利上げ後上昇したゴールド、なかなか金と鞘縮小とならない白金 [大橋ひろこコラム]
2017.03/23 大橋ひろこ 記事URL

ゴールドが下値固く推移しています。3月のFOMCで市場の予想通り利上げが実施されましたが、材料出尽くしでドルが軟化、ゴールドが反転上昇を開始しています。
足元では、医療保険改革オバマケアの改廃法案に絡み、修正された新しいヘルスケアプランが23日の下院での審議が通らないのではないか、という懸念から株式市場が大きく下落してきたことで、一段高となっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はみんこも商品調査部門アナリスト森成俊さんにお話を伺いました。

テクニカル的には200日移動平均線(1,259ドル)が目前に迫るところまで上昇してきた金。
森さんは200日移動平均線超えなら1,300ドル目指す展開と指摘。


ポイントは米トランプ政権の動向と金融政策。
史上最高値の更新が続いたニューヨークダウは3月に入り調整局面入り。
21日は200ドルを超える下げとなりトランプラリー以降最大の下落を示現しました。
ダウが20,500ドル割れとなると、金への資金逃避が続き1,300ドルに向け上昇シナリオが強まる可能性も。


ただしETFの金現物保有高は今月22日現在、1,172.08トンで先月末の1,178.85トンから微減。
年初の1,159.85トンからは1.1%の増加していますが、勢いはありません。

ファンド勢のポジションは今月14日現在、10万6,038枚買い越しで、
2月28日の16万3,798枚から2週間で6万枚近く減少しています。
15日以降は増加に転じていますが、買い越しは12~13万枚台で増加の余地は十分にあります。

ドル建ての金価格は堅調も東京金先物価格は、為替の影響が上値を抑えています。
2月上旬から3月初旬にかけ上昇基調となり、今月2日に約1年ぶりの高値4,553円まで上昇しましたが
3日から急落となり、15日には4,403円まで下落。ドル円相場が110円までの円高となったことが影響しています。

プラチナと鞘関係はどうでしょう。
金とプラチナ価格の逆転現象が長期化の様相を呈していますね。
2017年のプラチナ供給過剰予想やドル高、南アランド安が弱材料となっていたプラチナ市場。
年明けから金の上昇に支援され反発しています。
2月27日には昨年9月27日以来の高値となる1,044ドルまで上昇しましたが、
3月に入りドル高か軟化し9日に931ドルまで下落、その後、下値を切り上げているのですが
974ドルで戻り一杯の相場。金とのサヤは280ドル以上に拡大してしまいました。

ここからの展望は?!

詳しくは森さんの解説をお聞きくださいね。
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TOCOMは、本日3月21日に新商品「プラチナスポット」を上場いたしました。

上場初日、プラチナスポットは出来高が21,606枚と、
ゴールドスポット上場時を上回る好調な発進となりました!!

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原油が先行していた?原油下落の背景と今後 [大橋ひろこコラム]
2017.03/22 大橋ひろこ 記事URL

21日㈫NYダウは4日続落で、下げ幅は237ドルとトランプラリー以降で最大。ドル円相場は111円台へと円高進行、日経平均は414円もの下落となった22日水曜日。米議会で医療制度改革法案(オバマケア)の代替法案が議会の承認を得られるかどうか不透明となっていることを材料視、トランプ政権や共和党の指導力への疑念が高まっがことが背景にあったと指摘されています。また、3月のFOMCでは予想通りの利上げが実施されましたがFOMCメンバーの利上げ見通しが高まらず、米国の長期金利は低下し、ドル売りが加速しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング芥田至知さんに
原油市場の動向と今後の見通しを伺いました。



ドル安であれば、国際コモディティ高、、、のはずですが、ゴールドが教科書通り
上昇する反面、原油は下落を続けています。逆に、原油の下落は3月10日前後から
始まっており、マーケットの変調は原油市場が先行していた、と素直に見れば
今回の波乱の前にいち早くリスク回避に動けたかもしれません。。。



WTI原油は11月のOPEC総会での減産合意以降50ドル台でのレンジ相場が
続いていましたが、とうとう50ドルの大台を割り込みレンジを下方ブレイク。
原油下落の背景には何があったのでしょうか。



<3月の下落①・・・原油在庫の増加>

8日、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週次石油統計で、
原油在庫が前週比820万バレルの大幅増加を示しました。
9週連続して増加したことや史上最高水準の更新が続いたことが嫌気されました。
9日、エネルギー業界の会合で、米シェール業者がシェールオイルの増産に
意欲を示したことも、原油の供給過剰への懸念を強める材料となっています。



<3月の下落②・・・石油掘削リグの増加>

10日には、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米石油掘削リグの
稼働数が増加を続けたことも下押し材料。


<3月の下落③・・・サウジ増産?>

 14日、石油輸出国機構(OPEC)の月報で2月のサウジアラビアの原油生産量が
増加したと示されたことを受けて、原油先物市場は7営業日連続の下落となりましした。
OPECの月報、二次情報源に基づく数値では、サウジの2月の産油量は
979.7万バレルに減少したものの、同国の自己申告ベースの数値では
1001.1万バレルに増加していたのです。
サウジ当局は、両者の相違を「在庫調整など操業上の要因によるもの」
と説明していますが、市場では、自国の大幅減産にも関わらず、
原油在庫がなかなか減少しない状況にしびれを切らして
市場シェアを確保する動きに出たのではないか、
という懸念につながったようです。


今後の原油価格動向のポイントとなる材料は?!

5月25日にはOPEC総会があります。

芥田さんに伺いました。詳しくはオンデマンド放送で芥田さんの解説を
お聞きくださいね。


小次郎講師トレードラジオ講座『大循環MACD』 [火曜・『小次郎講師のトレードラジオ講座』第3期]
2017.03/21 大橋ひろこ 記事URL

毎週火曜の小次郎講師のトレードラジオ講座。トコムスクエアにて公開生放送終了後、ミニセミナーでより詳しい解説を行っています。たくさんの受講生が毎週、トコムスクエアにご来場くださっています。投資をより深く学びたい方は、是非お気軽にトコムスクエアまでお越しくださいね。もちろん、公開生放送揉みにセミナーも無料です。

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皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はLesson14大循環MACD」。

こちらのチャートの下段に表示させているのが大循環MACDです。
一見、普通のMACDと同じような形にも見えますが、これ、成り立ちが全く違うんです。

この大循環MACDは小次郎講師のオリジナル開発のインジケーター。
全てが「MACDライン」によって形成されています。
使用されているのがMACD1・MACD2・MACD3の3本のMACD

※通常のMACDはシグナル、ヒストグラム、MACDで形成されていますね。

小次郎講師オリジナル「大循環MACD」は
3本のEMAがもととなっています。

短期、中期、長期のトレンドの方向性と勢いを計測、
並び順(ステージ)で現在の状態を計測しトレードの準備をするのですが、
大きなトレンドだけでなく、小さな波もトレードするために
敏感に反応するMACDを使用するのですが、
MACD1から順にそのシグナル、兆候が表れます。

そこで、試し玉、早仕掛け、本仕掛けとポジションを取るのですが、、、
詳しくはぜひオンデマンド放送で小次郎講師の解説をおききください。

また大循環MACDは、どんどん取引業者さんのトレードツールに採用されています。
もっとよく知りたいという方は小次郎講師のHPから詳細を是非。

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TOCOMは、本日3月21日に新商品「プラチナスポット」を上場いたしました。

本日上場のプラチナスポットは出来高が21,606枚と、ゴールドスポット上場時を上回る好調な発進となりました。

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利上げきっかけに上昇に転じたゴールド、ここから [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2017.03/16 大橋ひろこ 記事URL

暴落説まで飛び交った3月15日。オランダ選挙にFOMCトランプ大統領の予算教書など様々なイベントが重なることから警戒が強まっていましたが、ゴールドは利上げ織り込みとその先の金利引き上げのペースアップの思惑などから軟調地合いが続いていました。市場の大方の予想通り、15日の3月のFOMCで0.25ベーシスの利上げが実施されると、ゴールドは反転、ドル建て金価格は1200ドル近辺をウロウロする展開でしたが、FOMC後に一転上昇に転じ1220ドル台へと駆け上がりました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融・貴金属アナリスト亀井幸一郎氏をお迎えしゴールド市場の値動きと
今後のポイントを伺いました。

亀井さんは、FRBは上げられるときに上げておきたいという想いが強くも、
2月中は市場が利上げに懐疑的。3月利上げを全く織り込んでいなかったことから
3月利上げをマーケットに織り込ませようとFOMCボードメンバーらのタカ派発言が
相次ぎました。2月28日ダラス連銀カプラン総裁の
「インフレ対応で後手に回らないよう、近い将来に利上げする必要があるだろう」
との発言を皮切りに、ダドリーNY連銀総裁、ウィリアムズ総裁、ブレイナード理事に
フィッシャーFRB副議長、イエレン議長とFOMCボードメンバーらによるタカ派発言が
3月利上げが確実というセンチメントを醸成しただけでなく、
その後の利上げのペースも年3回ではなく4回になるのではないか、と
前のめりに動いたことが、ゴールドの下落につながっていたと亀井さん。

実際には、金融引き締めに積極的にタカ派の姿勢が強まったという内容ではなく
経済見通しや金利の見通しが昨年12月時点からほとんど変わっておらず、
前のめりに上昇していた米国債利回りが低下するとドルが下落。
ゴールド市場ではショートカバーが大きく入った格好で
ゴールドが急反転となったのです。

ここから市場の目は欧州と米国発の政治リスクに移ることで
ゴールドは下値固く推移しそうです。

オランダ選挙に波乱はありませんでしたが
焦点は4、5月のフランスの大統領選挙。5月には国民議会選挙があります。
昨年の英国に続きEU離脱派が勝利する可能性もゼロではありません。

こうした欧州の政治問題がマーケットの不安要因としてゴールドを支えると
考えられるほか、ECBはいよいよ追加の緩和ではなく出口を模索し始めたとの
スタンスの変化がユーロの上昇をもたらしており、相対的にドルが下落すれば
これもゴールドの下支え要因となってきますね。

また、2016年は静かだった実需、インドが動きそうです。
昨年突然に発表されたインドルピーの高額紙幣の使用禁止でキャッシュ不足に
陥ったインドは、秋の婚礼シーズン期に婚礼が見送られるケースが多く発生しました。
次の婚礼シーズン期は4~5月。ここで先送りされた婚礼需要が増すことが予想され、
この時にゴールドの需要が高まるとの期待もあるようです。

4~5月に向けてゴールド相場が大きな山を描くかもしれません。

詳しくはオンデマンド放送で亀井さんの解説をお聞きくださいね。

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門倉貴史氏に聞く~2017年世界経済のリスク [大橋ひろこコラム]
2017.03/15 大橋ひろこ 記事URL

今年は世界経済のリスク要因が3つ。米利上げがマーケットに及ぼす影響。欧州の政治イベントリスク。そして不透明な中国経済。どれかひとつでもリスクが現実となれば、マーケットには大きな影響が出るとみられますが、その時日本市場は?!そしてリスク回避にはどのような資産分散が必要でしょうか。

皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はエコノミスト、BRICs経済研究所代表 門倉貴史さんに
「世界経済の行方と投資戦略」をテーマにお話いただきました。

門倉さんのマーケット・トレンドへの出演は実に6年ぶり。
最後のご出演が2011年3月でしたので、その後程なくしての政権交代とアベノミクス、
そしてトランプ新政権誕生と激動の世界経済について
門倉さんはどのようにご覧になっているのでしょう。

門倉さんが指摘する3つの2017年世界経済のリスク要因とは...。

①米国の利上げが世界のマーケットに及ぼす影響。

米国景気は相当回復しており2017年は複数回の利上げが見込まれています。
米経済の足腰はしっかりしているので、利上げによって米国経済が
変調をきたすということはないと思われますが、、、、
新興国のマーケットに深刻な影響が及ぶ可能性があると門倉さん。

米国内金利が上がると、海外の投資マーケットから米投資資金が
引き揚げられる動きが加速。新興国から資金が引き揚げられると、
通貨の売り圧力が強まり、一部の国は通貨危機に陥る危険性が。
通貨危機といえば、97年のアジア通貨危機を連想しますが、
あの当時暴落した通貨バーツ、タイは現状外貨準備高が潤沢であり
それ程の懸念はなさそうと門倉さんは指摘されます。。
現状ASEANで通貨危機が発生するとすれば、マレーシアだそうです。
というのも外貨準備高の減少が大きいため、介入による通貨安防衛が
困難な状況に陥るリスクが。

またトランプ大統領の経済政策もマーケットのかく乱要因です。
特にに為替レート。拡張的な財政政策にマーケットの注目が集まり、
ドルが積極的に買われてドル高・円安の流れになっていますが、
足元では「アメリカ・ファースト」を掲げ、
国内産業を保護する方針からドル安を志向してくるのではないかとの懸念が浮上。
トレンドがドル安・円高の流れに変わる可能性も。

②欧州の政治イベントのリスク

昨年6月のブレグジットに続いてEUから離脱する国が出るでしょうか。
2017年は欧州の選挙が相次ぎます。もしポピュリズムが台頭し
EU離脱ドミノが発生すればEU存続が難しくなり、
欧州発の世界同時不況になる可能性も否定できません。
現状で最も懸念されているのがフランス。
4~6月の大統領選・議会選挙で、EU離脱を表明する国民戦線が
与党になれば、EU離脱の現実味が増してきます。

③中国経済リスク

中国景気が減速傾向ですが、今後1~2年の短期で減速を通り越して
失速してしまうのではないかとの懸念も出はじめています。
失速の場合、経済成長率が+5%を切る可能性も否定できず。
昨今、中国経済のプレゼンスが高まっている現状を踏まえると、
中国経済が失速すれば、中国初の世界不況に陥る可能性があります。
ただし、門倉さんは中国経済が失速するという最悪のシナリオは
十分に回避できるとお話くださいました。

では、こうしたリスクが一つでも顕著となった時、日本経済へは
どのように波及するでしょうか。そしてどのような資産分散が必要でしょう。

門倉さんは、日本は相対的に投資リスクが小さいとみられ、
世界の投資マネーが日本市場に流入しやすい環境になるのではと指摘。
また、先行き不透明感が強いことから投資家はリスク回避の姿勢を強めており、
究極の安全資産といわれる金に投資マネーを振り向けるようになっていることを
解説くださいました。

詳しくはオンデマンド放送で、門倉さんの解説をお聞きくださいね。

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小次郎講師のトレードラジオ講座~大循環MACD基礎編 [火曜・『小次郎講師のトレードラジオ講座』第3期]
2017.03/14 大橋ひろこ 記事URL
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テキストは有料ですが、内容充実、大変お得なラジオ講座資料です。
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皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はLesson13「大循環MACD基礎編」。

大循環、、、というと、小次郎講師オリジナルインジケーター
「移動平均線大循環分析」がありますね。

これは3本の移動平均線を使って、大きなトレンドをとらえてトレードする手法。
では大循環MACDは?!

移動平均線大循環分析は大きなトレンドに乗り、利を伸ばすことを目的と
していますが、その中で発生する小さな波は無視します。
ポジションを持つ期間が長期化するだけでなくトレードの機会はそう多くありません。

大循環MACDは、大きなトレンドの中に発生する小さな波のトレンドも捉えるという
上級者向けのインジケーター。

3本のMACDラインを使用します。

MACDは、MACDラインと、シグナルと、ヒストグラムの3つの総称でもありますが、
その中のMACDのみを使います、ただし、3本表示させます。

MACD1

短期移動平均線と中期移動平均線によるMACD
短期線と中期線のクロスを先読み
ステージ1からステージ2、ステージ4からステージ5の変化を先読み

MACD2

短期移動平均線と長期移動平均線によるMACD
短期線と長期線のクロスを先読み
ステージ2からステージ3、ステージ5からステージ6の変化を先読み

MACD3

中期移動平均線と長期移動平均線によるMACD(別名帯MACD)
中期線と長期線のクロスを先読み
ステージ3からステージ4、ステージ6からステージ1の変化を先読み

小次郎講師は、MACDの傾きが重要だと解説くださいました。
MACD1が最も早くトレンドの変化を教えてくれます。
次にMACD2トレンドの始まりを確認、
MACD3で安定したトレンドを確認することができます。

MACDというのは、2つの移動平均線の幅を表示するもの。
ゼロのラインを下から突き抜ける瞬間がゴールデンクロス
上から突き抜ける瞬間がデッドクロスです。

3本のMACDの傾き、ゴールデンクロス、デッドクロスが
どのように「大循環」していくのか。

詳しくはオンデマンド放送で小次郎講師の解説をお聞きくださいね。

私は自宅に帰って早速、3本のMACDを設定して表示させてみました。
これは使えそうです!

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ゴールドより安いプラチナ、その背景と今後 [大橋ひろこコラム]
2017.03/09 大橋ひろこ 記事URL

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
いよいよ来週21日にはTOCOMに「プラチナスポット」が上場します。決済期限のないレバレッジ取引でプラチナを取引できるようになるのです。まさにFXのような取引の仕組みですが、ではプラチナの取引の妙味は?!今回のマーケット・トレンドは番組終了後にトコムスクエアにご来場の皆さまと特別番組収録の特別企画です。通常生放送はICBCスタンダードバンク東京支店長池水雄一氏にプラチナの価格推移とゴールドとのスプレッドについてお話を伺いました。

2008年3月につけた2300ドルがプラチナの歴史的高値。
年初に南アが電力危機に陥ったことが背景。
南アはBRICSと呼ばれた新興国の一角として、
電力需要が急拡大していましたが、供給体制がそれに追いつかず、工場や個人に対しての電力供給を一律に縮小せざるを得ないという事態に。
鉱山会社は、鉱山の換気や空調、地下深くからの排水など
鉱山労働者の人命にかかわるライフラインを電力に頼っています。
電力カットにより使えなくなることで、
いくつかのプラチナ鉱山の生産が止まりプラチナが急騰したのです。
ところが、急騰の後にはそれを上回る暴落が待っていました。
10月、高値の2300ドルから1500ドル以上もの下落に見舞われ744ドルまで一気に急落したのです。

何故プラチナは急落したのでしょう。

2008年10月と言えば、、、そうです。リーマンショックですね。
アメリカの大手自動車会社が、南アの電力危機でPGMを買い漁ったことで、
相場が急騰するのですが、リーマンショックにより、今度はアメリカのビッグ3
(三大自動車メーカーであるGM、フォード、クライスラー)が破綻の危機に追い込まれました。
このとき、彼らが持っていた最も流動性のある資産がPGMだったのです。
彼らはキャッシュを得るために在庫として持っていたプラチナ、パラジウム、
そしてロジウムをマーケットで売りまくりました。
それによりロジウムはなんと1万ドルから1000ドルを割るまで下落しています。
2008年はプラチナにとっては歴史上最大の動きとなりましたが、
それを演出したのは最大の需要家である自動車会社だったのです。

その後、800ドルから1900ドルでのレンジの動きが続き、
現在は950ドルくらいですね。過去10年の平均値は1386ドルとなっています。

この価格は果たして適正なのでしょうか?!
というのは、現在のプラチナ価格はゴールド価格より安いのです。

過去10年間平均では、プラチナがゴールドに対してプレミアム、
つまりプラチナの方がゴールドよりも高く、その値差(スプレッド)は
約166ドル/オンス。しかし現在は約230ドル(約843円/グラム)、
逆にゴールドがプラチナに対してプレミアムとなっており、
ゴールドのほうが、200ドル以上、
円建てで800円以上、プラチナよりも高くなっているのです。

平均のスプレッドが166ドルのプラチナのプレミアムであることを考えると
現在の状況は、396ドル(約1450円)もプラチナ安ということになります。
常にゴールドよりも高かったプラチナが、もう2年以上もゴールドよりも
やすい状況が続いているのです。

その理由は?!
池水さんは、現在のマーケットを動かしているのは「投資」であって
「実需」ではないと指摘。投資対象としてプラチナは
ゴールドにはるかに及びません。投資家は将来に不安があるとき、
ゴールドを買ってもプラチナは買わないのです。

プラチナの需要に締める投資需要は7%に過ぎませんが、
ゴールドの場合は27%もあります。

また一部投資需要ともいえる宝飾需要もゴールド52%に対して、
プラチナは32%に過ぎません。
ゴールドの最大の需要は宝飾分野であるのに対して、
プラチナのそれは自動車触媒であり、
その他を含むと産業用需要は61%にもなります。

その商品特性と、現在の環境、そして今後もこの状態が続くのか?!
詳しく池水さんに伺っています。
オンデマンド放送を是非お聞きくださいね。

膠着の原油相場、ここからのポイント [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2017.03/08 大橋ひろこ 記事URL

WTI原油価格は50ドル台で膠着の様相。2016年のOPECの減産合意で50ドル大台に乗せてからというものほとんど動いていません。1月からの減産実施の遵守率が高く,非OPECのロシアでさえ60%もの減産に動いていることを評価しているとの指摘もありますが、下値を支える効果にはなっていても、ここからの一段高には更なる材料が必要なのかもしれません。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエネルギーアナリスト大場紀章さんに原油、プラチナについてお話を伺いました。

原油価格が上昇してくると米国のシェール生産が増えるとの指摘もあり、
実際に掘削リグ稼働数は増加トレンドに入っていますが、
米国の1~2月のシェール生産はほとんど横ばい~微増。

米国在庫は増加していますが、輸入が増加していることや
シェールではない従来型の原油生産が伸びていることが背景。
まだ現段階では、原油価格が50ドル台に戻ったことでのシェールオイル生産増はありません。

ただし、DUC(Drilled Uncompleted)と呼ばれる米国の待機井戸数が
(掘削済み井戸のことで、現状では生産していないもののいつでも生産できる状態)
増えてきており、いつでも増産体制にあることには留意しておきたいのですが。

トランプ新政権は、環境規制を取り払い、米連邦政府所有土地の原油生産再開を
掲げていますので、これがいつ実現するのか、という点にも注目ですが
トランプ政権には多くのエネルギー関係者が入閣しており、
エネルギー価格を安易に下落させてしまうなやり方はしないと思われます。


ひと昔前は、原油価格が安いほうが経済にはプラスとされてきましたが、
現在はエネルギー産業の発展が株価を支える構造となっていますので
原油価格が下がると困る向きが圧倒的です。

現在原油価格の当先のサヤが縮小し、価格がフラット化してきています。
市場のボラティリティも低く、狭いレンジで推移しており、
居心地のいい水準で安定しているとも言えますが、
不透明感が強まっているとみる向きも。

目先は3月22日に開催される予定のOPEC非OPECの減産合意検証委員会において
減産が遵守されているのか、6月以降はどのようにするのかなどが
話し合われるものとみられており、
このイベントで出てくるニュースには注意が必要です。

また、今回は大場さんにプラチナ価格の今後についても伺っています。
詳しくはオンデマンド配信で大場さんの解説をお聞きくださいね。

原油先物市場、順サヤから逆ザヤへ?!価格高止まりの背景 [大橋ひろこコラム]
2017.03/02 大橋ひろこ 記事URL

2016年の世界の石油需給は日量160万バレルプラスでした。2017年予測は日量140万バレルプラスと2016年比では若干減少するも、これまでの平年では日量120万バレルプラスであればいい好調な数字であったことを考えれば、需要見通しは年々上方修正の流れにあります。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットエッジ代表の小菅努氏にお話を伺いました。

米国の原油在庫は余剰感があり、原油価格は早晩崩れるとした見通しもありますが、
小菅さんは米国在庫はシェール増産分があるほか、その分の輸出がまだ
軌道に乗っていないこともあり、特殊なマーケットとなってきていると指摘。

「OECD(先進国)在庫」が、正しく世界の原油需給を把握するうえで重要。

※米国在庫は毎週発表されるため即時性が高いことで注目されています。
OECD在庫はIEA月報で確認できますが、若干データー古い。

IEA月報では2016年10-12月期のOECD原油在庫は日量80万バレルもの減少でした。
今後の予想では日量60万バレル程度の減少の見込み。
単純計算で1カ月で1800万バレル、半年では1億バレルあまりの原油在庫減少となります。

5年平均で見れば原油在庫はまだまだ余剰感は高いものの、
確実に在庫は減少のトレンドに入ってきていることが確認できます。
小菅さんは新興国消費が伸びていることと、意外と高いOPECの減産遵守率、
これが効いていると解説くださいました。

こうした需給の引き締まりが、ファンドの買い越しが過去最高に膨らむも
原油価格が高止まり状態にある背景とみられますが、
小菅さんは原油先物市場のカーブの変化にも注目されています。

原油価格は高値ボックスで値動きが鈍いのですが先物カーブ(サヤ)は急変動。
当限と1年先物との比較では順サヤ解消が進んでいるのです。
昨年末には5ドルほどの順サヤだったものが足元ではほぼゼロに縮小。
逆サヤ化も視野に入り始めています。

過去の原油相場高騰は逆サヤ(or順サヤ解消)局面で発生しています。
チャートをご覧いただくと2007年~2008年の原油高騰時も逆ザヤでした。

こうしてみると、逆ザヤが異常事態ということはないことがわかりますね。
小菅さんによると2000年以降 順サヤ482週(54%) vs 逆サヤ413週(46%)
どちらかというと順サヤである期間が長いですが、それほど違いはありません。
そして、価格が上昇するときは逆ザヤである局面であることが確認できますね。

逆サヤ=将来の需給緩和予想ではなく足元の需給ひっ迫(需給緩和解消)との評価
につながるのです。むしろ、順サヤは原油安のリスクとなっています。

OPECは、逆サヤが協調減産の「中間目標」と認識していると小菅さん。
投機筋の買い越しが膨らんでいるのはこうした背景にもありそうです。
原油価格はさらなる上昇もありそうですね。

詳しくはオンデマンド放送で小菅さんの解説をお聞きくださいね。

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ここで、イベントのお知らせです。
3月9日(木)午後6時から、東京は日本橋 TOCOMスクエアで、
「マーケット・トレンド」公開生放送&特別番組
「2017年世界経済の動きと投資を考える」公開録音イベントを開催します。

生放送と特別番組の2本立て企画です。

番組コメンテーターとしてお馴染み
ICBCスタンダートバンク東京支店長池水雄一さん
FXアナリスト岡安盛男さんが、相場の動きと今後の投資戦略を語りつくします。

来場者全員にはプレゼントをご用意しております。皆様のご来場お待ちしております。
詳しくはこちら→http://blog.radionikkei.jp/trend/170309event.html

トランプ大統領演説受けてドル一段高 [大橋ひろこコラム]
2017.03/01 大橋ひろこ 記事URL

注目されたトランプ大統領の議会演説。内容によってはマーケットの波乱も指摘されていましたが、終わってみれば日経平均は274円高、ドル円相場は円安ドル高が進行し113円台へと上昇しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はソニーフィナンシャルホールディングス 為替アナリスト
石川久美子さんにドル円相場の動向と今後のポイントを伺いました。

トランプ大統領の議会演説は、新味に欠けるものでしたが具体性に欠ければ
マーケットの波乱要因とする事前予想とは裏腹に、演説終了後にはドル高が加速。
どうやら具体的な内容にはならないことは、演説直前までにマーケットに
織り込まれる形でドル円相場は111.60円台まで下落しており、
リスクに備えてポジション調整が進んでいたことで、
失望によるショックはそれほどなかったものとみられます。

演説を前にダドリーNY連銀総裁が、
「金融引き締めの必要性はかなり切迫している」とタカ派発言。
石川さんは、NY連銀総裁はFRB副議長でもあるほか、
これまで中立スタンスであったのに、ここにきて利上げに積極的な発言を
行ったことのインパクトは大きいと指摘。

市場の関心はトランプ大統領演説から3月のFOMCでの利上げに
シフトしたと解説くださいました。

とはいえFOMCが開催される3月15日はオランダの選挙も重なっています。
欧州政治リスク警戒はないのでしょうか。

オランダは極右政党の自由党(PVV)の支持率が高まっており、
政権与党の自由民主国民党(VVD)を上回る調査結果も出ています。
自由党(PVV)党首のウィルダース氏はオランダでEU離脱を問う
国民投票を実施すると主張しているのですが、、、。

石川さんはオランダ自由党が勝利しても政権樹立は難しいことを指摘。
それほど大きなリスク要因ではないと、オランダ選挙のポイントを
詳しく解説くださいました。

ここからのドル円相場のポイントは?!
詳しくはオンデマンド放送で石川さんの解説をお聞きくださいね。

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