「じわり強さ増す金相場」 [日経新聞編集委員]
2019/02/25(月) 23:21 山本郁
毎月最終月曜は、日本経済新聞社 編集委員の志田富雄さんに、国際商品の話を伺っています。

直近2月20日にNY金は期近で1,344ドルをつけ、昨年4月の1,365ドルの高値以来の水準となっています。
振り返ってみると昨年8月につけた1,161ドルを底に、9月の安値は1,180ドル、
10月は1,183ドル、11月は1,196ドル、12月は1,221ドル
1月は1,275ドル、2月は今日までに1,301ドル。
徐々に底値を切り上げてきており
パラジウムのような高騰ではないけれど底堅くなっているのが分かります。

この金価格の上昇の最大の要因は、米国の利上げの減速。
下げ材料が無くなったので買戻しが入ってきているのです。

また、中東、ベネズエラ、ブレグジット、米中貿易摩擦といったリスク
金融市場でも、超低金利の副作用で、リスクを溜め込んでいる状況が続いており
いつ顕在化するかわからないという不安が金を押し上げています。

中国の金保有量の増加も要因の一つ。
直近の中国の金保有量は1852.5トン。
リーマンショック後の2009年3月の600トンの3倍です。

今後も上昇スピードはゆっくりですが、当面の利上げが無くなったことから
今後も1,400ドルを視野にじわじわと上げてゆくと考えられます。

金以外のパラジウム、原油についても冒頭でお話頂いています。
詳しい解説はオンデマンド放送でお聞きくださいね。


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