ブレントとドバイ原油価格差縮小の背景 [大橋ひろこコラム]
2014.08/20 大橋ひろこ 記事URL
ウクライナやイラクなど地政学リスク要因が多発している印象が強い2014年ですが、その割に、足元では原油価格は2か月ほど下落基調が続いています。
原油価格といってもWTI、北海ブレント、ドバイなど様々な指標がありますが、最も影響が大きいのはどのインデックスでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はリム情報開発 記者の高木啓子さんが番組初登場!

高木さんはアジアの消費国が輸入する中東産、アフリカ、アジア、
北海、中南米産の原油とコンデンセートの取引と、
世界で取引される指標原油の動向についてレポートされていらっしゃいます。

番組冒頭では世界で取引される原油の指標となるブレント、ドバイ、WTI原油の
違いについて伺ってみました。

① WTI、ブレント、ドバイ、原油国際指標価格とは?

ブレント 北海産原油で、アフリカや地中海原油などの価格指標
ドバイ  UAE産の原油で、主に中東産原油の価格指標
WTI 米国産原油で、南米産原油などの価格指標

ということですが、一般的にニュースなどで取り上げられる指標は
WTI価格だという印象ですね。しかし、日本含めアジアの現物市場にとっては
ドバイが重要で、日本のスポット市場はドバイ価格を指標に動いているそうです。

② 原油価格はなぜ下落している?

そのブレント、ドバイとも今年の6月、ウクライナ情勢の緊張の高まりを背景に
年初来の高値を付けた後に下落基調が鮮明となっています。
ブレント原油 今年6月19日に115.71ドルと10ヶ月半ぶりの高値から
8月15日には102.05ドルと13ヶ月ぶりの安値へ下落。

バイ原油  今年6月20日に111.29ドルと10ヶ月半ぶりの高値も
8月18日には、100.55ドルと13ヶ月ぶりの安値へ下落。

高木さんは、ウクライナ、イラクの地政学リスクを背景に買われたものの
情況は膠着状態で地政学リスクが後退するにしたがって、下落していると
解説くださいましたが、特にイラク情勢に関しては、
米国が今月イスラム過激派の拠点のあるイラク北部の空爆に踏み切ったものの、
南部を中心に生産される原油の供給に影響が出ていないことで
供給面に影響がないことで、地政学プレミアムが剥げ落ちているようです。

その間、OPECの原油生産は潤沢で7月は5ヶ月ぶりの高水準である一方、
需要サイドでは、石油製品のマージンはアジア、欧州で低迷しており、
需給が緩和していることが大きく影響しています。

③ ブレント、ドバイ原油の価格差縮小

また、ブレントは、特にイラク、ウクライナは欧州に近いことで懸念が高く、
地政学リスクの後退の影響をドバイより大きく受ける傾向がある上、
欧州が主に輸入しているリビア産原油の輸出再開の影響も受けていることで
ドバイに比べ下げ幅が大いため、ブレント価格とドバイ価格差が縮小しています。

ブレント、ドバイの期近限の格差、5月15日  4.66ドル
7月15日  2.63ドル
8月7日   1.59ドル
8月19日  1.11ドル

と縮小傾向を続けているのです。この影響はどんなところに出ているのでしょうか。


④ ブレント、ドバイの価格の縮小の影響は?

ブレント原油の下げ幅が、ドバイ原油の下げよりも大きいため、
ブレントを指標に取引される原油の価格競争力が高まり、
ナイジェリア産やアンゴラ産などのアフリカ産の原油などが
大量にアジアに流入しているそうです。
通常、アフリカ産原油を購入していない日本の元売りや台湾の石油会社が、
実際アンゴラ産原油の調達に踏み切っているそうです。
より割安な方を輸入するという動きが現物市場で起こっているんですね。


⑤ 今後の注目材料

欧米のロシアに対する制裁の行方は、欧州経済への悪影響が
懸念されていますが、原油市場では制裁の対象となっている
ロスネフチの販売するエスポなどロシア産原油に対する
買い控えが今後進むかどうかが注目だそう。
今のところ相場に大きな影響はないのですが、、、。

また、今後も地政学要因は原油市場へ影響を及ぼすでしょうか。
高木さんに伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で高木さんの解説をお聞きくださいね。

穀物底打ちの音聞こえず、ハーベストプレシャーはこれから [大橋ひろこコラム]
2014.08/15 大橋ひろこ 記事URL

エルニーニョ発生が夏場の天候相場のリスク要因になるという予想から春先に買われた穀物相場。

今年1月には1260セント台だったシカゴ大豆は4月20に1532セントまで上昇。

同じく1月406セントの安値をつけたシカゴトウモロコシは5月9日に522セントまで綺麗なトレンドを描いていました。

ところが、米国穀倉地帯の天気は良好で、エルニーニョ発生も秋にずれ込むとの観測で、天候相場に波乱はなく、春先ン天井をつけた大豆、トウモロコシ価格は一転下落基調を辿っています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコンチネンタルライス茅野信行さんにお話しを伺いました。

先週8月12日にアメリカ農務省USDAから発表された
大豆、トウモロコシの需給発表では予想されていた程に
イールド見通しが引き上げられなかったことで、
売り材料に出尽くし感が浮上し始めているようです。

マーケットでは、前月の165.3Bu/エーカーから170Bu前後までの
上方修正が予測されていたのですが、167.4Buに留まっています。
春先から3か月あまりに渡って豊作見通しを織り込んできた
トウモロコシ市場にとっては意外感のある内容ではなかったとみられ、
大きな下落に繋がっていません。

一方大豆のイールド見通しは前月の45.2Buから45.4Buまで
小幅に上方修正されましたが、トウモロコシとは違って
需要見通しの引き上げが実施されなかったこともあり、
大豆相場は下落しています。

天候相場に波乱が生じなかったことから、
今年生産されるの大豆、トウモロコシが豊作となることは
確実となりましたが、この3~4ヶ月に間にかなりこの事実が
相場に織り込まれてきたことで、今後の需給相場にむけてそろそろ
底入れ反転となるのではないか、という
買い場探しの声も出始めているようです。


茅野さんは「まだ買うには時期尚早、これから
ハーベストプレッシャー相場が来る可能性も否定できない」
と値頃買いに警鐘の厳しいお言葉。

3~4か月下落が続いているようにみえますが、
大豆については中国の輸入堅調が続いているため、
ディマンドレーショニング(価格高騰による需要後退)が
起こっていません。茅野さんから見ると
割高な価格水準が続いているようです。

8月のUSDA需給報告はトウモロコシの軸部分や
大豆のポッド(鞘)部分の数を数えて計測されたもので、
まだ予測値に過ぎません。

実際の大豆、トウモロコシを収穫し、重量を測って実測値に
近い形で計算されるのが10月に発表される報告で
この2か月の間に、さらに作柄作況が改善されることも否定できず、
まだ今回発表されたUSDA需給報告をもって、
確定したわけではないのです。

さらに実際収穫が終わって生産高が確定するのは
1月半ばとなることから、まだこの時点での豊作織り込みが
底値とみるには気が早いかもしれません。

お盆明け、20日頃から南部のルイジアナ州での大豆の収穫が始まり、
主要生産地の収穫は9月の彼岸の頃、この時期は
ハーベストプレッシャーといって、収穫期の農家の売り圧力が
高まる時期として警戒されています。

随分安値に沈んだので、需給相場を前に底入れするのではないか、
という思惑も出てくるかと思いますが、
農家の心理は、新穀が収穫できれ
「価格が下がる前に売り抜けたい」というもので、
大豊作が解っているからこそ、一刻も早く収穫し市場で売り抜けたいと
いうもの。明日さらに下がるなら今日の内に売っておこうということです。

逆に買い方の心理は、
高くなる前に早め早めで買っておこう、というものですね。
今買いたい気分になっているのは、農家ではなく、投機家です。
今から収穫期に入る穀物相場は農家の収穫期には
農家の方の生産者側の心理による売りにさらされる時期に
はいるということであり、これを軽く見ないことだ、
と茅野さんは指摘されています。

また、大豆がまだ値を下げる余地がある、とする根拠のひとつとして
トウモロコシとの比価が依然として高いことも上げられます。、
また生産コスト面では相対的に余裕があることで
大豆が割高なんですって。

CME9月物の大豆価格は10.94ドル 同じくトウモロコシは3.61ドル
この比価はなんと3・03ドル!!

比価というのは、どちらを植えたほうが利益になるか、
という観点から、農家の方が種まき時期に、
どちらが高いか、利益になるかを測るために大豆とトウモロコシ価格を
比較する際に採用している指標ではあるものの、
生産高が確定しない今時期でも、
その価格差が3倍を超えているというのは
やはり割高感があるというもの。

通常は2・5倍前後、3倍を超えると
農家は大豆の種子を購入し大豆を作付けするといい、
2倍に近づくとトウモロコシを作付する意欲が高まるとされています。

また、茅野さんは最終的なトレンドを決めるのは需給バランスだとして、。
南米の期末在庫(14/15年度)は
32パーセントあることも指摘されています。

南米産も豊作だったところへ米国が史上最大の
作付面積、好天、高単収が重なっているわけです。
相場は値下がりすると考えるのが自然です。

大豆相場はいずれ10.00ドルを割り込み、
9.50ドルくらいまで値下がりすることが考えられるとして、
値頃で買い参入は危険だとお話しくださいました。

私は大豆の作柄が決まる9月10日が目途で、後1ヶ月くらいは
売り圧力が強いままではないか、とのことです。

詳しくはオンデマンド放送で茅野さんの解説をお聞きくださいね。

下げ止まらないゴム、タイの価格支援策とは [大橋ひろこコラム]
2014.08/13 大橋ひろこ 記事URL
お盆ウィークで都内の電車は空いているようです。市場も夏休みムードが色濃くなっていますが、今回は青島で開催されたラバーサミットで中国の企業、実需家に対しゴムのセミナー講師を務められた小針秀夫さんに、下げ止まらないゴム価格の背景と今後の展望について伺いました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

2008年のリーマンショック前までの高騰で
国際ゴム価格が3倍にも上昇していたことで、
タイ、マレーシア、ベトナムなど生産国がゴムを大増産。

ゴムの樹は植えてから樹液が採取できるようになるまで
およそ6年程度かかります。
リーマンショックの2008年頃からの大増産ということで、
ちょうど6年後にあたる2013~2014年になって
ゴムの樹液が採取できるようになったことが、
昨今のゴム価格の下落の背景です。

今年4月、タイ政府は備蓄している天然ゴム在庫22万トンの全量か、
あるいはこの在庫のうちの20万トンを売却する意向を示したのですが、
政府がゴム在庫を放出すれば市場価格はさらに下落してしまうため、
地元のタイ農民が政府の対応に対し強く
反対の姿勢を示したことで売却は見送られました。

それにより在庫は保有されたままとなって依然として
マーケットの圧迫要因となってしまっています。
また在庫売却が見送られたことでタイ政府の
市中買い取りができなくなっていることも
市況の陽転を遅らせています。

このような状況の中で、タイ政府関係者はこのたび、
ユニークな解決方法を示しました。
余って在庫化している天然ゴムを市中に売却するのではなく、
道路舗装用として利用するというアイディアだそうで、
天然ゴムをアスファルト代わりにするというのです。

そもそもアスファルトの原料は石油。
天然ゴムと素材構成が同じ合成ゴムも石油から製造されます。
道路舗装材アスファルトは結合材として利用され砂利や砂の骨材と
フィラーと呼ばれる微粉末を混合した
アスファルト・コンクリートが一般的ですが、
この結合材に天然ゴムを用いるという案のようです。

この草案、タイ国内でも意見は二分されている模様で、
在庫解消の奇策として受け入れる向きもあれば、
一方で道路向けに天然ゴムを使用するのは意味がないので、
トラックやバスなどの大型車両タイヤ向けとして
消費するのが好ましいという意見も少なくないようです。

まだこれは決定事項ではなく、実現性にも疑問があることから、
ゴムの下げ止まりに寄与するとは思えませんね。

具体的な価格支援策としては需給調整を図る計画を
打ち出しています。
年間35万ライ(1ライ=1600㎡)の天然ゴム樹を
伐採するプランですが、小針さんによるとこのボリュームだと
おおよそゴム生産の5~6トン該当し、
年間300tもの生産規模からみればそれほど大きくないとこのと。

このニュースが出ても、ゴム市場に下げ止まりの
兆しが出てきていないことからやはり、
構造的に供給過多となってしまった需給に
大きな変化が訪れない限り、ゴム価格の反騰はなさそうです。

年内は価格低迷が続くとしながらも、小針さんは
近年、タイ国内ではバイオ燃料産業向けとして
パームオイル(ヤシ木)の需要が拡大傾向となっているため、
切り倒した天然ゴム樹の代わりにパームオイルを
植え替えることを奨励している流れが継続していけば
いずれは供給過多の構造からタイト感が出てくるだろう、
とも解説くださいました。

詳しくはオンデマンド放送で、小針さんの解説をお聞きくださいね。

地政学リスクの高まりにも下落続く原油 [大橋ひろこコラム]
2014.08/08 大橋ひろこ 記事URL
8月に入ってさしたる理由もなく、米国株価が大きく下げるなど不安定となってきています。米4-6月期のGDPが好結果であったことから早期利上げの思惑が広がったためという見方もできますが、結果的に米10年債利回りが上昇してはいないため、金利上昇が原因とも言い切れません。ウクライナ問題を巡る対ロシア制裁に対し、ロシアも報復措置をとるという東西冷戦を思わせる緊張も欧州経済への影響が懸念されており欧州から崩れだしているという見方や、ウクライナにロシア軍が侵攻する準備が整っていると報じられたこと、オバマ大統領がイラク空爆を承認したというなどの報道でリスク回避が強まるなどの材料も嫌気されているようです。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員の
芥田知至さんにお話を伺いました。

ウクライナ、イラクなどの地政学要因で株式市場が崩れだしている
とするならば、コモディティ市場においては金や原油市場などに
大きな動きがでるというのが教科書的なシナリオですが・・・。

確かに金価格は、10月にアメリカの量的緩和政策が終了すると
見られることから金利上昇のリスクを嫌気して頭が重い値動きが
続いていましたが、イラク空爆承認のニュースでは大きく上昇しました。

ところが、WTI原油価格は1-2ドル買われたものの、
6/20の107.73ドルを高値に下落トレンド形成中で
現在は100ドルを割り込んでいます。

地政学リスクが債券や株式、為替マーケットに波及する中、
原油価格がジワリ下落基調を強めていることは少し不気味ですね。

一体どういうことなのでしょう?

原油価格下落の背景に、米国のガソリン需要が伸び悩んでいる
ことが一つの要因としてあげられると芥田さん。

過去のデータをみると米国のガソリン需要は、
雇用の増加ペースと連動して推移する傾向がみられたのだそうです。
雇用が増加する状況下では自動車で通勤する人が増え、
ショッピングや旅行に自動車で出かける人も増えるためです。
しかしリーマンショック後の雇用回復期にはガソリン需要は
増加せず低迷が続いているのです。

この背景として芥田さんは、2000年代に入って生じた
エネルギー価格の高騰を受けて自動車の燃費効率が向上したことや、
1台あたりの自動車の走行距離が抑制される傾向が
強まったことをお話くださいました。

今年の春頃、米国では需給のひっ迫懸念がしていました。
米国のガソリン需要期は5月終盤のメモリアル・デーから本格化し、
7月初めの独立記念日頃にピークを迎え、
9月初めのレーバー・デーまで続くとされています。
これに先立ってガソリン需要が増加しガソリン在庫の水準が
低くなっていたため、懸念が強まっていたのですが...。


結果、ガソリン需要の伸びは長続きせず、
6~7月のガソリン需要は、ほぼ前年並みにとどまりました。
つまり、米国経済が6カ月連続で20万人超の雇用増加数を
記録するような状況でも、石油需要はそれほど伸びないことが
明らかになってきているのです。

一方で、ウクライナや中東で地政学的な緊張が高まっても、
今のところ、直接的な原油供給の障害にはつながりそうにない
ことも明らかになっており、原油高の材料と目される要因も、
実際には、それほど原油需給を引き締めはしないことで
原油価格が下がりやすくなっているのが現状。
原油が値下がりしても、景気の停滞を示している訳ではない、
ということが起こっているようです。

他方、米国のガソリン需要が弱くても米国や中国を中心に
自動車販売は好調で、各国の景気が堅調なことを示しています。
このため、ガソリンや原油以外の自動車と関連が深い
コモディティの市況は、自動車を作るときに必要になる
パラジウム、亜鉛、アルミなどの市況は、堅調に推移していますね。

供給面では米国のシェール革命。供給増にも需要が伸びずで、
価格は上がりにくい構造となってきたようです。

ではここからの原油価格見通しは?
詳しくはオンデマンド放送で、芥田さんの解説をお聞きくださいね。

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9月23日(秋分の日)
東京・御茶ノ水のソラシティホールにて
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地政学リスク高まりにも膠着の金 [大橋ひろこコラム]
2014.08/06 大橋ひろこ 記事URL
8月入りから株式相場が軟調です。米国株も久方ぶりに大きな調整入りの様相を呈し始めていますが、今日の日経平均は5日続落、やはり株式市場にとって8月は鬼門のようです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は貴金属アナリスト東海林勇行さんにお話しを伺いました。

例年、8月は金市場にとって閑散となりやすく値動きに乏しいとされていますが、
今年も例外ではないようです。

昨晩のCOMEX市場では、米7月ISM非製造業指数など
指標が好結果となり、
金利が上昇したことで金価格は下落に見舞われたのですが、
ロシアが欧米による制裁に対して報復措置をとるとプーチン大統領が表明、
ウクライナ侵攻の準備も整っているという報道が飛び出したことで
地政学リスクから金が買い戻され急伸する局面も見られました。

が、しかし、株が大きく崩れたチャートと比較してみると極めて値動きは小さく、
レンジ相場での推移が続いています。

金は金利が上がると売られやすくなりますが、地政学リスクが高まれば買われます。

米国の景気回復が確認できる指標が発表されるたびに米国債利回りが上昇し、
金は下落するのですが、昨今のウクライナ、イスラエル、イラクなどの
地政学の緊張の高まりに下値がサポートされていると見られ、
大きな下落とはなっていません。

地政学リスクの高まりで結局、安全資産として米国債が買われることから
金利は結局上がらないという構図となってしまっています。

地政学要因と金利を左右する金融要因に神経質に触れる動きながら
ボラティリティは低く、金相場は夏枯れの様相ですね。

では実需筋はどうでしょう。

中国は2013年は世界一の金の消費国となりましたが、
今年は昨年に比べると金の買いが減少していると東海林さん。

プレシャスメタルズの試算によると今年は最大で400tも中国の買いが
減少する可能性があるとのこと。
投機的な取引のための担保としての金の調達に政府が規制をかけて
いることなどが一因とされていますが、中国の買いが相場を作る
ことはなさそうです。

また、インドも金の輸入規制緩和を見送ったことから旺盛な買いが
期待できる状況ではなく、また、この時期はインドの需要期にも当たらないことで
インド勢からの買いも期待薄。

金ETF市場も、一時保有残高の下げ止まりが見られ増加に転じるも
再び減少したりと顕著な資金流入とはなっていないようです。
投機筋は米経済指標で金利上昇となれば金を売り込むものの、
地政学リスクの高まりで買い戻すという神経質な取引に終始しているようです。

東海林さんは、10月にテーパリング終了となると目される米金融政策に
注目だとしながらも、足元では明日のECB理事会でユーロがどう動くかも
ポイントとなってくると解説くださいました。

詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説をお聞きくださいね。

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Metals Focus-Nikos Kavalis氏の金展望 [大橋ひろこコラム]
2014.08/01 大橋ひろこ 記事URL
昨年、海外からの特別ゲストとしてPaul Walker氏をお連れ頂き、金価格の展望をいただいた際にはブッキングしてくださった池水雄一さんに通訳までお願いし、エキサイティングな生放送となりましたが、今回のマーケット・トレンドでも海外からの特別ゲストとしてMetals FocusのNikos Kavalis氏をお連れいただき、通訳をお願いしちゃいました!池水さん、今回もありがとうございます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回の番組ゲストはスタンダードバンク東京支店長池水雄一さんでしたが、
この日は市場調査で日本を訪れていたMetals FocusのNikos Kavalis氏を
池水さんが番組に招聘くださいました。


Metals Focus は金の需給を調査していますが、Nikos氏は元GFMSということで、
昨年番組にご出演下さったPaul氏と一緒に働いていたのだそうです。

ということで、最初にお伺いしたのは「2014年は米金利が上昇するため
金は1000ドルを割れる」というPaul氏の見通しについて伺いました。

昨年の下落局面では売り方はかなりこなされており、
マーケットの需給はかなり改善されていたことや、
スクラップの売りも価格低迷であまり市場に出てこなくなったことなどで、
下値は1200ドル割れのところで限定されました。

今週は米国の4-6月期のGDP速報値が+4%と予想を
大きく上回る好結果となったことで、金利が上昇し米株が急落に見舞われましたが、
今年後半も金利の急激な上昇は考えにくく、
金利が上がるのは2015年になってから、
しかも緩やかなものとなるとして、
1000ドル割れという見通しはやや行き過ぎだったとお話くださいました。

金融要因からの金の下落圧力は大きなものではないとしても、
需給からみた今後はどうでしょう?
昨年世界一の金の消費国となった中国の動向についても伺いました。

Nikos氏は上海から戻ってきたばかりということでタイムリ―な話題だったようです。
去年と比べると中国の今年の需要は劇的に減少しているそうです。
Nikos氏は2013年はボーナスのような年で、中国の買いは尋常ではなかったのですが、
2012年と比較すると2014年の金の買いは堅調なのだそうです。
要するに普通に戻っただけ、と見ることもできるとか。

シャドーバンキング問題についてのリスクについては、
(金などのコモディティを担保に投機的取引をしている)
実際に起こっていることではあるものの、
担保として抑えられている金はヘッジされているものであり、
また全体のほんの1部であり大きな影響を及ぼすものではないと解説くださいました。

そして2014年後半の展望について。

現在は価格修正期。まだまだ上昇できる地合いではなく、
下値を追う展開となる局面もあろうということでしたが、
下値は限られておりレンジ相場となりそうです。

ずばり下半期の予想は1200-1350ドル幅。
アヴェレージ1300ドルとお話くださいましたが、
Nikos氏の解説とステキなお声は是非オンデマンド放送で直接放送を聴いてくださいね。

高まる政治リスクが相場の波乱要因に?! [大橋ひろこコラム]
2014.07/30 大橋ひろこ 記事URL
ドル/円相場が102円台に乗せてきました。米金利が上昇基調にあるというわけでもないので、4日続伸の日経平均の動きに見られるような日本株の堅調に押し上げられた印象が強いのですが、ドルインデックスも上昇基調にあり、全般にドル高となっているようです。今夜の米4-6月期GDPやFOMC,週末の雇用統計と米国の重要イベントを控えてドルが強含んできました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト菊川弘之さんにお話しを伺いました。

ドル/円相場、長らく膠着していた101円台からの上放れと
一目均衡表の雲を突き抜けて上昇してきたことで、
上昇トレンド入りへの期待が高まりますが、
やはり今週は米国重要イベントも多く、
チャートからは確りと今年の高値をトライするところまで
上がってこないとトレンド発生の確信は持てません。

ドル高気味で、NY金価格も軟調気味ではありますが、
こちらもレンジ相場でトレンドレス。
為替も金相場も明確なトレンドが発生するかどうかは
今週のイベントをどうこなすか、が足元では注目されますが、
もし、レンジブレイクに失敗し、再びこう着した場合、
一体なにがこの相場を本格的に動かす可能性があるのか
について菊川さんに伺いました。

ベンガジの米領事館と近くの米中央情報局(CIA)関連施設が
武装集団に襲撃された事件では駐リビア米大使を含む4人が死亡した事件で
事件の関係者、数十人を証人喚問されているのですが、この米領事館襲撃に
国際テロ組織アルカイダとつながりのある武装組織が関与していた証拠を隠ぺいし、
在外施設の保護を怠ったとして、バラク・オバマ大統領も喚問される可能性が
あるということが、マーケット関係者の間で話題になっていると菊川さん。


危機は回避できた、としてオバマ大統領が証人喚問されることとなれば
米株下落は必至とみられます。9月頃、と言われているようですが、
もし、この相場が再びこう着するようなことがあっても、
9月には大きく動く可能性があるようです。


また、中国も政治的な動きが大きくなっています。

上海福喜食品が期限切れの食肉を出荷していた問題、
日本では中国が扱う食品が危険であるといったトーンでの報道が多いようですが、
中国国内では、米国企業の闇を暴いたとした報道で、
外資叩きといった側面が大きいようです。

※件の中国企業は食品卸売会社OSIグループ傘下であり、
100%外資企業。

また、習近平政権が長く汚職追及の最大標的とみられてきた
中国共産党の元序列9位、周永康氏の取り調べを発表しています。
強大な政治力と資金を誇る「石油閥」の代表とされていますが、
「反腐敗」という名の"粛清"と見られ、中国国内での権力闘争が
激化しているようです。

中国の資源の買い占めが将来的な商品価格の上昇に繋がるいうのが
長期的な見通しとなっていますが、足元では中国国内の権力闘争と
腐敗のあぶり出しで、中国経済は停滞すると見られ、
中国の旺盛な買いによる商品価格の上昇の可能性は低いと思われます。

しかし、マレーシア航空撃墜を巡る米国とEUの対ロシア制裁、
イスラエルのガザ地区侵攻など地政学リスクも多い今年、
菊川さんは冷戦の構造へと入り込んだ世界では
やはり金が売り込まれることは考えにくいと解説くださいました。

昨年世界1の金の消費国となった中国ですが、今年は上記の理由などから
目に見える形での旺盛な金買いは出ていないようです。
しかし、菊川さんは香港から輸入される金の量を統計として
中国の金買いを見てきたが、このところは上海金融特区を通じての
金買いをしている可能性があるのではないか、ということで、
この数字は公表されていないことから、
目に見えない形では中国の金買いが継続しているかもしれません?!


ここからの政治リスク、そして金価格動向など詳しく伺っています。
是非オンデマンド放送をお聞きくださいね。

米国が原油輸出解禁ってホント?! [大橋ひろこコラム]
2014.07/25 大橋ひろこ 記事URL

6月14日 アメリカBIS(商務省産業安全保障局)がコンデンセートの輸出を認可しました。

コンセンデートって??私も初めて聞く言葉です。

この認可を受け、「米国が40年ぶりに原油輸出解禁に動いた」と報道するメディアもありましたが、こうしたヘッドラインは誤解を生みます。正確には「米国が原油輸出の一部解禁、精製品の解釈拡大」でしょうか。

ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今回は米国の原油輸出解禁を巡る動きについて
株式会社セキツウ常務取締役の山内弘史さんにお話を伺いました。



1.どんどん増加する米国の原油生産量
ご存知の通り、米国のシェールオイル(ガス)革命で米国の原油生産量は年々増加しています。

2005年 518万b/d
2013年は745万b/d
2014年1~7月半ばは830万b/d
7月第2週には859万b/d


2.石油生産量も増大
原油だけではありません。
原油や天然ガスに随伴して出てくるNGL(天然ガス液)も大増産となっています。

2005年 690万b/d
2013年1,029万b/d
2014年1~7月半ばは1,102万b/d
7月第2週は1,151万b/d

このNGLと原油の生産を足したものが「石油生産量」
原油+NGL=石油ということですね。
そしてこの石油生産量はサウジアラビアほぼ同量となる勢いです。
2020年には1,300万b/dにも上ると試算されています。


3.過剰な石油生産をどう処理するのか

米国は1975年制定の「エネルギー政策・保存法」により、
国産原油は戦略物資であるとして輸出が禁じられています。
ただし、海外から輸入したものを輸出することや、原油を製品に精製して輸出することは可能。
ということで大増産となりだぶついてしまっている石油を製品にして輸出しています。

実際,米国の石油製品(ガソリン、灯油、ディーゼルなど)輸出は急増しています。

石油製品輸出量
2005年100万b/d
2013年は256万b/d
直近では420万b/

4・製油所とシェールのミスマッチ問題
石油製品にして外国に輸出してはいるものの、それではとても追いつかない事情が。
米国で生産されているシェールと米国の製油所の能力がミスマッチであるというのです。
増産が続く原油はそのほとんどが軽質原油。
米国の製油所は重質原油に対応したもので軽質原油の処理には適していないのです。
これはこれまで米国が輸入してきた原油が「カナダ」や「ベネズエラ」「メキシコ」
といった国のもので、これらは全て「重質原油」だったため、
米国の精油所は重質原油処理に適合しているのです。

5.次第に高まる原油輸出解禁論
こうした問題をうけて2014年1月には上院のエネルギー公聴会で
原油輸出解禁論が検討されました。エネルギー省のモニーツ長官も
「我々が今生産している原油は現在の我が国の製油所にはミスマッチだ」と証言しています。

6.原油輸出反対論
しかし、東海岸の製油所を中心に反対論も。
東海岸の製油所はもともと北海原油やアフリカ原油など軽質原油を処理してきたため、
バッケンのシェールオイルなどを鉄道で輸送して処理する体制に切り換えることで
苦境を脱したという経緯があります。
このために東海岸の製油所はシェール原油の輸出解禁には反対しています。
また、シェールを輸出することで米国の原油価格が上昇し、
ガソリン価格が高騰するのではないか、という議論もあるのです。

7.現行制度内での「原油輸出」解釈拡大
「コンデンセートに限定した輸出ならいいのではないか」

ここでやっと「コンセンデート」について!
コンデンセートとは
・ガス田から液体分として採取される原油の一種。
・地下では気体状だが、地上で採取する際に、凝縮する液体(油)
・化学原料として利用。ナフサと類似した性質。
・これは統計上も原油として扱われている。

という特徴があります。

山内さんは正確な統計はないとしながらも,
2012年の米国原油生産量648万b/dのうち70万b/d程度が
コンデンセートだといわれていると教えてくださいました。

シェールオイルのコンデンセート含有率は高く,
これが原油を超軽質化しているのだそうです。
コンデンセートが多く含まれる原油は軽質原油ということですね。
統計上は原油として括られるも、この成分だけを分けて輸出してはどうか、というこです。
この部分の輸出ならば「原油」ではなく「原油の1部」で、
性質がナフサと類似していることで、石油化学の原料として輸出しようというのです。

7.2014年6月 BISがコンデンセートの輸出を認可
そして米商務省はコンデンセートを生産するパイオニア・ナチュラル・リソーシズと
エンタープライズ・プロダクト・パートナーズの2社に対し、
蒸留装置で処理した原油の輸出を容認しました。
これが「原油輸出解禁」として伝えられたのですが,本来の原油とは違うことを
今回、山内さんは詳しく解説くださいました。

早速、コスモ石油はこの30万㌭の輸入契約を締結したそうです。 
性状がナフサと似ているので石油化学原料として使うことが可能なことや
重質原油と混ぜて原油処理することもできるということです。

詳しくはオンデマンド放送で、山内さんの解説をお聞きくださいね。

地政学リスクにも反応鈍く膠着強める金相場 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2014.07/23 大橋ひろこ 記事URL
マーケットもすっかり夏休みでしょうか?今日23日の日経平均株価の変動幅は58円と1年7か月ぶりの狭さ、ドル/円相場は101円台でわずか数十銭での推移が長期化しています。ポルトガルの大手金融機関のデフォルトリスクやマレーシア航空撃墜、イスラエルのガザ地区侵攻など、材料に事欠かない金市場も動意づく気配はなく1300ドル台後半でレンジ相場となっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト森成俊さんに貴金属相場のポイントを伺いました。

金は6月19日のFOMCで米イエレンFRB議長が
米低金利はかなりの期間継続することを改めて
示したことを好感し1,321ドルまで急騰、
7月10日にポルトガル金融機関への懸念、
17日にはマレーシア機撃墜により
有事の金買いが加速するも、1350ドルを超える上昇力は
なく、揉み合いの様相を呈しています。

為替市場では、米国の景気回復が順調に進んでいるのに対し、
ユーロ域の景気回復力は弱く、欧米の景況感の違いや、
ロシアへの追加制裁の可能性が高まっていることから、
欧州経済への波及も懸念され、ユーロが売られています。

ユーロ・ドルの下落は金の圧迫要因となっており、地政学要因の
上昇圧力は、為替市場で相殺されてしまっているのかもしれません。

実需の動向はどうでしょうか。

中国の2014年第2四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比+7.5%。
政府が実施した景気下支え策による効果で成長率は3四半期ぶりに
伸びが拡大し、今後の中国の金買いが注目されますが、
現在までのところ昨年のペースと比較すると勢いがありません。
安くならないと中国の買が出てこないようですね。

また、6月のインドの貿易赤字が金輸入の増加などを受けて
11カ月ぶりの高水準となり、金の輸入関税の引き下げが見送られています。
インドの6月の金輸入は前年比65%増加だそう。
大手業者の輸入再開が許可されたことなどが背景ですが、
赤字拡大が期待されていた輸入規制緩和の見送りにつながったことから、
実需筋の旺盛な買いは期待できそうにありません。

世界最大の金ETFであるSPDRゴールドの現物保有高は
昨年7月22日時点で1,001.66トンとなり、昨年前半で約350トン減少し、
これが昨年の金価格の下落に繋がりましたが、
その後は今年1月末に793.16トンまで減少した後、一時微増も
今月22日現在、803.34トンでほぼ横ばい。
流出は止まったようですが、流入も見られません。

ここからの金価格についてはやはり米国の金融政策が
重要となってくると森さんは指摘されます。
テーパリングは10月に終了、QE3が終わった後には、
どうしても金利の引き上げ時期がマーケットの関心を引くこととなります。
金利引き上げ時期を巡っては金が再度売られるリスクを警戒としながらも、
そこが買い場となり、中期的には金は底堅いのではないかということですが、
詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。


森さんにはプラチナ価格動向も伺っています。

小次郎講師初登場!移動平均線だけで勝てる投資家に?! [大橋ひろこコラム]
2014.07/18 大橋ひろこ 記事URL

チャート分析と言っても、テクニカルインジゲーターは数えきれないほど存在します。勝てる投資家になるためには、どのテクニカルインジケーターを使えばいいのでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回のマーケット・トレンドは、[めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAIが作った「商品先物取引入門」目からウロコのチャート分析編]を上梓されたばかりの小次郎講師こと手塚宏二さんが番組初登場です。

手塚さんは、勝ち組になるためには色々なテクニカルインジケーターを
あれこれ摘み食いして中途半端に覚えるよりも、
ひとつのテクニカルインジケーターを徹底的にマスターして
使いこなせるようになることが肝要だ、として
著書の中で取り上げた「移動平均線」について、その見方や使い方を解説くださいました。

テクニカル分析の基礎中の基礎、というイメージの移動平均線。
これだけでも使いこなせれば、勝てる投資家になれるのです。


まず、初心者がトレードで勝てるようになるためには
「トレンドのあるところだけを取る」という手法から始めることだ、と手塚さん。
日本人は逆張りが好きだとされますが、逆張りは非常に難しい手法なのだそうです。
まずは、しっかりとトレンドを見極めて、美味しいところだけを取るという思考に
切り替えていかなくてはなりません。


そのために、3本の移動平均線を使ってトレンドを見つけるのです。

手塚さんは

5日移動平均線 (短期線)
20日移動平均線 (中期線)
40日移動平均線 (長期線)

の、並びを見ることで、トレンドを把握するという
移動平均大循環分析という手法についてお話くださいました。

この3本の移動平均線の並びが重要なのです。
上から短期線、中期線、長期線という位置に並んでいる時だけ、
買う、それ以外の並びとなっている時には手を出さないということを
ルールにして、これを徹底的に守ることが基本です。
この並びが上昇トレンド時の形ですが、逆のパターン、
上から長期線、中期線、短期線となれば下落トレンドですね。

これは基本中の基本の見方、移動平均線は実はとても奥が深く、
MACDも移動平均線が使われたインジケーター。

書籍「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAIが作った
「商品先物取引入門」目からウロコのチャート分析編 」には、
この基本の見方だけでなく、さまざまな移動平均線を使った
トレード手法が満載です。

手塚さんには、この大循環分析から現在の商品市場で
注目の銘柄を取り上げていただきました。

最も綺麗なトレンドが確認できるのが東京パラジウム。

ロシアの在庫が尽きたとか、世界の自動車販売台数が伸びている、
と言った材料がパラジウム市場では注目されていますが、
移動平均線は綺麗に 短期、中期、長期の順に構成されています。
流動性が高くない市場ではありますが、今年の大注目ですね。

ファンダメンタル的に今年注目され続けている白金については
週足での形に注目。週足では灯油が綺麗な上昇トレンドを形成しています。

逆に、下落トレンドが発生しているなら
売りからは入ることができるのが商品市場の醍醐味。
大豆、トウモロコシは綺麗な下落トレンドの形、
上から 長期、中期、短期線の並びとなっています。

もっと詳しく移動平均線の極意を学びたい!という方のために
番組では手塚さんの著書めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAIが作った
「商品先物取引入門」目からウロコのチャート分析編 を
5名様にプレゼントいたします。

勿論、手塚さんのサイン入り!
どしどしお申込みくださいね。7月25日までお申込み受け付けています。

https://ssl.radionikkei.jp/event/trend-140718.html

また、9月23日(祝)コモディティ・フェスティバルに
手塚さんがご登壇されます。

http://cfes.jp/

手塚さん、負けない投資家になるための極意講演予定だそうです!

こちらにも是非足をお運びください。

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