新興国通貨がもたらすコモディティ安の背景 [大橋ひろこコラム]
2018/09/13(木) 23:56 大橋ひろこ

2018年、インフレ台頭が予想されていましたが、米国の利上げでドル高進行。新興国通貨の下落がコモディティ市場にも大きな影響を及ぼしています。特に8月に大きく下落したトルコリラに連れて、新興国通貨が軒並み安となり、通貨安となった国の農業や産業の分野での生産シェアの大きいコモディティの下落を促してしまいました。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はトーキョー・トレーダーズタイムズ代表 小針秀夫氏をお迎えし
コモディティ下落の背景と今後についてお話を伺いました。


ドル独歩高が国際金融商品下落をもたらした、という解説は
間違いではないのですが、ドル高によってもたらされた新興国通貨安が
コモディティ市場にどのような影響をもたらしたのかご存知でしょうか。


金=世界第1位、2位のインドと中国の通貨であるインド・ルピー安 中国元安で
  インド、中国国内での金価格が高騰、買いが鈍っている。

プラチナ=生産国第1位である南アフリカの通貨ランド安、2位のロシアルーブル安で
     南ア、ロシアでのプラチナ価格が高騰、増産圧力につながることでのプラチナ安。

大豆=主要南米生産地、ブラジルの通貨レアル安、アルゼンチン通貨ペソ安が影響。

ゴム=東南アジア主要生産国であるインドネシアの通貨ルピー安、
   主要消費国である中国元安によるゴム安。

砂糖=主要生産国であるブラジルの通貨レアル安による影響。


ということで、生産国、消費国の通貨安はコモディティ安を助長するのです。
ところが独り勝ちで高高値圏での推移が続いているのが原油市場。

原油高の背景を小針氏に伺いました。

(1)ハリケーンが発生する時期で天候プレミアムが形成されやすい

(2)引き続き中東地域を中心とした地政学的リスクが底流している

(3)国際エネルギー機関(IEA)が世界の原油需給に対し強気な見解

(4)リグ稼働数の増加傾向が止まっている

(5)ベネズエラの減産幅が見込み以上に大きい


詳細はオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きください。

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