何故リスクの高まりにも金買いが旺盛にならないのか [大橋ひろこコラム]
2018/08/09(木) 20:24 大橋ひろこ

ゴールドが下落基調を強めています。COMEXドル建て金先物価格は1210ドル台にまで下落してきましたが、金の消費国NO1、NO2のインド、中国の買いのニュースが聞こえてきません。実需筋は何故静かなのでしょうか。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエモリ・キャピタルマネジメント代表 江守哲氏をお迎えし
ゴールド、原油市況についてお話を伺いました。

投機筋らもゴールドの買い玉の整理に動いており、
買い越し幅はわずかに3万5000枚程度にまで縮小してきました。
米国によるイランへの制裁再開や中国景気後退へのリスクにも
「リスク回避の受け皿」としてゴールドが選好されなくなってきています。

代わって資金の受け皿となっているとみられるのが米ドルです。
年内あと2回の利上げが織り込まれる中、
ドル独歩高の様相を呈しており、ドル高がゴールドの上値を抑えてしまっているのです。

これだけゴールドが安くなっているのにインドや中国といった実需が買いに動かない背景には
米ドル高によってインドルピー、中国人民元が下落していることがあげられます。

ルピー安となればインド国内でのゴールド価格は上昇します。
元安では中国国内のゴールド価格が上昇しますね。
ゴールドの実需大国である国ではゴールド価格が高いのです。
これが、彼らの買いが鈍い背景。

ドル高の修正がなければ、投機筋らのゴールド売りの流れが続くとみられ、
実需筋の買いが旺盛となることはない、と考えられるためゴールド上昇は難しそうですが、、、

江守さんは、現在のゴールドマーケットはインフレを織り込んでいないと指摘。
米国CPIは3%近くまで上昇しています。
江守さんによると米インフレ率が3%にまで上昇してくると、
ゴールド価格はその後2年ほどかけて25~35%程度上昇する経験則があるとのこと。

さて、ゴールド上昇のトリガーとなるのは何でしょうか。

江守さんには原油市況についてもお話を伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で江守さんの解説をお聞きくださいね。

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