ファンダメンタル分析から見た とうもろこし市場のポイント
2015.01/27 大橋ひろこ 記事URL
穀物相場を見る上では、穀物の需給を把握しておかなくてはなりません。豊作で潤沢にモノがあれば価格は下がりますし、不作でモノがなければ価格は上がります。豊作となるか、不作となるかは天候に大きく左右されるため、作物の生育期間の天候も重要となりますね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
穀物、農産物のファンダメンタル分析のポイントシリーズは
サンワード貿易 コンシュルジュデスクの植村和久さんにお伺いしています。
今回は「トウモロコシ」相場におけるファンダメンタル要因について。

このシリーズは是非、資料をご覧いただきながらお聞きください。
このブログの右側にある「ファンダメンタル分析シリーズ」
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今シリーズのオンデマンド視聴とそれぞれの回の資料のDLができます。

◆とうもろこしの需給状況

世界1のとうもろこし生産国はどこだと思いますか?
広大な土地を持つ米国です。生産国トップ3は以下の通り。

生産量 1位 米国 (32%)
2位 中国 (24%)
3位 ブラジル (9%)

米国産とうもろこしが世界の生産の3割以上にもなるのですね。
では消費国はというと、

消費量 1位 米国 (30%)
2位 中国 (23%)
3位 EU (8%)

やはり生産・消費ともに米国が1位です。2位は中国。
世界生産のシェアも圧倒的な米国のとうもろこしの生産、需要動向が
価格の変動要因となってくるのです。

◆米国の需給

とうもろこし相場は、生産生育状況が価格に影響を及ぼす天候相場と
生産されたとうもろこしの需要と在庫状況が価格変動要因となる需給相場に
わけられます。

①天候相場~4月から9月まで 供給(生産状況)主導の相場
②需給相場~10月から3月まで 在庫主導の相場

◆天候相場 (4月~9月)

天候相場ではどのようなことが価格を動かす材料となるのでしょうか。

米国農家の作付意欲を調査するところから始まり、
実際の作付がどのくらい行われたかを確認することで
おおよその生産量が予想できますが、
以降、生育状況はどうか、
予想される生産量に変化はないのか、が注目材料となります。

作付は4月からスタートしますが、天候要因により作付が遅れると
収穫時期も遅れてしまい、秋の降霜被害リスクが高まってしまいます。
よって、とうもろこしの作付は遅くとも5月中旬までには
行われるということです。

昨今は農機具の大型化で、作付のスピードも向上しており
作付遅れが懸念されることは少なくなってきているのですが、
逆に降雨による土壌のぬかるみが起きると重量のある農機が
使えなくなるので、この時期の多雨はリスクになっているようです。

・とうもろこしの生産量 「収穫面積 × 単収」
・収穫面積 作付時(4月下旬から5月中旬)の天候
・競合農産物との価格関係

・単収 受粉期(7月中旬から8月初旬)の天候

とにかく大事なのが「受粉期」
このたった1週間くらいの時期に受粉に失敗すると不作となります。
適度な水分が必要な時期であるため、乾燥が大敵。
7月の受粉期の天候が最も重要となってきます。

◆需給相場 (10月~3月)

収穫が終わり、生産高が確定すると、今度はこれが
どの程度使われるか、在庫状況が材料視されます。
主なとうもろこしの需要は家畜の飼料ですが、
ブッシュ大統領時代のエネルギー政策で
エタノール(油)向けの需要も急増しました。

昨今の原油安で、わざわざとうもろこしをエタノール転化しなくても
いいのではないか、という議論もあるのですが、
実際にはエタノール需要は鈍化していないようです。

・飼料 家畜の飼養頭数、食肉生産量
・エタノール 原油価格の動向
・輸出 米国: 世界最大の輸出国
・在庫 期末在庫率(15%~20%が適正水準)

期末在庫率は新穀が出回るまでの昨年度分の旧穀分の在庫のこと。
8月末の在庫を基準にはじき出されますが、
期末在庫は15~20%が適正とされ、この水準に収まっていれば
波乱はないのですが、10%を切ってくると需給タイト感が出て
価格上昇の材料となってきます。


◆天候のポイント

天候相場とは言いますが、

一体どういう状況なら生育にとって良好なのでしょう。
注目されるのは「降水量」

・降水量 6月から8月で300ミリメートル

また、とうもろこしにとって最も重要なのは「受粉期」です。
この時期に受粉できなければとうもろこしはできません。

7月の第1週~2週くらいの時期の
わずか7日間程度が最も重要な期間となります。

天候状況としては受粉期の7日間と
その前後1週間の計3週間は特に重要です。
1日10ミリメートル

◆日本のとうもろこし価格

米国シカゴ価格が基準となり、TOCOMのとうもろこし価格も
連動して動きますが、円建てとなりますので、為替動向も
価格に織り込まれていきます。

昨今の円安基調で、シカゴ価格の下落にも、TOCOM価格は
それほど下がらないというようなことが起こっています。

また、日本のとうもろこし価格には海上運賃分が上乗せされるため、
米国シカゴ価格より高くなります。
この部分をフレーとと呼びますが、これは原油価格にも左右されます。

詳しくはオンデマンド放送で植村さんの解説をお聞きくださいね。

原油安、ポイントは米国生産の抑制?! [大橋ひろこコラム]
2015.01/23 大橋ひろこ 記事URL

2015年、激動の幕開けです。
13日には、銅の市況が1日で8%もの急落、15日にはスイスフランが4割も急騰。そして今週19日には、上海株が8%の急落と、マーケットが荒れる中、安全資産への逃避買いが出やすかったということで、金は堅調に推移し、1トロイオンスあたり1,300ドル前後まで上昇してきていいます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング芥田至道さんに
原油市場についてお話を伺いました。


金融、コモディティ市場が大きく動いている背景に
世界の中央銀行の緩和競争も。
21日には予想外のカナダ中銀の利下げ。
産油国であるカナダは、今後予想される原油安による
経済へのマイナス影響を緩和するため、
先回りし利下げに踏み切ったとみられます。


22日のECBによる量的緩和の決定については、
事前にかなり織り込まれていたとはいえ、
量的緩和の規模が月間600億ユーロと事前の報道を
上回ったことで、更なるユーロ下落となっています。


ちなみに21日には日銀の金融政策決定会合がありましたが、
原油価格が大幅に下落する中で、消費者物価上昇率の見通しが
どの程度、下方修正され、それに対する政策対応として、
超過準備への付利の引き下げなどが検討されるかどうかが
注目されていたのですが、付利の引き下げについては
議論もしなかったとされたため、追加緩和期待は萎んだ格好。
日銀の政策に関する相場の反応は限定的でしたね。


こうした世界的に通貨安競争激化で金価格は高騰。
1300ドル大台乗せまで上昇してきました。
これだけ金が上がっている一方で原油安が止まらないのは
不思議に見えますね。金買いは決してインフレ期待によるもの
ではないということになります。


リスク回避の側面からの資金流入が見られるということなのでしょう。、
原油はもともと市場規模が大きなコモディティであり、
原油の価格変動が各国の景気や物価に大きな影響を及ぼとして
注目度が高いのですが、昨年から続く大幅下落の行方に
不透明感が強まっています。


12月後半に原油相場が底堅さをみせた背景には、
16~17日に開催されたFOMCを受け、
利上げが慎重に進められるとの見方が強まったことなどが、
投資家心理を好転させ、金融市場やコモディティ市場全般に
リスクオンの状態にしたことがあるとみられますが、
それでも、ドル高が進む環境の下で、コモディティ価格は下押し
圧力が強く、金融要因も原油下落の一因だと芥田さん。


原油安が世界経済の不安定さを示す象徴的な存在となり、
新たな不安定化要因の発生源となるとの懸念も強まってきており、
1月7日には、シェール開発を手掛ける小規模企業の経営破たんが
報道されました。1月中旬にみられた銅市況の大幅下落も、
原油安に連動した面があろうと芥田さんは解説くださいましたが、
原油はいったいいつごろ下げ止まるのでしょう。


いずれ原油相場を反転させる材料となるのは、
米国のシェールオイルの減産が需給ギャップの縮小が
見られるまで続くことが必要となってくるそうです。
実際シェール開発は鈍化し始めてきていますが、
年央あたりから、米国の原油生産量の減少が
確認されるとともに、緩やかに原油相場は持ち直してくると
芥田さんは予想してくださいました。

また、今日はアブドラ国王の死去の報道に伴い、
サウジアラビアの石油政策について不透明感が生じて、
原油相場が押し上げられる局面がありましたが、
ているが、一時的な動きにとどまっています。
親米、穏健派路線は引き継がれるだろうこと、
かといって、急に減産に踏み切ることはないだろうことから
原油価格は再び下落しています。

今後の焦点は、サウジなどのOPEC諸国ではなく、
米国のシェール大増産が減産に転じるか否か。

詳しくはオンデマンド放送で芥田さんの解説をお聞きくださいね。

WTIとブレント原油の価格差縮小、ほぼ同鞘に [大橋ひろこコラム]
2015.01/21 大橋ひろこ 記事URL

国際原油価格の下落がマーケットの注目ですが、反発らしい反発もないままに7か月も陰線が連なっています。とうとうリーマンショック後の40ドル割れ(WTI33.87ドル、BRENT36.61ドル)が視野に入ってきていますが、何故下落が止まらないのでしょう。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はリム情報開発 原油コンデンセート記者の狩野克彦さんにお話を伺いました。

原油価格の下落で、OPECが価格をサポートするために減産するだろう、
という期待は、昨年11月のOPEC総会での減産見送りで剥落。

米シェールオイルの増産、ロシアの増産、イラクの増産などで、
世界の原油は供給過剰状態にあるのですが、
需要は欧州や中国の景気低迷で伸び悩んでいます。

需給が緩いことが原油安の最大の理由ですが、
サウジアラビアは20ドルまで下がっても減産はしないことを明言しており、
下値を模索する展開が続いています。

国際的な原油の指標価格であるWTI、ブレント、ドバイ原油の全てが下落しているのですが、
狩野さんは、WTIとブレントの格差が昨年末以降、急速に縮小していることに注目されています。

2012年末時点ではWTIとBRENTの価格差は20ドルもありました。
(WTIよりブレント原油価格が高い)
当時はWTIの集積地である米オクラホマ・クッシングから
メキシコ湾岸への輸送能力が低く、クッシング在庫が
積み上がっていたために、WTI価格は安かったのですが、
新しいパイプラインが建設され
クッシングからメキシコ湾岸への輸送能力が向上。

クッシングの在庫圧縮につながってきたことで
昨今、WTI原油価格は下落しているとはいえ、
ブレント原油などと比較すると下げ圧力は大きくなく、
WTIとブレント原油の価格差が縮小してきたということ。

2012年末のクッシング在庫は5000万バレルもありましたが、
2014年後半にむけては2000万バレルまで減少しています。
これまで、WTI原油価格がブレントより割安であったのは
ボトルネック問題だった、ということですね。

ボトルネック問題の改善でWTIとブレント原油の価格差は
12/26
WTI/BRENT -4.39
1/15
WTI/BRENT -0.17
1/16
WTI/BRENT -1.54
1/19
WTI/BRENT -1.04

とほぼ同鞘化しています。

また、昨年米国産コンデンセートの輸出が解禁となり、
国際市場への米国産カーゴの流出もブレントの圧迫要因と
なってきました。

コンデンセートは、原油や天然ガスを生産する際に
産出される随伴ガスですが、去年日本でもコスモ石油、
韓国ではGSカルテックスが米国産コンデンセートを
輸入しました。

ただ、その後はしりすぼみ状態だとか。

様々なガス田から産出されたガスを混ぜて輸出しているため、
品質がなかなか安定しないことや、米国からアジア間の
海上運賃が高いため、価格面での競争力に乏しいことで、
アジア向けの輸出はそれほど大きくならないとみる向きも。

主に欧州向けに輸出されることとなるのでしょうね。
しかし、この米国産コンデンセート輸出が拡大すれば、
競合油種が増えるということで、ブレント原油にとっては
上値を抑える要因となると思われます。

詳しくはオンデマンド放送で狩野さんの解説をお聞きくださいね。

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穀物需給を知る!USDA米農務省発表の全容 [大橋ひろこコラム]
2015.01/20 大橋ひろこ 記事URL
2012年、大豆トウモロコシなどの穀物価格は干ばつで大暴騰したのですが、翌年2013年は大豊作で価格は急落、さらに昨年2014年も2013年をも上回る大豊作でさらに下落が続きました。穀物価格を見るうえでもっとも重要なのは、生産と需給。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回から3階に渡っては、サンワード貿易 コンシュルジュデスクの植村和久さんに「農産物穀物のファンダメンタル分析」を伺っていきます。

このシリーズは是非、資料をご覧いただきながらお聞きください。
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今シリーズのオンデマンド視聴とそれぞれの回の資料のDLができます。


穀物の需給を知る上で最も重要なのが世界一の生産高を誇る米国の
穀物生産とその需給バランスです。


USDAアメリカ農務省は、毎月1回10日前後に世界需給予想を発表するのですが、
これが穀物市場では最も注目される指標となっています。

毎月出されるのですが、特に1月、5月、7月がより注目度が高いと植村さん。

1月は 前年収穫された穀物の最終確定生産高が発表されるため
5月は 新穀(今年生産される分)の需給予想がまとめられるため
7月は 確定作付面積が6月末に発表されるため、
これに基づく生産予測が出るため より注目が高いということです。

この作付意向面積というのは3月末に発表されるもので、
米国農家が今年、大豆、トウモロコシ、小麦などの穀物のうち
3月1日時点で何を作付生産する予定でいるのかを
アンケート集計したものです。

全米各地の8万3500戸もの生産者に調査する大規模な集計予想ですが、
これはあくまでアンケート調査の数字であり、実際に作付されるかどうか
確定したものではないところに注意が必要です。

実際に農家の方が、自分の畑に何を植えるのかは、作付が
終わってみなければ分かりません。
一番儲けがでそうなものを植えたいという思惑もありますので、
作付時に価格が低いものより高いものを選択することもあります。

また、トウモロコシの方が大豆より幾分、作付時期が早いのですが、
トウモロコシの作付け期の天候が不順である年は、
トウモロコシの作付遅れが生じ、大豆へと作付を切り替えざるを
得ないということも起こります。

ですから、生産者の皆さんの意向と、現実の作付の面積は
異なる場合もあり、その乖離幅が大きければ大きいほど、
相場にインパクトとなるのですが、その数字が明らかになるのが
毎年6月末に発表される「最終確定作付面積」です。

6月前半2週間に、全米約9900箇所、7万戸以上の生産者に対して
行った調査をまとめたものですが、この数字が明らかとなって、
いよいよ本格的な作況がテーマとなる天候相場が始まるのです。

上記、毎月10日前後に発表される需給予想と
3月31日の作付意向面積、6月30日の最終確定作付面積は
あくまで穀物の生産予想。

一方で、穀物の需要の強さを見る指標として
1月中旬、3月末、6月末、9月末に発表される「四半期在庫」も
大変重要な指標です。

3月、6月、9月、12月の各月1日現在の穀物在庫に関して
行った調査結果をまとめたものですが、
これで米国内の需要の強さを掴むことができます。

在庫率が高ければ、需要が弱いということで、相場には弱材料。
在庫率が低ければ、需要が強いということで、強材料となります。

そのほか、4~11月までの期間、毎週発表される穀物の生育状況や
同じく毎週発表される輸出成約、検証高なども相場の変動要因。

わが日本ではTOCOM東京商品取引所が創設した
「農産物アナリストの会」が米農務省が発表する穀物在庫や
生産高などについて、会アナリストの予想を定期的に発表しています。

 予想発表先: 日本商品先物取引振興協会
http://www.jcfia.gr.jp/

本日お話いただきました植村さんも、この農産物アナリスト会の一員で
いらっしゃいます。日本国内ではわずか11名の機関なんですよ。

詳しくはオンデマンド放送で植村さんの解説をお聞きくださいね。

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5月7日、金限日取引上場決定!

TOCOM東京商品取引所に2015年5月7日、金限日取引が上場する予定です。
限日取引とは、決済期限のない取引のことで、
円建ての金を保有すれば、心行くまで持ち続けることが可能です。
為替証拠金取引FXのような感じですので、FX投資家の皆様にも
金取引が身近になるものと、私も期待しています!

これを記念して、TOCOMが金限日取引の愛称を募集しています。
採用されれば金地金のプレゼントがあるそうです。

皆様是非、ふるってご応募くださいね。

詳しくは、TOCOMのHP
http://www.tocom.or.jp/jp/news/2015/20150120_koubo_press.html

シカゴ大豆10ドル割れ、レンジ下方ブレイク [大橋ひろこコラム]
2015.01/16 大橋ひろこ 記事URL

シカゴ大豆価格が10ドルの大台を割れてしまいました。大豆やトウモロコシなど米国の穀物価格は2014年、エルニーニョ観測による天候リスクを材料に5月まで買われたのですが、安定した天候に恵まれ過去最高水準の大豊作となることが見込まれ、5月から10月までおよそ半年間下げ続けました。

大豆価格は10月1日に9.1ドルの安値を付けて反発、その後11月から1月にかけては10ドルから10.50ドルのレンジで3か月もレンジ相場が続いていましたが、今週とうとう再び10ドルの大台を割り込んで下げてきました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はコンチネンタルライス代表取締役 茅野信行さんに
大豆価格の今後についてお話を伺いました。

そもそも何故昨年10月に下げ止まって、穀物価格が上昇したのか。
その裏側にあったのが、原油価格の下落です。
コモディティファンドは、原油を保有していると
どんどんパフォーマンスが悪化してしまいますね。
そこで、原油を売って貴金属や穀物を買うという
銘柄のリバランスが昨年秋以降、進められたためと見られます。

安くなるものを手放し、割安放置であったものを組み込む。
こうした銘柄間の循環はコモディティ市場ではよく見られます。

だから、決して需給環境が変化したわけではないのです。

そもそも昨年2014年の米国産大豆は過去最高の豊作。
加えて、ブラジルやアルゼンチンといった南米産大豆も
増産が見込まれてており、これが、そろそろマーケットに
織り込まれてくる時期となってきています。

南米産穀物は当初、雨不足が懸念されていたのですが
ふたを開けてみれば大増産予想。これから収穫期に入ります。

収穫期というのは、農家の売りが増します。
これをハーベストプレッシャーと呼びますが、
農家の方は収入を得るため、収穫した穀物を一刻も早く
市場に放出します。特に昨今は、ブラジルレアルやアルゼンチンペソなど
新興国通貨安といった状況にあり、輸出競争力は高いことに加え、
さらに通貨が安くなる前に早く売ろうとする可能性も。
例年より農家の売り圧力は旺盛となるものと思われます。

茅野さんは、大豆価格はこの後、
南米産の増産、ハーベストプレッシャーの影響で
4月くらいまで弱含むだろうと指摘されています。

しかし、3月に入ると今度は米国産穀物の作付に向けて
農家の作付意向面積などが出てきます。(例年3月31日発表)

農家が大豆、コーン、小麦のどの穀物の作付意欲が高いのかを
アンケートして集計するものですが、この数字をみて
穀物市場は動意づいてきます。

現在はコーンに対して大豆が割高であることから、
市場関係者の間では大豆の作付意欲が高いのではないか、
という予想が大勢ですが、茅野さんはそうならない可能性が
大きいと指摘。

実は大豆とコーンの比価は 高いところで2.8までありました。
大豆が割高だということです。
これが現在は2.4まで下がってきており、大豆の割高感は
修正されつつあります。

今後もこの比価が修正される傾向で相場が推移するならば、
3月の時点で大豆が割高であるかどうかは分かりません。
つまり、大豆の作付意欲が高いだろうという現在の市場関係者の
予測のもとにサポートされている大豆価格は
この意味でも失望の下落を招きやすいということですね。

2つの弱材料によって大豆価格は4月くらいまで下げるのではないか。
昨年10月の9.08ドルの安値を目指して、さらには
このレベルを割り込む可能性も否定できないと茅野さん。

詳しくはオンデマンド放送で茅野さんの解説をお聞きくださいね。

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銅価格はじめ、非鉄金属、ゴム価格も下落止まらず [大橋ひろこコラム]
2015.01/14 大橋ひろこ 記事URL
原油安が止まりません。WTI原油は44ドル台まで下落しましたが、今日マーケットを冷やしたのは銅相場。
銅価格は14日、ロンドン金属取引所(LME)で1トン=5400ドルを割り込み、ほぼ6年ぶりの大幅下落となりました。一時は8.7%もの急落する局面も。他にも鉛先物 は30カ月ぶり、アルミニウム先物 は約8カ月ぶり、亜鉛先物 は約7カ月ぶりの安値を付ける下落となっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

そもそも商品価格が下がるのは、需給が緩いためです。
昨日世界銀行が世界経済の成長率見通しを引き下げましたが、
供給過剰を解消する需要が見込めないとの観測が強まり、
株や商品の下落に拍車をかけたようです。

原油が安いことが、インフレ低下を招くことが懸念され始めていますが、
そもそも原油相場、一体どこで下げ止まるのでしょう。

小針さんはテクニカル的にはWTI原油価格で37ドル近辺がターゲットに
なると解説くださいましたが、需要が伸びないことには需給が締まらず、
上昇は難しいようです。

昨年12月30日の大納会でTOCOMのゴム価格は急騰したのですが、
現在は上げ幅をすっかり失ったばかりか、さらに下落と成っています。

大納会の日の上昇はマレーシア北部5州が過去30年で最悪とされる
モンスーンによる洪水被害に見舞われ、計10万人以上が
避難を余儀なくされるというニュースがありましたが、
ゴムの産地にも被害があったようです。

タイ、マレーシア、インドネシア各国の天然ゴム農園でも洪水の被害、
大雨の被害で農園全体が浸潤されてタッピングなどの生産活動が
途切れて供給に支障が出ていることを材料視した上昇が年末に見られ、
特に大納会は年末年始を挟んでのポジション整理も出たものと思われます。

小針さんに頂戴した資料にあった世界のゴム需要見通し。
2015年が前年比1.8%増、2016年が前年比4.1%増となる見通しです。
昨年12月に発行された国際ゴム研究会(IRSG)のアウトルックによるものですが、
昨年2014年のアウトルックの数値と比較すると、
2014年は22万トンの下方修正、
2015年は19万トンの下方修正となっており、
中国景気の減速による中国消費の減退傾向が
世界需要の下方修正の背景にあるものと考えられます。

また、現在のTOCOMゴム先物価格は当先で15円ものの順鞘となっています。
小針さん曰く、順鞘時にゴム価格が上昇することはほとんどない。
ということで、この鞘がフラット化するか、逆鞘化するまでは
強気は禁物、ということのようです。

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

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順鞘か逆鞘か~ゴムの価格変動要因vol2 [大橋ひろこコラム]
2015.01/13 大橋ひろこ 記事URL
ゴム相場の大きな特徴として、トレンドが長いということが上げられます。一度トレンドが発生すると数か月から数年にも及ぶことがよくあるのですが、何故でしょう。

そして、その大きなトレンドの中にも年間の値動きのクセやサイクルが存在します。ゴムは「ゴムの木」から採取するゴムの樹液量が生産量の原点。つまり農産物なんですね。天気や生産地の季節要因によって価格変動があるのです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
前回と今回の2回はゴムのファンダメンタル分析について。
フジトミ 情報サービス室 斎藤和彦さんに伺っています。
今回はゴムの変動要因について伺いました。

このシリーズは是非、資料をご覧いただきながらお聞きください。
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①順鞘相場と逆鞘相場

先物市場においてはどの商品銘柄でも同じですが、
先物価格には、限月という概念があります。

期近限月といって、スポット(現物市場)にもっとも近いのが
現在2015年1月時点でのゴム市場の場合、2015年1月限となります。
つまり今月には納会といって決済期限が来る限月が期近限月です。

ゴム市場は期近限月の他に2015年2月、3月、4月、5月、6月と
合計6本の限月の取引が行われており、
最大で半年先のゴム価格の取引があるというわけ。

この限月間の価格差のことを「鞘」といいますが、

順鞘とは、期近モノが安く、期先になればなるほど高くなる状態のこと。
これは供給過剰状態で、弱気スプレッドとなります。

反対に逆鞘というのは、期近モノが高く、期先になればなるほど安くなる状態。
この場合、現物市場でモノがない、需給がひっ迫しているために
現在のゴム価格が上昇してしまっているということで、
先物市場でもスポット価格に近い期近モノが高騰しているということです。

ゴム相場を見るうえでは、この鞘関係を見るのがとても重要です。
現在のゴムの期近限月と期先限月の鞘は15円ほどの順鞘となっています。
つまり、売りが優勢な相場。昨年2014年は年間を通じて順鞘状態が
続きましたが、ゴム相場は下落トレンドが続いていました。
つまり、鞘を見るだけでも、売りが優勢な相場であることが分かった、
ということですね。

例えば現在のTOCOMの金市場の鞘を見ると、ほとんど期近限月と
期先限月の価格差がありません。これは同鞘状態であるということですが、
こういう場合、鞘関係だけでは先が読みにくい。
金融商品化してしまった金市場には、ファンド玉も大量に入っており、
他市場とのアービトラージも盛んに行われているために
鞘のゆがみが生じにくいものと思われます。

この意味でゴム市場は鞘が開きやすく、需給状況が読みやすい。
ゴムを取引する際には、まず、鞘関係を見ることが最も重要です。

②季節要因による価格変動パターン

ゴムには増産期と減産期があります。

10月~12月にかけてが増産期。
モノが市場に出てきますから価格は安くなりがちです。

4月~6月にかけては減産期。

ソンクラン(水かけ祭り)というお祭りの時期は生産も止まるため、
需給がタイトとなります。そのため価格は高くなりがち、、、
とされています。

また、中国の春節(1~2月*今年2015年は2月15日から)
国慶節(10月上旬)の前後には中国の買いが旺盛となることもあり、
市場の注目となってきているようです。

季節的要因の他にも、産地の現物相場の価格や上海ゴム市場が
TOCOMのゴム価格に与える影響や、
変動要因として注目される経済指標なども
斎藤さんにお伺いしています。

ブリジストンの12月決算はゴム関係者が注目する大きな変動要因
だそうですよ。

詳しくはオンデマンド放送で斎藤さんの解説をお聞きくださいね。

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ラジオNIKKEIからお知らせです!

ラジオNIKKEIでは、開局60周年を記念し、純金のインゴットが付いた特製カードを限定にて販売しています。

この特製カードは、ラジオNIKKEIの人気マーケットキャスターの写真が入ったオリジナルカードで、日本マテリアル製のゴールドインゴットとともに販売します。本物の金ですよ。

今回、販売するインゴットは100gと10g。価値あるゴールドを、人気キャスターのカードとともにケースに包んでお届けします。

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「マーケット・トレンド」からは3人のキャスターが登場、山本郁さん、櫻井彩子さん、そして私、大橋ひろこの3人それぞれのデザインのカードがあります。
円安のヘッジに円建ての金が注目。。。と番組でもお伝えする機会が増えていますが、(実際に、円建ての金は現在上昇中)おそらく、これから来るであろうインフレヘッジとしてますます注目が高まると思われます。この機会に実物資産のゴールドを!私たち3人娘?のデザインカード付の金インゴットを是非、ご検討ください。


詳しくはネットショップ「さうんろーど」をご覧ください
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2015年通貨安(ドル以外)による金高を狙え [大橋ひろこコラム]
2015.01/09 大橋ひろこ 記事URL
2014年はドル高の1年となったことからコモディティ市場は全般下落が続きました。特に年末にかけて大きく値を崩した原油はドル高だけが理由というわけではありませんが、基本的に、ドルが上昇すれば国際商品価格は下落します。その意味で最もドル高に押されたのは貴金属市場だったといってもいいでしょう。シルバーや銅と言った素材メタルも大きく下落しました。2014年は、新興国需要が大きく伸びたコーヒーを例外とすれば買われたのは、株、ドルそして債券という金融商品。コモディティではなかったということです。米国の金融緩和の終了と経済正常化の歩みにより、ドル、そして株への資金集中傾向は今年2015年も続くとみられ、多くの金融機関がゴールドに対して弱きな見方を続けています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はスタンダードバンク東京支店長の池水雄一さんに
2015年の金市場を展望していただきました。

2014年はQE3終了となり米国はいよいよ政策金利の引き上げ時期が焦点となってきました。米国が利上げに踏み切る=金融緩和から引き締めの方向に動いている反面、日本は日銀による異次元緩和、欧州もこれから国債も視野に量的緩和策が導入されるとみられるため、引き続きドル高となると思われます。

となると、多くの金融機関が予想するようにドル建てのゴールドには
弱い相場が続くことになるのですが、池水さんは、この要因だけで
ゴールドが下落するとは考えにくいとお話くださいました。

というのは、もしそうであれば、昨年とっくに1000ドル近く
もしくは1000ドル割れまで下がっていてもおかしくない相場だった、
というのですが、確かにドル上昇の勢いにもゴールドは1100ドル台が
非常に底固い印象です。池水さんは特に昨年11月以降、
ゴールドの1100ドル台の下値ではドルの動きとゴールドの動きが
乖離してくるようになったと指摘。値ごろ感からの実需の買いが
ゴールドのこれ以上の下落を阻んでいるようです。

また、今年注目すべき要因としてギリシャを中心とした欧州の情勢、
ロシア、そして中国を取り巻く国際情勢が上げられます。
ギリシャのユーロ離脱が現実となれば、ギリシャは国際金融市場では
資金を調達できなくなり、通貨の大幅切り下げは必至ですし、
原油安からロシアが苦しい立場に追い込まれていますが、
仮に有事となれば、金は下値が切り上がるでしょう。
中国は不思議と懸念が高まると富裕層の金買いが強まる傾向があり、
中国人が中国を信用していないことが、国際的に信認の高い金に
資金を向かわせているものと思われます。

昨年に続いて今年の貴金属ポジションでの注目は
「円建てのメタル」だと池水さん。2014年も同様の見通しでしたが、
確かに2014年TOCOMの円建て金価格は4000円を割り込むことなく
底堅く推移し、年末に向けては一段高となって終わりました。

ドルが強くなるということは、ドル建てゴールドにとってはネガティブ
ですが、同時に円やユーロといったほかの通貨が弱くなるということ。
2014年、日本円は14%下落し、Euro は12%下落しました。
これにより、円建てゴールドは11.6%上昇し、
ユーロ建てゴールドは8%上昇しました。
(ちなみにドル建てゴールドは1.8%の下落。)
この流れは今年2015年さらに加速されると思われるため、
国際金価格(ドル建て)に弱気の声が高まっても
円建て、ユーロ建てでみれば、金価格は上昇している、
というようなことが続くとみられるのです。

また現在の国際政治情勢からも資金は米国に流れ込む動きは変わらず、
米ドルはさらに強くなると思われますが、
逆に不安から安全を求めてのゴールドへの資金回帰も可能性が高いとと池水さん。
ドル建てのゴールドの下値が限られているとするならば、
今年の最大のテーマは「通貨安」だと考えます。
ユーロ下落、円下落となる中で我々日本人は
素直に円建てのゴールドを買うのが正解となる一年になる!

詳しくはオンデマンド放送で池水さんのお話をお聞きくださいね。

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原油安にも金価格上昇、資金の逃避先に [大橋ひろこコラム]
2015.01/07 大橋ひろこ 記事URL

原油相場の底が見えない中、金が確りした値動きとなってきました。6日火曜日、WTI原油価格は47ドル台にまで下落。原油安を嫌気したマーケットはリスクオフの様相を呈し、米国の株式市場は3桁の下落となったほか、債券市場では債券が買われ、米10年物利回りが2013年5月以来となる2%割れを示現。コメックス金先物市場では金価格が15ドルもの急伸となり1220ドル台を回復しました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はインベステック 調査情報室 森成俊さんに
金市場の動向と今後の見通しを伺いました。

原油先物市場で原油価格はわずか半年あまりで半値まで下落したのですが、
ここにきても下げ止まる気配がありません。CFTC建玉明細を見るとまだ
買い越しの状態で、ヘッジファンド勢は今回トレンドフォローで売りに
回っていないようです。。。ということで、この買いポジションが投げられる段階で
もう一段安があるのではないか、、、という懸念がぬぐえない状況です。

こうした中で、金市場が確りです。
ギリシャのEU離脱の可能性や原油安による影響などが懸念される中、
リスクオフから資金が金市場に戻っているとの見方も出てきました。
2014年は金価格の下落が続き年足は2年連続で陰線引けでしたが、
2013年から2014年初頭にかけても金は大きく買い戻される相場がありました。

この年末年始に発表された米経済指標は事前予想より弱い数字が目立ったことも
株式市場には嫌気されたとみられます。ギリシャや原油安問題に終止符が
打たれない中で、米国の景気指標にも注意が必要な環境です。


足元では9日㈮発表の12月の米雇用統計が弱気の数字となれば
金にとっては追い風となるとみられます。
米雇用統計の大方事前は失業率が5.7%(前月5.8%)、
非農業部門の就業者数は前月比24万人増(前月は同32万1,000人増)。
今夜発表の12月の米ADP雇用統計の事前予想は
前月比22万5,000人増予想。(前月20万8,000人増)となっています。

ETFの金現物保有高は今月6日現在、1,048.17トンで、
昨年10月1日現在の1,108.65トンから約5%減。
世界最大の金ETFであるSPDRゴールドの現物保有高は
今月7日現在、707.82トンとなり、
昨年10月1日現在の768.66トンから約8%減と
ETF市場からの資金流出は止まっていません。

NYク金市場での大口投機家の買い越しは12月30日現在、11万5,837枚で
12月9日以降、4週連続で買い越し幅は11万枚台で推移しており、
大きな動きはないようです。

東京金先限は昨年12月10日に4,728円まで上昇した後、
16日に急落。翌17日には4,460円まで下落となりました。しかし
18日から反発基調となり、現在4,700円台まで回復してきました。
東京金のチャートは下値を切り上げており、確りとしてきました。
4,728円超えなら2013年5月以来の高値となり、チャートは一段と強気に
なると森さん。リスクオフ相場で為替市場では円高の様相を呈していますが、
ドル建て金の上昇力が強ければ、円建ての金はさらなる上昇となるかもしれません。

注目はプラチナ価格との価格差。
金とプラチナのドル建て現物価格がほぼ同ザヤとなってきました。
世界的な株安が進むと、金市場に投資資金が向かう傾向が強まり、
金価格がプラチナ価格を上回る逆転現象が起こる可能性が出てきています。

ドル建てのプラチナ価格は安値圏で低迷したままです。
金が堅調な反面プラチナが冴えないのは、世界景気が思ったほど良くないと
目されていることも影響しているのでしょうか。
特に中国の2014年1~11月の新車販売台数は
前年同期比6.1%増の2,107.91万台で、好調なように見えますが、
トラックなどの商用車7.3%減の343.94万台と不振で
全体の伸びが鈍化しており、プラチナの触媒需要の減少懸念が
ぬぐえない状況が続いています。

金高、プラチナ安で価格の逆転現象は起こるでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

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ファンダメンタル分析~ゴムの需給要因 [大橋ひろこコラム]
2015.01/06 大橋ひろこ 記事URL

2007~8年ゴム価格が高く、世界景気も好調だったことからゴム生産地
ではゴムが沢山植樹されました。ゴムの木は6年くらい経つと樹液の採
取が可能となります。そして2013~14年にかけて成長したゴムの木。未
曽有の大増産となってしまったことから、ゴム価格は長い長い下落トレ
ンドに入っていったのです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日はゴムのファンダメンタル分析について。
フジトミ 情報サービス室 斎藤和彦さんに伺いました。

ゴムといっても天然のゴムと石油から生産される合成ゴムとに
分かれるのですが、TOCOMで取引されているゴムはRSS3号。

これは天然ゴムを凝固した後、燻製処理したシート状のラバーです。
匂いを嗅ぐと燻製の香りがします。

◇天然ゴムの「生産」第1位はタイ。

1 タイ
2 インドネシア
3 ベトナム

あれ?私が勉強したころは上位3か国には「マレーシア」が
入っていたはずですが、マレーシアはなんとベトナムに抜かれて
第4位に順位を落としてしまいました。
2007年以降のゴムの大増産の過程でひっくり返ったようです。

次いで

4 マレーシア
5 インド
6 中国

となっています。

◇では「消費」のほうはどうなんでしょうか。

1 中国
2 インド
3 米国
4 日本

日本が入っていますね。
そう、ゴムの主な用途は「タイヤ」です。
消費上位国は「自動車生産・販売大国」ということです。

2001年までは米国が世界一の消費国でしたが、
中国に抜かれてしまいました。
そして、その中国、米国、日本はそのほとんどを
東南アジア生産国からの輸入に頼っているのです。

ですから、生産地に天候被害や政治リスクが生じれば
ゴム価格が上がってしまうというわけです。

得に日本の天然ゴムはほとんどがインドネシアとタイの
2か国からの輸入で賄われており、輸入しているゴムの形状は
TSRと呼ばれるものが75.8%にも上ります。

先ほど説明したRSSゴムは20.6%にまで落ちてしまいました。
2000年まではRSSゴムが50%以上を占めていたのですが、、、

TSRゴムというのは天然ゴムを凝固した後、熱風処理された
ブロック状のゴムです。

基本的に商品価格は生産と消費のバランスが崩れることで変動します。
いわゆる需給要因ですね。
大きくみれば、通貨ドルが変動することで国際商品価格が動くというう
金融要因も商品価格の変動要因となりますが、
基本は「需給」です。

これまでゴム価格が下落していたのは世界の需給バランスが
供給過剰であったから。

2012年は46.1万トン、2013年は68.7万トンの供給過剰で、
なんと2014年は100万トンもの供給過剰となると推測されています。
今年2015年は50万トン程度の供給過剰との推測ですから
2014年ほどではないにしろ、依然需給は緩いということですね。

その需給バランスを崩す要因となるのが
東南アジアのゴムの生産国の天候要因。

特に日本のRSS輸入のほとんどを占めるタイの生産においては
クーデターやデモの影響のほか、積み出し港の洪水被害なども
材料視されて価格が高騰することもあります。

あまりに価格が下がれば、生産者保護のためにカルテルが
ゴム価格支援に動くこともゴム市場ではよくあること。

IRCo(国際ゴム公社)はゴム相場の高値安定化を図る目的で
タイ、インドネシア、マレーシアが加盟しています。
(オブザーバー国、ベトナム、インド)
 
価格維持のための生産・輸出調整を行っています。


また、変動要因の一つとして中国のゴム需要の増減は注目です。
中国の景気指標がゴム価格を動かすことも多く、
自動車販売、製造業PMI発表にとりわけ注視したいと斎藤さん。


詳しくはオンデマンド放送で斎藤さんの解説をお聞きくださいね。

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