原油安にも金価格上昇、資金の逃避先に [大橋ひろこコラム]
2015.01/07 大橋ひろこ 記事URL

原油相場の底が見えない中、金が確りした値動きとなってきました。6日火曜日、WTI原油価格は47ドル台にまで下落。原油安を嫌気したマーケットはリスクオフの様相を呈し、米国の株式市場は3桁の下落となったほか、債券市場では債券が買われ、米10年物利回りが2013年5月以来となる2%割れを示現。コメックス金先物市場では金価格が15ドルもの急伸となり1220ドル台を回復しました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はインベステック 調査情報室 森成俊さんに
金市場の動向と今後の見通しを伺いました。

原油先物市場で原油価格はわずか半年あまりで半値まで下落したのですが、
ここにきても下げ止まる気配がありません。CFTC建玉明細を見るとまだ
買い越しの状態で、ヘッジファンド勢は今回トレンドフォローで売りに
回っていないようです。。。ということで、この買いポジションが投げられる段階で
もう一段安があるのではないか、、、という懸念がぬぐえない状況です。

こうした中で、金市場が確りです。
ギリシャのEU離脱の可能性や原油安による影響などが懸念される中、
リスクオフから資金が金市場に戻っているとの見方も出てきました。
2014年は金価格の下落が続き年足は2年連続で陰線引けでしたが、
2013年から2014年初頭にかけても金は大きく買い戻される相場がありました。

この年末年始に発表された米経済指標は事前予想より弱い数字が目立ったことも
株式市場には嫌気されたとみられます。ギリシャや原油安問題に終止符が
打たれない中で、米国の景気指標にも注意が必要な環境です。


足元では9日㈮発表の12月の米雇用統計が弱気の数字となれば
金にとっては追い風となるとみられます。
米雇用統計の大方事前は失業率が5.7%(前月5.8%)、
非農業部門の就業者数は前月比24万人増(前月は同32万1,000人増)。
今夜発表の12月の米ADP雇用統計の事前予想は
前月比22万5,000人増予想。(前月20万8,000人増)となっています。

ETFの金現物保有高は今月6日現在、1,048.17トンで、
昨年10月1日現在の1,108.65トンから約5%減。
世界最大の金ETFであるSPDRゴールドの現物保有高は
今月7日現在、707.82トンとなり、
昨年10月1日現在の768.66トンから約8%減と
ETF市場からの資金流出は止まっていません。

NYク金市場での大口投機家の買い越しは12月30日現在、11万5,837枚で
12月9日以降、4週連続で買い越し幅は11万枚台で推移しており、
大きな動きはないようです。

東京金先限は昨年12月10日に4,728円まで上昇した後、
16日に急落。翌17日には4,460円まで下落となりました。しかし
18日から反発基調となり、現在4,700円台まで回復してきました。
東京金のチャートは下値を切り上げており、確りとしてきました。
4,728円超えなら2013年5月以来の高値となり、チャートは一段と強気に
なると森さん。リスクオフ相場で為替市場では円高の様相を呈していますが、
ドル建て金の上昇力が強ければ、円建ての金はさらなる上昇となるかもしれません。

注目はプラチナ価格との価格差。
金とプラチナのドル建て現物価格がほぼ同ザヤとなってきました。
世界的な株安が進むと、金市場に投資資金が向かう傾向が強まり、
金価格がプラチナ価格を上回る逆転現象が起こる可能性が出てきています。

ドル建てのプラチナ価格は安値圏で低迷したままです。
金が堅調な反面プラチナが冴えないのは、世界景気が思ったほど良くないと
目されていることも影響しているのでしょうか。
特に中国の2014年1~11月の新車販売台数は
前年同期比6.1%増の2,107.91万台で、好調なように見えますが、
トラックなどの商用車7.3%減の343.94万台と不振で
全体の伸びが鈍化しており、プラチナの触媒需要の減少懸念が
ぬぐえない状況が続いています。

金高、プラチナ安で価格の逆転現象は起こるでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

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ファンダメンタル分析~ゴムの需給要因 [大橋ひろこコラム]
2015.01/06 大橋ひろこ 記事URL

2007~8年ゴム価格が高く、世界景気も好調だったことからゴム生産地
ではゴムが沢山植樹されました。ゴムの木は6年くらい経つと樹液の採
取が可能となります。そして2013~14年にかけて成長したゴムの木。未
曽有の大増産となってしまったことから、ゴム価格は長い長い下落トレ
ンドに入っていったのです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日はゴムのファンダメンタル分析について。
フジトミ 情報サービス室 斎藤和彦さんに伺いました。

ゴムといっても天然のゴムと石油から生産される合成ゴムとに
分かれるのですが、TOCOMで取引されているゴムはRSS3号。

これは天然ゴムを凝固した後、燻製処理したシート状のラバーです。
匂いを嗅ぐと燻製の香りがします。

◇天然ゴムの「生産」第1位はタイ。

1 タイ
2 インドネシア
3 ベトナム

あれ?私が勉強したころは上位3か国には「マレーシア」が
入っていたはずですが、マレーシアはなんとベトナムに抜かれて
第4位に順位を落としてしまいました。
2007年以降のゴムの大増産の過程でひっくり返ったようです。

次いで

4 マレーシア
5 インド
6 中国

となっています。

◇では「消費」のほうはどうなんでしょうか。

1 中国
2 インド
3 米国
4 日本

日本が入っていますね。
そう、ゴムの主な用途は「タイヤ」です。
消費上位国は「自動車生産・販売大国」ということです。

2001年までは米国が世界一の消費国でしたが、
中国に抜かれてしまいました。
そして、その中国、米国、日本はそのほとんどを
東南アジア生産国からの輸入に頼っているのです。

ですから、生産地に天候被害や政治リスクが生じれば
ゴム価格が上がってしまうというわけです。

得に日本の天然ゴムはほとんどがインドネシアとタイの
2か国からの輸入で賄われており、輸入しているゴムの形状は
TSRと呼ばれるものが75.8%にも上ります。

先ほど説明したRSSゴムは20.6%にまで落ちてしまいました。
2000年まではRSSゴムが50%以上を占めていたのですが、、、

TSRゴムというのは天然ゴムを凝固した後、熱風処理された
ブロック状のゴムです。

基本的に商品価格は生産と消費のバランスが崩れることで変動します。
いわゆる需給要因ですね。
大きくみれば、通貨ドルが変動することで国際商品価格が動くというう
金融要因も商品価格の変動要因となりますが、
基本は「需給」です。

これまでゴム価格が下落していたのは世界の需給バランスが
供給過剰であったから。

2012年は46.1万トン、2013年は68.7万トンの供給過剰で、
なんと2014年は100万トンもの供給過剰となると推測されています。
今年2015年は50万トン程度の供給過剰との推測ですから
2014年ほどではないにしろ、依然需給は緩いということですね。

その需給バランスを崩す要因となるのが
東南アジアのゴムの生産国の天候要因。

特に日本のRSS輸入のほとんどを占めるタイの生産においては
クーデターやデモの影響のほか、積み出し港の洪水被害なども
材料視されて価格が高騰することもあります。

あまりに価格が下がれば、生産者保護のためにカルテルが
ゴム価格支援に動くこともゴム市場ではよくあること。

IRCo(国際ゴム公社)はゴム相場の高値安定化を図る目的で
タイ、インドネシア、マレーシアが加盟しています。
(オブザーバー国、ベトナム、インド)
 
価格維持のための生産・輸出調整を行っています。


また、変動要因の一つとして中国のゴム需要の増減は注目です。
中国の景気指標がゴム価格を動かすことも多く、
自動車販売、製造業PMI発表にとりわけ注視したいと斎藤さん。


詳しくはオンデマンド放送で斎藤さんの解説をお聞きくださいね。

原油価格の下値は?シェール減産はあるのか [大橋ひろこコラム]
2014.12/26 大橋ひろこ 記事URL


年末に向けて価格下落が加速した原油市場。11月27日のOPEC総会で減産が見送られたばかりか、OPEC産油国サウジのナイミ石油相が"20ドルになっても減産は適切ではない。市場はいずれ安定する。"といった発言に市場は反応しました。米国経済は好調で第3四半期の成長率が5%と発表された23日にはやや反発しのですが、原油在庫増で再び下落。ドル高が原油価格の下落をもたらしテイル側面も大きいようです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はオイルエコノミスト藤沢治さんに原油市場の動向について
解説いただきました。

そもそもの価格下落の背景には米国のシェールオイルの増産など
非OPEC諸国の生産増が上げられますが、加えて需要が当初予想より
増加量が減少していることによる需給の緩みが大きいと藤沢さん。

IEAも7月以降、毎月今年の需要を下方修正しています。
12月の月次報告では、2014年の増分は僅か日量64万バレルと予測。
6月の報告では、日量133万バレル増と予測していましたが、
欧州、日本の落ち込みが大きく、下方修正されています。

そもそも米国のシェールオイルは原油価格下落で減産されるでしょうか。

今のところ、減産は確認できないのですが、
シェールオイルは新規に井戸を採掘する必要があるため、
投資額をもとの計画より減らす動きは出ているのだそうです。

シェールオイルの採算分岐点は、$50-$60/バレルと言われていますが、
WTIが$60-79/バレルになれば投資利益率は低下します。
米国企業の動きは迅速で、既に来年の投資額を半減すると発表した企業も。

カナダのオイルサンドも生産原価が$70/バレル程度とされており、
減産は必至と見られます。

米国は、今や世界一の石油生産量を有する一大産油及び産ガス国。
エネルギー産業の裾野は広く、資源関連の企業業績は悪化し、
株式市場の押し下げ要因となるという側面も懸念され始めて居ます。
ガソリンが国内で安くなることで個人消費は押し上げられますが、
金融市場に懸念をもたらすため、原油安はいわば諸刃の剣。
シェール開発は、独立系の中小企業も多く、借金経営のところもあるため、
州によっては地方銀行の破綻も懸念材料だと藤沢さんは解説くださいました。

また、原油価格下落によって不利益となる勢力によるテロのリスクも。
イスラム国がカタールやUAE, サウジなどで油田を破壊するような
テロがあれば、原油価格にはリスク・プレミアムがつき急騰する可能性も
否定できません。あるいは欧米のどこかで、テロが起きる可能性もあり、
その場合にも産油国でなくてもテロの拡散懸念で原油価格は上昇する
こともあるかもしれません。

今後の価格予想においては
米国のシェールオイル生産がいつ減少するか、
カナダのオイルサンド生産の減少はどうなるかが注目だそうですが、
シェール開発業者、オイルメジャー、石油、ガスの関連企業が
ロビー活動を活発化させ共和党に対策要請する動きがでる可能性もあり、
ここからの下値は限定的だと藤沢さんはお話くださいました。

アナリストは総じて弱気でですが皆が同じ方向で一致
している時には、得てしてそうはならないものだということです。
詳しくはオンデマンド放送で藤沢さんの解説をお聞きください。

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2014年全般ドル高で商品には下落圧力 [大橋ひろこコラム]
2014.12/24 大橋ひろこ 記事URL

☆メリークリスマス☆

今年は株式市場にとっては「サンタラリー」。とても明るいクリスマスを迎えられそうですが、商品市場は冴えません。23日に発表された米国の7-9月期のGDP確報値が+5%の大幅上方修正で、全般ドル買いが進行したことから、国際商品市場には下落圧力が。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
イブのマーケット・トレンドはコモディティインテリジェンス
代表取締役の近藤雅世さんにお話を伺いました。

2014年日経平均株価は先週末まで65%%上昇しているのに対し、
商品で最も値上がっているのは東京パラジウムの56%だそうです。
もっとも上昇した商品銘柄も株には及ばず。


もっとも商品32銘柄のうち、上昇したのはたったの9銘柄。
23銘柄が下落ということで、2014年は商品価格が低迷した年となりました。


ことに大きかったのが原油価格の値下がりです。

高値からは半値近い下落ですが、最大の背景は需給だと近藤さん。

原油需給が供給過剰であるのは、2008年に原油価格が高騰したときから
変わっていません。OPECのOilMarketReportは毎月、原油の生産過剰と
いう数値を出していました。しかし、価格の下落は突然に、しかも
かなり急激ですね。

近藤さんは、米国のシェールオイルの生産が予想以上に急速に
増大していることが一因としながらも、
直接的なきっかけは、2014年の原油需要をIEAが9月までの4ヶ月間
毎月需要予測を下方修正したことだと指摘。
さらに、サウジアラビアがOPEC総会で生産目標を維持したことが
トリガーとなってしまったとみられます。

EIAは来年の原油価格を平均63ドルと予想していますが、
米国のシェールオイル生産企業は、来年前半まではたとえ価格が
下がっても減産できないという事情にあるためだと述べています。

63ドル、、、今年の高値が107ドルだったことを考えると
かなり控えめな価格ですが、需給からみれば妥当な水準なのでしょう。

近藤さんは、短期的にはショートカバーが入りやすいとして下げ止まりを予想。
ファンドはネット買い残が先週16日まで3週連続して増加しており、
一方で売り残も増えていることから、大口がショートからロングに転じている
として、足元では戻り局面に入る可能性が高まっていると
お話くださいましたが、
長期的には需給要因が重しとなり、高値圏回帰となる市場ではないそうです。

サウジアラビアの石油相は昨日、20ドルまで下がっても減産は適切ではないと
減産しないと発言していますが、OPEC諸国の財政赤字が顕著になれば、
減産をほのめかすものと思われると近藤さん。
そうなればショートポジションが一斉に買い戻されると思いますが、、、。

また、2014年は天候リスクが予想されながらも、リスクは発生せず、
米国産が大豊作となったことで、価格の下落が続いた大豆、トウモロコシ。

ルーブル安で穀物輸出にドライブがかかるのをロシア政府が恐れて、
2度ばかり穀物を国内で買い上げましたが、今後ロシアは穀物輸出を
制限するのではないかと市場は受け止め小麦とトウモロコシ価格が
急激に上がってきています。

さらに、12月10日気象庁はエルニーニョが発生したことを発表しており、
ブラジル、アルゼンチンなど天候相場まっただ中の南米産穀物が
天候リスクにさらされる懸念もでてきました。
今後の穀物市場は?
そして来年の商品市場は?

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サイクルから見た原油、金~プルバック期間へ?! [大橋ひろこコラム]
2014.12/19 大橋ひろこ 記事URL
一体どこまで下げるのでしょうか、原油安がマーケット関係者の注目となっています。今回のマーケット・トレンドは、サイクル、テクニカル、そしてアストロロジーの観点から今後の動向とトレードチャンスについて伺いました。

皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
サイクル、テクニカル、アストロロジーといえば、、、そうです、今回は投資日報社の林知久さんにご出演いただきました。

12月25日に発売を控えた「メリマン2015年大予測」。
これまで皆川弘之さんが務めてこられたメリマン氏独占インタビューの
コメンテーターですが、今回林知久さんにバトンタッチ。先般収録を終えたばかりです。

今回は、メリマン氏のアストロロジー分析のみならず
林さん独自のテクニカル分析、サイクル論から原油、金価格見通しを伺っています。
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さて、6月を高値に下落を開始、需給だけでは説明がつかない
不可解な急落を演じている原油ですが、メリマン氏は今年前半の
強気予想から、すぐさま売り方針に転換しています。
その大きなきっかけになったのは10月の段階で

2011年の年間高値(5/2の114.83)と年間安値(10/4の74.95)を
起点にした三角保合を下放れたたことでした。

では、この下落まだ続くのでしょうか?

原油の長期サイクルは18年。

98年12月から始まっているため、09年12月の安値は
9年ハーフサイクルボトムであったという事になります。

サイクルは大抵2つないし3つのサブサイクルを持っていますが、
林さんによると、現在のNY原油は3年サイクルが3つつながって
大底をつけるパターンとみられています。

現在は2番目の3年サイクルがボトムをつける時間帯。

09年12月の安値(12/19の32.40)から11年5月の高値(114.89)まで

上げ幅は82.43㌦にも上りました。

この上げ幅に対しての黄金分割(フィボナッチリトレースメント)で見ると、
すでに61.8%修正の水準をも割り込んで下落しています。
通常、黄金分割では38.2%、50%、61.8%を使いますね。

このレベルをも超えてしまった、、、こうした場合、林さんは
「76.4%」「85.4%」と言う数字を用いて目標値を算出すると解説
くださいました。時間がないのでその数字の意味までは伺えませんでしたが、
単純にこの数字を覚えていただければと思います。

これでみると76%押し水準が51.85±7.43㌦。
85%押し水準が44.43±8.31㌦となります。


先般、UAEの大臣が1バレル=40㌦になるまで減産はないと
原油価格下落の容認ともとれる発言ををしていましたが、
テクニカル的にもこの数字は理にかなっていると林さん。

となると、53㌦台までの下落を見た原油相場は、そろそろ
下げ止まる水準なのかもしれません。

林さんは原油は98年から平均38カ月前後でボトムをつけているため、
ここは買い場探しとなってくるとお話くださいましたが、
その際、1つの目安として最新のMMAサイクルズレポートで
勧めていらっしゃるのが引け値で15日移動平均を上回ったら買いという手法。

目先は80㌦付近に抵抗帯が存在するため、それ以上の上昇があるかどうかは
まだわからないとしながらも、短期的にはプルバック、戻り局面に
入ったとお話くださいました。

ただし、注意が必要なのは長期サイクルで大底を打つのは
恐らく2020年前後になるということですから、まずは現在の下落が
いったん止まっての戻り局面ということです。


そして、2014年株高が続く中で精彩を欠いた金相場。

NY金も11月に1,130㌦まで下げ、1,180にあった下値抵抗を
割り込んでしまい、基調は弱気に転換したと林さん。

金の超長期サイクルは25年。
リーマンショックの時の08年の安値(10/24の681)で
8.5年サイクルボトムをつけているため、金の大底は
2016~2017年にやってくる、、ということで、
超長期ではまだ大底ではないため、基本は戻り売り相場なのですが
短期サイクルでは買い妙味あり、なのだそうです。

超長期サイクルに内包される金の短期サイクルは
非常に複雑になっているため、番組で詳細の解説が
出来なかったため、金のサイクルについては図をご覧下さい。

目安は11月の安値(7日の1,130.40)、短期的にはこのレベルを
割り込まない限りは買いだと林さん。

過去、2011年と2013年は、年末からそれぞれ2カ月、3カ月上昇しています。
目先11月安値を割り込まなければ、相場は2月まで高い可能性が。

テクニカル的に直近の上値抵抗は1250㌦。これを超えれば1350ドル。
これを超えるかどうかは今のところ解らないとしながらも
サイクル的には戻り局面に入ると思われます。

ただし、相場が11月の安値を割り込むと、
900ドル近くまで下がる可能性を示唆するため、ロングする際も
ロスカットはきちんと入れることをお忘れなく。

細かいサイクルに関しては投資日報社では
レポートだけでなくセミナーを開いて現状報告を行っているそうです。

番組ではまた、TOCOMの金についても分析いただいています。
現在東京金はダイヤモンドフォーメーションを描いている?!
詳しくはオンデマンド放送で林さんの解説をお聞きくださいね。

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LPG価格も下落傾向、そもそもLPGとは... [大橋ひろこコラム]
2014.12/17 大橋ひろこ 記事URL
原油安が止まりません。原油価格は今年の高値から50%もの下落となっていますが、原油が安いことでLPG価格も下落しています。LPGって?!マーケット・トレンドで詳しく取り上げるのは初めてかもしれません。今日はLPGのお話。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はRIM情報開発のLPGチーム記者、編集長のリム・チーセンさんに
LPGについてお話を伺いました。

LPGとは英語Liquefied Petroleum Gasの略称です。
化石燃料の一種である液化石油ガスのことですが、
「プロパン」と「ブタン」の2種類に分かれています。

LPGは主に油田、ガス田や製油所から生産されています。
油田の発掘によって、原油は大量に生産されますが、
随伴で割と密度が軽いLPGも一緒に出ているのです。
ガス田からは基本的に天然ガスが採掘されますが、
こちらも随伴でLPGも生産されるというわけ。

また、原油を原料として製油所で蒸留することによって、
LPG、ナフサを含む軽質留分、灯油、軽油を含む中間留分
そして重油を産出しています。これが製油所生産分。

日本では、プロパンが家庭のガスコンロや給湯器で使用されていますね。
ライターや鍋料理を食べる時に利用するコンロのカセットボンベ
はブタンです。タクシーもオートガスとしてブタンを使っています。

石化プラントのナフサクラッカーがナフサの代替原料として
使用することも可能なほか、東京電力や中部電力など電力会社は
LPGを発電用の燃料として使う場合もあるのだそうです。
工場などではプロパンとブタン両方を燃料として使っています。

ともかく、持ち運べるためにインフラがなくても使える利便性が高く、
震災後はLPGが注目されました。

日本はエネルギー輸入国ですからLPGも輸入に頼っているのですが、
日本のLPG使用量は年間1千600万トン前後、
そのうち4分の3が輸入されて分です。

輸入の大半は中東からですが、近年アメリカでシェールガスが
大量に生産されており、それに伴って出ているLPGも急激に増加、
アメリカからの輸出増につながっています。
アメリカのLPGの輸出量は2012年、500-600万トンぐらいでしたが
2013年に1千万トン前後に大幅に増えました。
今年の輸出量は1千400万に達しそうだとチーセンさん。
日本もアメリカからの輸入を増やしています。

また、その4分の1は製油所から生産される分だそうですが、
そもそも日本の製油所で精油される原油が輸入されているものですから、
結局はLPGの形で輸入されていないとはいえ、
全てが輸入に頼っているということですね。

では価格はどのように決定されているのでしょうか。
元売はその殆どを中東から輸入しているため、
輸入する際に、そのコストは中東のサウジアラムコ社が毎月発表している
長期契約の公示価格(通称Aramco CP)に連動しています。
これは中東産ガス社と長期契約を結んだ時の値段です。
サウジアラムコは月末に翌月のCPを設定しますが、
長期契約以外の取引もCPに連動される場合が多いので、
Aramco CPの動きは注目されています。

LPG価格は通常、冬場の需要期に上昇して、
夏場の不需要期に下落する傾向にありますが、
今年異常な値動き、、、なのだそう。
Aramco CPはここ半年、ずっと下がっています。

11月末に確定した12月CPはプロパン550ドル、ブタン570ドルで、
11月CPと比べて、それぞれ60ドルと30ドル安くなりました。
1月CPは12月末に発表されますが、今の時点で、
12月CPより100ドルぐらい下がりそうと予想されています。

では何故、LPG価格は下落が続いているのでしょうか。
要因は2つ。
原油の急落とLPG自体の需給状況。
原油は6月以来、50%も下がっており、それに引きずられて
LPGの価格も下落しています。

そしてLPGの需給状況。
冬に需要は強くなるはずですが、供給もアメリカの輸出増で増えており、
結局、供給は需要より多くなっています。
この供給過剰もLPGの輸入価格の下落につながっているのです。

では、ここからの見通しは?
詳しくはオンデマンド放送でチーセンさんの解説をお聞きくださいね。

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原油安がもたらす金市場への影響 [大橋ひろこコラム]
2014.12/12 大橋ひろこ 記事URL

12月に入って金が上昇に転じています。11月30日㈰のスイスの外貨準備における金保有比率を高めるといった趣旨の国民投票が否決されたことを受け、週明け月曜の東京時間で金価格は1141ドルまで急落しました。11月7日につけた安値1130ドルを割り込まなかったことで、反発に転じてはいたものの、本格上昇となったのは欧州時間から。この日はNY時間もショートカバーが続き、結局金は一晩で80ドル近くも上昇となったのです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんにお話を伺いました。

亀井さんは、週末に金がらみのイベントがあった場合、
週明け月曜日のTOCOM時間に価格が振れやすく、
天底を形成するパターンが多いようです。

行き過ぎる価格を付けるのが月曜の東京時間で、
その後反転することが多いそうですので、覚えておくといいですね。
3月16日のクリミアの住民選挙の時も、週明けに当面の高値を付けて
下落に転じて居ました。

この12月1日の大陽線から相場が底入れしたように見えますが、
亀井さんは金ETFの代表的なスパイダーゴールドの保有残高が
木曜までで3営業日連続で増加していることにも注目だと指摘。

ETF市場からの資金流出は、これまでの金価格下落の大きな圧力と
なってきていましたが、資金流出が止まったのでしょうか?
9月以降3日連続で金ETF保有残が増加したことはなかったのだそうです。
亀井さんは金ETFの残高動向はマーケットの潮目の変化を読むうえで
先行指標となるケースが多いとして注目されています。

また、昨年こそ中国に首位を奪われたものの世界1の金の需要国である
インドが金の輸入規制を緩和したことも、大きな変化だと亀井さん。

インドは巨額の貿易赤字に苦しんでいますが、赤字の最大の原因は
原油です。これは輸入規制するわけにはいかないので
次に赤字の原因となっていた金の輸入に、厳しい規制をかけていました。

輸入関税を1%から10%へと10倍に引き上げたり、
80:20ルールと言って、100の金を輸入したら
そのうちの20%は加工するなどして輸出しなければ、次の輸入ができない、
という規制も施行していました。

これを11月28日に緩和したのです。

すでにインドの金輸入は9月に143トン10月に150トンと増加傾向にあり、
インドの金需要が旺盛であることは、数字にも表れていましたが、
この規制緩和を受けて、おそらく中国から金消費国首位を奪還する
のではないでしょうか。こうした金輸入増を受けて、市場では
インドが金の規制を強めるのではないか、という予想もあったのですが、
その逆でインドは金の輸入規制を緩和したのです。
その背景にあるとみられるのが原油安。

インド当局は規制緩和の理由は明らかにしていないのですが、
亀井さんは原油安によって貿易赤字が縮小する見込みであることが
金輸入規制緩和の背景にあるのではないか、と指摘。

北海ブレント価格も70ドル程度まで下落していますが、
70ドル換算で計算すると2015年のインドの原油輸入による
貿易赤字額は500億ドルも圧縮されるそうです。

ちなみに2013年の金の輸入コストは440億ドル。
来年原油価格下落で圧縮されるであろう赤字額分より
少額ですね。まるまる相殺されてしまう、という試算です。

また、昨今の原油安が今後何をもたらすのか、という点においては
シェール事業に投資していた資金の焦げ付きなどが指摘され
始めており、(シェール掘削事業も原油価格が高いことで成立していた)
すでにジャンク債市場には影響が出始めています。

ロシアも欧州向けパイプラインの事業計画凍結を発表しており、
原油安によってもたらされる地政学上のリスクも懸念されているのです。

こうした金融市場や地政学上のネガティブ材料は
金市場にとっては買い要因なってくるため、
金価格がジワリ買い戻されている背景にはこうしたリスクへの
警戒が強まっているとの見方もできないことはないでしょう。

詳しくはオンデマンド放送で亀井さんの解説をお聞きくださいね。

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原油安はゴム安を誘発、ゴム再下落 [大橋ひろこコラム]
2014.12/10 大橋ひろこ 記事URL

原油安が止まりません。注目された11月27日のOPECが総会で減産見送りとなったことで下落基調が強まっています。WTI期近は12/9時点で一時64.2ドルの安値をつけ、約5年半ぶりの安値をつけるとともに、6/20の直近高値107.73ドルから、40%(43ドル強)の下落となっています。


需要先行きを不安視した石油メジャーの一部は来年の設備投資削減を発表していますが、市場関係者の間ではWTIは、1バレル=60ドル程度までは値下がりするとの見方が多い。60ドル程度に下落すると米国で減産が始まり、原油価格は下げ止まるとの見方もあるのですが、、、。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。


小針さんは、中国の需要が伸びない中、シェールオイル革命で増産が続く
米国が輸入を減らしているため、需給は大幅に緩和的となっており、
何故OPECが減産しなかったか、という点が市場の失望を招いていると指摘。

中東産油国は原油安で苦しいものの、
財政均衡価格は国によってさまざまです。

60ドル台であればまだデフォルトリスクに繋がるような
危機ではないようです。

(ロシアやベネズエラには深刻な事態だという指摘もありますが)

政治的な意図も感じる原油安ですが、まだまだ下値余地がある
のだとすれば、この原油安の影響は様々なところに影響を
及ぼしそうですね。

原油安に連れ安となって居るのがゴム市場。

昨年からゴムの独自要因で下落トレンドが長期化していましたが、
10月から反発に転じており、底入れ観測が強まって居ました。

そこへ原油安です。合成ゴムはナフサから作られるため、
原油が下がればともに合成ゴム価格も下落します。

原油とゴムの相関係数は90%を超えており、原油安の中で
ゴムが高くなるということは考えにくい環境。

加えて、季節要因的には増産期にも入っており、
ゴム市場も需給は緩和的です。

10月の反騰は、ゴム生産国であるタイ、インドネシア、マレーシアの
3カ国で推進している輸出削減策が、好感されたという背景がありましたが
1月からスタートするはずの輸出削減策、現時点でも具体策が出てこない
ことからマーケットがこれに懐疑的になっていることも上値を抑えて居ます。

さらに、産地の安売りが止まらないことも大きなマイナス要因。
既に11月時点で、インドネシアはキロ当り150セント以下では
安売りしないとの姿勢を示したものの、依然として安売りが
止まないこともマーケットに対し悲観的なムードを誘っていると小針さん。

ジャカルタのトレーダーによると、先週末にブリジストンに対し、
15年2月積みのインドネシア産SIR20をキロ当り148セントで
売却したことが明らになっており、
インドネシア・ゴム協会が掲げている
キロ当り150セント以下では売らないとの基本方針が遵守されていない
ということで、こうしたニュースもゴム価格の下落に繋がっているものと思われます。

ここからのゴム価格は?!

小針さんに見通しを伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

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産油国、原油安で逆オイルショックの様相 [大橋ひろこコラム]
2014.12/05 大橋ひろこ 記事URL

サウジアラビアは4日、米国とアジア向けの1月積みの原油価格を大幅に引き下げると発表しました。サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコは代表油種「アラビアンライト」の米国向け公式販売価格(OSP)を12月から0.70ドル、アジア顧客向けの価格は1バレル当たり1.90ドル引き下げ、ドバイ原油とオマーン原油の平均価格より2ドル安い水準とするとされています。サウジアラムコは10月にも、アジアとアメリカ向けの原油輸出価格を大幅に引き下げており、市場シェアを守る道を選んだとみられますが、何故原油価格は下落が続いているのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は資源・食糧問題研究所 柴田明夫さんに原油市場を取り巻く問題と
原油価格の今後について伺いました。

11月27日、ウィーンで開催されたOPEC(石油輸出国機構)総会は、
日量3,000万バレルの現行生産枠を維持することで合意し、
油価急落を防ぐために必要な減産を見送りました。

これを受け、ニューヨークWTI原油は、1バレル=60ドル台半ばまで急落。
北海ブレントも一時70ドルを割り込んだのですが、原油価格に底入れ感はありません。

ちなみに、IMF(国際通貨基金)は、
財政収支を均衡させる原油価格について、
サウジが86ドル/バレル、
イラン130ドル、
イラク109ドル、
UAE74ドル、
カタール71ドル、
クウェート52ドルと推定しているのですが、
何故OPECは減産しなかったのでしょうか?


柴田さんは油価急落をめぐって、原油市場が
サウジアラビアと米国のシェールオイルとの
「チキンゲーム(我慢比べ)」の様相を呈し始めたと指摘。
このままチキンゲームが終わらなければ原油の供給過剰が継続し、
原油価格は一時的に50ドルを割る可能性もあるとしています。


サウジをはじめとするOPECは、イージーオイルと言われる
在来型原油を生産しています。
これは「液体で濃縮された経済的な場所にある」安価な原油です。

サウジやイランなど中東産油国の生産コストは
バレル当たり4~20ドルとされています。

対して、シェールオイルに代表される非在来型原油の場合、
「液体でなく、濃縮されておらず、経済的な場所にもない」
ハードオイル(hard oil)で、
生産コストは30~90ドルとされています。
シェール層によってコストは随分違うようですね。

米国のリサーチ会社が、北米のシェールオイルの損益分岐点を
調査したところ、WTIが80ドルを割れば、
約3分の1が採算割れになると発表していいます。


WTI原油の急騰は、日本などの輸入国にとっては
「オイルショック」をもたらすものでした。
しかし、2011年以降は90~100ドル台で推移してきたことに
慣れてしまったことから考えると、今回の60ドル台までの急落は
産油国にとって「逆オイルショック」と言えよう、と柴田さん。

サウジは市場シェアを重視し、シェールオイルの減産を
引き出すために敢えて油価下落を選んだとみられますが、
OPECにおいても10月の原油生産量が、
過去14か月で最も高い水準である日量3,097万バレルとなり、
6カ月連続で目標生産枠を超過しています。

どうやら原油価格は「新たな下値均衡点」を探る動きに
入ったようですが、シェールオイルの生産が直ちに
抑制されるとも思えません。

限界生産コストの高い鉱区での生産は困難になるとしても、
比較的低コストの鉱区では、油価下落による原油収入の
落ち込みを増産によってカバーしようとするでしょう。

ちなみにBP統計によれば、米国の原油生産量は、
2008年の日量678万バレルから2013年で1,000万バレルに拡大。
この内、450万バレルがシェールオイルとされます。

短期的には、価格が下落することで更なる増産となり、
供給過剰からさらに価格が下がるという負のスパイラルに
入ってしまいましたが、問題は、将来の需要拡大に必要な
上流部門への開発投資が控えられてしまうことだと柴田さん。
多くの産油国は、国内の治安維持のため、
貧困層に対してガソリンや食料などを
手厚い補助金によって提供しているため、油価急落により
財源が細れば社会不安を増長させることにも繋がります。

詳しくはオンデマンド放送で柴田さんの解説をお聞きくださいね。

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12月1日金急落急騰乱高下の背景に [大橋ひろこコラム]
2014.12/03 大橋ひろこ 記事URL

12月1日月曜、12月最初の取引日、金価格は急落急騰と派手に動きました。週末の外貨準備に金を20%保有を義務付けるとしたスイスの国民投票は否決されましたが、この影響もあったのでしょうか。金価格は取引オープンから売り込まれ一時1500ドルの大台を割り込み1141ドルまで下落しました。


1500ドルという心理的節目を再び割り込んだことや、期待された減産合意がなかった原油市場で先物価格が63ドル台まで下落していたこともあり、金市場には悲観ムードが漂ったのですが、欧米市場に入ってから風向きが変わりました。原油先物価格が自立反発を見せるなか、金価格も反発を始めたのですが、金曜日の引け近辺であった1165ドルをブレイクした頃から今度は買いのストップが始動したとみられ、1180ドルまで急伸。その後10ドルごと急伸するという値動きを何度も繰り返し、1200ドルを回復。1221ドルまで上昇を見せました。安値からは80ドル近くの上昇で、近年稀に見る大陽線をつけたのです。


皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日はインベステック調査情報グループの東海林勇行さんにお話を伺いました。


このドル建ての派手な動きに伴って円建ての金、TOCOMの先物市場でも
金価格は乱高下。100円安から一転して200円高という凄まじい展開となりました。

この背景にはいったい何があったのでしょうか。


東海林さんは、原油急落からの反発局面で金市場はストップを巻き込んで急伸した
として、原油価格に連れた側面もあったとしながらも、
足元では金のリースレートが上昇しており、現物市場では
タイト感が出始めていたところだったと解説くださいました。


ETF市場からは相変わらず資金流出が続いているとのことですが、
月曜の上昇局面ではETFの買いも見られたとのこと、
ETF市場からの資金流出が止まるかどうかにも今後注目ですね。


また、インドは貿易赤字の主因となっていた金の輸入に
規制をかけていましたが、先週末「80:20ルール
(ゴールド輸入を規制するため、100輸入した場合、そのうち20を
付加価値をつけて輸出しなければ次の輸入は許されない)を
即日中止すると発表しており、このニュースも心理的には強気に働くと
思われます。


こうした背景から、急落から一転、急騰劇を演じた金市場ですが
チャート的にはテクニカルの好転からしばらくは売り方劣勢の
センチメントが形成されそうです。


しかし、来年はアメリカの利上げが目されており、
金利のつかない金は下落するという見方が大勢であり、
金を買う材料は見当たらないのが現状。
欧州が量的緩和策に踏み切るのも時間の問題とみられ、
ドル高が加速すれば、金は下落するというのがセオリー。


基本的には今回の金の急騰劇は一時的な値動きである可能性が強く、
あまりここから金が上昇するという見方は多くはありません。
ここからの金の見通しはオンデマンド放送で
東海林さんの解説をお聞きくださいね。


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