地政学リスクと原油市況、なぜボラティリティは上昇しないのか [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.05/22 大橋ひろこ 記事URL

4月23日、WTI原油価格は66ドル台の高値をつけましたが、トランプ大統領がOPECに増産要請したことを明らかにしたことで、原油価格はトップアウト。しかし、5月12日サウジの石油タンカーがUAE沖で水中ドローンにより撃され、破壊工作を受けたことや、14日、サウジアラビアの石油パイプラインのポンプ施設2カ所がドローンによる攻撃を受けたことなどから原油価格は反発となりました。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエネルギーアナリスト大場紀章氏をお迎えし
原油価格の現状と今後の見通しを伺いました。


米当局者は、サウジの石油タンカーが攻撃を受けた事件について、
イラン軍が直接関与したというより、イランに同調する、
あるいは支援を受けている勢力であるイエメンのイスラム教
シーア派武装組織「フーシ派」によるものである可能性を指摘しています。


米国は原子力空母を中心とする空母打撃群を中東地域に派遣しており、
中東の紛争リスクの高まりが原油価格を下支えしていますが、
足下では原油価格が再び軟化しています。


こうした地政学リスクによる原油価格高騰の懸念は大きくないのでしょうか。

大場さんは、ホルムズ海峡の代替ルートが狙われていることで
広範囲の攻撃に備えよという警告の意味もあるとし、
決して小さくないニュースだが、原油市場のボラティリティは
昨年米国株式市場が急落した際に一緒に売り込まれた時と比較しても
あまり大きくないことについて、ドローン攻撃は報道されていないものを
含めると年間140件にも上っておりイエメン フーシ派によるテロが
常態化していることに、マーケットの感応度が鈍くなっている可能性があると指摘しています。


今後は頻発するタンカー被害で海運業者の保険料が引き上げられる
リスクがあるため、これが実現すれば再度原油価格が上昇する可能性もあると解説くださいました。

しかしながらIMFやOECDなどが貿易摩擦などの影響で世界景気が減退すると見通しを出しており、
エネルギー需要増による原油市場のタイト化への懸念はありません。

世界原油在庫は積み上がる傾向にあり、
原油の需給としては価格は下落しても不思議はないのですが、
足下の地政学リスクやトランプ政権によるイランやベネズエラへの制裁も
原油価格を下支えしていますが、

上振れリスクと下振れリスクが高まる中、
ボラが低下してしまっている現状をどのように考えればいいでしょうか。

大場さんに解説いただいています。

詳しくはポッドキャスト配信で大場さんの解説をお聞きくださいね。

米中貿易摩擦とコモディテイ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.05/16 大橋ひろこ 記事URL

米中貿易協議、なかなか合意が取り付けられません。米国は中国からの輸入品2000奥ドル分の10%の関税を25%に引き上げを決めました。このニュースを受けて世界の株式市場は大きく下落したのですが、ゴールド市場では、1300ドルの大台を回復するなど、資金の受け皿となっているようです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。今日はコモディティインテリジェンス代表取締役社長 近藤雅世氏をお迎えしお話を伺いました。

米中貿易協議決裂の報道があるまでは米国の株式市場は絶好調。S&P500 yaナスダック総合指数は史上最高値を更新する強さを見せていましたが、ゴールド市場も底堅さを見せていました。その背景には世界の中央銀行の金買いが継続していたことが指摘されています。

原油市場は、米中貿易交渉の悪影響で世界経済の先行きに懸念が生じれば
エネルギー需要にはネガティブとの見方もありますが、
中東情勢の緊迫化に供給不安がぬぐえず高止まりのままです。


サウジアラビアは14日石油パイプライン施設2カ所が
無人機に攻撃されたことを発表している他、
UAEアラブ首長国連邦も、サウジ船籍2隻を含む4隻の石油タンカーが
妨害攻撃を受けたことを発表しています。


米国は昨日15日、イラク在住の米国人に出国を命じるなど
緊張が高まっており、原油価格はリスクプレミアムが価格を支えているようでウ。

米中貿易摩擦の影響を受けて下落が続いていた大豆は14日のシカゴ市場で急反発。
コーンの作付け進捗率に驚きショートカバーが入ったものと思われますが
ここからの天候相場で作付けの巻き返しはできるでしょうか。

近藤さんに伺っています。
詳しくはポッドキャスト配信で近藤さんの解説をお聞きくださいね。

低迷する穀物相場 大豆は一時12年ぶりの安値へ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.05/15 大橋ひろこ 記事URL

楽観的見方が広がっていた米中貿易交渉は"時間切れ"トランプ政権は10日から対中関税を従来の10%から25%に引き上げました。これに対抗し、中国もすぐさま約600億ドル(約6兆6000億円)にもなる米国からの輸入品に25%の関税を課すことを発表(6月1日から)しています。


米中の終わりのない報復関税合戦を受けて、シカゴ穀物市場では、大豆、小麦、トウモロコシ価格が下値を探る展開になっています。とりわけ、真っ先に米中報復関税引き上げ合戦の対象になった大豆は、一時1ブッシェル=8ドルの節目を割り込む下落となりました。14日は作付の遅れ懸念から急反発していますが、価格水準は2007年5月以来、およそ12年振りの安値に沈んでいます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は資源・食糧問題研究所 代表 柴田明夫氏をお迎えしお話を伺いました。

米農務省(USDA)は5月10日、
2019/20年度(19年後半~20年前半)の世界農産物需給見通しについて
最初のレポートを発表しました。



世界の穀物生産量は27.01億tで、史上初めて27億tを突破、
7年連続の豊作という強気の内容となっています。

3大作物では、小麦7.77億t、トウモロコシ11.33億tで
いずれも史上最高を更新。

コメ(精米)は4.98億tで過去最高となった
昨年の4.99億tに並ぶ見通しです。

「旺盛な需要」と「高水準の貿易量」と穀物市場のスケールの拡大を指摘する一方で
「潤沢な供給量」と「積み上がる在庫」が懸念材料といった内容となりました。

USDAの発表した予想は、あくまでも机上の計算です。
実際にどうなるかは今後の世界の天候次第。

14日、シカゴ大豆、トウモロコシ相場は大きな反発を見せました。
米穀倉地帯では3月より大雨・洪水により
トウモロコシの作付が大幅に遅れていることが確認されました。

USDAによれば、5月13日時点の主要生産18州の作付進捗率は30%と、
過去5年平均59%の半分。
大豆は9%で、同29%の3分の1です。

当初は、「農業機械の高速化で、少々晴れ間があれば、
一気に作付作業が進む」とみられていたのですが
大豆も含めて回復不可能となる懸念も出てきました。

このニュースが穀物市場の急反発をもたらしたのですが、、、
「積み上がる在庫」が上値を抑えると思われます。

5月のUSDA報告では足もとの世界穀物在庫は8億tの大台を超え、
期末在庫率(年間消費量に対する在庫量の比率)も
4年連続で30%を超える状況。

FAO(国連食糧農業機関)が適正とする在庫率が17~18%ですので、
現状は明らかに過剰です。

ところが、市場はこの在庫にあまり反応しませんでした。
何故でしょう?!

柴田さんに詳しく解説いただいています。

詳しくはオンデマンド放送で柴田さんの解説をお聞きくださいね。

エミン・ユルマズ氏に聞く米株と原油相場のここから [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.05/09 大橋ひろこ 記事URL

番組ON AIR1時間ほど前、北朝鮮が飛翔体を発射したとの報道。5月に入って2度目です。今週は米中貿易交渉が注目されていましたが、前日米国が正式に中国の2000億ドル分の輸入品の10%の関税を25%に引き上げることを正式に通知。1~4月まで大きく上昇してきた株式市場が不安定化しています。米国によるイランへの経済制裁に対しイランはホルムズ海峡封鎖をちらつかせ、米国は空母を派遣・・・・などなど世界がきな臭くなってきました。リスクテイク相場は終焉してしまったのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は複眼経済塾 塾頭 エコノミスト エミン・ユルマズ氏をお迎えし
世界経済とマーケット、原油市況などについてお話を伺いました。

この1月から4月、米国株S&P500は18%もの上昇をみせました。
これは過去20年のベストパフォーマンス!
さすがに4か月の上昇トレンドも一服のようです。

昨年10月から12月にかけては米国債券利回りの逆イールドなども警戒され
リセッションへの警戒がでてきたことから、米株のトップアウトが指摘され続けていましたが、
いよいよリーマンショックからの好景気相場に終止符が打たれるのでしょうか。


エミン氏は、4か月で18%もの上昇を見せた米株は一服するものの
秋口くらいまでのボックス相場をこなせば、まだ強気が続くと指摘。
何故なら「原油高」は終焉していない、とのことですが、
確かに米シェール革命以降、米国株と原油相場の相関性は強いですね。

トランプ大統領は産油国に対し増産を要請。原油高をけん制していますが、
原油価格は大きな下落にはつながっていません。

EIAは今年の原油価格予想をWTI62.8ドル、ブレントを69.6ドルと予想。
エミン氏はWTI70ドルくらいの上昇は想定内だと解説くださいました。


米中貿易戦争で景気が冷え込めば原油の需要が冷え込むとの予想もありますが
供給サイドのリスクプレミアムが大きいことも原油の下値を支えています。

イラン、ベネズエラ、、、、
そして米国から年間10兆円もの武器購入を約束した
サウジアラビアの台所事情などなど、エミン氏に解説いただいています。

原油価格と米株、そして新興国投資のポイントなどなど
詳しくはポッドキャスト配信でエミン氏の解説をお聞きくださいね。

新興国中銀の金購入が下値を支えるゴールド [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.05/08 大橋ひろこ 記事URL

ゴールド市況は足元冴えません。昨年2018年8月に1160ドルの大底をつけてから2019年2月までおよそ半年間の上昇トレンドは崩れ、ここ3か月ほど下落基調が続いています。米株が史上最高値を更新するも、米中貿易交渉への懸念からトップアウトの警戒も強まる中、ゴールド市況はこのまま下落が続くでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融・貴金属アナリスト亀井幸一郎氏をお迎えしゴールド相場のポイントと
今後の展望を伺いました

米中貿易交渉は決裂するのか?!連休最終日のトランプ大統領のtweetに
懐疑的だった市場もライトバイザーUSTR代表のタカ派コメントに慎重になってきています。

5月23日から始まる欧州議会選挙、イラン制裁による緊張のたかまりなど
地政学リスクがくすぶる中、金市場はまだ静かに様子を伺っているようです。

足下で金は地政学リスクより金融要因に上値を抑え込まれているようです。
この連休中に発表された主な指標について亀井さんに解説いただきました。


① 米1-3月期GDP +3.2%(予想+2.0%) 

輸出と政府支出の拡大が高成長をけん引
個人消費が+1.2%と伸び悩み 18年1-3月期(+0.5%)以来1年ぶりの低い伸び
宅投資 -2.8% 
個人消費支出(PCE)物価指数 前年同期比 +1.4% 


② 4月のISM製造業 52.8と、3月の55.3から低下(予想の55)

2016年10月以来2年半ぶりの低水準  


③ FOMC 経済成長や雇用の伸びは予想以上に力強いが物価は予想より弱い

 今年初めのコアインフレの下げは予想外 一時的要因が働いた可能性
 金融政策をいずれかの方向に動かす根拠は見当たらず 

 FOMCでは市場に高まる利下げ期待が冷やされ株価下落につながりましたが、
 インフレ率が上がらないことについての懸念も。


④ 4月の米雇用統計  NFP 26万3000人増 (予想)18万5000人

   失業率 3.6% 1969年12月以来約49年ぶりの水準 前回3.8% 
  (労働参加率が前月の63.0%から62.8%に低下 2月は63.2%で5年ぶりの水準)
   平均時給:前年同月比で3.2%増 前月と変わらず 物価を押し上げる強さなし

   労働市場は絶好調ですが、やはり懸念は賃金上昇率=インフレ率。
   亀井さんは利下げ期待に冷や水を浴びせたFOMCですが、
   今後、金利については柔軟に市場との対話のキーワードとなるのではと指摘しています。

   
こうした指標がマーケットのセンチメントを買えることはあったでしょうか。

連休中、(4月29日~5月6日)の 6営業日でNY金相場は
前半は下落基調を強めたものの、後半は持ち直しレンジに終始。

総じて米国景気の好調さを示す指標が多い中でドルが強含みに推移する中、
5月2日FOMC後年内利下げ観測が後退し、一時的に12.20ドルもの下落となり売りが膨らみ
一時1260ドル台に突っ込む場面もありましたが、ショートカバーで値を戻す展開となりました。
ドルインデックスが高止まりの中で下値固い値動きですね。

株価堅調の中で金ETFの解約売りが続いていますが、世界の中央銀行が
ゴールドの買い手として存在感を示しており、下値はサポートされているようです。

5月2日 WGCが発表した"Gold Demand Trends"では
19年1-3月期の金需要は 1053.3トン  前年同期比 7%増でした。
 (2018年1-3月期は3年ぶりの低水準984.2トン)

新興国中銀の旺盛な金買いが目立っています。


1053トンのうち、145.5トンが中央銀行の買いです。 
第一四半期としては2013年(179.1トン)以来の高水準で
四半期ベースで見た過去1年では715.7トンで過去最高水準となっています。
50年ぶりの高水準となった2018年のペース(651.5トン)を維持。

特に目立ったのがロシアで55.3トン(2018年274.3トン)
4年連続で200トン超の金買いとなりそうです。
4月にロシア中銀副総裁がさらに増やす意向を表明しています。
これは、経済制裁に対する警戒が背景にあるとみられます。


そして中国も33トンもの金購入がありました。
 25カ月のブランクの後 2018年12月から購入を再開しており
1885.5トンに積み上がっています。

その他、インドも8.4トンの金買いを実施。
2018年から購入再開 ここまで13カ月連続増加 608.8トンに積み上がっています。

エクアドル 10.6トン 2014年以来
カザフスタン 11.2トン 78カ月連続
トルコ  40.1トン   
カタール  9.4トン   
コロンビア 6.1トン  などなど、、、

詳しくはポッドキャスト配信で亀井さんの解説をお聞きくださいね。

ゴールド市場から資金流出、プラチナとの鞘縮小 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.04/25 大橋ひろこ 記事URL

2019年2月20日、昨年4月以来の高値となる1,346ドル台まで上昇したドル建てゴールド。2月終盤から調整局面入り。4月23日には昨年12月24日以来の安値となる1,266ドル台まで下落しています。年初はゴールドの強気見通しが多かったのですが、、、。


2019年2月20日、昨年4月以来の高値となる1,346ドル台まで上昇したドル建てゴールド。2月終盤から調整局面入り。4月23日には昨年12月24日以来の安値となる1,266ドル台まで下落しています。年初はゴールドの強気見通しが多かったのですが、、、。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はみんかぶ商品調査部門アナリスト 森成俊さんにお話を伺いました。

年初、株式市場が急落したところからスタートしたため
ゴールドには強気見通しが多かったのですが、
新年早々、FRBは年内の利上げに慎重なスタンスに転じると
株式市場はV字回復。ゴールド市場から資金が流出しています。


足下では米国の経済指標も強く、株式市場もS&P500 とNasdaq総合指数が
史上最高値を更新。年内本当に利上げがないのでしょうか。
今後のFOMCの政策は注目です。

NY金先物市場では大口投機家のポジションは
今年1月終盤から買いが増え、買い越し幅は2日19日時点で145,647枚まで拡大、
昨年4月17日以来の高水準な買い越しを記録しました。
3月に入ると手じまい売りが先行、4月半ばにはいると買い越し幅が減少し、
16日現在、5万6,273枚まで急減しています。
投機家の買い玉の減少にも増して売り建て玉が急増しており、
大口投機家の売り建玉は4日9日の94,143枚から126,940枚に増加中。


また、金ETFのSPDR金保有高は4月24日現在、747.87トン。
4カ月前の昨年12月27日の787.67トンと比べ、5%近い減少です。


一方で、プラチナ価格がしっかり。
金とプラチナ価格の逆転現象が長期化、
2月20日には価格差(サヤ)が520ドル以上まで拡大していましたが
足下では390ドル程度にまでサヤ縮小となっています。
米中通商協議の進展で、関税引き上げ延期されることから
自動車向け触媒需要の減少不安後退したことや、
南アの鉱山スト、電力不足による減産などが下値をささえています。

ここからの見通しは?!
詳しくはポットキャスト配信で森さんの解説をお聞きくださいね。

原油上昇~米国によるイラン制裁は実現されるのか [大橋ひろこコラム]
2019.04/24 大橋ひろこ 記事URL


原油が騰勢を強めています。新たにリビアの内乱、スーダン、アルジェリアの懸念が下値を支えてきましたが、4月22日ポンペオ国務長官が、5月2日に失効するイランへの制裁免除国の延長はしないと発言したことから WTI原油価は66ドル台にまで値を飛ばしています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はオイルエコノミスト藤沢治氏をお迎えしお話しを伺いました。

短期的な原油市場の決定要因として、藤沢さんは下記項目を解説くださいました。

強気要因

① OPECプラスの減産続く。

→6月の総会で、日量120万バレルの減産を12月迄の延長を決定するのかが焦点。
 ただし、ロシアは躊躇しており、足並みが揃うかどうかが焦点。

② 米国のイラン制裁免除期限5月2日失効。

→中国、インド、トルコは、免除延長不可に拘わらずイラン原油を輸入。
 米国は、中国への制裁を出来るのか?

③ 地政学的要因 。

→イランとの対立激化。ベネズエラへの米国の制裁。
 ベネズエラの生産量は、日量50万バレルに落ち込む。



弱気要因


① 石油需要の鈍化 世界経済の成長減速

→米中貿易摩擦の激化による世界経済の成長の減速懸念。 

② 米国の原油生産増

→5月のシェールオイルの増産は、記録的な増産と予想(EIA)
7月頃からパーミアンから湾岸へのパイプライン網が増強される。
 今年の米国の原油生産量は、日量 1,240万バレルと予想も上振れの可能性。
 米国からの原油輸出は、年半ばから日量60万バレル程度増加し、
 毎月日量300万バレルを超える可能性も。


③ IEA, EIA最新の月報

→需給ひっ迫の兆候はみられず。

④ トランプ大統領の高値抑制発言

→サウジは、需給をバランスさせると発言。




米国はドライビング・シーズンに入ります。ガソリン価格が高騰しているため
投機筋は、先物とオプションの買いを増やしており、
4月16日時点では、30万枚を超えています。

ここからの価格展望は?!

詳しくはオンデマンド放送で藤沢さんの解説をお聞きくださいね。

高槻氏に聞く「大坂堂島米市場」発祥の経緯と制度 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.04/18 大橋ひろこ 記事URL

先物取引の発祥の地は、日本の大阪堂島であるとされていますが、なぜ、大阪だったのでしょう。そして、なぜ米が取引されるようになったのでしょうか。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
神戸大学経済経営研究所 准教授 高槻泰郎氏をお迎えし堂島で生まれた先物取引とその取引制度についてお話を伺いました。


江戸時代の諸大名は年貢を米で徴収し、現金に換えていましたが
米そのものを動かすには労力も必要ですし、米の保管場所も必要です。

年貢米代金は手形を発行することで簡素化されるようになっていくと
そこに米がなくても手形が売買されるようになっていきます。
幕府は米価格を吊り上げるとして手形を禁じるのですが
市場は諸大名が資金調達を行う金融市場として大きくなっていきました。


当時、米の需給状況によって売りたい時に売れないことを手狭(対義語:手広)と
呼んだそうですが、手形と現金の交換に限定すると取引相手が限られる手狭が起きる、
として、売りと買いの約束を結ぶことで相殺させる帳合米市場へと発展していきます。
帳簿だけで売りと買いを突き合わせるため帳簿米取引、これが先物取引の発祥です。


幕府は、当初、こうした「不実の米商い」を博打に近いとして禁じていたのですが、
享保期に温暖な気候が続き、米が余剰となり米価が低迷、
大名の歳入が目減りすると不実のコメ商売の緩和に動いていきます。
米価を望ましい水準に調整する手段として市場が位置付けられたといえましょう。

今回、高槻さんの本を手にしてとても驚いたのが大阪堂島で発祥したこの先物取引は、
商品先物取引ではない、という記述です。
この帳合米取引は「現受けを想定していない」取引でした。
それは商品の取引ではなく、現在でいう日経225先物など
株価指数先物に近いものだったとか。

高槻さんは、2018年に上梓された「大阪堂島米市場」の中で、
繁栄を極めた米市場の形成の過程を事細かに書かれています。


詳しくはポッドキャスト配信で高槻さんのお話を聞いてくださいね。

本当に景気はいいのか?!株式リスクオンも商品市況は・・・ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.04/17 大橋ひろこ 記事URL

NYダウは昨年10月3日につけた史上最高値26,951.81ドルに迫りつつあります。今日17日のアジア時間には、中国のGDPが予想を若干上回ったことが好感されて、リスク・オンの動きが継続しています。しかし、コモディティ市況は株式市場ほどには強くありません。堅調推移に見える原油相場もブレントが10月3日の高値まで17%、WTIが同じく16%もあり、史上最高値更新到達にはまだまだ。この背景には、本当に景気がいいのか?!というそもそも論も、、、、。


皆様ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 主任研究員 芥田知至氏をお迎えし
コモディティ相場の現状と今後についてお話を伺いました。


OPECとロシアなど非OPEC産油国による協調減産が継続される中、
米政府はイランやベネズエラに対する制裁を強化する構えをみせており、
原油供給の抑制が続いていることが原油の下支え要因。


2019年初頭は景気減速懸念がコモディティ市況を暗くしていましたが
足下では中国のPMIや米国の雇用統計など米中の景気指標が好転したことを受け、
原油需要の鈍化観測は和らいできています。


リビア内戦の再激化という地政学リスク要因も加わりしばらくは原油は底堅く推移しそうだ、
としながらも、芥田さんは今後のOPECプラスの協調減産の行方には注意が必要だと指摘。
ロシアが、協調減産から撤退する可能性を示唆しているほか、
IMFが経済見通しを下方修正したように世界景気の先行きにはやや懸念が残っています。


需要が伸びる形でのコモディティ高は景気がいいといえるかと思いますが
景気敏感銘柄とされる銅価格は1月の安値と比べ1割ほど高い程度にとどまっています。
自律反発の域を出ない銅価格ですが電気自動車(EV)関連商品の一角でもあり、
中国の次世代自動車政策と販売台数の推移には注意しておきたい銘柄。
米中貿易協議が長期化し着地点が見えないことも銅価格には重しとなっています。



唯一、長期化する米中貿易協議や混乱を極めるブレグジット騒動が支えとなるのが金。
先行き不透明感は金市場への資金投資をう流します。
ただし、足元では堅調な株式市場へと資金が流れ金価格は軟調。
ここからは米国の金融政策と米金利動向も材料として重要ですが、
ポイントは・・・・?!


詳しくはポッドキャスト配信で芥田さんの解説をお聞きくださいね。

 

水星逆行とゴールド、金/銀異市場間ダイバージェンス [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.04/11 大橋ひろこ 記事URL

金相場は2月20日に年初来高値を更新しましたが、連動性の高いNY銀は年初来高値を更新する事が出来ず、チャートパターンにおける「異市場間弱気ダイバージェンス」が発生。この後、金も銀も急落しNY金は3月7日の1,280.80ドルで年初来安値を示現。これは水星逆行開始日の翌日でした。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日は投資日報社 林知久氏をお迎えしサイクル、アストロロジー
テクニカルから金相場を展望いただきました。

水星逆行期は、「一本調子」「ジグザグ乱高下」「中間点付近で反転」の
3パターンに大別されますが、今回の水星逆行は「一本調子」パターン。
逆行は3月28日に終了しますが、金は3月25日、銀は3月21日に
月間高値を記録しています。そしてここでも「異市場間弱気ダイバージェンス」が発生し、
相場は4月4日まで下落となりました。



しかし、この4月安値で今度は「異市場間強気ダイバージェンス」が発生し
銀は14.86㌦を記録して3月7日の安値(14.985㌦)を割り込み、
年初来安値を更新したのですが金は1,284.90㌦までしか下がらず、
年初来安値を更新していません。



林さんは「これは重要な買いシグナル」であると指摘します。

日足における両相場のチャートパターンは三角保合ですが
金が1月24日の安値1,275.30㌦から安値が切り上がり、
高値が2月、3月と切り下がっているのに対し、
銀相場は高値が2月、3月と切り下がっているのは金と同じでも



安値は1月、3月、4月と切り下がっている状態です。
これは「ウェッジパターン」と呼ばれる線形で、
しばしば相場が急反発する前兆として知られています。



両相場とも現在保合いの上限に迫っていますが、
これを明確に上抜けた場合、金は来週にかけて
1,350㌦付近まで上昇する可能性が。

この上昇見通しをサポートしているのがアストロロジー要因だと林さん。
現在「ヘリオ射手座ファクター」という時間帯に入っており
金とユーロの急変動の特異日です。



ここ最近では昨年10月の急上昇、
今年の1月の急落はこのファクターの影響下にあったとか。
今回のヘリオ射手座ファクターが始まったのは4月4日。



まさに今回金と銀との間で異市場間強気ダイバージェンスが発生した当日で
相場はここから上昇しています。



このファクターは14日に終了しますので
今週末から来週頭のあたりまで上昇が続く可能性があるということに。



そこから一旦反落する可能性はありますが
4月4日の安値を割り込まない限り、金相場は押し目買いスタンス。




林さんには原油相場についても伺っています。

詳しくはポッドキャスト配信やラジフリーで林さんの解説をお聞きくださいね。

 

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