出光・昭シェル経営統合でJXと2強体制へ~その背景と今後 [大橋ひろこコラム]
2015.07/31 大橋ひろこ 記事URL


石油元売り国内2位の出光興産と5位の昭和シェル石油は30日、経営統合することで基本合意したと正式発表しました。7月31日日経新聞の一面トップニュースです。

出光が昭和シェルの親会社であるロイヤル・ダッチ・シェル(シェル・グローバル)から33.3%(議決権比率)の昭和シェル株式を取得。シェル・グローバルは35%の昭和シェル株式を保有することとなります。昭和シェル株の売却でシェル・グローバルは,日本での石油精製・販売事業から完全に撤退し、今後はLNG中心の資源開発に集中していくことになります。

皆様ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は株式会社セキツウ常務取締役の山内弘史さんに
「出光・昭和シェルが経営統合に向けた協議で合意」
その背景と今後についてお話を伺いました。

大手石油元売り会社は多い時で10社あまりあったのですが
業界再編の末、ガリバーであるJXホールディングス(10.8兆円)と
今回統合にて業界2位へと浮上する出光+昭和シェル(7.6兆円)の
2強体制へ随分数が減りました...。


これまで業界3位だった東燃ゼネラル石油(3.4兆円)、
次いでコスモ石油(3.3兆円)が今後どうするのかが注目されますが
業界再編は最終局面に入ってきています。

なぜ石油元売りの統合再編が繰り返されてきたのでしょうか。

そもそも、石油製品の国内市場が縮小し続けています。
少子化に加えて、燃費の向上がガソリンの消費量を減少させているのです。


◆ガソリン販売量推移、減少が続く。

2010年度 58,159千kl 
2011年度 57,209 
2012年度 56,206
2013年度 55,477
2014年度 52,975

2018年度には49,458へ 
2019年度には48,310へ減少する見込みで
年率1.8%の減少となるとみられます。

このペースでいくと2019年には
2014年度(5年前と比較して)▲8.9%に。

このため、ガソリンスタンド(給油所)数も減少が続いています。

◆給油所数推移、減少が続く。

平成元年 58,285
6年 60,421 
10年 56,444 
15年 50,067
20年 42,090
22年 38,777 
24年 36,349 
25年 34,706
26年 33,510

平成6年がピークで6万ヶ所あったガソリンスタンドが
昨年は33510ヶ所で、およそ半減しています。

この中で今回統合した2社のガソリンスタンドは計約7000カ所。
出光の月岡社長は「当面、両ブランドは維持する」と述べています。


国内需要の低下、マーケットの縮小は今後も続くとみられ、
アジアなど海外市場の開拓が急務となってきていますが、
今後は、出光が進めているベトナムでの製油所事業など
海外展開を加速するとみられています。

しかし、海外市場も競争が激しいと山内さん。

中東など産油国と組んでアジア市場に製油所を作り
製品を販売している競合もあるほか、
アメリカがシェール革命以降、石油製品輸出を拡大しており、
コストも低廉化しているのだそうです...。

◆製油所は2社で6か所、統廃合なし?!

両社が保有する製油所は

 出 光 :北海道(苫小牧)、千葉、愛知(知多)の3か所
昭和シェル:四日市、川崎、山口の3か所

計6か所あります。

「製油所の統廃合は必要ない」と月岡社長は話されていますが、
 製油所統廃合が元売統合の最大のメリットかと思われますが、、、。

しかし、競合他社が保有する製油所とエリア的に重複しないため
一体運営による効率化でコストを削減が可能であれば
統廃合しなくてもやっていけるということなのかもしれない、と
山内さん。

詳しくはオンデマンド放送で山内さんの解説をお聞きくださいね。

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ここで『コモディティ・フェスティバル2015 in 東京』のお知らせ!!

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原油ショートカバーとなるか、EIA石油在庫統計に注目 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2015.07/29 大橋ひろこ 記事URL

商品市況の低迷が続いています。7月最終週、27日月曜の上海株式市場は8%を超える大きな下落となりました。中国株式市場の下落は商品市況の低迷の長期化を暗示しているようです。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティインテリジェンス代表取締役社長の
近藤雅世さんにお話を伺いました。


銅・ニッケル・アルミニウムの非鉄金属は現在、
その半分以上を中国が消費している構図です。
鉄鉱石に至っては需要の6割以上を中国が占めています。

原油の需要トップの米国の日量2,444万バレルに次いで中国は第二位。
日量1,081万バレルで世界のシェアの12%を占めるに過ぎませんが、
2015年の世界全体の消費量増加量が+129万バレルに対して
中国は27%増である+35万バレル。需要の増加幅も大きかったのですが、、、。


世界の商品需要における中国の存在感があまりに大きかったために
中国の景気後退がもたらす商品需要減少は市況に大きく影響してきます。
長期的には商品価格は低迷すると思われますが、
足元では金や原油相場が反発する可能性があると近藤さん。


原油と金に対するファンドの売り残が金は過去最大の▲160,13枚、
原油は3月24日の281,026枚が過去最高でしたが、
5月中旬には12万枚台まで減少し、先週再び増加し202,339枚になっています。


ファンドがショートポジションを膨らませているため、
これが買い戻されれば反発する、ということですが、
特に原油は日本時間の木曜日朝にEIA米国エネルギー情報局が発表する
石油週報がトリガーとなって反発するのではないか、というのです。

先週は原油在庫が大幅に増加しました。
近藤さんは、先週の原油在庫増がイレギュラーであったため、
今週は原油在庫が減る可能性があるとして注目、
もし、在庫減となれば、ショートカバーから原油が大きく反発する
可能性もあると近藤さんは解説くださいました。


また、タイのコメの穀倉地帯で干ばつとなっているので、
世界最大のコメ輸出国の生産に影響があれば、コメ価格が上がるかも?
日本にまで影響があるかどうかに注目ですね。

証拠金制度とレバレッジ
2015.07/28 大橋ひろこ 記事URL

7月からスタート!毎週火曜の「小次郎講師のトレードスクール基礎編」
このシリーズはテキストがございます。ご覧の画面の右側にある「小次郎講師のトレードスクール」波の柄のバナーをクリックしていただけるとテキストをダウンロードしてお聞きいただくことができます。只今、4回分のテキストDLできます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
小次郎講師こと手塚宏二さんのトレードスクール
第4回のテーマは
「証拠金制度とレバレッジ」です。

商品先物取引はレバレッジを活用した取引。
それゆえに、危険だとか怖いというイメージもあるのですが、
小次郎講師はレバレッジを制する者が投資を制する!と説きます。

レバレッジはリスクでもありますが、大きなリターンをもたらす
武器にも成り得るのです。

レバレッジはコントロールできることをご存知でしょうか?
ハイレバレッジでハイリスクハイリターンの取引をするのか、
ローレバレッジでローリスクローリターンの取引をするのか、
実は自分次第なのです。先物取引はハイリスクという考え方では
利益を最大限に伸ばすことができない考え方なのです。

リスクをコントロールできれば、リターンを享受できる、、、
ならば、リスクをコントロールしてレバレッジの効用を最大限に
引き出せばいいのですが、どうすればいいのでしょうか?

小次郎講師はTOCOMでの金取引を例にあげて
取引するために必要な資金、価格変動によるリスク率から
リスクコントロールのための具体的な考え方を教えてくださいました。

・自分の取引する銘柄は1日平均でいくら動きますか?!

・1枚(最小単位取引)でいくらの損益となりますか?

・投資用資金に対してそれは何%のリスクですか?

・適切な取引量は何枚までですか?

これにパッと答えられないようだと、、、、
リスクコントロールができているとは言えません。

自己資金に対して、どの程度のリスクを取っているのか。
リスクをコントロールすることで資産を守り、
また、資産を増やすことが可能なのです。

詳しくはオンデマンド放送で小次郎講師の解説をお聞きくださいね。

下げ止まらぬ商品市況の現状と今後 [大橋ひろこコラム]
2015.07/24 大橋ひろこ 記事URL

商品市況の下落が止まりません。WTI原油価格は再び50ドルの大台を割り込み、NY金価格は生産コストとして意識されてきた1200ドル大台どころか1100ドル台をも割り込んでしまいました。モルガンスタンレーやゴールドマンサックスなどの大手金融機関は金価格1000ドル割れの可能性に言及しています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は三菱東京UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員 
芥田知至さんにご出演いただきお話を伺いました。



ギリシャ支援問題や中国株式市場の急落など様々なリスクが株式市場の
下落を誘発し、コモディティ市場にもその余波が及んだ部分もありましたが、
金市場にはリスク回避の資金流入はなく、リスクが鎮静化した後には
一層の下落となりました。

金が5年5カ月ぶりの安値、原油は5月の高値に比べて21%安。

原油や金が下落している背景と今後について芥田さんに
解説いただきました。


<中国需要の下振れ懸念>

ギリシャ問題や中国の株安を受け、世界の原油需要に対する見方が
やや慎重になっている可能性。
中国の景気動向に敏感な銅やアルミといったベースメタルなどの
価格も下落しており中国需要による価格下支えがなくなっている
と考えられます。


<シェールオイルの生産高止まり>

昨年後半からの原油価格の下落を受け採算割れから
減産の動きが見え始めた米国のシェールオイルですが、
原油価格が40ドル台の底値から60ドル台へと持ち直したことを受け、
減産はそれほど進まないとの見方がでてきています。
油田開発の先行指標となる石油掘削設備(リグ)の稼働数の週次統計は、
6月26日をボトムにやや増加しており、米国の原油生産量も
5月15日に終わる週をボトムにやや持ち直しています。


<イラン産原油の供給増加観測>

イラン核開発協議で合意が成立し、イラン産原油の供給が増える観測。
イラン産原油の供給が開始される具体的時期は不透明ではあるものの、
今のところ、対イラン経済制裁の解除は、来年以降となると報道も。

制裁解除後は数カ月程度で60~80万バレル程度の
増産が可能だという見方が原油の上値を抑えていると考えられます。


<米国の利上げ>

FRBの利上げが視野に入ってきていることで、ドル高基調が継続しています。
原油相場とドル相場の関係が密接な状態が続いており、
FRBの利上げを材料にドル相場が堅調に推移する環境では、
原油や金をはじめとしたコモディティの価格は抑制されやすい
状況が続くとみられます。


<金下落の背景に中国の金保有量公表>

中国人民銀行が17日に突然金準備の保有量を発表しました。
それによると6月末時点の金保有残高が1658トンと、
2009年比で57%増加していたものの
市場の想定を大幅に下回る増加テンポだったため
ネガティブサプライズとなり、手仕舞い売りが加速しました。

ギリシャ問題や中国の株安への懸念が一服する中で、
安全資産としての需要が減退することが意識されたこと、
米国の利上げ観測が強まる中でドル高が進み、金売り圧力が強まったこと、
原油など他のコモディティの下落が進む中でインフレ期待が後退して
インフレヘッジとしての金需要も萎むとの懸念に繋がっています。


金、白金急落。買い妙味が強いのは?! [大橋ひろこコラム]
2015.07/22 大橋ひろこ 記事URL

日本の3連休中に金が急落しました。心理的な節目である1100ドルを割り込み、安値は1080ドルと
2010年2月以来5年ぶりの安値を更新しています。 

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日はマーケット・アナリスト菊川弘之さんをお迎えし急落する金、プラチナについてお話を伺いました。

金急落の背景を菊川さんに伺うと、

①イエレンFRB議長の年内利上げ示唆=ドル高

②ギリシャ第3次支援合意によるリスク後退

③中国株式市場の下落一服

④イラン核開発協議最終合意

⑤中国保有金残高が予想を下回る

などの材料が重なっての下落、ということでしたが、
驚かされたのが、中国の外貨準備における保有金量でした。

何故このタイミングで発表されたのかはわかりませんが、
中国人民銀行は6月末の保有金残高を1658トンであると発表。

この量は09年4月から57%増加しているものの
4月に某メディアが「中国の金準備は推定で3510トンに増加した可能性がある」
と報道したことで、市場がこの数量を織り込む形で推移してきました。

蓋を開けてみればその半分程度であったことの驚きが
金売りを加速させた、と菊川さん。

基本的にはアメリカの利上げが近いという金融要因が金の上値を
抑えるセンチメントではありますが、過去の利上げ局面を
振り返ると、現実に利上げが開始されると金は下値を切り上げてきており、
夜明け前(利上げ前)が一番暗い、という相場になっていると思われます。

NY金の過去最安値から最高値をフィボナッチリトレースメントすると
1083ドルがちょうど50%押し水準となっており、
今回の下落では、このレベルでピタリと下落が止まっていることから
菊川さんは長期的には、買い場到来であると解説くださいました。

TOCOMの金も4000円アラウンドをコツコツ拾う戦略で。


それから、プラチナの下落も大きくなっています。
金価格を下回って推移しています。

教科書的にはその希少性からプラチナ価格は金より高いはずですが、
長期に渡ってプラチナ価格の方が安い状況が続いています。

過去にはリーマンショック後、欧州ソブリン危機の時に金とプラチナ価格が
ねじれる現象が起こりましたが、ほどなく解消されました。


今回はどうでしょう。

そもそもプラチナが安い背景ですが、、

2014年、南アフリカの鉱山ストライキが長期化。
供給不足になると予想されていましたが、逆にプラチナ価格は暴落。

ストに備えての在庫が大量に確保されたため、期待されたほど
需給がひっ迫することはなかったことで、ストライキへの思惑で
買われたプラチナ価格は崩れてしまったのですが、
今年2015年はアメリカの利上げ思惑を背景に、
南アフリカの通貨ランドが安くなっていることから、
南アフリカ建てのプラチナ価格が高いため、
南アフリカはプラチナを増産しており、
これがさらなる価格下落を招いてしまっているのです。

生産コストを下回り、金価格よりも安くなってしまったプラチナですが、
この割安価格は買いでしょうか?!

菊川さんは、某著名投資顧問のリポートを紹介してくださいました。

そもそもプラチナは自動車触媒の需要が大きいのですが、
触媒として使用されるプラチナ量が技術革新で効率化されているほか、
電気自動車が世界の主流になる、という見方が強く、
触媒需要はなくなっていく可能性があるのだそう。

燃料電池車の電池には現在の排気ガス触媒よりも多量のプラチナが
使われるため、燃料電池車が今後の自動車産業の主軸となれば
プラチナ需要は増加する可能性もあるのですが、、、

どうやら、欧米では次世代は電気自動車が普及するとの見方が主流だそうです。
となるとプラチナの自動車向け需要は・・・?!

ここからの安値を拾うならば、金に注目と菊川さん。

詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説をお聞きくださ

株、FX、商品先物はどう違う?!
2015.07/21 大橋ひろこ 記事URL

7月からスタート!毎週火曜の「小次郎講師のトレードスクール基礎編」
このシリーズはテキストがございます。ご覧の画面の右側にある「小次郎講師のトレードスクール」波の柄のバナーをクリックしていただけるとテキストをダウンロードしてお聞きいただくことができます。只今、4回分のテキストDLできます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
小次郎講師こと手塚宏二さんのトレードスクール
第3回のテーマは
「株式・FX・商品先物の違いと特徴」です。

小次郎講師は、投資家の皆さんには
株も為替も商品もすべて理解し投資できるように
なってほしいと力説されます。

というものマネーは循環するものであり、
株がだめでも商品が活況だったり、
商品はだめでも株式が活況だったりするものです。

人気があり流動性が高い市場で取引することが
リスクを抑え、利益を積み上げ安いスタイルです。
人気がなく流動性が低下した市場でむやみに取引することはないのです。

そのためには、株、FX,商品先物取引のそれぞれの商品設計、
特徴を理解しておくことが肝要となりますね。
ということで今回は、その違いと特徴を解説いただいています。


まず、売買スタイル。

株式は信用取引などの口座を作れば売りもできますが、
全ての銘柄が売れるわけではありません。
基本的には買いが主体です。

FX、商品先物取引は売りも買いも同じようにできます。
FXの場合は金利差がポジション保有コストになったり
スワップポイントとして金利差分を受け取れたりする妙味もあり、
人気ですね。小次郎講師はスワップには惑わされずに
キャピタルゲインが見込めるエッジの効いた銘柄の取引が
できるようになれば、それが理想であるとお話くださいました。


取引できる時間帯も異なります。

株、商品は午前9時取引スタートですが、
株式は東京証券取引所での取引。東証時間の午後15時までです。

商品は夜間取引もあるんですね。
商品価格はNY時間に大きく動くため、夜間取引での商いも
大きくなってきているのです。

FXは24時間取引。月曜から金曜までならどの時間でも
取引ができます。


といった基礎的なことから、レバレッジ、そして
各々の相関まで小次郎講師に伺いました。

それぞれに面白さがありますが、リスク、リターンと
自身のライフスタイルと投資スタイルなどを考えて
どの取引が自分に合っているのかを見極めるのが大切。

詳しくはオンデマンド放送で小次郎講師の解説を
お聞きくださいね。



LPG価格、低廉化に向けた業界の取り組み [大橋ひろこコラム]
2015.07/15 大橋ひろこ 記事URL
原油価格が昨年の高値から暴落、半値以下にまで下落してしまったことは皆さんも良くご存知かと思いますが、原油価格の下落に付随して様々なエネルギー価格も下落しています。LPG価格もまた、1年前と比較して半値に落ち込んでしまっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はリム情報開発の志賀実さんにLPG価格動向と
価格形成に向けた新たな動きについてお話を伺いました。

LPGは「Liquefied Petroleum Gas」の略で液化石油ガスのことです。
プロパンとブタンに分けられますが、
主な用途は下記の通り。

プロパン......ガスコンロ、給湯器
ブタン......ライター、カセットボンベ、タクシー、石化プラント
両方......工場の燃料、火力発電所の燃料

ガス給湯器やカセットボンベなど
家庭・業務用需要が全体の41%であるのに対し
工場向けは20%、火力発電には9・5%ほどで、
圧倒的に家庭用需要が大きいのが特徴です。

日本の年間使用量は1,600万トンほどで75%は輸入されています。
生産される25%は製油所から精製されるもの。大元の原油はもちろん
輸入されたものですから、ほぼすべては海外依存です。

中東から輸入していましたが、近年はシェール革命に湧く米国からの
輸入も増えてきています。

2015年に入ってから、LPGを輸入する際の指標価格となる
アラムコCPは、プロパン、ブタンともに400ドル前後~500ドルの
間で推移しています。2014年の1月はプロパンが1,010ドル、
ブタンが1,020ドルでしたから、半額以下になったということ。

志賀さんは需給が緩いことが背景であるとし、
日本や韓国、台湾などこれまで大消費地だった国々での需要が
伸びていないことやシェールで増産基調となっている原油に随伴して
生産されるLPGもまた、原油と同様に過剰供給状態にあると解説くださいました。

半値になっているということは、われわれ消費者にとってはありがたいこと
ですが、実は日本国内の小売価格は左程下がっていないのです。

今年の4月を例にとると、輸入価格がプロパンで前年比40%安だったのに対し、
小売価格は1.2%程度しか安くなっていません。

この点については昨年12月に政府が開いた総合資源エネルギー調査会でも
問題視されていて、価格の透明性、低廉性を確保するよう提言が出ています。

何故国内のLPG小売価格があまり下がらないのか。

ボンベを家庭まで運搬するコストがかかるうえ、
長く付き合いのある業者さんは頻繁に変えたりしませんね。

構造的に競争が起こりにくい販売スタイルなのです。。。

ということで、これまで業者が配達していたLPGのボンベを
ガソリンスタンド形式のように、消費者に取りに来てもらう形に
するというのは一つのアイデアとしてあるようです。

また、価格の低廉化に向けて元売りも新たな方策で
輸入コストの低下に努めようとしています。

今年4月、ジクシスという新たな元売り会社が誕生しました。

昭和シェル、東燃ゼネラル、コスモ石油ガス、住友商事の4社が
統合してできた会社です。

合併によって期待できる効果は、調達力の拡大、
バーゲニングパワーによって購入価格を引き下げられること。
つまり、たくさん買うから、安くしてよと交渉できるというわけですね。

さらに、今月、業界の2強と言われる
アストモスエネルギーとENEOSグローブの2社が事業協力の検討を
始めた発表しており、こちらはLPGの共同購入、船の貸し借り、
国内基地の統廃合などをこれから視野に入れていくのではないか
と見られています。

2016年以降、電力もガスも自由化され、
異なるエネルギー事業者間の競争が激しくなっていく中で、
LPG業界も元売りから小売業者に至るまで、
さまざまな方策を打ち出す必要に迫られています。

詳しくはオンデマンド放送で志賀さんの解説をお聞きくださいね。

先物取引とは?日本は先物取引発祥の地
2015.07/14 大橋ひろこ 記事URL
7月からスタート!毎週火曜の「小次郎講師のトレードスクール基礎編」
このシリーズはテキストがございます。ご覧の画面の右側にある「小次郎講師のトレードスクール」波の柄のバナーをクリックしていただけるとテキストをダウンロードしてお聞きいただくことができます。只今、4回分のテキストDLできます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
小次郎講師こと手塚宏二さんのトレードスクール
第2回のテーマは

「先物取引とは?~日本は先物取引発祥の地~」

先物取引をご存知でしょうか。

Wikipediaには
価格や数値が変動する各種有価証券・商品・指数等について、
未来の売買についてある価格での取引を保証するデリバティブ商品
とあります。原資産を取引するものではなく、未来(先物)の価格の
取引するものということですが、実は発祥は我が国日本。

堂島米会所という取引所が正式に発足したのは1730年。
しかし、先物取引が生まれたのは1616年。
堂島が幕府から公許される100年も前に取引されていたのです。

その経緯とは・・・?!
このお話、とっても面白いです。
関西の商人と東北の商人が出会うところから始まるホントの話。
オンデマンドで小次郎講師のお話を是非聞いてみてくださいね。

そして!

先物取引だけではありません。
チャート分析のパイオニアも日本にあるのです。

酒田罫線は相場を勉強する際に最初に勉強するろうそく足。
実はボリンジャー・バンドで知られるボリンジャーさんも
日本のテクニカル分析の本「罫線に強くなる本」を読んで
キャンドルスティックを学ばれたそうです。

今日の放送では、テクニカル分析の歴史を小次郎講師に
解説いただいています。

マーケット・トレンドでも小次郎講師に取り上げて解説いただいた
MACDなどはかなり新しいテクニカルインジケーターなんですね。
酒田五法はその200年も前に生まれていたのです。

詳しくは是非オンデマンド放送で!

ギリシャに中国、リスク回避でどうなるドル円相場 [大橋ひろこコラム]
2015.07/10 大橋ひろこ 記事URL

ギリシャ問題でユーロ急落、リスクオフで週明けのマーケットが大荒れとなるパターンが2週続きました。ギリシャはIMFへの債務返済ができずに事実上のデフォルトへ。加えて唐突に実施された 国民投票での緊縮策受け入れNO、ギリシャ問題は最悪のシナリオを辿るかに見えますが、為替市場
では週明け最も早くリスクを織り込む東京市場ではユーロ売りが加速するも、その後はゆっくりとユーロが買い戻されるという流れとなっています。
ギリシャリスクは単純にユーロ安要因であるとは言えません。7月に入ってからは中国リスクも顕著となってきたことで、ボラティリティも上がってきています。


皆さんご機嫌かがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は外為どっとコム総研 研究員の石川久美子さんに
為替市場の動向と今後の見通しをいただきました。


ドル円相場は2015年125円まで円安ドル高となる局面がありましたが、
ギリシャ~中国ショックで120円台半ばまで円高ドル安が進みました。

テクニカル的には122円台の大台が意識されています。
長期チャートで長らくレジスタンスだったレベルですが、
ここを超えてからドル円相場は125円台まで急伸しました。


ところが今回リスクオフ相場となる中で、ドル円相場は
レジスタンスを超える前のレベルまで再下落してしまっています。


円安トレンドは天井を付けた、、、との声も出始めましたが、
ここからのドル円相場を見るうえでのポイントは何でしょうか。

ギリシャ問題、そして中国株式市場の動向は、足元のマーケットでは
注目度が高く、ボラティリティを大きくする材料として重要ですが、
こうしたリスク要因が払しょくされれば
やはりアメリカの金融政策が焦点となってくると石川さん。

9月利上げ思惑は大きく後退した、という見方も広がっていますが、
米国は、ギリシャや中国などの外部要因を気にして
利上げを遅らせることがあるのででしょうか。

そして、この週末リスクと週明け以降の為替動向を見るうえでの
ポイントは?

詳しくはオンデマンド放送で石川さんの解説をお聞きくださいね。

中国ショックで商品軒並み安 [大橋ひろこコラム]
2015.07/08 大橋ひろこ 記事URL

ギリシャからチャイナへ。全面リスクオフの様相です。

日経平均株価は638円95銭安(3.14%安)1万9737円64銭と終値ベースで6月18日以来、およそ3週間ぶりに節目の2万円を下回り、5月15日(1万9732円92銭)以来、ほぼ2カ月ぶりの安値で取引を終えました。中国のリスクが顕在化したことで、これまで中国による買いが支えだったコモディティ市場も軒並み大幅下落を強いられています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

小針さんが放送前に調べて下さったTOCOM東京商品市場市況。

 金   6月2日高値 4794円から 4497円まで300円もの下落
プラチナ 1月21日高値4933円から3933円までなんと1000円下落
シルバー 6月2日高値 68.40円から57.80円まで
ゴ ム  6月2日高値247.90円から200.50円まで47.40円下落

軒並み大きな下落となっています。

ドクターコッパーと呼ばれる国際「銅」価格や
アルミ、ニッケルなども6年ぶりの安値に沈んでいます。

中国株式市場のパニック売りから他市場へと波及した
短期的な下落よりも、中国の成長が止まってしまうことで
中国関連銘柄が長期低迷することの方が懸念されますが、
この先の商品市況はどうなっていくでしょうか。

小針さんは、中国の需要が落ちることを考えれば
商品市況は長期低迷するリスクがあるとした上で、
金だけはいち早く立ち直って上昇する可能性があると指摘。

リーマンショック時も株も商品も何もかも売られる流れでしたが、
その後の相場では金が最も大きなパフォーマンスを上げました。

まだ落ちるナイフを掴む時ではないにしても、
このチャイナショックが落ち着いたころに、
もっとも早く物色されるのが金ではないか、と小針さん。

米国利上げ時期も遅れる観測が台頭してきました。
落ち着きを取り戻した後、過剰流動性マネーが向かう先は?

ゴム相場も急落していますが、TOCOMゴム相場は上海株上昇と
歩調を合わせていました。チャイナマネーが入っていたとも
いわれるゴム市場、小針さんは今日、重要な節目を割り込んでしまったと
解説くださっています。

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

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