上海ゴム相場仕手戦の様相に [大橋ひろこコラム]
2015.05/13 大橋ひろこ 記事URL

WTI原油価格は3月18日に42ドル台にまで下落していたのですが、現在は60ドル台で推移。62ドル台まで高値がありましたので2か月弱で20ドルもの上昇です。また、ゴム価格も急騰しています。TOCOMのゴム先物価格は4月9日の194円の安値から5月11日には226円まで急伸。このコモディティの反騰の裏にはなにがあるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

原油やゴムだけではありません。鉄鉱石や石炭、アルミなどコモディティ全般が
反発局面入りとなっている背景には「ドル安」があると小針さん。
11日発表された中国の4月の自動車販売台数は前年同月に比べ
0.5%少ない199万4500台で、実質2年7カ月ぶりのマイナスとなるなど、
このところの中国の景気指標はさえないものばかりですが、
コモディティが上昇しているというのは、需給要因よりも
金融要因によるものが大きいと思われます。

また、原油やゴムには独自の要因も。

4月24日までの週のオクラホマ州クッシング(WTI原油先物の受け渡し地点)の
原油在庫が2014年11月28日以来5カ月ぶりに減少したことや、
同じく4月24日発表されたEIAの在庫も今年に入って初めて
前週比マイナスとなるなど、積みあがる一方だった在庫に変化がみられたこと。

加えて 米国の石油掘削装置(リグ)の稼働数も減少が続き、
原油価格のサポート要因となっています。

ゴールドマンサックスが今年1月に
「原油相場は今年7-12月(下期)に60-80ドルの範囲に落ち着くだろう」と
予想していましたが、まさにこのレンジ内に突入してきた原油。

ここからは?!
オンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

また、TOCOMのゴム先物相場の上昇は上海ゴム相場の急騰がきっかけです。
小針さんによると、上海市場は仕手戦の様相を呈しており、
かなり巨額の資金が流入しているようです。

上海といえば、上海株もバブルの様相を呈し始めており、
何か大きな資金が動いているといった噂も?!

その資金動向についても番組で小針さんにお話伺っています。
是非オンデマンド放送でお聞きください。

*********************

ここで、番組からプレゼントのお知らせ!

5月7日より取引が開始された、「東京ゴールドスポット100」の上場を記念して、
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コモディティ市場の反騰と今後の原油市況 [大橋ひろこコラム]
2015.05/08 大橋ひろこ 記事URL
このところ、原油を中心にコモディティ相場が堅調です。1~3月の間につけた安値に比べると、ブレント原油は5割、WTI原油も4割以上も、亜鉛、鉛、銅などのベースメタルも、ボトムに比べて2割前後上昇してきています。なぜこのタイミングで、コモディティ相場が上昇しているのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至さんに
コモディティ市場の反騰と今後の原油市況についてお話を伺いました。

コモディティ市況の反騰の背景には
① これまでのドル高から一転、ドル安が進んだこと
② 世界景気の先行き不透明感が後退したこと
③ シェールオイルの増産に歯止めがかかってきたこと

上記3点によるところが大きいと芥田さん。
原油以外のコモディティは、原油高が進んだことに
連れ高している面も強いとのことですが、
その原油が大きく反発してきた背景にあるドル安は
3月のFOMC後、米国の利上げが9月以降にずれ込む
との観測が強まったことによるもの。
米国の利上げ時期の憶測が米ドル相場を動かし、それが
コモディティ価格へも波及しているということですね。

また、ギリシャ政府の資金が枯渇するとの懸念は燻っているものの
6月末までにギリシャ政府が緊縮財政路線でEUなどと
合意するとの見通しもなんとか維持されており、
ギリシャのデフォルトリスクについてもマーケットは過度な懸念を
後退させているようです。

中でも、コモディティ上昇のけん引役となっている
原油の上昇の起爆剤となっているので米国の原油生産と在庫の減少。

5月6日に、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週次統計で
原油在庫が17週ぶりに減少したことが原油相場の更なる押し上げ材料になりました。
在庫の増加幅も減少傾向ですが、では需要はどうなのでしょうか。

欧州景気に改善の動きがみられるなど、世界景気の下振れ懸念は後退し、
原油需要の見通しもやや上方修正される動きが出ていることが
プラス材料だと芥田さん。

もっとも、中国経済は不動産部門の停滞が続くなど減速感が残っており、
景気が底堅さを保つ米国でも足元の経済指標は
やや弱めのものがみられるため、当面の世界景気の拡大テンポ、
世界の原油需要の増加ペースは、緩やかにとどまると考えられます。
決して需要が大きく伸び始めているということではないようですが、
5月から米国のドライブシーズンで、季節要因的には需要喚起が
期待できる時期ではあります。

また6月5にはOPEC総会がありますが、原油相場が変動しても、
原油生産量を維持する姿勢は変わらないとみられるほか、
6月中にはイランの核開発協議で6か国との最終合意が
成立するか否かが注目となっていますが、こちらも合意にこぎつけるのは
困難ではないかと見られており、原油相場へのインパクトはそれほど
大きなものにはならないと思われます。

仮に、合意がなされてイランの経済制裁が解除となれば
イラン産原油の輸出が増加することとなるため、
原油が下落するリスクがあるとみる向きもあり、
注目のイベントではありますが、、、。

しかし、やはり根底にあるのはドルの動向。
今後のドル相場の行方、そして原油価格は?
詳しくはオンデマンド放送で芥田さんの解説を
お聞きくださいね。

そうそう、注目の「東京ゴールドスポット100」が5月7日上場、商いも盛り上がり滑り出し上々です!

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膠着のドル円相場、ここからの注目ポイント [大橋ひろこコラム]
2015.05/01 大橋ひろこ 記事URL

GWの谷間5月1日、7年程前まで貴金属の展望解説でマーケットトレンドにレギュラー出演いただいていた石川久美子さんに久しぶりにご出演いただきました!7年ぶりとなるご出演では「外為どっとコム総合研究所 研究員」の石川久美子さんとして、膠着しているドル円相場の行方について展望いただきました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

米1-3月期のGDPを受けての4月FOMC、
30日の日銀の金融政策決定会合など、相場の変動要因が
盛りだくさんのイベントウィーク、日本はGWの谷間ですが、
昨日4月30日は日経平均は今年最大の下げ幅を記録。

今日5月1日は11円高と小幅に下げ止まって反発していますが、
この週末からは長期休暇入りとなるため、
まだまだ予断を許さないといった状況にある株式市場。

一方で、ドル円相場は118.50~120.50円の狭いレンジでの
取引が続いており、日経平均が2万円の乗せようと、
今年最大の下落を記録しようとお構いなしに、このレンジの中で
安定した値動きが続いています。

不思議だったのが、30日は日経平均が大きく下落したにも
かかわらず、ドル円相場は118.50円の最近のレンジ下限を
割り込まなかったばかりか、
欧州時間からNY時間にかけては一転上昇、
119円台後半まで買われたこと。

この日本株が不安定な地合いで、一体誰が買っているのだろう、
と思いの方も多かったかと思いますが、
石川さんは
「4月30日、月末の需給によるドル買いの側面が強かった」
と解説くださいました。なるほど、言われてみれば
カレンダー的には「月末月初」。
特殊玉がいろいろ出るタイミングでしたね。

それでも、ドル円はレンジの中。

一体このレンジはどちらに抜けるのでしょう。

石川さんには、今週の4月のFOMCの声明文のポイントを
じっくり解説いただきました。
イエレン氏は市場に衝撃を与えないように慎重に
市場との対話に努めている印象ですが、
あらゆる可能性を排除しないスタンスですので、
利上げのタイミングがいつになっても不思議はありません。

日米の金融政策の違いがもたらすものは...?

石川さんはGW中にボラティリティが上がるリスクは
排除できないとしても、少しでも安いコストで
ドル買いしたい輸入勢は多く、もし、大きな下落が訪れても
「瞬間」で終わる可能性を指摘。

今年の安値のポイントは118.20~30円にあるようですが、
ここを割りこんで116円台~115円台とオーバーシュートの
円高局面があれば、ここぞとばかりにドル買いのタイミングを
待っていた実需筋が動いて、サポートされるのでは...?!

大きな変動があった場合に
どのようなスタンスでトレードするのか、ということを
常にイメージしておくことが大事だということですね。

詳しくはオンデマンド放送で石川さんの解説をお聞きくださいね。

オイル価格を左右するイベントが多い6月 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2015.04/24 大橋ひろこ 記事URL
4月2日にイランとP5+1との間で枠組み合意が成立したことで原油価格が下落する局面もありましたが、その後合意の内容の解釈の違いで原油価格は反騰しています。
W底を付けた形での原油価格の上昇にトレーダーらは強気だとか。しかし原油在庫は増加する一方で需給面からは強気できる環境ではありません。何故反発しているのか。そしてここからのポイントは?


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルアナリストの藤沢治さんに原油価格の動向と今後の見通しを伺いました。


米国の掘削稼働リグ数の減少(4月17日の954基、前年同期は1,831基)
に反応し、ファンド筋が買い越し残高を2週間連続で増やしています。
ファンドの買い越し幅は25万枚まで増えてきました。
ファンド筋のショートの買戻しと新規買いでWTI原油価格は
4月15日から$55を超えて推移しています。
4月平均では、ブレントは約$60, WTIは$54程度。
3月より、ブレントで$2.50,WTIは$5.50以上がると予想されます。


この先の原油価格の決定要因としては
4月2日に合意が伝えられたイランとP5+1の最終合意が
6月30日期限とされており、種々の憶測、思惑が価格を動かす
可能性が出てきます。
経済制裁を科せられているイランの原油輸出が制裁解除で
市場の需給を緩和させるリスクが懸念されていますが、
藤沢さんは具体的な最終合意には達しない
可能性があるとし、合意によるイラン産原油の市場放出による
価格の急落リスクはあまり大きくないだろうとしたうえで、
イランは制裁解除となれば即日輸出を再開する意向であり、
原油輸出を微増させていることに留意したいとのこと。

また、米国の原油在庫の推移にはやはり反応が大きいと思われます。
第1四半期に比べて第2四半期はの石油需要は、
約日量100万バレル減るので、生産が余り変わらなければ
在庫が増加するリスクがあります。
6月5日のOPEC総会が注目となってきていますが、
減産することはないとみられています。

また、稼働リグの減少でようやく米国の原油生産量が微減の兆候。
これが継続し生産減少していくかどうかに注目です。
原油価格が低迷すれば、採算の合わないシェール層の生産停止は
長期化すると思われますが、また価格が戻れば再開し生産が増える
可能性も出てきます。

しかし、現状では世界的におよそ日量150-200万バレルの
供給過剰となっており、米国の生産減がこれを解消するには
及ばぬ程度とみられます。

また、6月5日のOPEC総会が注目となってきていますが、
減産することはないとみられています。

6月は5日にOPEC総会、30日にイランとP5+1の核開発問題の
最終合意期限が来るため、カレンダー的にオイル関係の注目イベントが
多いのですが、藤沢さんが注目されているのが6月末からのラマダン。

ラマダン中は食事制限があるため、何か事を起こすならラマダンを
避ける傾向が。ラマダン前の紛争激化リスクには留意しておきたい
とのことです。

米国は、5月末よりドライビング・シーズンに入るため
ガソリン需要は伸びます。ガソリンが低価格となっているため
需要増が見込まれており、需要が増えれば原油在庫も減少するため
WTIは底堅く推移するとみられます。

さて、ここからの価格予想は?
番組で伺っています。詳しくはオンデマンド放送で
藤沢さんの解説をお聞きくださいね。

日経平均終値で2万円達成~コモディティ市場は... [大橋ひろこコラム]
2015.04/22 大橋ひろこ 記事URL
日経平均が終値でしっかりと2万円の大台を固めて引けました。上海株は今日も3%近い上昇で08年以来の高値を付けています。2015年4月、ゴールデンウィークを控えて株が堅調推移となる中、コモディティ市場は静かな値動きが続いています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティインテリジェンス代表取締役社長 近藤雅世さんに
原油と金の動向についてお話を伺いました。

バンクオブアメリカメリルリンチが4月15日に発行した
ファンドマネジャー調査では、世界的に株価に割高感が出ており、
ファンドマネジャーは新しい投資先を物色しているようだ、ということで
近藤さんは、そろそろ商品にも資金が回ってくるのではないか、
とお話くださいましたが、確かに米株は高値追いの展開とは
なっておらず、高値圏で神経質に揉みあっていますね。

先週金曜に近藤さんに、ご出演いただいた際には
WTI原油相場は6連騰中で、そろそろ上げ一服でした押し局面入りと
なるというご指摘を頂戴しましたが、ご指摘の通りに
原油相場の上昇の勢いも止まってしまいました。

57ドル台まで上昇していた原油価格は、今日22日は55ドル台半ばまで反落。
その背景には、今夜、毎水曜夜に発表されるEIA週間在庫統計ですが、
昨晩ロイターが予想したところによると在庫が増加するだろう、
というもので、このロイター予想を嫌気した側面もあると近藤さん。

先週は、米国の石油週報で
原油在庫が前週比+360万バレル増加予想、
ガソリン在庫が▲75万バレル減少予想だったのですが、
蓋を開けてみたら原油在庫は129万バレル増と予想の3分の1で、
ガソリン在庫は▲207万バレルと予想の倍以上の減少だったことで
原油が急騰。米国の原油生産量は前週から▲2万バレルと
わずかではありますが、2月初め以来の減少となったことも好感されました。

米国の石油精製設備はすでに定期的なメインテナンスを終わっており、
これからドライブシーズンに向けてガソリン需要が伸びることから
石油精製設備の稼働率はすでに92.3%に上昇しており、
今後原油投入量は増えるものと思われます。

一方で、原油生産のための稼働リグ数は、
1年前に比べて米国は▲843本、約46%減少しており、
カナダはすでに半減しています。
こうした稼働リグの減少は米国の生産量の減少となって現れ、

今夜発表される4月17日までの週報で
どのような数字が現れるかが注目されます。

ただ、世界的にはサウジアラビアの生産量が1000万バレルを
超えて増産しており、これは弱気の要因ですね。

ファンドの建て玉から見ると、4月14日までの週のNY原油の
ファンドのネット買い残は3週連続で増加しています。

また売り残はピークの3月24日の28万枚から21万枚まで減っていますが、
それでも2月依然に比べると10万枚程多く、まだ買い戻しが出る可能性も。

強気と弱気の両面があるのですが、近藤さんは中期的には強気、
しかし、短期的には調整、揉みあい局面となる可能性が高いと
解説くださいました。

また近藤さんには、ギリシャ支援を巡る問題から
金の今後についても展望いただいています。

詳しくはオンデマンド放送で、近藤さんの解説をお聞きくださいね。
原油相場は本格底入れ?!ここからのポイント [大橋ひろこコラム]
2015.04/17 大橋ひろこ 記事URL
原油相場が本格的に底入れしたようです。
週末17日金曜日の原油先物市場でWIT原油価格は56.88ドルの高値をつけています。
今年の2月につけた戻り高値54.24ドルを上回り、
昨年夏からの長期下落トレンドが終了してからの新高値を付けています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はコモディティインテリジェンス代表取締役 近藤雅世さんにお話を伺いました。

1月につけた安値43.58ドルと3月につけた42.03ドルでW底を示現した格好です。
今週発表されたEIA米エネルギー情報局の週間在庫統計で、
米シェールオイル生産がわずかながら減産が続いたことと、
在庫の増加幅が予想より少なかったことが好感されたようです。

テクニカル的にはかなり強い相場に入っており、近藤さんは
70ドル台を目指す展開となっていくだろうとしながらも、
直近では買われすぎの修正が来る可能性も高く、
押し目買いで流れに乗るようアドバイスくださいました。

ではこの強気相場、いつごろまで続くのでしょう。
相場には、テクニカル的に価格目標を達成して一相場終えるケースと、
日柄(時間)をこなして一相場(一サイクル)終えるケースがあります。

価格で見るなら70ドルを目指す流れとなると思われますが、
日柄で見るなら、重要なのが6月末。
ここに向けては注意が必要とのこと。

4月2日、スイスで行われたイランと主要6か国の「核開発阻止」を目指す
協議を終えたジョン・ケリー米国務長官は「記念すべき日」になったと述べ、
ハッサン・イラン大統領は、6月30日の期限までに最終合意をまとめるため、
直ちにその草案作りに入る意向を明らかにしています。

6月30日に、合意がなされればイランはすぐにでも課せられていた
経済制裁の解除を求めており、輸出が禁じられていたイラン産原油も
市場に放出されると思われます。そうなれば、原油価格には
下押し圧力が高まるとみられます。

ただし、この報道があった後に、
米国とイランの当局者は条件をめぐって条件が折り合わずに
対立しているとした報道もあり、6月30日には合意が難しいという
見方も出てきています。合意がいつになるのかは現状では
ハッキリとはわからないのですが、協議の行方、合意がなされるか否かは
原油市場にとっても大きな材料となりますので、
注意して見ておく必要があるでしょう。

また、ギリシャを巡る問題のポイントも近藤さんに伺いました。
現状では、資金は株式市場へと流入する流れが長期的に続いているため、
金価格は冴えない展開が続いているのですが、
ギリシャがもしデフォルトするようなことになれば、
金価格は動くのでしょうか?!
展望を伺っています。

詳しくはオンデマンド放送で近藤さんの解説をお聞きくださいね。


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日本のガソリン輸入が増える時とは?! [大橋ひろこコラム]
2015.04/15 大橋ひろこ 記事URL
ようやく原油安による元売り各社の卸価格の引き下げが店頭価格に反映されはじめ、ガソリン価格も下がってきました。気がつけばゴールデンウィークも迫ってきており、これから行楽シーズンを迎えガソリンの需要期に入りますね。日本は原油やLNGを海外から輸入して国内の製油所にてガソリンなどの石油製品に精製して販売しているのですが、その製品であるガソリンも輸入することがあることはご存じでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はリム情報開発・アジア石油製品チーム編集部長 二川良也さんに
「日本のガソリン輸入について」お話を伺いました。

実は日本は韓国を中心にガソリンを一定数量輸入しています。
その規模は国内販売量の3~4%程度。

製油所の定期修理・トラブルなどで石油会社が供給に
支障をきたしている時などは製品そのものを輸入するのです。
製油所の修理トラブル時だけではありません。

需要期など需要増が見込まれる時にも輸入は増加します。
また、国内の需要が増え、国内価格が上昇し、輸入価格の方が
安くなれば、その時も輸入が増加します。

何故、輸入したほうが安いということが起きるのでしょうか。
石油価格は、需給だけが価格を決めているわけではありません。
アジアの石油製品取引の中心であるシンガポール市場には
様々なプレーヤーが参加していますが、実需筋だけではなく、
多くのトレーダーが取引に参加しています。


金融商品として割安とみれば、買うトレーダーが出てきますし、
高いと見れば売るトレーダーも出てくるわけですが、
輸入採算と国内価格のバランスは、アジアの石油取引の中心である
シンガポール市況に影響されることが多いのだそうです。

国内価格より輸入価格が安くなれば海外から調達したほうがいいですよね。

では、日本は一体どこからガソリンを輸入しているのでしょうか。
実は日本の品質基準はとても厳しく、その基準をクリアできるのは
韓国品くらいなのだそうです。日本のガソリン輸入はほぼ100%
韓国からの輸入です。品質基準が厳しいのは環境に配慮したもので
中国のガソリンは品質が良くないことでPM2.5 などの問題が起こって
いるんですね。中国がエネルギーを使う量は膨大なので、
厳しい品質の製品精製には時間がかかるものと思われます。

また、九州など西日本にとっては地理的にも東日本から転送するより、
韓国から輸入したほうが早く手当てできるというメリットもあります。

これから日本もゴールデンウィークに入ります。
価格が安くなってきたことでガソリン需要の喚起がなされれば
韓国からの輸入も増えるということになるでしょうか。

詳しくはオンデマンド放送で二川さんの解説をお聞きくださいね。

続いて『TOKYO GOLD FESTIVAL 2015』のお知らせです!

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BondProxyの先に~金ETF残高増はトレンドとなるか [投資α情報(大橋ひろこ)]
2015.04/10 大橋ひろこ 記事URL
4月10日、日経平均株価は15年ぶりに2万円の大台にタッチしました。ドイツDAX指数も市場最高値を更新中です。米国の株式市場は、政策金利引き上げの時期を巡る思惑で神経質な値動きながら高値圏水準を保っています。株式市場が堅調となる中で、金価格は再び頭が重くなってきました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんに
お話を伺いました。

金利のつかない金よりも配当利回りの大きい株式が選好される
動きが続いている中で、現在、機関投資家の間で
BondProxy(ボンドプロキシ-)という言葉が流行っているそうです。

プロキシ-が意味するのは「債券代替」

日銀が国債を買い入れる量的緩和政策に舵を切り、
ECBも同様に国債を買う量的緩和策を導入しましたが、
ECBは-2%の債券までを購入するとしたことから、
欧州の債券利回りは軒並み低下しており、
4月8日にはスイス国債10年物の利回りもとうとうマイナスに。

金利を得られない債券は買えない、株を買おう、というのが
このところの大きな流れとなっているということです。

資金は債券から株へ。そして金から株へ。
金利のない時代に入り、配当利回りが見込める株へと
資金が集まっているということですが、
では、債券と金ではどちらに魅力があるでしょう。

3月の雇用統計のネガティブサプライズを受けて、利上げが遠のくとの
思惑からドル安となり、金が買われ直す展開が続いていたのですが、
今週は8日に好評されたFOMC議事録の予想外と言える
ややタカ派的な内容に金が売り直される展開となりました。

しかし、この日、金ETFの最大銘柄である
「SPDRゴールド・シェア」は3トンもの残高増となったのです。
先物市場では金が売られる中、
金ETF市場には資金が流入していた、、、?!

一体どういうことでしょう。

亀井さんは、スイス国債10年物利回りまで(長期債まで)
マイナス入りした状況を受け、欧州系の資金が入ったのではないか、
と指摘。金利を生まない金ETFのデメリットが、
欧州の債券利回り低下で縮小している、という見方ができると
解説くださいました。

今後の金の見通しとして亀井さんが注目されているのは
4月にも資金が尽きるとされるギリシャの債務問題、
そして4/29に発表される米国1-3月期のGDP。

ことによっては金の見直しに繋がるイベントとなるやもしれません。

詳しくはオンデマンド放送で、亀井さんの解説をお聞きくださいね。


ゴールドについて、楽しみながら学ぼう!
金の魅力を伝え、関心を深めるためのイベント
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5月30日土曜日、東京・よみうり大手町ホールにて開催されます。

金現物、金箔、アクセサリーから投資商品まで、限りなき可能性を持つ「金(ゴールド)」について
理解・関心を深め、金の様々な魅力を伝えることを目的に開催している
日本で唯一の「金(ゴールド)」の祭典です。

当日は、当番組でもおなじみ"ゴールドのスペシャリスト"
亀井幸一郎さん・池水雄一さんの講演のほか、
落語家・柳家花緑さんによる金にまつわる新作落語の披露など、内容盛りだくさん!
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ピークゴールド説~金の買い場は何月?! [大橋ひろこコラム]
2015.04/08 大橋ひろこ 記事URL

「ピークゴールド」説をご存知でしょうか。ピークオイル説なら聞いたことがある、という方は多いでしょう。オイルショックの時代から繰り返し蒸し返されては原油価格が上昇する材料となってきましたが、米国のシェール革命によって原油が枯渇するという話は聞かれなくなりました。ではピークゴールド説とは?!

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにゴールドについてお話を伺いました。

金はプラチナやパラジウムと違って、比較的世界中から採掘できるのですが、
近年は新しい金鉱脈が発見されることはありません。
実は、新たな金鉱脈発見のピークは20年も前の1995年。
その後は右肩下がりです。

一方で、金の生産は右肩上がり。
2000年以降は金価格の上昇に伴って、金鉱山会社は設備投資をして、
金の生産を増やしてきました。

金価格は2011年までの10年で5倍にもなったのです。
このため、鉱山からの供給量は昨年3114トンと過去最高に達し、
約1270億ドル(約15兆1800億円)相当となりました。

そして今年、2015年の金生産は過去最高になるとみられています。

背景にあるのは、金価格の下落です。

金価格下落によりロシアや南アフリカ共和国、北米の大手鉱山会社は
赤字に陥り、鉱山投資を3年間で半減せざるを得ない状況です。

今年の金生産は過去最高に達する可能性が高いものの、
生産の伸びは少なくとも6年ぶりの低水準となる見通しで
来年は1%減少するとの予想も。

一方、主要輸入国である中国とインドでは需要が伸び続けています。

鉱山からの供給が縮小すれば現物市場の需給が引き締まるするとみられ、
また、米国が実際に利上げに踏み切れば、インフレ期待から
金は上昇に転じる可能性が大きいと小針さんは解説くださいました。

しかし、足元では、米国の利上げの時期を巡って金市場も神経質な展開。
3月の雇用統計の数字を受けて、利上げ時期が遅れるとの見方から
金価格は反騰局面入りとなっていましたが、
実際に利上げが実施されるまでは、利上げの時期を巡って
頭が重い状況は続きそうです。

利上げが実施されたことでの「あく抜け」で金もようやく大底確認と
なるのでしょうか。現在のところ、大底を付けたという実感はまだ
ありませんね。

ピークゴールド説からみれば、現在の水準は安値圏にあるかと
思われますが、トレード戦略として、金の買い場はいつごろと
なるのか、小針さんに伺うと、「Bay in June」だそう!

図は「NY金の過去20年間の月別平均」

金の年間最高値をつけるのが「1月」
年間最安値をつけるのが「6月」となっています。

ドル建て金価格には「年初高の夏安のパターン」が存在し、
夏に底入れすると9月までは再び上昇する確率が高くなることが
わかります。総括的に、年初安の年後半高となるのは
インドの金購買やクリスマス需要などで
年の後半に金地金の需要が高まることが背景にあると考えられると
小針さん。

となると、今年も6月の安値がねらい目でしょうか?
もし、米国が粛々と金融政策を正常化に向けて動くとするならば
早ければ6月の利上げ実施の可能性もゼロではありませんね。

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

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サウジの誤算と原油価格のNew Normal [大橋ひろこコラム]
2015.04/03 大橋ひろこ 記事URL

WTI価格は、50ドル前後で下げ止まる気配を見せていますが、世界的な原油の供給過剰が解消されたわけではなく、上値は限定的となっています。価格が戻らぬ背景には「サウジアラビアの誤算」があったとも見られますが、この先、原油の「新常態New Normal)」価格は何ドルなのでしょう。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
資源・食糧問題研究所の柴田明夫さんにお話を伺いました。

WTI価格は、50ドル前後で下げ止まる気配を見せています。
しかし世界的な原油の供給過剰が解消されたわけではなく、
上値は限定的となっています。

OPECの2月の原油生産量は目標の3,000万バレルを超えており、
OECD(経済協力開発機構 34カ国)の原油商業在庫は
2013年の25.67億バレル⇒2014年末27.78億バレルへと
2億バレル以上増加しています。
その他に戦略石油備蓄が15億7,800万バレル存在している、という
状況にあって、在庫増加が止まりません。

EIA(米エネルギー情報局)発表の2月27日時点の
米国の原油在庫は4.44億バレルで、統計を取り始めた
1982年以降の最高水準を8週連続で更新中です。
背景には、やはりシェールオイルの増産が大きく影響しています。

◇サウジアラビア:サルマン国王の誤算とは

① 米国での石油増産が長期化


増産の大半はシェールオイル。
確かに、米国でのリグ(掘削装置)稼働数は、

昨年11月の1,925から減少を始め、2月末986へ急減
しているのですが、老朽油井の稼働停止によるところが
大きく実質的な減産にはつながっていません。
シェールオイルの生産性が急速に高まっているのです。

多くの鉱区では初期投資コストを回収するために
増産せざるを得ないという事情などがあるのです。
テキサス州東部のイーグルフォード地域では、
1掘削リグ当たりの生産量が2007年から2014年までに
約10倍に拡大したとの指摘もあるそうです。

② スンニ派のサウジにとってもう1つの誤算は、
中東地域におけるシーア派イランの影響力の強まり。

欧米との核開発問題協議が大枠合意され、6月の最終合意に
向け具体的詰めの段階にはいってきました。
イランに対する経済制裁緩和を警戒するのはサウジアラビアです。
IS(イスラム国)により制圧されたイラク北部の主要都市
ティクリート奪還に向けた動きの中で、イラク政府軍を
支援しているのはイランのシーア派革命防衛隊です。
シリアのアサド政権やイエメンのイスラム教シーア派の
武装組織「フーシ」を支援しているのもイラン。

原油55ドル前後で推移すれば、2015年のサウジの歳入から
890億ドルが失われるとの試算されています。
今年1月23日、アブドラ国王の死去に伴い新国王に
即位したサルマンにとって、予算の50%を占める
社会保障給付や公務員給与の削減を行い、
国民の不満を買うわけにはいきません。

力を付けてきたイラクやイランが結束して、
6月5日に予定されている次会OPEC総会では
大幅減産を求めてくると予想されますが、
しかし、実のところは減産で油価上昇への衝動に
駆られているのはサウジかも知れない、
と柴田さんは解説くださいました。

では、ここから。
原油の「新常態(New Normal)」を何ドルとみるか。

2つの見方があると柴田さん。


① 75~80ドル。
・新規のシェールオイルに投資する際の
限界生産コストに相当。
・サウジアラビアが、市場が安定化するために
長期的に望ましいと考えている価格レベル。

② 100ドル前後。
・石油需要が長期的に拡大していく中、
シェールオイルなど非在来型原油以外に、
在来型原油資源の開発が難しくなっています。
「液体で濃縮され、生産しやすい場所にある
安い石油資源」は見つからなくなっている中で、
再生可能エネルギーの開発などが進められるには
原油価格が高いことが前提となってきます。
需要が減少する一方というなら別ですが、
緩やかに需要は拡大しています。
在来型の原油資源が限られていることが、
原油価格が再度100ドル台近辺に戻るという
見方の背景にあるようですが、さて?

詳しくはオンデマンド放送で柴田さんの解説を
お聞きくださいね。

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