アストロロジー・テクニカルから読む日経平均とゴールド [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.07/11 大橋ひろこ 記事URL

アストロロジー・サイクル論の第一人者レイモンド・メリマン氏の2019年フォーキャスト、上半期を振り返り下半期を予測いただく時期となりました。コメンテーターの投資日報社の林知久氏にメリマン氏独占インタビューを受けて解説をいただいています。特別番組「メリマン・スペシャル~2019年後半を読む!のポイント」は7月15日12:00オンエア。スペシャルコンテンツ「「メリマン・スペシャル~2019年後半を読む!」CD、音声ダウンロード版は2019年7月23日(火)発売!です!


林氏は、メリマン氏の下半期展望と、投資日報社で今春から発売開始したギャン理論からマーケットを展望する「中原駿レポート」が、非常に似ているとし、どちらも日経平均の夏に向けての上昇と、これが最終局面であるという点が合致していることを指摘されています。興味がある方は是非。


さて、メリマン氏、中原氏共に足下の日経平均株価は強気見通しですが、
林氏は、テクニカル分析からも強気が裏付けられるとしています。

4月以降、日経平均には大小含め「窓(ギャップ)」が散見されますが
目立ったものだと7回もの窓が確認できます。
最も重要なものは5月31日の安値と翌週6月3日の高値との間で出現した
ギャップダウン(20,438~20,581)
6月4日の高値と5日の安値との間で出現した
ギャップアップ(20,464~20,646)。

特に6月4日の安値は「アイランド・リバーサル・ボトム」と呼ばれる
チャートパターンになっており、加えて、6月4日の安値は逆三尊の頭で
あった可能性が高いことから、強気のチャートパターンであると解説くださいました。

現在は5月7~8日の相場で生じた21,639~21,875円の窓と
6月最終週から7月第一週にかけて生じた21,338~21,559の窓の間で
もみ合っていますが、上放れる公算が高いとご覧になっています。
21,000~21,500円付近にある2本のネックラインがサポートです。


そしてゴールド。


6月に引け値ベースで1,400㌦を超え長期レンジ上限を上方ブレイク。
NY金相場は2015年12月の安値を中心に、前後30カ月程度の日柄で
構成されたなべ底型の底打ちを完成。
このパターンで底入れした場合、中心となる安値を軸に
左右対称の相場展開になる事が多く、
2011年9月から2013年6月までの下げ相場の逆パターンになる可能性がある
と林氏。となると年内は少なく見積もっても1,500㌦~1,600㌦、
最大で1,700~1,900㌦まで上昇する可能性があるそうです。


しかしながら日足で見ると6月25日の1442㌦と7月3日の1,441㌦で
ダブルトップにも見え、買いにくい高値であることも確か。
林氏は現在が水星逆行中であることは見逃す事が出来ないとし
この期間に起こりうる事象について詳しく解説くださいました。

スポティファイでのポッドキャスト配信もスタートしました。
詳しくはポッドキャストでお聞きくださいね。

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苦境にあえぐ米シェールオイル企業 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.07/10 大橋ひろこ 記事URL

7月1日、OPECプラスの会合で減産期間の9カ月延長が合意されましたが、その直後2日の市場で大きな急落に見舞われた原油相場。世界の景気減速によるエネルギー需要の伸びの減少が懸念されており、市場は減産延長は織り込み済みだったとみられます。
また、この5~6月はタンカー攻撃などのきな臭いニュースも相次ぎました。イランと米国の対立、軍事衝突のリスクの高まりなどは本来原油の下支え要因ですが、これも足元の原油市場では原油の押し上げ要因とはなっていないようです。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエネルギーアナリスト 大場紀章氏をお迎えしお話を伺いました。


様々な原油押上げ要因にも反応鈍い原油市場。
この背景には「米シェール生産の増加」が指摘されています。

米国は今やサウジアラビアやロシアを抜いて原油生産量世界一です。
その生産量は増加の一途を辿っているとされ、中国の景気減速の懸念とともに
原油価格の上値を抑えているとされてきました。

が、大場さんは「増産量は2018年の前年同月比220万バレルをピークに
徐々に減ってきている」点が気がかりだと指摘。
確かにシェール企業のシェール生産動向を見るうえで指標とされている
掘削リグ稼働数も2018年11月の880基をピークに足下では780基まで減少してます。


実は、WTI原油価格は昨年10月の高値70ドル台後半から40ドル台前半まで
急落して以降、投資家らのシェール企業への投資が冷え込んでいます。
原油価格は12月には底入れし2019年5月に向けて65ドルを超えるまでに
回復してきたのですが、投資家らが戻ってきていないというのです。


大場さんによると第1四半期の米シェール企業の決算は
調査した40社のうち36社がネガティブキャッシュフロー。
シェール企業は200社近くありますが、今年すでに8社が倒産、
あるいは倒産の危機に瀕しているとか。


この背景には2015年のチャイナショックと呼ばれたマーケットの急落局面で
原油価格が30ドルをも割り込むまでに下落したアイに
150社ものシェール企業が倒産に追い込まれたことに起因するのではないか、
と大場氏。投資家らはそのトラウマから慎重になってしまっているのです。


さらに中国の原油輸入は2019年4月に過去最高の1060万バレルに達したと
報じられましたが、4月には920万バレルに減少、5月には840万バレルに落ち込んでおり、
中国の需要の減退も投資意欲を低下させる一因であると思われます。


現在、米シェール企業の原油生産コストは平均で40~50ドルとされていますが、
現状の60ドル台では利潤が薄く、原油価格が上がらないと投資家が戻ってこない
可能性も否定できません。


ということで、目先は需要の伸びの減少などが原油価格を抑える中、
シェール企業の苦境が続区とみられますが、
シェール産業全体への投資が鈍ることは長期的に何を意味するのでしょうか?!


大場さんは、2019年後半にかけシェール生産量に陰りが見えてきたときに
投資不足による生産能力の低下が焦点となれば
原油価格が大きく動く可能性に言及、詳しく解説くださいました。

また、地政学の供給リスクはイラン、リビアなどの国に注目とか。


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二極化するコモディティ市況、ここから [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.07/04 大橋ひろこ 記事URL

コモディティマーケットは二極化しています。大豆やトウモロコシ、小麦、コーヒーなどの農産物と金や銀が上昇していますが、アルミ、ニッケルなどの産業素材、そして天然ガスなどの一部エネルギー銘柄は冴えない状況が続いています。堅調だったゴムが足元で大きな下落となってきています。何が明暗を分けているのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はトーキョー・トレーダーズタイムズ代表小針秀夫氏をお迎えし
コモディティ市況の現状と今後の展望をお話しいただきました。



NY金は6/25に一時1443ドルまで上昇し約6年ぶり高値を示現。
東京金も6/25に一時4932円まで上昇して4年5カ月ぶり高値をつけました。
FRB(連邦準備制度理事会)が6月FOMCで2019年中の利下げを示唆。
次回7/30~31開催のFOMCで利下げとなる公算が強まっていることから
米金利が低下、金利のつかない金にとってはポジティブ材料です。



一方で原油は上値が重い展開が続いています。
7月2日OPECブラスが減産を決定した直後、原油価格は大きく下落しました。
減産延長合意は予想されていたことで、材料出尽くしの売りとみられますが
その先に世界的な景気後退に伴うエネルギー消費の減少懸念もあるようです。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチのアナリストは
今後の原油価格の見通しとしてバレル30ドルを予測していますが、、、。



そしてゴム相場。東京は当先のサヤが逆ザヤ化して、
足元の需給が引き締まっていることを示していたはずですが、
足下では急落に見舞われています。
産地の原料価格は高騰しているのですが・・・。

上海ゴム相場は日足の下値支持線を割り込んでおり、下値不安が広がっています。
上海ゴムは、米中貿易摩擦の問題から中国の景気減速の懸念が底流していることが
上値を重くしていると小針氏。


この上海ゴムの下落が東京を含む国際ゴム相場の下落を先導しているようです。
世界最大の天然ゴム産地であるタイは例年、3月から5月にかけて
ウインタリング(落葉期)入りして生産活動が停滞します。
これに伴う減産期は4月から6月にかけて。
今年も5月から6月にかけては減産に伴い在庫が急速に減少しました。



この結果、原料であるUSS(アンスモークドシート)が高騰し、
原料の争奪戦がおこり船積の契約が履行できなくなっているシッパー(輸出業者)が
出ていると小針氏。

2011年から続いている天然ゴム価格の大幅下落によって、
タイのシッパーの経営が大きく悪化しているという背景もあり
5月には、中堅の天然ゴム企業のBRIGHT(ビーライト)が経営破綻。
タイの老舗大手企業であるリーラバーをはじめ、テクビハンやタイファーは
中国のシノケムに買収されて現在中国企業となっています。



またタイ南部最大の天然ゴム企業のボンバンデイットも中国企業の海南ラバーの傘下に。
そのうえボンバンディットは経営悪化のため現在従業員の一部をレイオフしています。



今年の原料不足でゴム原料不足でタイの一部シッパーが契約不履行となる懸念が残り
これが足元のゴム不足を誘って、東京市場の逆ザヤ形成につながっているようです。
7月4日時点での東京ゴム(RSS)の当先の逆ザヤは40円を超える
大幅なバクワデーションとなっていますが、、、。



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とうもろこし実作面積増のサプライズで波乱の天候相場 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.07/03 大橋ひろこ 記事URL
7月は受粉期という非常に重要な時期を迎える米国トウモロコシ市場。今年は春先からトウモロコシの作付けの遅れが指摘され、5年近くにわたる揉み合いから上放れるかに見えたのですが、、、。59年振りの作付遅れは解消したのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日は資源・食糧問題研究所 代表 柴田明夫氏をお迎えしトウモロコシ生育状況と今後の相場展望を伺いました。

USDA米農務省が6月28日に発表した、主要作物の実作付面積は、
ネガティブサプライズとなりました。

トウモロコシ前年比3%増(9170万㌈)
大豆10%減(8000万㌈)
小麦5%減(4560万㌈)

なんとトウモロコシの作付け面積は3%増。

これを受け、週明け7月2日のシカゴ穀物市場では、
トウモロコシ(415セント、前日比▲9.25セント)、
大豆(889、▲14.75)、小麦(511、▲15.5)といずれも急落となりました。


中西部の穀倉地帯では、春先からの大雨・洪水・低温が続き、
4月からのトウモロコシの作付が大幅に遅れ、作付放棄する農家が急増。

米農務省が5月より毎週発表している作付進捗率は
5日23%(平年46%)→12日30%(同66%)→19日49%(同80%)
26日58%(同90%)→6月2日67%(同96%)→16日92%(同100%)、
そして23日時点では96%(100%)と大幅に遅延していたはずですが、、、?!

1980年のデータ収集開始以来、最も遅い進捗率だったのですが
6月末に向けて猛烈に作付けが進んだということなのでしょうか。

作付面積はサプライズの前年比増とはなっていますが、
懸念されるのが発芽進捗率(Corn Emerged)です。
6月23日時点で89%(99%)に留まっているのです。


例年なら7月第1週から2週にかけての時期が授粉期となりますが
今年は作付けが遅れ発芽率も遅れていることから授粉時期が後ずれすると目されています。
7月下旬にずれ込むと、穀倉地帯は高温乾燥リスクが高まります。
この時期の受粉がうまくいくでしょうか?!

授粉期を前に現段階で今年の作付面積を判断するのは難しく、
7月11日あるいは8月12日の需給報告を待つ必要があるとしています。

7月の需給報告発表時点では受粉が始まってもいないかもしれませんね。


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日本エネルギー経済研究所・小山氏に聞く原油相場 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.06/27 大橋ひろこ 記事URL

米国の利下げ期待の高まりから、米国株市場は史上最高値圏へと上昇、ゴールドは長いこと1350~1370ドルが上値抵抗となっていましたが、これを突破すると1400ドル台へと水準を大きく切り上げました。典型的な金融相場の様相を呈していますが、原油相場の値動きは抑制的。米株との相関性も低下しています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は日本エネルギー経済研究所 主席研究員 小山堅氏をお迎えし原油相場を取り巻く材料とここからの展望を伺いました。


原油相場、足元では金融相場との相関が薄れている背景には、
米中貿易摩擦から中国はじめ世界の景気後退リスクが懸念され始めていることで
エネルギー需要の伸びが下方修正されていることが影響しています。


米シェール革命で、米企業が社債を発行し資金調達を行って原油・ガスの生産を
行うようになってから、金融要因が原油市場にも色濃く反映するようになっていますが、
そうはいっても原油はコモディティ。需要がないのに生産が過剰となれば
需給が緩み価格は下落していきます。


ただし、足元原油の需給はバランスしており、価格に及ぼす影響は大きくありません。
あくまで、米中貿易摩擦の影響から中国の購買力が低下する「リスク」を
先に織り込み始めたようです。
その意味では週末の大阪G20での米中首脳会談はエネルギー関係者からの
注目度も高いのだとか。

OPECプラスの定例総会が6月25日から7月1~2日に変更になったのも
G20での米中トップ会談を受けてから考えたいとの思惑があるのでは、と小山氏。


また、トランプ大統領はイラン攻撃を10分前に中止したことを明らかにしていますが
米国とイランとの対立、緊張の高まりが今後原油市場に及ぼす影響は?!


地政学リスクの考え方、そしてその後の原油価格動向、、、。
小山氏に詳しく伺っています。
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中東リスクの高まりも需要の先行き不安に冴えぬ原油 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.06/26 大橋ひろこ 記事URL
FRBの利下げ期待が高まり、米長期金利は2%を割り込むまでに低下する局面もあり米株市場ではS&P500が史上最高値を更新、コモディティ市場ではゴールド価格が吹き上がりましたが、原油市況は、株高、金高と比較すると上値が重い展開が続いています。




皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルエコノミスト 藤沢治氏をお迎えしお話しを伺いました。



25日火曜に予定されていたOPEC定例総会は7月1-2日に延期されました。
OPECおよび非OPECで形成されるOPECプラスでは
昨年12月に決めた日量120万バレルの減産を年末まで延長で合意すると予想されています。
ロシアは減産継続に躊躇していましたが、足下原油価格が軟調であることから
ロシアも協調減産継続に合意するとみられています。
減産継続合意は原油の下支え要因となります。



米国とイランの軍事衝突の可能性が高まっていることが地政学リスクと
されていますが、イランはイラクとは違い中東で最強の軍事力を有しており
米国もイラク戦争の二の舞を踏みたくないのでは、、、と藤沢氏。



イラン原油の輸出量は、最近では日量40-50万バレルに減少していると報道されており
イラン経済は打撃を受けており、緊張は高まっています。
仮にホルムズ海峡で軍事衝突が激化すれば、原油価格は急騰すると考えられます。



しかしながら、 世界経済の成長減速による石油需要増の減退が上値を抑えています
IEAは、2019年の石油需要を前年対比日量140万バレル増としていたものを
6月の月報で日量120万バレル増に下方修正しています。
米中貿易戦争が長引けば、日量100万バレル増にまで落ち込むとみられます。



米中貿易摩擦の激化による世界経済の成長の減速が懸念材料となるなか、
投機筋は、NYMEXの原油市場に流入してこない状況が続いています。


また、 7月頃からパーミアンから湾岸へのパイプライン網が増強されてお
米国の原油生産は増加の一途を辿っています。
米国の原油生産量は、日量1,240万バレルと予想されていますが、上振れする可能性も。


米国からの原油輸出は、年半ばから日量60万バレル程度増加し、
毎月日量300万バレルを超えています。
トランプ政権のイラン、ベネズエラへの制裁やメキシコへの関税賦課などで、
中重質の原油が市場で不足しており、ドバイがWTIブレントより高い状態となっています。



需給は、IEA, EIAの最新の月報をみても、逼迫しない状況であり
現在はバランス状態に近づいています。
EIAの予測でも、OPECが1-3月並みの日量3,000万バレルを生産すれば需給は逼迫しないと
みられますが、ただし、供給過剰にもならないと藤沢さん。


さてここからの原油価格は?!
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米長期金利2%割れでゴールド急騰 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.06/20 大橋ひろこ 記事URL

6月FOMCでは年内利下げが示唆され、米長期金利は2%の大台割れ。ドル安が進行したことで、金価格は大きく上昇し、長らく抵抗となってきた1350ドルの節目を突破、1390ドルまで吹き上がりました。

米株市場も大きく上昇しており史上最高値まで1%足らずの水準にまで到達。株高、金高はインフレ時にみられる値動きですが、インフレ期待がなく、景気後退が懸念される中での資産価格上昇にリスクはないのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之氏をお迎えしお話を伺いました。

インフレ期待がない中での金融相場の様相を呈し始めましたが、
金高・株高は教科書的にはインフレ時代の資産上昇期の値動きです。

どちらかが間違っている、、、?!

また、これまで株式と原油の相関性が高かったのですが、
この金融相場では原油の需給が緩いことが価格の上値を抑えており
原油価格はあまり大きく上昇していません。

菊川さんは、需給のタイト感がない原油相場まで
利下げ期待に反応して大きく上昇するようなら今後のリスクが大きくなると指摘。

利下げ見通しは、インフレ期待が大きくないことが前提。
物価が上昇しインフレの兆候が出てくると利下げができなくなります。

利下げ期待であまりに上昇してしまうと、利下げがしにくくなるという
リスクが増大するとは、、、、。


その時にもヘッジとなるのがゴールドです。

金融相場で水準が切り上がっていますが、
仮に、利下げができないという金融政策への失望から株が大きく
崩れることがあれば、これもまたゴールド市場にとってはプラス材料です。

また、菊川さんは小麦をきっかけにした穀物価格の高騰が
引き起こしたアラブの春2012年相場に酷似していることが気がかりだと指摘。
中東リスクにも警戒しておく必要があるようです。

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FOMC直前、金と原油の相場展望 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.06/19 大橋ひろこ 記事URL


今夜の6月FOMCではどのようなスタンスが示されるでしょうか。

さすがに今回の利下げは市場に織り込まれていませんが、2018年末時点では2019年3回の利上げが見通されていたことを考えれば、現状の市場の利下げ期待は異常事態。FRBの政策転換はマーケットに大きなインパクトとなります。ドル安となれば株式、コモディティ市況にはプラスとなりますが、これはあくまで教科書的な見方であり、それほどまでに景気が悪いのか、と市場に嫌気されリスク資産が大きく下落するリスクがないとは言えないのです。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 主任研究員 芥田知至氏をお迎えし
コモディティ市況のここからを展望いただきました。

まずは今夜のFOMC。

金融要因による金利、ドルの動向が国際商品の価格動向を大きく動かします。
教科書的には
金利低下、ドル安ならコモディティ高。
金利上昇、ドル高ならコモディティ安。



金価格は市場の利下げ期待を織り込み、6月14日には1,350ドルを上回り、
2018年4月以来の高値をつける局面もありました。


また、米中貿易交渉の不透明感や中東の緊張の高まりも金市場にとっては
下支え要因です。地政学リスクによる投機筋の金買いは一時的なボラ上昇を促し
直ぐに鎮静化する傾向が強いのですが、水面下で進められる新興国中央銀行の
金買いは長いトレンドとなっています。


新興国は米国による制裁リスクを伴うため、ドル資産の圧縮を進めているとみられ
米国債などのドル資産が粛々と金などの別資産にシフトする動きが確認されています。

ここからの展望を芥田さんに伺いました。

また、4月下旬をピークに下落傾向で推移していた原油相場は、
下げ止まったようには見えるもの上値が重く、底這いに近い状態。


来週25日がOPEC定例総会の予定でしたが
どうやら7月10~12日頃の開催に延期されたようです。

しかし、現時点ですでにサウジが産油国による協調減産の継続に向けた
動きが進んでいると示唆しており、非OPECとの協調減産継続が
下値を支えていくものと思われます。


5月にはUAEのフジャイラ沖でのサウジの石油タンカー等への攻撃や、
サウジの石油パイプラインに対するドローンによる攻撃、
6月13日にもオマーン湾で日本籍タンカーなど2隻が攻撃されるなど、
中東の地政学リスクの高まりも、原油相場の押し上げ要因。
足下では高水準の原油在庫が原油市況の上値を重くしていますが
米国は、ガソリンの需要期に入りつつあります。
ガソリン在庫は低水準で推移しているため、需要期によって需要が伸びるここから
原油から製品への精製活動が活発になり、高水準にある原油在庫が
減少に転じる可能性が期待されています。

ここからの見通しは?!
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地"経"学リスクに反応する金 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.06/13 大橋ひろこ 記事URL

今夕、中東・ホルムズ海峡付近で日本のタンカー攻撃され原油が急反発となっています。安倍首相がイラン訪問中ですが、、、。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎氏をお迎えし「地"経"学リスクに反応する金」をテーマにお話を伺いました。



米中貿易問題、そして米国とメキシコの国境、不法移民問題と貿易交渉など地政学リスクの高まりがマーケットのかく乱要因となっていますが、亀井さんは地政学ならぬ「地経学リスク」が金市場を支えていると指摘。

「地経学」?!

初めてうかがう言葉ですが、亀井さんによると
自国を優位に導くという地政学上の目的を達成するために、
関税など経済的な手段を行使することを指す言葉で
1990年に発表された「地政学から地経学へ、紛争の理論、貿易の文法」
という論文がもとになっています。


例えば、メキシコに対し不法移民対応を促すために
制裁関税の付加を掲げてのディールを行う米国、だとか、
中国の一帯一路構想。巨額の融資で新興国インフラ投資を支援するも
返済に窮すれば、投資施設は中国のものに、、、というような事案が該当。

こうした地経学ディールが可能なのは巨額のマネーを持つ中国、
そして基軸通貨ドルが武器である覇権国米国です。

こうしたリスクを小さくしようと、ロシアなどの新穀国、そして中国は
外貨準備のドル資産を減らしゴールド保有量を増やしています。

対イラン制裁強化への動きも地経学リスクの高まりといえましょう。
米国とイランの仲裁に入る格好となった日本の船が狙われるとは、、、。

劇的に変わったFRBの政策の方向性

また、ゴードの支援材料は地経学リスクだけではありません。
2018年12月FOMCでは0.25%利上げが実施され、
2019年は少なくとも2回利上げ見通しが出されました。
しかし12月の株価急落で、年明け早々に「利上げの棚上げ」が発表され
瞬く間に「利上げサイクルの終了」そして「利下げ」も視野に入るまでになっています。

驚いたのは 6月4日シカゴでのパウエル議長講演。

・FRBは世界的な貿易戦争などに起因するリスクに「適切に」対応する
・通商問題が及ぼす影響をFRBは「緊密に注視」している

と通商問題が景気に及ぼすリスクに言及し

▽将来的に景気が下向けば、金利を再びゼロ%に引き下げ、
   債券買い入れなど「非伝統的」な手段を利用せざるを得なくなる

▽非伝統的な政策の採用は再び起こる。
    われわれは何らかの形で必要になることを承知している

▽(金融)危機時に利用された手段を「非伝統的」
      と呼ぶのをやめる時が来た可能性がある。

などと発言しました。


国債などの資産を買い入れる形での量的緩和政策はこれまで
非伝統的金融政策と呼ばれてきましたが、
今後これを非伝統的と呼ぶのをやめる可能性が出てきた、、、
つまり、これが特別なことではと明言したのです。

利下げに加えて、量的緩和政策再開の可能性が示唆されたことで
ゴールド価格は大きく上昇しています。

現在1350ドルが強い抵抗となっているドル建て金相場。
ここからの展望は?!

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詳しくはポッドキャストで亀井さんの解説をお聞きくださいね。
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米国利下げ織り込み進行~英国ブレグジットとポンド [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.06/12 大橋ひろこ 記事URL

2019年も中間地点。上半期は米中貿易問題に振り回されたマーケットですが6月下旬の大阪G20で歩み寄りは見られるでしょうか。昨年末時点で、米国の金融政策は2019年3回の利上げ見通しでしたが、足元では利上げどころか年内3回の利下げを織り込む催促相場の様相を呈しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

金利先物市場では年内3回、来年1回と4回の利下げを織り込んでおり
米長期金利は2.1%をも割り込むレベルまで低下する局面も。


以前からトランプ大統領からの利下げ圧力はありましたが
貿易問題がもたらす景況感の悪化、先行き不透明感から
FRBは年内いずれかの時点で利下げに転じるだろうというのが市場のコンセンサス。

来週の6月の利下げはさすがに織り込みは低いのですが
7月FOMCで70%程度、9月になると90%を超える利下げ織り込みとなっています。

しかしながら、ドルは意外と底堅い。
利下げ期待が株式市場を支えることで、特にドル円相場は
株高を好感した円安に動くため動きにくい相場展開となっていると石川さん。

また、ECBは6月理事会でコンセンサス通り金利据え置きも
金利のフォワードガイダンス変更。
利上げ見通しをこれまでの2019年末から2020年上半期まで延長しました。


またRBA豪州準備銀行も3年ぶりに利下げに踏み切るなど
世界は再び緩和方向へ転換し始めたようです。

ここからの主要通貨の見通しは?!
石川さんに詳しく解説いただいています。


また、ブレグジットに揺れる英国についてもお話いただきました。
7月22日には新党首選出となりますが、
もっとも人気がボリス・ジョンソン氏。
合意なき離脱も辞さない強硬派ですが、党首選の行方は
ポンド相場にどのような影響を及ぼすでしょうか。

スポティファイでのポッドキャスト配信もスタートしました。
詳しくはポッドキャストでお聞きくださいね。
https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk

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