米国の原油生産量が横ばいに,今後どうなる?
2015.03/27 大橋ひろこ 記事URL

 3月第4週、原油価格が動きました。サウジアラビアなど湾岸10か国によるイエメン空爆を嫌気し地政学プレミアムが乗った形での急伸。これは、今後も続くでしょうか。また需給に変化はあるでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日は株式会社セキツウ常務取締役 山内弘史さんにお話を伺いました。

2014年夏、100ドル台で推移していた原油価格は2015年2月に向け43ドル台にまで下落。
半値以下になるというすさまじい下落となりましたが2月に底値を付けて以降
50ドルを挟んでのもみ合いに入っています。
今週に入って、52ドル台にまで上昇する局面がありましたが、この背景には

① 26日、サウジなどスンニ派国10カ国がイエメンへ空爆

地政学上のリスクが嫌気された格好ですが、長期化すればイエメンの原油生産、
輸出への懸念から原油価格が下がりにくい状況となるかもしれません。
今週の原油価格上昇の主因はこの地政学要因でしたが、
それ以外にも注目すべき変化がありました。

② EIA3月25日発表の3月第3週の原油生産量で生産横ばいに

 9,422千㌭/日 前週比3千㌭/日の増加 
内訳は本土48州が8,911㌭/日で横ばい 

在庫は11週連続の増加でしたが、生産増には歯止めが?!
これまで原油価格下落後もほぼ一貫して増産が続いていたため
生産量が「横ばい」となっただけでも
「さしものシェールオイル増産もピークを超えたか!?」
という見方に繋がった、ということが25日の原油価格を押し上げました。

これまでも、ベーカー・ヒューズ社発表の石油稼働リグ数は
減少を続けており、3月20日現在では前週比56基減少の1,069基。
リグ数の減少は15週連続です。うち石油リグは前週比41基減の825基。
昨年の12月5日比では750基減と大きく減ってきたにも関わらず、
これまでは原油生産は伸び続けていました。

稼働リグがこれだけ減少しているのになぜ原油生産量が
減少しないのか。山内さんはその背景を3つのポイントに分けて
解説くださいました。

① 古い垂直掘りのリグの閉鎖
② 非効率生産井の閉鎖
③ 将来を見据えた試掘の域を出ない生産井の閉鎖。

総じて今量産されているシェールプレイへの特化、
選別と集中が行われているということですね。

四大シェールオイルと呼ばれる
バッケン,イーグルフォード,ナイオブララ,パーミアン
この4つで約530万㌭/日の石油(原油+NGL)を生産しています。
また、掘削技術は日進月歩で1リグ当たりの生産性が向上
していることも生産減とならない一因となっています。

多段階式水平坑井と呼ばれる新しい技術で、
これまで垂直に掘られた一つの穴から横に這わせた1本のパイプ
からのみ掘削してきたものが、一つの縦から横に何本ものパイプを
這わせる「多段階式」構造での掘削が可能となっていることも
大きく生産性を向上させました。

また、生産性の向上だけではありません。
原油の販売契約は1年単位であり、契約があるうちは
減産するわけにはいかないという「減産できない事情」もあるそうです。
「少なくとも2015年夏までの契約がある」との分析もあり、
契約上の縛りがあって減産に至らない側面も。

こうした背景から、なかなか生産が減少に転じないのですが、
横ばいになってきた、ということは大きな変化の予兆かも
しれません。

4~5月からのガソリン需要期を控えて、3月中は
製油所のメンテナンス期でもあり、ボトルネック問題から
原油在庫が減りにくい状況にあります。
製油所メンテナンスが終わり、需要期に入ってくれば
在庫増に歯止めがかかるかもしれません。

今後の見通しについて詳しくはオンデマンド放送で
山内さんの解説をお聞きくださいね。 

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5月30日土曜日、東京・よみうり大手町ホールにて開催されます。

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理解・関心を深め、金の様々な魅力を伝えることを目的に開催している
日本で唯一の「金(ゴールド)」の祭典です。

当日は、当番組でもおなじみ"ゴールドのスペシャリスト"
亀井幸一郎さん・池水雄一さんの講演のほか、
落語家・柳家花緑さんによる金にまつわる新作落語の披露など、内容盛りだくさん!
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ドル高是正で原油反騰、この流れは継続するのか [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2015.03/25 大橋ひろこ 記事URL
注目が高かった3月の米FOMCを受けて、それまでのトレンドだったドル高の是正が入っていることから、ドル高に押されて下落が続いていた原油や金市場が戻り基調となっています。FOMCから1週間、売りこまれてきたユーロが買い戻される過程で上昇しているコモディティ市場ですが、これが大底確認となって確り上昇トレンドに入るのか、それとも再びドル買いの流れに回帰すれば、再下落となってしまうのか、見極めが難しいところに入ってきました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之さんに
原油、金市場の見通しを伺いました。

期末から新年度入りというタイミングで、特殊玉も相場をかく乱する時期。
FOMCという大きなイベントを通過し1週間の調整が入ったことで、
ここからの方向が見極めにくくなってきています。

菊川さんは、そもそもの大局の流れに変化はないとしても、
行き過ぎた相場の「日柄調整」に入っている可能性を指摘。

「価格調整」ではなく時間をかけることでエネルギーを溜めこむ
調整のあり方となりそうですが、米ドルが方向感なくレンジ入りと
なれば、コモディティ全般も、買戻しの流れからレンジ相場へと
入ってしまう可能性が大きいということになります。

金融要因からは、時間調整が必要な局面に入ったとみられますが、
コモディティ特有の需給環境はどうでしょうか。

北半球最大の需要期である2月にも原油の在庫が減ることはありませんでした。
毎週発表されるEIA米エネルギー情報局の週間在庫統計は
発表されるたびに過去最大の在庫記録が更新されています。

シェール稼働リグ数は減少しているものの、効率の良い主要リグの
増産が続いていることで、需給はじゃぶじゃぶ。
昨今の原油の反発は、需給によるものではなく、ドル高是正という
金融要因によるモノにすぎません。

44ドル近辺を走っている超長期上昇トレンドのサポートを
まだかろうじて上回った水準にありますが、
ここを切れてくるとテクニカル的には30ドル台示現もあり得ると菊川さん。

今週は25日に再開予定のイランの核開発協議の行方に注目で、
6月の最終合意に向けた話合が行われますが、
妥結の方向となれば、イランへの原油輸出禁止措置が解除され
日量80~100万バレル程度の生産の増加と輸出期待が
原油市場の上値を抑えることとなります。

逆に協議が決裂した場合はイランの核開発が進むと懸念している
イスラエルが波乱の種となりそうだ、と菊川さん。
総選挙では強行はのネタニヤフ陣営が再選されたことで、
これまで材料視されてこなかった中東エリアの地政学リスクが
高まる可能性も出てくるかも?!

原油市場には投機玉の売りポジションが膨らんでおり、
こうしたリスクプレミアムによるショートカバーの懸念を
はらみながらではありますが、
需給からは上値重く推移する流れが続きそうです。

詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説をお聞きくださいね。

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複利運用のすごい効果と落とし穴
2015.03/24 大橋ひろこ 記事URL
3月末まで毎週火曜は小次郎講師による「小次郎講師流~勝敗を分ける投資のポイント」シリーズです。

このシリーズは是非、資料をご覧いただきながらお聞きください。このブログの右側にある「小次郎講師に聞く 勝敗を分ける投資のポイント」という赤いマルがついたバナーをクリックしていただけますと、今シリーズのオンデマンド視聴とそれぞれの回の資料のDLができます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
大人気シリーズ小次郎講師の投資の極意、勝敗を分ける投資のポイント
今回は「複利運用のすごい効果と落とし穴」です。

<単利>

単利は、当初用意した「元本に対してのみ利息がつく」計算方法。
例えば100万円を年利35%で単利運用した場合、
年間では35万円の利息がつ区という考え方ですので、
単利運用では年間35万の利益を上げるということになりますね。

この単利運用で30年パフォーマンスを上げる投資が可能なら、
30年後一体どのくらい資産は増えるでしょうか。

35万×30年+100=1150万円ということになります。

<複利>

複利は、運用期間中に発生する利息を元本に繰り入れて、
それを新しい元本とし再投資して利息がつくという計算です。
利息が元本に加えられ大きくなった金額に対してさらに利息がつく
ということで、利息が利息を生む運用です。

この複利的運用で、先ほどと同様に
100万円を35%のパフォーマンスで30年間運用することが可能なら
30年後に一体どうなっていると思いますか?!

複利的運用が継続できれば 10年後には2,011万円
20年後には4億427万円、そして30年後にはなんと81億2,855万円もの
資産が形成できるのです。

年間35%のパフォーマンスを上げるトレード収益があっても
その35%を口座から引き出してしまって、また最初と同じ元本から
トレードを始めるというスタイルで運用するのが単利的運用。
結果、毎年投資用資金は一定額となってしまうので、
大きく資産が増えるということはありません。

毎年35%の収益を上げるトレード収益があり、それをそのまま
運用資金として残し、その総額に対してさらに35%のトレード成果を
上げられるという運用を30年つづけられれば、30年後には
81億円を超える金額に資産は膨れ上がるということで、
資産を成すには複利運用しかない、わけですが、
小次郎講師は「複利運用の落とし穴」についても解説くださいました。

例えば・・・小次郎講師からの質問です。

100万円を元金にして10年間運用
5年儲かって、5年は損が出た。(5勝5敗)
儲かった年は35%の利益。損した年は30%の損。
10年後に元金はいくらになっていたでしょうか?

勝率は半分でも、パフォーマンスは勝った時の方が大きい。
となると、元本は増えているような気がしますよね。

ところが、この運用では元本は10年後、
なんと75万円に減ってしまうのです。

なぜ・・・?!

複利的運用で夢を描くのもいいですが、これは負けずに必ず
毎年毎年勝ち続けていなければならないということです。

ムラのあるトレードでは資産は増えないのです。
コンスタンとに収益を上げ続けてこその複利運用。

詳しくはオンデマンド放送で小次郎講師の解説をお聞きくださいね。

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ゴールドのベンチマーク、London Gold Fixingに幕 [大橋ひろこコラム]
2015.03/20 大橋ひろこ 記事URL

 

ゴールドのロンドンフィキシングと呼ばれる金の値決めのスタイルが3月19日幕を下ろしました。

今日、3月20日からそれに代わる「LBMA Gold Price electronic system」が今後の世界の金価格のベンチマークとなります。

ロンドン時間のAM10:30とPM3:00に、価格が決められ公表される、という流れ自体は変わらないのですが、これまでと違うのはその過程に価格が決定されるプロセスにICEのシステムが入ります。

何故100年近くもの伝統があったロンドンフィキシングのスタイルからICEのシステムを介在させる新しいプライス公表に切り替える必要があったのか...。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はスタンダードバンク東京支店長 池水雄一さんにお話を伺いました。

背景にはLIBORの不正操作問題が。

池水さんは、ロンドンフィキシングによる金の値決めは
LIBORのように参加銀行の自己申告でのレートセットではなく、
少なくとも日本語でいう「競り」売買であり、
そこでは売買の需要と供給で価格が決まるため
Fixing memberの恣意的なコントロールはなかったと思うとしながらも、
わずか四社のFixing memberを通じてしか取引できないという形態であったため、
世界中からの売り買いの注文がこの4社に集中、この4社は
そのオーダーのすべてを見ることが出きるというメリットがあったことは
事実であり、その意味では新しいシステムに移行し、
誰もが直接システムに注文を入れることができるようになってこそ
フェアな取引と言えるのかもしれないとお話くださいました。

さて、新しい「LMBA GoldPriceelectronic system]は
現在のFixing memberである Barclays, HSBC, Scotia Mocatta、Societe Generalの
4社にUBSなどが加わって6社でのスタートですが、今後は参加者が
どんどん増えていくものと思われます。

今のところ、中国の参加はないようですが、いずれ中国が参加者となると
見られ、関係者の一部には、中国が金価格に及ぼす影響をリスクとして
懸念する向きもあるようです。

Industrial and Commercial Bank of China (ICBC;中国工商銀行)
China Construction Bank(中国建設銀行) の3行は、
ロンドンゴールドマーケットとのかかわりも深く
最初からこの直接参加者となっていてもおかしくない資格を有しており、
参加の意思を表明していることから、中国の参加も時間の問題ではないでしょうか。

また、おそらくメディアで取り上げるのは当番組が初?!となる
得ダネニュース!上海から池水さんのところに入った情報によると、

中国人民銀行と中国関税が共同で、
これまで12銀行にしか許可してなかったゴールドの輸入を、
4月1日から「要件を満たすすべての中国企業」に許可すると発表。

これまでは12銀行に限定されていた金の輸入が宝飾業者や鉱山会社など
要件を満たした企業にも許されることとなるのです。

中国は金の世界一の生産国でありながら、2013年は
世界一の消費国にまで躍り出ましたが、限られた銀行が買っていたわけで
どちらかというと国家による政策的側面が強かったのですが、
今後は商業的に金の輸入が解放されて活発となっていく、
ということで中国もゴールド自由化への舵を大きく切りることで
金のマーケットにも大きな変化があるかもしれません。


詳しくはオンデマンド放送で池水さんの解説をお聞きくださいね。

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2016年4月電力の小売全面自由化に向けて [大橋ひろこコラム]
2015.03/18 大橋ひろこ 記事URL
2016年4月、電力の小売全面自由化が実施されます。この電力小売り自由化を睨み、新たに電力事業へ参入する企業が急増しています。経済産業省への特定規模電気事業者(新電力、PPS)の登録数は、3月11日時点で596社。2年前に9月でようやく100社に達して以降、急増しており、この1年間だけでも400社以上が新規登録しています(1年前の3月11日は160社でした)。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はリム情報開発 電力チームリーダー本間昇さんに
電力小売り自由化についてお話を伺いました。

電力自由化の先進国である欧米の流れをみると、
「発電の自由化」「小売の自由化」「送配電の自由化」という
3つが段階的におこなわれてきましたが、
日本でも1995年に発電事業への新規参入が認められ、
新たに独立系発電事業者(IPP)という区分ができました。

2000年には小売の部分自由化も実施され、
大規模工場や大型商業ビルなど2万ボルト以上を受電、
契約電力が2,000キロワット以上の特別高圧の需要家は
それまでの一般電気事業者以外から電力を購入することが
できるようになり、国内の需要量の約26%が自由化となりました。

その後2004年には契約電力500キロワット以上の高圧需要家に
自由化範囲が拡大し国内の需要量の約40%、
2005年には高圧需要家の全てが対象となる
契約電力50キロワット以上に拡大し、
国内の需要量の約63%が自由化となっています。

2016年4月には、規制対象となっていた一般家庭や、中小商店の
低圧需要家など全ての需要家が電力会社を選択できるようになります。


こうした自由化を前に、新たに電力事業へ参入する動きが加速していますが、
新規参入業者にとって課題となるのが供給力(電源)の確保です。
こうした供給力確保の一環として、卸電力取引所を活用した
取引の拡大が期待されているのです。

日本卸電力取引所(JEPX)は2005年から取引が開始されました。
取引開始当初は取引量は少なかったのですが、2011年3月の
東日本大震災を機に東日本地域で電力不足という事態となったことや、
これまでの電力システムに対する見直しも図られるようになり、
国が主導で卸電力取引所を積極的に活用できる仕組みの
構築を進められてきました。

こうした取り組みを受け、2013年4月には初めて
国内需要量の1%を超える数量が卸電力取引所で取引されました。
猛暑となった2013年8月には10億キロワット時の大台に達しており、
増減はあるものの、一定量が継続的に取引されています。
(日本の毎月の需要量は、春や秋などの不需要期で
750億キロワット時前後、夏や冬の需要期で
850~900億キロワット時程度だそうです)。

卸電力取引所を活用するケースが増えれば、
価格変動に対するヘッジニーズは強まってくることが想定されます。

こうしたことから、先日、経済産業省では電力先物市場の創設に向けた
協議会を開催しています。
上場されることが決まった場合、TOCOM東京商品取引所で
上場することになるようですが、電力取引は事業者向け。
個人投資家が取引するまでのスキームではありません。

北欧などは先物市場が現物市場よりも取引量が大きくなっている
という地域もあるのだそうです。日本の先物市場創設も
こうした海外の成功例をモデルに成功できるといいですね。

例えば数ヵ月間にわたり発電所を計画的に補修で停止する場合、
この期間に卸電力取引所からの調達を計画に入れるとするならば、
先物市場を利用すれば価格を固定化できますので、
リスクヘッジが可能となりますね。

協議会では、電力のピーク時間である13時~16時を対象にした商品や、
平日を対象にした商品など様々な商品の導入を検討しているようだと
本間さんは教えてくださいました。

我々消費者にとってはこの電力自由化により、より安価な電力料金の
事業者を選択することが可能となります。
事業者は、こうした消費者のニーズに応えるべく、
日本卸電力取引所(JEPX)を使って電力の安定供給に努めているのです。

詳しくはオンデマンド放送で本間さんの解説をお聞きくださいね。





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ファンダメンタル分析かチャート分析か [大橋ひろこコラム]
2015.03/17 大橋ひろこ 記事URL
3月末まで毎週火曜は小次郎講師による「小次郎講師流~勝敗を分ける投資のポイント」シリーズです。
このシリーズは是非、資料をご覧いただきながらお聞きください。このブログの右側にある「小次郎講師に聞く 勝敗を分ける投資のポイント」という赤いマルがついたバナーをクリックしていただけますと、今シリーズのオンデマンド視聴とそれぞれの回の資料のDLができます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
大人気シリーズ小次郎講師の投資の極意、勝敗を分ける投資のポイント
今回は「ファンダメンタル分析とチャート分析の使い分け」です。


私がトレーダーの皆さんにインタビューする際も必ず聞きますね。
ファンダメンタル分析はされますか?
チャート分析はどのようなインジケーターを重視しますか?と。

私はどちらも重要だと思っておりますが、中には
ファンダメンタルだけでチャートはみないという方がいらっしゃったり、
全てはチャート分析だけという方がいらっしゃったり、
トレードのスタイルは人それぞれです。

どちらが絶対的に正しいというコツはないのですが、
まず、最初に何から勉強すればいいのでしょうか。
小次郎講師に伺いました。

◆価格は何によって動くのか?

ポジションを取る前に、まずは何を持って価格変動があるのか、
ということを知ることが肝要です。

小次郎講師曰く「価格は行き過ぎる」

もちろん価格を動かす要因は様々ですが、小次郎講師は

主に目先は人気・思惑がボラティティを形成し(10%)
それが成す中局的流れはトレンドを見極めるのが重要で(20%)
大局はファンダメンタル(需要と供給を中心とした材料)が70%を
占めると説かれ、基本的にはファンダメンタルズ分析は重要である
と解説くださいました。

しかしながら、ファンダメンタル分析でもわからない
我々が知りうることが出来ない早耳情報を教えてくれるのが
チャート分析である、と小次郎講師。

ではその長所、短所はどんなところにあるのでしょうか。

◆ファンダメンタルズ分析

需給を中心とした値動き要因(材料)を元に分析する手法。

長所

価格変動の一番大きな要因は
ファンダメンタルズの変化によるもので大局、
軸となるものである。

短所

①われわれの知る材料はほとんど価格に織り込み済みである。
②具体的に買うタイミング、売るタイミングを教えてくれない。
③ルールを作って、それを向上させていくという
トレードスタイルがとれない。

◆チャート分析(=テクニカル分析)

チャートの動きの変化により将来を分析する手法。

長所

① 買うタイミング、売るタイミングを教えてくれるので、
自分でルールを決めさえすればトレード中の迷いがなくなる。
②我々が知りうることが出来ない早耳情報でもチャートは教えてくれる。

短所

① 完璧に将来を予測出来るテクニカル分析はない。
②すべてのテクニカル分析に「騙し」がある。

ということで、小次郎講師にファンダメンタル分析とチャート分析の
長所と短所を伺いましたが、ポイントはその使い分けです。

今回は、小次郎講師が貴重な資料をご用意くださいました。
チャート分析②の
「知り得ることができない値動きもチャートが示唆してくれている」
の具体例として、3.11の時のドル円のチャートにて
チャート分析がいかに重要かを解説くださっています。

詳しくはオンデマンド放送で小次郎講師の解説をお聞きくださいね。








ゴールドについて、楽しみながら学ぼう!
金の魅力を伝え、関心を深めるためのイベント
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金、日経平均、16日からの週サイクル転換の可能性 [大橋ひろこコラム]
2015.03/13 大橋ひろこ 記事URL

ドル高に押され、コメックスのドル建て金価格は下落基調を鮮明にしています。2015年、年が明けてからは大きく反騰し1300ドル大台を回復したのですが、金の反騰は1月中旬までで、再び、昨年の安値トライの展開となってきています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は投資日報社の林知久さんにお話を伺いました。

林さんには、テクニカル、サイクル、アストロロジーの観点から
マーケットを展望いただいていますが、昨年ご出演いただいた際の
「金相場は11月7日の安値1,130.40㌦は目先の底となり反騰、
1250~1350ドルまで上昇の可能性」というシナリオがズバリでした。

この強力な抵抗体である1250~1350ドルを超えられずに再反落中ですが、
林さんは今週~来週(16日の週)に、転換する可能性が高いと解説。
現在のサイクルは昨年の11月7日安値から起算して17週目に当たります。
通常は起点から15~21週でボトム形成するため、この期間に入ってきています。

また、PC(プライマリーサイクル)に内包されるハーフPCは
8~11週でボトム形成するのですが、今週は1月2日から10週目、
来週が11週目ということで、サイクル完了で新たなサイクルが誕生する
ことを示唆しています。つまり、大底かどうかは別としても、
16日からの週に金は反転する可能性が非常に高いというのですが、
面白いのが日経平均とドル建て金の綺麗な逆相関。
日経平均とドル建て金の週足チャートを反転させると
非常によく似た動きになっていることが分かります。

一部には、日本株を買いヘッジとして金を売っているのではないかと
いう指摘もあるようです。日経と金での裁定取引が存在する可能性が
高いということですが、となると、日経平均が下落すると金が反転する
可能性が出てくるという仮説が成り立ちますね。

チャートをよく見ると、日経平均は新高値を更新しているのですが、
金は更新していない「ダイバージェンス」が発生しています。
この場合は金が大下げになるか、日経が下がって
金が反騰するかの2パターンが考えられるといいますが、
投資日報社が発行しているレイモンド・メリマン氏の
MMA日経週報の見解によると、
今週は1月16日の安値16592から起算したPC(13~19週)の8週目。
ハーフPC(7~11週)の天井形成場面。目先が強気でも弱気でも
4月3日までにボトム形成場面が到来するのだそうです。
複数の上値目標値がシンクロしている水準は19,196±307円という
ことで、ここからの日経平均は積極派は短期売り推奨だそう。

となると、ここから2週間が非常に重要です。
日経平均のサイクルトップアウトの可能性と
金のサイクルボトムアウトの可能性が合致。

また、ドルインデックス。今週100の大台達成したことが話題ですが、
昨年7月からドル指数は9カ月連続で上昇しています。
これは林さんが検証した81年12月からのデータで見ても例がないことで、
上昇に過熱感が出ているため、どこかで押し目(陰線)が
出てきておかしくない水準だそう。
これが、今月3月になるのか、4月になるのか。。。
ドル相場からみてもいったんの修正局面が近いというタイミングです。


また3月17日は天王星・冥王星スクエアの最終回。
これはレイモンド・メリマン氏を研究されている方にとっては
非常に重要な天体位相です。
QEに関するステイトメントが発表されたのが
このスクエアの時期と合致しましたが、今回が7回目で最後の
天王星・冥王星のスクエアとなります。
21日の春分点は相場の節目になりやすいこともあり、
ここから先はトレンドの転換に留意したトレードを。

しかし、だからといって金が大底を入れたかどうかについては
林さんは慎重なスタンスでいらっしゃいます。

短期的反騰があったとしても、その後の展開で
11月7日の安値を割り込む展開があればシナリオは弱気転換。
1000ドル割れの可能性が高まる、ということで、
大局の大転換か否かについての判断は時期尚早。

まずは16日からの週のトレンド転換を見極めてから、
ということになります。

詳しくはオンデマンド放送で林さんの解説をお聞きくださいね。

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【TOKYO GOLD FESTIVAL 2015お知らせ】

ゴールドについて、楽しみながら学ぼう!
金の魅力を伝え、関心を深めるためのイベント
「TOKYO GOLD FESTIVAL2015」が、
5月30日土曜日、東京・よみうり大手町ホールにて開催されます。

金現物、金箔、アクセサリーから投資商品まで、
限りなき可能性を持つ「金(ゴールド)」について理解・関心を深め、
金の様々な魅力を伝えることを目的に開催している日本で唯一の
「金(ゴールド)」の祭典です。

当日は、当番組でもおなじみ
"ゴールドのスペシャリスト"亀井幸一郎さん・池水雄一さんの講演のほか、
落語家・柳家花緑さんによる金にまつわる新作落語の披露など、内容盛りだくさん!
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私、大橋ひろこもイベントを盛り上げに参加します!
参加は無料、事前申し込み制です。
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原油価格がコーンやゴム価格の上値も抑える要因に [大橋ひろこコラム]
2015.03/11 大橋ひろこ 記事URL

NY金は先週金曜日3月6日の米国の2月の雇用統計を受けて急落。
今年1/2の安値1167.3ドルを下回って、現在は1150ドル台へと落ちてきています。

2月の米雇用統計が予想以上に強かったことで、早ければ6月にも米国は
利上げに踏み切るのではないかという思惑が広がり、全般ドル高となったことに
押されました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

小針さんは、この金の下落について昨年11月の安値1130.4ドルを
意識する展開に入ってきていると指摘。
この1130.4ドルを下回った場合、2011年からのダウントレンドが継続
していることを意味するシグナルとなるため、更に大きく下落する可能性があり、
以前から一部で予想されていたような1000ドル割れもありうると
お話くださいました。

ドル高ということで、ドル円相場では円安基調にはあるのですが、
TOCOMの円建ての先物価格もドル建て金の下落に押される格好と
なっています。

また、原油価格は下げ止まってはいるものの上値の重い展開が続いています。
北米のシェールオイルの大増産で需給ギャップが拡大していることで
半値以下にまで下落した原油価格ですが、
この原油が半値にまで落ちた水準で膠着していることが
インフレマインドの後退に繋がり、金価格にもマイナスだと小針さん。

金だけではありません。
エタノール需要も大きくなってきたトウモロコシ市況にも影響が
大きいと小針さんは指摘されます。

昨日はUSDAアメリカ農務省から穀物の需給報告が発表され、
トウモロコシの期末在庫が5000Bu下方修正されたことが好感され、
トウモロコシ価格が上昇する局面も見られたのですが、
原油価格が比較的大きな下落に見舞われたことで
一転売り直され、下落しています。

また、合成ゴムには石油が使われることで合成ゴム市場にも
影響が大きい原油価格。合成ゴムが下落すれば天然ゴム価格も連れ安と
なるため、TOCOMのゴム市況においても原油価格は重要です。

ゴム相場は、ゴム生産者を支援するために
タイ政府が1日当り3000トンのペースでの天然ゴム買い付けを
実施していることで昨年10月を底に上昇してきています。

さらに、17日にも60億バーツの追加的な資金拠出を閣議決定し。
価格支援のためのゴム買い介入が継続されることと
なったことを材料に上昇しているのですが、
価格が持ち直したことで、生産者が再びゴム生産を増やしており、
需給が緩んで来ればゴム価格はあまり上がらないとも小針さん。

チャートを見ると綺麗なトレンドラインが形成されており、
この下値サポートラインが支えられるかどうかが焦点。

ゴム価格もまた、原油が再下落となり、これまでの安値を割り込むと
連れ安となるリスクがあることに留意しておかねばなりません。

詳しくはオンデマンド放送で、小針さんの解説をお聞きくださいね。

小次郎講師流トレイリングストップの正しい使い方 [大橋ひろこコラム]
2015.03/10 大橋ひろこ 記事URL

3月末まで毎週火曜は小次郎講師による「小次郎講師流~勝敗を分ける投資のポイント」シリーズです。
このシリーズは是非、資料をご覧いただきながらお聞きください。このブログの右側にある「小次郎講師に聞く 勝敗を分ける投資のポイント」という赤いマルがついたバナーをクリックしていただけますと、今シリーズのオンデマンド視聴とそれぞれの回の資料のDLができます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
大人気シリーズ小次郎講師の投資の極意、勝敗を分ける投資のポイント、
今回のテーマは「トレイリングストップの正しい使い方」です。

トレイリングストップはトレール注文とも呼ばれますが、
逆指値(ロスカット)注文に値幅指定機能を付けた注文方法のことです。

ロスカットラインをどこにおくか、という基本的な考え方は
前回の放送で小次郎講師に教えていただきましたが、
ポジションを取った後、利益となり利益が増えてきた場合、
最初に設定したロスカット注文よりも、高いところに注文を
置き直すことで、ロスカットを利食いに変えることもできます。

このように、値動きによって逆指値価格を引上げたり(引下げたり)
する手法を「トレーリング」と呼ぶのですが、
トレイリングストップは、価格の動きに対して常に一定の値幅で逆指値注文を
置いておくというもので、価格の変動にそって、自動的にロスカットラインを
修正してくれる機能。つまりトレンドの流れについていくことができる
ということですね。

ストップとはいえ、基本的には利を伸ばしながら
利食いのポイントを引き上げてくれるという特徴があるため、
非常に優れた注文設定化と思うのですが、
小次郎講師は弱点もある、と指摘、その使い方を教えてくださいました。

◆トレイリングストップの長所と弱点

メリット

価格上昇に伴ってロスカットラインを切り上げることにより、
リスクが少なくなる。(確実に利食いできる)

デメリット

一時的な押し目でロスカットラインに引っかかってしまう。


確かにそうです。トレンドにうまく乗ることができても
価格が上がってくると、ボラティリティも上がってしまうため
同じようなルールでトレール注文を設定しておくと、
注文がひっかかってしまい利食いは成功できても、
その後のさらなる上昇を取り逃す可能性もありますね。

トレンドは最終局面の方が旨みも大きかったりします。
ここを取り損ねてしまうのは勿体ない・・・。

そこで、小次郎講師に上級者向けの解決策を教えていただきました。


◆解決策

①トレーリングストップをトレンド初動と最終局面で使い分ける。

つまり、ある程度上昇するところまでトレイリングストップを使い
あるところからは使わないということですが、
タートルズの手法では、トレーリングストップは3回まで。
3回トレールストップを引き上げたら、あとはトレンド転換を読むなど
テクニカルや裁量でロスカットラインを決めていきます。



②設定を変える。

価格の上昇幅に対して、トレイリングストップの上昇幅を抑える。
小次郎講師が採用しているのは、この手法。

それまでは100円価格が上昇すれば100円トレーリングストップを
引き上げるというやり方でやっていたとするならば、
100円上がったら50円だけ引き上げる、というように
価格上昇とともに上昇するボラティリティに配慮して
トレイル幅を縮小させます。

詳しくは、是非、小次郎講師が作成した資料をご覧いただき、
オンデマンド放送でご確認くださいね。

下げ止まるも膠着強まる原油相場 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2015.03/06 大橋ひろこ 記事URL

このところのコモディティ市場や金融市場は、強い先行き懸念材料から荒れていた状態が一服して、小康状態を取り戻しています。ギリシャ問題に伴って膨らんでいた欧州発で金融市場が混乱するという懸念や、原油安に伴って世界経済が混乱に陥るという懸念は後退したようですが、原油の下落は止まったのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員の
芥田至知さんにお話を伺いました。

1月にかけて大幅下落した後、2月前半は上昇したものの、
2月半ば以降はもみ合いにはいっており、方向感がなく推移しています。


まず1月半ばにかけ原油相場が大幅に下落した背景には、
① 米国のシェールオイルを中心に原油供給が増加したこと
② 中国や欧州の景気下振れなどに伴って原油需要が鈍化したこと
③ FRBの金融政策変化などを背景としてドル高が進んだこと
④ OPECが需給の調整役としての役割を少なくとも当面放棄
などが上げられます。

① 米国のシェールオイルを中心に原油供給が増加

石油掘削リグの稼働数の減少などから、増産には歯止めが
かかるとの見方が出てきています。
すなわち、米国のシェールオイルの油井の開発にかかる時間は、
従来型の油井の開発にかかる時間よりも短く、
石油掘削リグの稼働数の減少は数カ月程度で
原油生産量に影響を及ぼし、年央あたりから
米国の原油生産量が減少するとの観測につながっているのですが、
実際に原油生産が減少するのかどうか、まだ不透明感が強いのが現状。
足元の原油の供給過剰の状況がどのように展開するのか、
シェールオイルの生産動向を中心に思惑が交錯しやすい状況にあります。


② 中国や欧州の景気下振れなどに伴って原油需要が鈍化

足元では欧州景気に改善の動きがみられるなど、
世界景気の下振れ懸念は後退しています。
もっとも、中国経済は不動産部門の停滞が続くなど
減速感が残っており、雇用を中心に好調を続ける米国でも
足元の経済指標はやや弱めのものがみられるなど、
世界景気の拡大テンポは緩やかにとどまっていると考えられます。


③ FRBの金融政策変化などを背景としてのドル高

FRBによる利上げが見込まれる一方で、欧州中央銀行(ECB)が
量的緩和を導入したのをはじめ、FRB以外の中央銀行は
金融緩和に向かう傾向があり、足元でもドル高が進んでいます。
もっとも、FRBによる利上げについては、その時期については
後ずれするとの観測が出ている状況で、過剰流動性相場は継続する
との安心感も出ています。


⑤ OPEC、需給の調整役としての役割を放棄

当面、原油相場がどのように動こうと、
OPECは減産しないであろうことを市場が織り込んだ状態。
サウジアラビアの石油相は20ドルまで下落しても減産しないと
発言していますが、こうした材料はすでに市場に織り込まれて
ネガティブ要因としては新味がなくなってきています。


センチメントの変化から上記①~④の材料は1月半ば以降、
原油安に繋がらなくなってきています。

① や②はむしろ原油高につながる面もあったと思われると芥田さん。
しかし今後を考えると、①~④とも方向性がはっきりしない状況であり、
当面、原油相場は、一進一退が見込まれると解説くださいました。

詳しくはオンデマンド放送で芥田さんの解説をお聞きくださいね。

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