いました。

英国石油開発企業大手のBPが2月14日発表した
2019年版の「BPエネルギーアウトルック」

世界の1次エネルギー消費は、中国、インドをはじめアジア全域での生活水準向上により、
2017年の135億1,100万トン(石油換算)から2040年には178億6,600万トンへ32%増加するものの、
年平均の伸び率は、1995~2017年までの約20年間の年平均伸び率2.1%から、
2017~2040年の次の約20年間では1.2%へと大きく減速するとしています。


※1次エネルギー源別内訳では、2017~2040年には石油の比率が34%から27%へと減少する一方、
価格が安く二酸化炭素排出量が少ない天然ガスの比率が23%から26%へ上昇し、
ガスへの転換がさらに進むとされています。

長期ファンダメンタルズ要因には不安材料が多いのですが
原油価格は上昇基調を強めているのは何故でしょうか。

テクニカル要因もあるようです。
逆三尊を形成しているように見えますね。
また、株式市場が堅調に戻りを入れる中、相関性の強い原油価格もこれにつれ高と
なっています。ボーイングの墜落事故でダウ平均はボーイング株に足を引っ張られていますが
Nasdaq総合指数やS&P500などは年初来の高値を更新してきています。

そして、ゴム市況。

◆中国政府による自動車購入支援策や米中貿易摩擦の沈静化観測
◆世界最大の天然ゴム産地タイの減産期入り
◆国際3カ国協議会(ITRC) で天然ゴムの輸出削減策が合意

2月20~21日に開催された国際3カ国協議会(ITRC)では
インドネシアの提案で、「天然ゴム30万トンの輸出削減策」が話し合われ、
5月20日から9月19日までの4カ月間、輸出削減することで合意しました。

タイ 12万6000トン(月間3万1,500トン)
インドネシア 9万8000トン(月間2万4500トン)
マレーシア 1万6000トン(月間4000トン)

総合計は24万トン


ただし、これは減産ではなく輸出削減であることから、
輸出を減らす分は在庫化されて、のちのちの供給増の問題につながることは必至です。

また、天然ゴム生産国連合(ANRPC)は、
2018年の世界の天然ゴム生産量を1396万トン、消費量を1401万7000トンで、
差し引き5万7000トンの供給不足としていますが、ここからンポイントは?

小針氏に伺いました。
詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

コメント