原油上昇の背景~4月17日ドーハ会合に向けて [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2016.03/23 大橋ひろこ 記事URL

原油価格が堅調に上値を切り上げています。1月と2月に26ドル台まで下落したWTI原油価格は22日㈫に41ドル台にまで上昇しました。原油相場は底入れしたのでしょうか?!

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はみずほ証券 シニアコモディティアナリスト 津賀田真紀子さんをお迎えして、原油上昇の背景と今後のポイントを伺いました。

津賀田さんは原油上昇の4つの材料を解説くださいました。

①4月17日ドーハ会合への期待

カタールの首都ドーハで主要産油国が増産凍結に向けた最終合意を
目指す会合が開催される予定となっており、
世界的な供給過剰に歯止めがかかると期待されている

②シェール生産がようやく減少へ?!

3/18時点で米国内のリグ稼働数はわずか387基とピーク時の約4分の1
となっており、原油生産量も日量906万8,000バレル(前年同期比3.18%)
と5週連続で前年同期を下回っている



③3月期末でヘッジファンドが原油ショートを買い戻し

CFTC建玉明細を見ると非商業筋が3月末の四半期決算を意識し
ショートカバーに動いていることが確認できる

④金融要因~ドル安へ

米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げペースが想定よりも
緩やかになると示唆されたことから、為替相場がドル安基調

ドーハでの会合が生産量の凍結にとどまらず減産まで踏み込めれば
原油はさらなる上昇に弾みを付ける可能性はありますが、
そもそもイランが参加しない見込みであることなどから
その成果には疑問を呈する向きも。

ただ、津賀田さんは、イランの増産余力はそれほど高くなく、
経済制裁解除後すぐさま50~100万バレルの増産が可能とした
イランの石油相の強気の増産発言は、制裁中輸出できなかった
原油の洋上在庫を切り崩しているためで、
老朽化したイランの原油生産施設では、日量20万バレル程度の
増産にとどまるとの指摘もある、として、
イランが参加しないことがそれほど問題ではないという見方も
あることを解説くださいました。

ではここから原油は上昇が続くでしょうか?!

津賀田さんにここからの原油相場のポイントを伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で津賀田さんの解説をお聞きくださいね。

それから、今年で12年目となるマーケット・トレンドですが、この4月から放送時間が変更となります。
これまでは17:30~お聞きいただいてきましたが

4月の放送から 18:00 からの生放送となります。

30分放送時間が遅くなります。

今後もマーケット・トレンドをどうぞよろしくお願いいたします。

移動平均大循環分析~移動平均の「間隔」 [大橋ひろこコラム]
2016.03/22 大橋ひろこ 記事URL

毎火曜日の「小次郎講師のトレードスクール」中級編。現在、シリーズで「移動平均線大循環分析!」についてレクチャーいただいています。

この番組シリーズは、テキストをご覧いただきながらお聞きください。小次郎講師によるわかり易いテキストをDLしてご覧いただくことができます。このHPの右側にある「小次郎講師のトレードスクール~株・FX/コモディティに使える~中級編」というバナーをクリックしてダウンロードしてくださいね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は移動平均線大循環分析の「三次元分析3『間隔』」です。
小次郎講師に伺いました。

三次元分析とは3本の移動平均線の並び順、傾き、間隔の3つの条件を
読み解くことですが、今回はその3本の線の間隔からわかるステージの継続性
について。



•長続きするステージは・・・
3本の移動平均線の間隔の拡大、あるいは広いまま推移している場合。


•ある二線が急接近すると・・・
そちらへステージが変化するサイン。
これにより順行か逆行かを読むことができます。


・三線とも接近

横ばいで三線が接近するのはもみあい期入りの可能性です。



・買いシグナル
ステージ1で3本の線が間隔を広げていくケース。



・売りシグナル

ステージ4で3本の線が間隔を広げていくケース。

番組の中で小次郎講師に詳しく解説いただいています。
オンデマンド、ポットキャストでも聞くことができますので
是非、お聴きくださいね。
日米欧重要金融政策イベントこなしドル全面安も... [大橋ひろこコラム]
2016.03/18 大橋ひろこ 記事URL

ドル円相場が再び110円台まで下落した3月第3週。3月はECB理事会に始まって、日銀の金融政策決定会合、FOMCと日米欧の金融政策イベントが相次ぎましたが、全てをこなした結果ドル独歩安の様相となっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は外為どっとコム総合研究所 石川久美子さんに
為替市場の今後のポイントを伺いました。

ECB理事会では、市場の予想を上回る追加緩和策が発表され、
初動は素直にユーロ安に反応していたのですが、ドラギ総裁の
会見にて、今回で利下げが打ち止めになると受け止めた市場は
一転ユーロの買い戻しに動いたことで、ドル安ユーロ高が進行。

日銀の金融政策決定会合では、大方の予想通りの据え置き発表
だったのですが、一部にETFの買い入れ枠増額などの期待があったとも
指摘されており、結果、軽い失望で円高へ。ここでもドル安円高です。

そして、最大の注目となったFOMC.
3月利上げは見送られるだろうという市場の予想通りに
利上げは見送られたのですが、これまで2016年は年4回の利上げを
見込むとされていたFOMCメンバーの見通しが年2回に修正されたことを
受けてドル全面安の展開となりました。

石川さんは、これまでの2016年の利上げは不可能なのでは?
年1回程度の利上げに留まるのでは?という過度な悲観から見れば
今回のFOMCの結果はそれほどハト派という内容ではないと思われるが、
足もとではドルの戻りが弱いことが懸念材料だとして、
今後のポイントを解説くださいました。

嫌な値動きとなっているのがドル円相場。

原油安、中国リスクなどで急落し110円台まで下落した2月の安値に
面合わせ水準まで下落してきました。
このレベルがトリプルボトムとなって反発する可能性もありますが、
カレンダー的に日本は3連休となることが懸念材料。

2月の110円台までの急落は11日の祝日の出来事でした。
日本勢が休みの日に短期筋に仕掛けられたような値動き。
今回もまた、レンジ下限での日本勢のドルロングが休日に
狙われるということはないだろうか、、、。

短期的には、警戒が高まっています。

しかしながら、3月は本決算。年度末に向けての株式市場の
ドレッシング買いや、配当取りが株価を押し上げるカレンダー的
支援材料もあることから、仮に短期的に急落することがあれば
その後は大きく買い戻される可能性が大きいと石川さん。

リスクコントロールさえしておけば投資妙味は高そうです。

詳しくはオンデマンド放送で石川さんの解説をお聞きくださいね。

2016年4月電力自由化の経緯と今後 [大橋ひろこコラム]
2016.03/16 大橋ひろこ 記事URL

いよいよ4月から、電力の小売が全面的に自由化されます。これまでは契約電力が50kW未満の一般家庭などの利用者は、地域ごとに大手電力会社から電力供給を受けてきましたが、これからは、「新電力」と呼ばれる新規参入企業を含めて自由に電力会社を選ぶことが可能になります。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はリム情報開発 電力チームの戸塚雅美さんに電力自由化の経緯と今後のポイントについてお話を伺いました。

 

○自由化の経緯

 

電力の自由化は、契約電力の大きな分野から始まりました。最初の小売自由化は2000年3月。対象は契約電力が2,000キロワット時以上の「特別高圧」の利用者で、具体的には、複数の施設を有するような大型の工場やデパート、大学、オフィスビルなどです。この時は、全体の電力量うち26%が自由化されました。

 

2005年4月には50kW以上500kW未満の「高圧A」というカテゴリーまで自由化され、スーパーマーケットや中小のビルといった規模であれば、電力会社を自由に選べるようになりました。この段階では自由化された電力量は全体の約60%に達しました。

 

2005年の段階で自由化が非常に進んだようにみえますが、特別高圧や高圧といった設備に電力を供給するには、それに見合った大型の発電設備が必要になります。ところが、新規参入企業は、東京電力や関西電力といった大手電力会社に比べると、保有する発電設備の数は非常に限られていますし、発電能力も小さな規模にとどまります。

 

ということで特別高圧や高圧といった分野では自由化されても、実際の競争というのは限定的な規模にならざるを得ません。特別高圧と高圧の2014年度の販売電力量は全体で373億キロワット時だったのですが、このうち大手電力の販売量が95%、新電力は5%に過ぎません。

 

○官公庁の電力調達入札

 

特別高圧や高圧分野では、新規の事業者は参入しにくいと申し上げましたが、だからと言って、小売の競争が全く進展しなかったわけではありません。特別高圧と高圧向けの販売のうち新電力のシェアは2014年度が先ほど言ったとおり5%でしたが、2005年度は2%弱でした。少しずつ勢力を拡大していると言えます。その競争の実態というと、民間企業の場合、契約の守秘性が非常に高いので新電力からの電力調達の様子をうかがい知ることは難しいのですが、政府機関や地方公共団体といった官公庁による電力調達の情報は公開されています。

 

官公庁が、初めて電力調達の入札を実施したのは、2000年です。電力自由化の旗振り役である通商産業省(省庁再編前の経産省)が、本省ビル用の電力を調達するために入札を実施しました。この時、応札したのは、東京電力と東北電力、そして新電力のダイヤモンドパワーの3社です。結果は、ダイヤモンドパワーが落札しました。

 

新電力にとっては、入札を通じて、政府機関や地方公共団体の顧客を確保することは重要です。こうした官公庁に対する電力供給の実績を積めば、電力会社としての信用につながり、民間企業との取引を広げる足がかりになるからです。官公庁への電力供給は新電力にとって、単に純粋に利益得るための「取引」というだけでなく、「宣伝効果」も期待できます。実際、官公庁は入札でさまざまな施設の電力を調達しています。霞が関に立ち並ぶ中央官庁の庁舎はもちろん、全国の大小さまざまな郵便局や公立の大学や病院、あるいは刑務所など多岐にわたります。地方でも自治体の庁舎や、小中高の学校、警察などといった施設の電力を入札で調達しています。

 

リム情報開発さんが収集した2014年度の官公庁による約1,100件の電力入札では、新電力の契約額は614億円で、大手電力は224億円。供給量も、新電力が34億キロワット時、大手電力が14億キロワット時ですから、官公庁の入札だけでみると、新電力が大手電力を圧倒しています。新電力が2014年度に落札した案件の中には、経済産業省の本庁舎をはじめとして財務省の本庁舎、国会議事堂や国会図書館、最高裁判所、皇居などいった有名な施設も含まれています。

 

さて、4月からの完全自由化に向けて、大手電力や新電力だけでなく新たな新規参入企業も、すでに、いろいろな料金メニューを宣伝しています。あまりにも多種多様で選ぶのに非常に迷うところですね。

 

単純に電力だけの安い料金を求めるのか?特定のカードを利用していてポイント制にこだわる方もいるでしょうし、多少割高でも再生可能エネルギーをできるだけ利用したいという消費者もいるでしょう。また、契約にあたって、期間の縛りが緩いのか厳しいのかということも忘れずに事前確認しておくべきです。もちろん、選択するメニューが生活スタイルと合致しているかどうかは、選択の大前提です。いずれにしろ、電力会社を選ぶ上では、優先順位を自分自身で明確にしておかないと、後悔する危険性が高くなります。

 

リム情報開発が応援する日本エネルギープランナー協会では、電力を含むエネルギー知識を習得できる検定試験を実施するそうです。 戸塚さんは、株式投資同様、電力会社の選択にも自己責任が求められるとお話くださいました。

 

詳しくオンデマンド放送で戸塚さんの解説をお聞きくださいね。

移動平均大循環分析~移動平均の傾き
2016.03/15 大橋ひろこ 記事URL

毎火曜日の「小次郎講師のトレードスクール」中級編。全開2月23日放送回から第9回(3月末まで)はシリーズで「移動平均線大循環分析!」についてレクチャーいただいています。

この番組シリーズは、テキストをご覧いただきながらお聞きください。小次郎講師によるわかり易いテキストをDLしてご覧いただくことができます。このHPの右側にある「小次郎講師のトレードスクール~株・FX/コモディティに使える~中級編」というバナーをクリックしてダウンロードしてくださいね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
小次郎講師、先週は体調を崩されお休みされましたが、完全復活です!

今回は「三次元分析2~傾き」について解説いただきました。

その前に!

小次郎講師がこの3月、新著「トレーダーズバイブル」を上梓されました。

勝ち組とレーダーになるためのルール作りとは?!

伝説のトレーダー集団「タートルズ」のトレード手法から、
適切なポジション量を導き出す「資金管理のやり方」、
移動平均大循環分析と大循環MACDの全てがこの1冊に。

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https://ssl.radionikkei.jp/event/trendpresent.html

3月25日金曜締切です。


さて、今回の放送では小次郎講師に移動平均大循環分析
「三次元分析2~傾き」について解説いただきました。

利食いのタイミングなのか、押し目買いのタイミングなのかを
見極めるにはどうしたらいいのでしょうか。

移動平均線の「傾き」からわかる現トレンドの状況ですが、

•短期線は短期トレンドの方向性を示す。
•中期線は中期トレンドの方向性を示す。
•長期線は長期トレンドの方向性を示す。

※3本の線が上昇。

ステージ1の前でも3本の線が上昇していたら、
早仕掛け&試し玉のチャンスです。つまり買いシグナル。

※3本の線が下降。

ステージ4の前でも3本の線が下降していたら、
早仕掛け&試し玉のチャンスです。つまり売りシグナル。

•移行する場合は次の線の傾きが変化します。

•変化が見られない場合は移行しないか、
移行してもすぐにダマシとなって元に戻っていきます。

このポイントを押さえているだけでも
価格の急落時に、手じまうべきか、買い増しすべきかがわかりますね。
詳しくはオンデマンド放送で小次郎講師の解説をお聞きください。

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「マーケット・トレンド」特別番組のお知らせです。


明日3月16日水曜日夕方4時からラジオNIKKEI 第1で
「マーケット・トレンド」特別番組
「2016年世界経済の動きと投資を考える」を放送します。


この番組でもお馴染み、ICBCスタンダードバンク東京支店長 池水雄一さん、
FXアナリスト 岡安盛男さんのスペシャル対談です。
ゴールドのスペシャリストとFXのエキスパートが
2016年のドル円、ゴールドを展望、3月期末から4月新年度相場も徹底解説。

オンデマンド・ポッドキャストでも配信します。
パソコン、スマートフォンでも是非お聞き下さい!

原油価格上昇の背景~FCV車とプラチナ価格 [大橋ひろこコラム]
2016.03/11 大橋ひろこ 記事URL

2月中旬から上昇トレンドにあるように見える原油価格。2月16日のドーハ会議でサウジ、ロシアなど4か国が1月の生産量で増産凍結したことが一つの安心感につながっていると思われますが、3月20日にOPECと非OPECの会合があるという事も、下値をサポートしていると思われます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はエネルギーアナリスト大場紀章さんに原油価格の今後とプラチナについてお話を伺いました。

増産凍結であって減産にまでは踏み込めない産油国の財政事情が
透けてみる中で、米国のシェール生産は昨年4月の生産ピーク時から
10%の生産減となっています。これを大きいとみるか小さいと見るかは
どの視点に立つかで変わってくるでしょう。
米国とて、この原油安で苦しんでいることは事実です。
多くのシェール企業のキャッシュフローは金利払いだけで精いっぱい
という台所事情にあり、3月に多いとされる米シェール企業の社債の償還は
一つのヤマ場であると見られます。

足もとの原油価格上昇は米石油関連企業にとってポジティブな材料であり、
こうしたカレンダー的な事情が価格を押し上げている可能性は否定できません。
つまり、この3月を超えても原油価格がしっかりと推移できるかどうか、
という点は、金融面から見て大変注目度の高いポイントとなってきます。

また、大場さんは自動車関連の研究機関にいらっしゃったこともあり
プラチナ事情にも造詣が深いこともあって、今回はプラチナについても
お話を伺っています。

ホンダが新型燃料電池車(FCV)「クラリティ フューエル セル」を
発表し話題となっています。水素と酸素を反応させて生み出される電気を
動力としますが、二酸化炭素を排出しない究極のエコカーとされています。
2014年12月にトヨタが「ミライ」を投入して話題となっていました。
トヨタのミライは723万円、この時、経済産業省はFCV普及を目的に
購入補助金として202万円を支給することを発表しており、
FCV普及は国策とも言われています。

対してホンダのクラリティは766万円。
この価格では庶民には手が届きませんね。

実は燃料電池車には多量のプラチナが使用されています。

現在プラチナの需給を見る上で重要なのは自動車販売、
特に欧州での販売シェアが大きいディーゼル車のディーゼルエンジンに
触媒として使用されるのがプラチナで、自動車販売台数が伸びれば
プラチナの需要が旺盛だとして、プラチナ価格は上昇しました。

プラチナが景気敏感銘柄とされるのは、自動車販売と価格変動が
密接に関わっているからですが、そのディーゼル車よりも、なお、
プラチナ使用料が多いFCV車が普及すれば、プラチナ市場にとっては
大きな価格上昇要因となってきます。

ディーゼルエンジン触媒に使用されるプラチナは数g。
FCV車に使用されるプラチナは当初は100g前後とされていましたが
現在は技術革新によってもっと少なくなっているようですが
数十g使用されているとあって、車体価格には高価なプラチナの
価格が乗っていると考えていいでしょう。

FCV車の普及がプラチナ価格にも大きな影響を及ぼすことは
明白ですが、では普及していくかどうか...。

キーとなるのは水素ステーション。その計画と問題点、
そして今後について、大場さんに解説いただきました。

詳しくはオンデマンド放送で大場さんの解説をお聞きくださいね。

果たして大底確認なのか、コモディティ市況の反騰 [大橋ひろこコラム]
2016.03/09 大橋ひろこ 記事URL

足元で大幅上昇となっている商品市場。

これが大底なのかどうか迷うところです。
果たして大社確認で上昇相場に入ったのか、否か。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

プラチナとパラジウムが約3カ月ぶりの高値に上昇し強気相場入りしています。
中国でのインフラ支出で自動車の汚染防止装置に使用される両金属の需要が
増加するとの観測が広がったとのニュースや、
主要鉱山会社が設立したワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)
がプラチナは5年連続の供給不足になるとの需給予測を公表したことなども
支援材料と思われますが、売りこまれすぎたことの反動と思われます。

そしてゴム相場も急騰しています。
ゴムに造詣が深い小針さんによると

(1)東京ゴムの先限が1月と2月の二つの安値144.5円でダフル底を形成
(2)タイ、インドネシア、マレーシアの3国が協同して毎月10万トン強の輸出を削減
(3)輸出を削減した分についてはインフラ等での国内消費に回すとの内容
(4)タイ政府は生産社保護のため市中価格より高いキロ当り45バーツで原料ゴム買い上げ
(5)中国の新車販売台数1月時点で昨年9月以降、5カ月連続の前年同期比プラス
(6)米国の新車販売台数は絶好調で、2月は15年ぶりの高水準。
(7)超円高となっていた流れに歯止めがかかってやや円安の方向にむかっている
(8)暴落していた原油価格が反発して上昇トレンドに
(9)ベトナムが90年ぶりの大干ばつとなって天然ゴムの生産に影響する公算
(10)タイでは季節的な減産期入り


産地国がゴム価格の大幅続落に歯止めをかけるべく
政府が協力し合って輸出を制限させて価格支援に本腰を入れていることや、
予想外に中国の新車販売台数が伸びていることも支援材料。

干ばつでベトナムの天然ゴム生産が大きく減少する可能性も。
ベトナム農業省の当局者はAFPの取材に対し、メコン川の水位は1926年以降、
最低水準にまで下がり、最悪の干ばつと塩害を引き起こしている、と述べています。

ではここからのプラチナ、ゴム相場は?!
詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

2016年商品底入れか?!CRB指数15~16年サイクルボトム [大橋ひろこコラム]
2016.03/08 大橋ひろこ 記事URL

毎週火曜の「小次郎講師のトレードスクール中級編」ですが、小次郎講師が体調を崩されたため、今回は特別に商品アナリスト菊川弘之氏をお迎えし、昨今急反騰を見せている商品市況の背景についてお話を伺いました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

WTI原油価格は37ドル台へ、NY金価格も1270ドル台へと上昇、
プラチナやパラジウムも猛烈に反騰し始めています。

一体何が起きているのでしょうか?

CRBインデックス(商品指数)のひとつの大きなサイクルは15~16年。
前回の底値は2000年、そして今年は2016年。
生産、供給が増える中での中国の需要減で2015年まで総悲観であった
商品価格ですが、大局的な大底を見たと言ってもいいようです。

1月~2月の金融混乱で上昇した金価格ですが、菊川さんによると
3月の陽線確率は12か月中最低なのだそう。

2015年12月の1040ドル台が大底であった可能性は大きく上昇トレンドに
入ってはいるものの、1270ドル台まで上昇した金市場には
相応の調整局面があるかもしれません。

原油市場は3月20日に生産各国による会合が予定されていることから
生産量の凍結、あるいは減産への期待が高まっています。

20ドル台半ばまで下落したWTI原油価格ですが、チャート的には
Wボトムを付けて上昇している格好であり、大底確認の可能性は高いのですが、
需給環境においての改善は見られず、(米国在庫増、需要端境期)
現在の上昇はショートカバーによるものです。

短期筋、ヘッジファンドのポジションもショートが解消される流れにあるものの、
ファンドポジションはショートだけでなくロングも大きいことから
価格が上がれば、買い方の手じまいも出やすい環境にあります。

また3月期末のエネルギー関連企業の社債の償還、利払いなども
多いようで、価格上昇はこうしたエネルギー関連企業をサポート
しているという見方があります。こうした企業は価格上昇で資金調達できる
ことで破綻を免れることができますが、価格上昇局面ではヘッジ売りに
出る可能性が高く、需給の改善が見られぬ中での、カレンダー的な特殊事情が
垣間見える原油価格上昇には注意が必要と菊川さんは解説くださいました。

詳しくはオンデマンド放送で、菊川さんの解説をお聞きくださいね。

金上昇は継続するか?!テクニカル、サイクル分析とアストロロジー [大橋ひろこコラム]
2016.03/04 大橋ひろこ 記事URL


金価格は12月3日の安値1,045㌦を起点に上昇、2月に上昇が加速、1200ドル台に乗せて尚しっかりと推移しています。ここ3カ月の金上昇の要因を一言で表すと"不安感"に集約されるでしょう。世界各国で「景気への不安」があり、この不安を払拭すべく動いている通貨当局への「政策への不安」も存在します。リスクを回避しようとするマネーが金市場に流入しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は投資日報社の林知久さんに「サイクル、テクニカル分析で見るここからの金相場」についてお話を伺いました。

金価格上昇の反面、ドルは売られています。
ドル指数とNY金の動きは、ここ数カ月綺麗に反比例の関係にあります。

図は、ドル指数チャートを上下反転させたものを並べています。
2月11日、ドル指数は年初来安値を、NY金が年初来高値をつけました。

興味深いポイントは、金は3月3日にこの高値を更新し上昇していますが、ドル指数は年初来安値を更新していません。
値幅は異なるも、こうした値動きは昨年6~8月のパターンに似ていると林さん。
この時、金相場はラウンドパターン、日本では「なべ底型」と呼ばれるなだらかな弧を描く線形を作りました。
金相場は約1カ月底練りして急進して8月24日に高値をつけて反落。そこから約2カ月また底練りして10月にまた急伸しました。


もし、両相場が今後も同じような形状で相場が進行するなら、
相場は目先一回反落し再度底練りして、2カ月後に再度急伸するという仮説も成り立ちます。

 実は、アストロロジーの大家、サイクル論者のレイモンド・メリマン氏も昨年12月に発売された『フォーキャスト2016』の中で金相場に関して"...おそらく2016年2月に向けて反騰し、そこから3~4月に向けて急落し、そこで17ヶ月、並びに(第2)8.5ヶ月サイクルが同時にボトムを付けるということを意味するのではないか"と書いています。


これはチャートパターンではなくアストロロジー、
天体の動きから導き出された記述ですが、今回の金上昇と相関性が高い
イベントは火星の蠍座入居。金相場は昨年12月から現在まで上昇していますが、
火星は1月3日~3月6日まで蠍座に入居しています。


2004年以降の火星蠍座入居は今回も含め7回発生しているのですが、
期間中5回急上昇し2回が急落しています。
どちらの場合も大きく動くという点では共通しています。
今回の場合は急騰でしたね。

もし今回の上昇も火星蠍座入居の影響であるなら、
今回を除いた4回の上昇は、蠍座入居の終了、即ち蠍座から射手座に
サインチェンジする時間帯前後で軒並み反転下落しているという点に
注意しなければならないと林さん。サインチェンジは3月6日です。
ちょうど2月の米雇用統計の時間帯と重なるため、注意が必要ですね。


しかしながら、NY金相場は2月11日の高値とその翌週に急落した16日の
安値を起点としたトライアングル(三角保合い)を3月3日に上放れており、
保合いレンジである72㌦からテクニカル的に算出される上値目標値は
1,316㌦となることから、このレベルまでの高値はあるかもしれません。

ただ日柄から分析すると上昇相場は終盤に近づいてるのだそうです。
NY金は基本15~21週で一つの節目が出現し、その中で8~11週、
もしくは5~7週ごとに小さな節目が出現すると林さん。


現行相場の起点は12月3日ですから今週で13週目、来週で14週目に入るため、
吹き上げた場合はそこがひとまずの天井となる可能性が高いとか。
小さな節目は12月3日から6週目、そこから5週目につけて、
現在の相場は2月16日の安値から今週2週目で来週が3週目となり、
日柄的に再来週以降は注意が必要です。特に3月15~16日はFOMCですね。


米国時間3月16日に木星と冥王星が120度の関係になるのですが、
この天体位相は昨年10月12日にも発生し、10月15日に金は1,191㌦で
昨年最後の戻りを終え145㌦もの下落となっています。
従って強気の見方も再来週までとなります。

では、この上昇の調整の安値、下落の下値はどのあたりでしょうか?
詳しくはオンデマンド放送で林さんの解説をお聞きくださいね。

高値圏でもみ合いに入った金相場 [大橋ひろこコラム]
2016.03/02 大橋ひろこ 記事URL

ドル建て金現物価格は2月3日に200日移動平均線超えとなると上放れ、8日に1,200ドルを試すまで上値を伸ばした後11日に1,259ドルまで高値がありました。この日はドル円相場が110円台まで下落、リスク回避相場が極まった時と重なりますが、その後、金価格は高値修正局面入りとなるも、押し目底は16日につけた1,191ドルまで。高値圏でのもみ合いにはいっています。

皆さんごきげんいかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はみんかぶ商品調査部門アナリスト森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しについて伺いました。

その後、2月17日から第2上昇波動入り。
2月11日の高値1,259ドル超えとなると、1,300ドルを目指す展開にも
繋がりそうです。2015年、去年までの地合いだと、突発的な上昇があっても
高値を取った後はあっという間に全値を削る下落に見舞われてきた金相場。
今回は、本格大底形成となったような強さです。

森さんは、今後の米金融政策がカギだとして、
まずは今週末の雇用統計に注目だと解説くださいました。
事前予想は失業率が前月と変わらずの4.9%。
非農業部門雇用者数は前月比19万3,000人増で
1月の同15万1,000人増から大幅に増加予想。
労働市場の不況と好況の分岐点の20万人を大幅に超えると
ドル買い意欲が強まる可能性もあり、金にはネガティブ。

さらに3月15,16日に開催予定のFOMC,で利上げは実施されるのか。
見送られたとしても、今後年内利上げの可能性が強まればドル高となるでしょう。
ドルの動向が最も金価格を左右するとみられます。

需給面では金WTFの残高が増加中。
SPDRゴールの現物保有高は786.20トンとなり、
2月1日現在の669.23トンから約17.5%の急増しています。

投機筋も金買いに動いています。
CFTC建玉明細をみると大口投機家の買い越しは2月23日現在、
14万4,978枚まで増加。1月26日現在、5万9,040枚から
約1カ月で約3倍近くまで増加しています。
過去最高レベルの買い越し幅は25万枚程度であり、
まだまだ資金流入余地はあるとみていいでしょう。

プラチナ価格も金上昇に連れ高となって上昇してきましたが、
それでも金とプラチナの価格差は縮小するどころか拡大傾向。
金はマネーとしての側面を買われており、金とプラチナのサヤは
およそ300ドルに拡大したままです。

ここからの金、プラチナ見通しは?!
詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

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